カテゴリ:映画( 167 )   

映画「怒りの葡萄」   

今日は、初めて朝日カルチャーセンターの講座に参加しました。
講座名は「Readings in English Language Films」です。全5回で、講師の先生が選んだ映画についてみんなで語り合うという講座です。当然事前にその映画を見ておかなければなりません。講師の先生はイギリス人のジェフ先生。一回目の今日の課題はジョン・スタインベック原作の「怒りの葡萄」でした。

私は、実は、この映画をつい、2~3ヶ月前に見たばかりで、正直見るのがきつかったです。名作で、感動的なシーンも多くありましたが、見ていてハッピーになる映画ではありませんでした。1930年代、大不況のアメリカで、オクラホマ出身の家族が土地を追われ、新天地を求めてカリフォルニアに移り住みます。カリフォルニアでも期待したような生活は望めず、また次の土地に移動しようとするところで映画は終わります。貧しい家族は、権力者たちに虫けらのように扱われますが、川の流れのように力強く行き続ける民衆の代表として描かれています。主役のトム・ジョード〈ヘンリー・フォンダ)が苦しい旅を続けながら成長していく姿をしっかりと描いていますし、印象的な名せりふも多くあって、確かに名作だと思います。

でも、またこれを見なければならないんだと思うとちょっと気持ちが沈みました。。しかも英語の授業なので、英語のせりふを知っておく必要があると思い、字幕を英語にしたので何度も居眠りをして中断してしまいました。3日くらいに分けてやっとこさ昨日全部見終わりました。

で、本日の授業ですが、とてもおもしろかったです。苦労したけれどちゃんと見てから行ってよかった。映画を見ていないと先生のおっしゃることが全然わからないところでした。知らなかったことも教えていただきました。たとえば、この小説は1939年に出版されたのですが、当時は「共産主義のプロパガンダ映画だ」と、とても批判的な意見もあったそうです。たしかに民衆に焦点を当て、せりふのなかにも「自分たちは大きな塊の一部」というような共産主義を匂わせるような部分がないことはないですが、共産主義の思想にとても敏感だった、アメリカの当時の時代の風潮がそういう論争を引き起こしたのでしょうね。翌年の1940年に公開された映画のほうは、だから、そういった部分はかなりマイルドになっているとのことでした。

先生のしゃべる英語もわかりやすく、それになにより、久々の授業、しかも英語の授業というのが新鮮でとてもよかった。学生のころはいやというほど授業を受けましたが、主婦になった今は授業なんてないですもの。離れてみると恋しくなるものです。。。。と子供に言っても理解できないだろうな~。

by oakpark | 2007-08-04 23:50 | 映画 | Comments(10)

映画 「オリバー・ツイスト」   

レンタルショップで映画のDVDを選ぶとき、いろいろな観点から、自分好みに合そうな映画を選ぶわけですが、たまに、原作は有名な小説で、それは読んでいないけれど、また読む気もないのだけれど(時間がかかるので)、映画で見ておこう動機で選ぶ場合もあります。

先日レンタルショップで目に留まったこの映画はそういう部類に入るものです。原作はチャールズ・ディケンズの小説。19世紀、イギリスのヴィクトリア朝を代表する作家です。代表作はいろいろありますが、私は昔「大いなる遺産」を読んだ記憶があります。わりと面白かった記憶もあります(ほんとか?) 「クリスマス・キャロル」も読みました。でも、「デビッド・コパーフィールド」や「二都物語」は読んでいません。題名はよく聞くのですが。きっとどちらも超有名な小説なのでしょう。

さて、手っ取り早く文学作品のあらすじを知っておこうと思って選んだ映画ですが、なかなか深い感銘を受けました。 と言っても最初の30分くらいはつらくてつらくて見るのをやめようかと思ってしまいました。どうも自分に子供が出来てからというもの子供が虐待にあう場面は見るのがつらく思うようになってしまいました。孤児のオリバーは(どうして孤児になったのか映画では描かれていませんでした。気になるな~)救貧院に預けられますが、ひどい目にあい、貸し出された葬儀屋でもさらにひどい目にあい、ついに自力で抜け出して、ぼろぼろよれよれになるまで歩き続け、ロンドンにたどり着きます。そして、道端で野垂れ死に寸前だったところを声をかけて助けてくれたのが、窃盗グループのリーダー格の少年。グループに入れられ無理やり窃盗を教え込まれるオリバー。。。。

映画だからきっと最後にはハッピーエンドになる、と信じながら、はらはらどきどきしながら最後まで見ました。そして、私のの願いがかなって、オリバーは、波乱万丈な出来事のあとも純粋な心を失うことなく、ついには親切なお金持ちの紳士に助けられ、無事に窃盗グループから脱出することが出来るのです。よかった、よかった。しかし、実際の社会では、なかなかこうはいかないのでしょうね。落ちるところまで落ちて悲惨な人生を送る子供たちが多いことでしょう。どうしようもない状況におかれてもいかに人間らしい「心」を失わずにいられることが出来るのかを考えさせられる映画でした。登場人物の中には、とことん悪人もいれば、ふっとした瞬間にやさしさを見せる人物もいました。そこがまだ救われるところでした。

恥ずかしながら、こういうお話とは知らなかったので、一応あらすじはわかりましたが、やはり、原作がどうなのか気になるところです。このケースとは逆に、原作を読んでいて、映画を見た場合、あまりに印象が違うのでびっくりすることもあるので、本当は、本と映画は、別物として捉えなければならないのでしょう。でも、読むのに時間のかかる長編小説のあらすじを、2時間ほどでわかってしまえる映画はやはり魅力的。これからも文学作品の映画化されたものをどんどん観ていきたいです。


ところで私がレンタルショップでほとんど手に取らないのは、ホラーもの、残酷もの、SFものです。 もちろん、好きな人のお気に入りの映画だと無理してでも見たりもします。たとえばリヴァー・フェニックスが好きだった「未来世紀ブラジル」とか、エルヴィスが好きだった「博士の異常な愛情」とか。  でも、まあ、どちらもそんなに感銘は受けませんでした。おもしろかったけど。

by oakpark | 2007-07-11 20:39 | 映画 | Comments(4)

映画 「スイミング・プール」   

おもしろかったです。

私は、基本的に、映画は英語で話されているものが好きです。少しはわかるし、日本語のように全部わかるわけではない。それがいいんです。日本語の映画だと、かなり上等のもの(私が感情移入できるほど)でないと、あらが見えてしまうんです。あ、いまのせりふ、へただったな、とか、感情がこもっていなかったな、とか、ついつい思っていまう。英語だとその辺のニュアンスがわからない。英語以外の外国語だと、全く語感がわからないので、結局字幕に100パーセント頼ることになり、それではせりふの大事な部分を落としてしまっているような気がする。

なので、レンタルショップで映画を選ぶとき、相当惹かれる要素がない限り、英語圏のものを選んでいます。今回、この映画は、なんとなく選んでみました。夏だし。以前に雑誌で話題になっていましたし。

ゆっくりとした展開。何が起こるんだろう~~と期待させる映像がとても上手いと思いました。主役のちょっと落ち目の作家を演じるシャーロット・ランプリングの動作を映しているだけなのに、何かが起こりそう~~と思わせる。友人の家に引っ越してきて、荷物を開けて、パソコンを出し、電源をさす。日ごろ私たちがしている動作、だけれども映画では省かれがちな動作が映し出されているだけ。でも、じ~~~っと見入ってしまうんですよね。何か伏線がありそうで。

これは、前に見た、ガス・バン・サント監督の「エレファント」を思い出しました。普通の映画であり、ちょっとドキュメンタリータッチでもある。

フランソワーズ・オゾン監督って、若くてかっこいい監督です。他の作品、たとえば「8人の女たち」も、見てみたくなりました。

シャーロット・ランプリングは、目元がちょっと怖い。でも、お茶目な動作もあって、そのギャップがおかしかったです。服を着ていると「ただのおばさん」なのに、服を脱ぐと「まだまだ現役」ってかんじ。「まぼろし」も見てみようかな~~~。

by oakpark | 2007-07-03 11:56 | 映画 | Comments(6)

映画 「プラダを着た悪魔」   

この作品は珍しく原作を先に読みました。
どんな洋書でもさらさらっと読んで意味も全部わかってしまう、というほどの英語力はない私が、曲がりなりにも最後まで読み通せたので、それなりにおもしろかったです。
さして大きな事件が起こるわけでもないのに、先を読みたい気にさせる筆力はたいしたものだと思いました。

さて、どんな風に映像になっているかと、興味津々で観ました。
全体的な感想は、そうですね、もっとコミカルな感じになっているかと思いました。
『ブリジット・ジョーンズの日記』のように。メリル・ストリープ演じる、ボスの異常ぶりをもっと強調しても良かったかも。アン・ハサウェイ演じる主役のアンドレアは、まあまあイメージ通りでしたが彼氏が全然原作と違っていました。原作では小学校の先生で、眼鏡をかけたまじめなタイプだったのに、映画では、レストランに勤めていて、無精ひげを生やしていて、ちょっと小汚い感じ。もともとは同じ大学に通う友人同士だったふたり。卒業後、「ニューヨーカー」のようなお堅い雑誌のライターになりたかったのに華やかなファッション界に入ってしまった彼女と、手堅く学校の先生という職業に就いた彼との対比が面白かったのに、どうして変えちゃったのかな。

主役のアンドレアも原作ではもっとはじけたかんじでした。女友達と同居していて、その友達との会話で面白かったなあと思ったのが、友達が新しい男友達とデートして、なかなか良かったのだけれどやはりお付き合いはだめだわと言うシーンです。こんな会話でした。

友達:彼ったらイェール大学で演劇を専攻していて、ストレート(ゲイじゃないってこと)で、イスラエルの政治を話せるくらい知的なんだけれど、やはりだめ。
アンドレア:どうして?ニンテンドーのゲームにはまっているとか?
友達:もっと悪いの。
アンドレア:あなたより細いとか。
友達:もっと悪いの。
アンドレア:それ以上悪いって何よ。
友達:ロングアイランドに住んでいて・・・・
アンドレア:遠いところに住んでいるからってどうってことないわよ・・・
友達:親と一緒なの。
アンドレア:あら・・・
友達:4年間も。
アンドレア:それは。。。。
友達:しかもそのことがとても気に入っているの。ニューヨークみたいな大きな町でお父さんやお母さんと離れて一人で住むなんて考えられないんだって!

アメリカでは、大人の男性が両親と一緒に住んでいるというだけで女性から敬遠されるのですね。主役のアンドレアは、こんな風に原作では、トップファッションには興味があまりないけれどいかにも「いまどきの女の子」風のはじけた感じで、ボスの横暴にもぶつぶつ文句をいいながらもやめられずについていく、というかんじでしたが、映画のアン・ハサウェイは、もっと田舎っぽい、おとなしそうな女の子のイメージでした。

でも、アン・ハサウェイはかわいいです。特に肌の色がものすごく綺麗。もう、まさにピンクがかった肌色、という感じで輝いていました。「プリティ・プリンセス」でデビューしたころ、ストーリーの性質上か「オードリ・ヘプバーンの再来」のような宣伝文句を見ましたが、ちょっとそれは違うなあ。オードリーのような「高貴でお堅い」感じはないです。たれた目元が愛嬌があって、庶民的な感じです。「コールド・マウンテン」で、トップレスになったときにはびっくりしましたが、もうちょっと暗い役どころも演じて一皮むけて欲しい女優さんです。

メリル・ストリープは今回の役はかるがるとこなしたのではないでしょうか。でも、原作には「ものすごく細い」とありますが、そうでもなかったです(笑)。

by oakpark | 2007-07-01 23:38 | 映画 | Comments(0)

ジュディ・ガーランド   

引き続き、ミュージカル映画を観ています。
近所のレンタルショップに置いてある、ミュージカル映画を全部見よう!なんて思っていましたが、さすがに少し飽きてきました。

最近観たのは

・「ブリガトーン」・・・ジーん・ケリーが出ているので選びましたが、これは少し退屈でした。私の好きなジーンの躍動的なダンスシーンも少ないし、おとぎ話のようなわけのわからない(?)お話で、気持ちが入っていきませんでした。

・「若草の頃」・・・ジュディ・ガーランド主演、ビンセント・ミネリ監督の映画。ジュディ・ガーランドの映画は「イースター・パレード」に続いて2作目です。とてもよかった。最初のシーンから引き込まれました。

・「バンド・ワゴン」・・・フレッド・アステアとシド・チャリシー。映画「ザッツ・エンターテインメント」のタイトルソングはこの映画の挿入歌だったのですね。すばらしい曲です。シド・チャリシーはこの映画が演技初体験らしい。足が長くて美しい人です。フレッド・アステアとのダンスシーンが圧巻。アステアは「羽のように舞う」かんじですね。女性の動きに合わせて踊り、女性を美しく見せるのは天下一品ですね。 ライザ・ミネリの解説もすばらしいです。

で、タイトルのジュディ・ガーランドですが、私はこれまで名前しか知らず作品は観たことがありませんでした。でも、有名なミュージカル女優だということは知っていた。どこがどう有名ですばらしいのかな、と以前から興味があったのです。写真で見る限り、絶世の美女という感じではないし、首が短く、いかり肩で、顔も大きい。 でも、まず2作を観て、やはりなんというか、引きつけられるものがありますね。 愛らしい感じ、お茶目な感じ、リアルな感じがあって、歌声が童顔に似合わず大人っぽくて深い。そして声に「ゆらぎ」があるのです。そこがなんとも言えず魅力的に思いました。「オズの魔法使い」で歌った、「Over the Rainbow」は 16,7歳の少女が歌ったとは思えない深みがあります。 もっと映画を見てみたいと思いました。

調べてみると、47歳で亡くなっています。
MGMで見出され、MGMに育てられ、MGMに殺された、と私が持っている本に書いてあります。気分をハイにするためにクスリ、眠るためにクスリ、ダイエットするためにクスリ。そしてだんだん精神の均衡をなくしていったようです。(う、だれかみたいだ~)

しかし彼女の遺伝子は確実に娘たちに引き継がれているのですね。ライザ・ミネリの声ってすごいです。お母さん以上かも。Queenのフレディ・マーキュリーのアイドルでもありました。

やはり、声って遺伝なのかしら。 
でも、うちは私も夫もすごく歌が下手ですが、子供たち3人は、まあまあ上手です。(親ばか)

youtubeでいろいろ調べていると、バーバラ・ストライザンドがジュディに心酔しているといった様子のコメントを言った後「Over the Rainbow」を歌う映像がありました。

ジュディ・ガーランドはやはり偉大なスターなのですね。

by oakpark | 2007-06-28 00:13 | 映画 | Comments(12)

白黒映画が好き♪   

私が古い白黒映画に目覚めたのは20代の半ばぐらいだったと思います。そもそも映画に目覚めたのが遅く、社会人になってからだったので、映画好きになってすぐ白黒映画が好きになったといえます。 今もいろいろ映画は見ますが、すぐに血が出るもの、暴力物、SFXを駆使したものは苦手です。 白黒映画だと過激な映像はあまりないので安心してみることが出来ます。

特に思い出すのが、大阪梅田にあった「大毎地下劇場」という映画館です。確か入場料は600円か900円か、とにかく1000円を切っていて、よく白黒の古い名画を2本立てで上映していたので、仕事帰りに寄って、ひとりで映画を見たりしていました。ちょっと大人になった気分でした。とても気に入っていた劇場でしたが、いつの頃からか、痴漢にあうようになり足が遠のきました。どうも私の顔は間抜けに見えるのか、大阪時代はよく痴漢にあったものです。この映画館は1993年に閉館になったようです。

レンタルショップでビデオを借り始めたのもこの頃からだったように思います。そういえば、レンタルビデオショップっていつごろから始まったのかしら。
大毎地下で見たのか、レンタルビデオで見たのか忘れましたが、その頃見て、強烈に印象に残った映画は 「哀愁」「ローマの休日」「草原の輝き」「アパートの鍵貸します」、そして「エレファントマン」 です。「哀愁」では、「風とともに去りぬ」と全然違う雰囲気のビビアン・リーに驚き、ロバート・テイラーの男前ぶりにため息をつき、でも結婚するなら「アパートの鍵貸します」のジャック・レモンのような人がいいなあ~、と思ったり。「草原の輝き」のウォーレン・ビーティにもときめきました。映画のタイトルにもなったワーズワースの詩を読んでみたいなあと思い、少し探しましたがいまだに見つけることが出来ていません。「エレファントマン」は、物悲しい映画で、ずっしりと心に残りました。この映画こそ白黒でないとよさが出ないのではないでしょうか。「ローマの休日」はカラーでも見てみたいです。あの、アイスクリームを食べるシーンのオードリーのフレアースカートは何色がいいかしら。

最近、また白黒映画をたくさん見ています。昔の映画を名画、そうでないのに関わらず、どんどんDVD化してほしいです。するとレンタルショップが置いてくれるので。 ここ1ヶ月ほどで見た白黒映画は以下の通り。

・「さよならをもう一度」・・・46歳のイングリット・バーグマンが美しかった。年下の男性とのベッドシーン(映像はないけれど)なんて、1961年当時は、かなりセンセーショナルだったのではないでしょうか。

・「断崖」・・・ケーリー・グラントが若い。お調子者の伊達男を演じています。ジョーン・ファオンテーンの作品ははじめて観ました。オリビア・デ・ハビラントの妹ですね。美人です。でもセクシーという感じではないかなあ。

・「恋愛手帖」・・・ミュージカル女優、ジンジャー・ロジャースが歌や踊りなしの演技でアカデミー賞主演女優賞をとった作品です。自立する女性の生き様を描いた映画で、未婚の母になる設定など(赤ん坊は死産だが)、1940年の映画としては、かなり進んだ内容です。あんなふうに二人の男性に好かれてしまうなんて(ひとりは大金持ち、もう一人は貧乏な医者)、うらやましい~~~。

・「情婦」・・・伝説の大女優、マレーネ・デートリッヒ出演作。この人の映画もはじめて見ました。白黒映画が好き、というわりにはまだそれほど見ていないのです。有名な女優ですが、私の感想は「ちょっと怖い顔だなあ~」です。まだまだ一作品観ただけでは、この女優の本当のよさは、わからないのでしょう。これから研究します。最後、どうなるのかな~。なんとなくこうなる予想がつくけれど、ほんとうにそうかな~、と最後までひきつけられる映画でした。エルヴィスを知ってから名前を知った、これまた名優といわれるチャールズ・ロートンの存在感がすごかった。

by oakpark | 2007-06-16 19:57 | 映画 | Comments(10)

ミュージカル映画熱   

前回紹介したミュージカル映画「雨に唄えば」ですが、長女と次女と私は、すっかりこの映画のファンになってしまいました。洋画、洋楽嫌いの長女が、単純なストーリーと楽しいダンスが気に入ったのか、何度も見たがります。次女はこの映画でコミカルなダンスを披露したドナルド・オコナーファンになったようで、コズモ(オコナーの役名)のまねをしてはわたしに「どのシーンかわかる?」ときいてきたりします。私はといえば、笑顔のチャーミングなジーン・ケリーのファンになってしまいました。

ミュージカル通の人に言わせれば、きっと正確で優雅なダンスのフレッド・アステアが一番ということになるのでしょうが、私はジーン・ケリーのダンスに強く惹かれます。いかにも運動神経抜群といった様子で、バレエの動きも取り入れていて、ダイナミックでエネルギッシュで、ちょっとひょうきんで、見ていると、血湧き肉踊りというのかな、とにかく楽しくなります。

そんなこんなですっかりミュージカル映画にはまってしまいました。
最近の映画に見慣れていると、安っぽいセット、単純すぎるストーリーに飽き足らないという人もいるでしょうが、慣れてみるとこれはこれでいいものです。

最近見たミュージカル映画は次の通り。

「踊る大紐育」・・・・本屋で500円で売っていたので買いました。フランク・シナトラが若い。シナトラのことはエルヴィスファンになってからよく知るようになりました。ジーン・ケリーも出演していますが、この時点ではまだファンになっていません。

「ザッツ・エンターテインメント 1,2,3」・・・以前にテレビで放映していたのを録画してあったのですが、まだちゃんと見たことがありませんでした。ハリウッド映画、MGM映画の全盛期の頃のさまざまなシーンが紹介されていて、今まで知らなかった俳優もたくさん出てきて、とても勉強になりました。 この時点でもまだジーン・ケリーはone of them というかんじです。

「雨に唄えば」・・・ミュージカル映画を借りようと思い、レンタルショップで手に取ったのがこれ。有名な映画なのにまだ見ていなかったので。この映画を見て、ジーン・ケリーのファンになりました。ちょっと肩をすくめるような仕草がキュート。少し調べてみると、ジーンは、踊りに関しては素人だった18歳のデビー・レイノルズをしごき、泣かせてしまったとか。泣いているデビーを慰めたのがたまたまその場を通りがかったアステアだとか。実生活ではアステアのほうがいいやつなのかも。でも、ジーンのダンス、かっこいい!!

「イースター・バレード」・・・アステアと、名前だけはよく知っていたジュディー・ガーランド共演の映画です。この映画、最初はジーン・ケリーにキャスティングされていたそうですが、ジーンはバレーボールをして遊んでいたときに足首を怪我してしまい、アステアに役が回ってきたそうです。アステアの自伝によると、アステアがジーンに電話をし「本当にだめなのか?」と尋ねると、ジーンは「だめだ。たのむ」と言ったとか。

「巴里のアメリカ人」・・・ジーンの映画をもっと観たいと思いレンタルしました。ジーンが発掘したというレスリー・キャロンがかわいい!バレエの動きが優雅で、ちょっとファニーフェイスだけれど、成熟したボディで、ジーンよりレスリーに目が釘付けでした。

「碇をあげて」・・・・アカデミー賞をとったという「巴里のアメリカ人」より、私はこちらのほうが好みでした。シナトラとジーンの組み合わせが秀逸。気の弱いシナトラ、頼りになる兄貴分のジーン。二人の演技がとてもよかったです。映画でのシナトラはこういう役が多いです。エルヴィスとの関係で言うとボスというイメージでしたが。ジーンはコミカルな演技も上手い。お茶目な感じで、誰が思いついたのか、子供との共演が多いというのもわかる気がします。実生活ではどうであれ、スクリーンのジーンはわたし好みだわ~~~。
(つぶやき)笑顔の横顔がちょっとエルヴィスに似ている感じがするのです。目のたれた感じがね。

by oakpark | 2007-06-11 16:25 | 映画 | Comments(8)