2011年 03月 19日 ( 1 )   

今日の出来事③   

日付は変わってしまったけれど、3月18日の出来事を書きます。

今日は次女の小学校の卒業式だった。6歳年上の長女の入学式のとき、着物姿の私のひざの上に乗っていた赤ちゃんだった次女。今では身長165センチ強、靴のサイズ26センチの大女になった。大女の宿命か、少し猫背気味に入場してくる次女を見ながら、これで私の、12年続いた「小学生の母」時代が終わるんだなあと感慨深かった。だからかな、今日一番うるっときたのは、昨日紹介した、小学生が歌うにはちょいむずかしいのにがんばっていた「春に」でもなく、言わずと知れた名曲卒業式ソングの「旅立ちの日に」でもなく、この小学校の校歌だった。5年生の代表の子が、「では最後に、一緒に校歌をうたいましょう!」という言葉に続いて12年間聞き続けた校歌を子供たちが歌いだすと、あ~、これで本当に「最後」なんだなあ、と思った。
式が終わると、校庭に出て、お世話になった先生や、仲の良かった友達を見つけては一緒に写真を撮った。こういうとき、やっぱり、女の子は華やかでいいなあと思う。うちの子はまあ、どっちかというと地味めだけれど、華やかな顔立ち、華やかなお洋服、華やかな笑顔の友達と並んでいるところにカメラを向けると、こちらまで華やかな気持ちになり、暗いニュースのことを一瞬忘れた。

家に帰り、しばらくは放心状態だった。なんだかんだいろいろあったけれど、とにかくこの卒業式を乗り越えなければと思っていたので。しばらくボーっとテレビをつけていると、ちょうど一週間前の2時46分が、地震の起こった時間だと言っている。そういえば、それくらいだったなあ。テレビ画面に映る被災者の方々と一緒に黙祷をした。

夕方近くなり、そういえば今日は夜に「計画停電」がある日だと思い出す。何時からだったけなあ。学校からプリントももらっていたけれど、字が小さくてよく見えない。6時半だったか7時だったか。 でも、今日はこれまでのところ予定されていた停電が行われていないようだから今回も回避されるかも。この「計画停電」って本当に読めないのですよ。全対象世帯が5つのグループに分かれていて(うちは第5グループ)、どのグループがどの時間帯かが一応決まっているのだが、電力供給量が足りている場合は実施されない。たとえば10時から実施となっていても、10時から始まるわけではない。で、ああ今回はないんだなあ、と安心していると、11時から始まったりもする。何の前触れもなく突然始まる。

実は今日もそうだった。 次女の塾の時間が迫っている上にに私も疲れていたので、家族全員が好きで簡単なやきそばと冷蔵庫に残っているおかずの残りで夕食にすることにした。大人(というか大人サイズ)5人分のやきそばといえばかなりの量だ。いつも使う中華なべではなくて、きょうはホットプレートを使おう。。。と思ったのが間違いで、油を引きニンニクを炒め、豚肉を炒めはじめたときに、突然パタッと電気が切れた。時間は6時半頃。 一瞬何が起こったのかわからないくらいの突然さだった。同時に使っていたコンロの灯を思わず消してしまったほど。地震じゃないんだから消す必要ななくて、むしろその明かりがありがたいと気づき、すぐに付け直す。ほんと、真っ暗。そばにいた長女と次女が「懐中電灯はー??」と叫ぶ。 「そのへんー」と私も叫び返す。ちゃんと置く場所を確認して於けばよかった。 まず一つ懐中電灯をつけ、ほっと一安心。 暗いと心細いですね~。 そしてその他の懐中電灯もつけようとするが、節約のためとか言って夫が全部電池を抜いていたものだから、まず電池を入れることからしなければならない。プラスとマイナスの方向を最初の懐中電灯を照らして確認しながらなんとか電池をセットした。すると一番頼りにしていた一番大きな懐中電灯がつかない。こわれているのか。 明るいうちにちゃんと点検しておけばよかった。 長女は、ここのなしか楽しそうにろうそくに灯をともしている。懐中電灯の明かりより、ろうそくの灯のほうが温かくて雰囲気がある。
ラジオをつけ、2階で寝ていた、いつもの通り全く動じない息子も呼んで、4人で食事をした。 しばらくすると、「まっくらやなあ~」といいながら夫も帰ってきた。 信号も外灯も消えるので街は全く真っ暗になる。 こんなとき、女性が一人で歩いていると怖いですね。 自動販売機の略奪とかも、どこか他の国だと起こったりするんだろうか。。 日本人は真面目だという声も聞こえてくるけれど、こういう状態が続くとどうなるかわからない、と思う。 先日もスーパーで怒鳴り散らしている男性を見かけたし、夫も電車の中で言い争いを目撃したそうだ。人々のストレスがたまりつつあるようだ。

停電中は何も出来ない。 子供たちは部屋で音楽でも聴いているのだろうか。退屈なので、懐中電灯の明かりで編み物を始めた。何とか今シーズン中に仕上げたいものだ。 夫はパソコンをしている。夫のは停電中でもインターネットにつなげることが出来るらしい。
2時間後、8時半頃に電気が復活。 やったー! これまた突然、明かりがつき、テレビがついた。いいことでも悪いことでも「突然」って、一瞬心臓がきゅっとなりますね。普段いかに、予測どおり、予定通りにことがすぎていっているのかよくわかりました。

次女を車で塾に送った。信号が消えている大きな交差点では警官が出てきて交通整理をしていた。人はあまり歩いていない。警官のいない信号の消えた交差点はゆっくり注意しながら走った。帰りにあいているスーパーに入ってみた。 いつもの半分くらいの品物の量だ。やはり牛乳はない。お勤め帰りのサラリーマンの表情もどことなく暗い。そういえば、先日地震前に借りていたDVDを返すためにレンタルショップに行ったが、お客さんは少なかった。テレビは地震のニュースばかりだけれど、だからといって無邪気に映画を観る気にもなれない人が多いのだろう。 私もそうだ。 録画してある映画を観ようとしたけれど、なんとなく集中できず、すぐテレビに戻してしまった。

新聞を読むと、涙があふれてくる。何もわからず一瞬のうちに失われてしまった尊い命の多さに愕然とする。
天災はどうしようもないけれど、人災にならないように、今は祈るだけだ。

次女の卒業アルバムに先生がこの歌のことを書いておられた。私も大好きな歌。

by oakpark | 2011-03-19 00:36 | 雑感 | Comments(1)