2009年 06月 15日 ( 1 )   

好きな曲「テネシー・ワルツ」(朝日新聞の記事から)   

以前から知っていた曲だけれど、エルヴィス・プレスリーが歌っているのを聞いて好きになった曲というのがいくつかあって、「テネシー・ワルツ」もそのひとつです。この曲が5月16日付の朝日新聞土曜版〈be on Sunday〉の 『うたの旅人』シリーズで取り上げられているのを発見し、うれしくなり保存用に切り取りました。
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もちろん日本では江利チエミさんの歌唱がもっとも有名ですが、名曲にまつわるさまざまなエピソードを紹介するこの記事には、江利チエミさんと元夫の高倉健さんのことが書かれていました。高倉健さん主演の1999年の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のテーマソングに「テネシー・ワルツ」が使われたのは、高倉健さんの何気ないひと言からだったそう。降旗康男監督は、別の曲、夫レス・ポールのギターで妻メアリー・フォードが歌う「バイヤ・コン・ディオス」という曲を考えていたのだけれど、高倉健の中に存在する江利チエミの大きさを知り、「テネシー・ワルツ」に変更したのだとか。少し調べてみると、江利チエミさんは親戚のせいで多額の借金を背負い、夫の健さんに迷惑をかけまいと離婚を決意し、その後すぐ、45歳でこの世を去ってしまったそうです。撮影中の健さんにお弁当を届けたりするかいがいしい妻だったらしい。この記事を読んで、二人は愛し合いながらも運命のいたずらに翻弄され、引き裂かれてしまったのだなあと感じました。「鉄道員(ぽっぽや)」は観ていないので、いつかぜひ観てみたいです。

私が子どもの頃、江利チエミさんがテレビで歌っていたことをかすかに覚えています。「テネシー・ワルツ」といえば、私の中では江利チエミでした。なので、初めてエルヴィスがピアノ伴奏だけで歌うのを聴いたときは新鮮で、こんなにしっとりと良い曲だったんだなあと再発見しました。エルヴィスは「テネシー・ワルツ」を正式にスタジオ録音していません。紹介するバージョンは1966年に自宅で友人とくつろいでいるときに盛り上がって急遽録音されたもの。友人たちがバックコーラスをしています。エルヴィスの低音のナチュラルビブラートが心地よく、物悲しくも暖かい歌声です。この曲に合っている声だなあと思うのですが、どうでしょう。途中でふざけちゃうのが残念!歌詞もちゃんと覚えていないし。途中からみんなで歌詞を思い出しながら手探りで歌っています。前半だけ聴いてね。


記事によるとこの曲はカントリー出身のピーター・ウィー・キングという人が作曲し、歌手のレッド・スチュアートという人が1940年代後半に詞をつけたそうです。そして50年にパティ・ペイジが歌って大ヒットしたそうです。パティ・ペイジの美しい歌声。
これです

そして、江利チエミの「テネシー・ワルツ」。あえてレコードに収録されている15歳の江利さんの歌唱を貼りました。途中で日本語の歌詞が挿入されています。「ワルツ」は英語発音に近い「ウォルツ」と発音され、日本語の「うたう」を韻を踏む形で「うとう」と歌っているところが,15歳のチエミさん、すばらしいと思いました。「waltz」の発音は進行形になったとき「ワルシ(ス)ング」と聞こえます。日本人のチエミさんの癖かと思いきや、エルヴィスもパティ・ペイジもそのように発音しています。そういう音なのでしょう。15歳のチエミさんは、2年前にヒットしたパティ・ペイジバージョンを何度も聴いて発音を真似たのでしょうかね。
これです


朝日新聞は、実家にいるときから愛読していました。結婚してからもずっと朝日です。ほかの新聞をとったことはありません。少し前の日記にも書いた「百年読書会」のように、好きなシリーズがいくつかあって、この土曜日版の『うたの旅人』の前のシリーズ、『愛の旅人』も好きでした。本も買ってしまいました。
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好きな記事、気になった記事、感動した記事、勉強になった記事など、思いついたときに切り取って保存しています。最近では夕刊の『ニッポン 人脈記』の「大逆事件残照」を切り取りました。早野透さんの文章はちょっと難しかった。
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朝日新聞は、遠く離れた母との電話の会話のきっかけにもなります。最近母が強く共感し、私に読みなさいと勧めてくれた記事が関西大学の竹内洋教授によって書かれた麻生総理についての文章「不安と孤独にひとり耐えよ」です。
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トップに立つものは、仲間とつるんでばかりいてはだめで、あえて孤独に耐えなければならない、というような内容です。竹内先生は最後にこうも書かれています。「大衆は指導者に庶民感情を理解できる感受性を求めても、指導者が並みの人と同じであってほしいと思っているわけではない。人の心を打つディグニティー(威厳)と何がしかのカリスマ性を期待しているのである。」 なるほど~。「アニメの殿堂」建設も悪いことではないと思うけれど、ちょっとタイミングが悪いような気がするなあ。。。

これからも私は、いろいろな発見を求めて、感動を求めて、誰かとつながっているという感覚を求めて、母との会話のネタを求めて、新聞を愛読し続けると思います。記者の方々、いつもありがとうございます!これからもよろしく!

《その後》
いろんなバージョンの「テネシー・ワルツ」を聴いてみました。やっぱ名曲ですね~。楽器の演奏も素敵です。

上にも登場した、レス・ポールの演奏とメアリー・フォードの歌バージョン。ギターの音もいいです。

少年フィドラーとパパとの共演バージョン

by oakpark | 2009-06-15 00:09 | 好きな曲 | Comments(8)