映画「K-20 怪人二重面相・伝」「ラスト・コーション」   

今年はアジア映画もあり! と言うことで、この二本を紹介します。

★「K-20 怪人二重面相・伝」  監督・佐藤嗣麻子 出演・金城武 松たか子 中村トオル
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いや~おもしろかった! 今までの人生で、劇場で観た邦画の中で一番かも。 ってよほど邦画を映画館で観ていないことになるとは思うのですが、まあそうなのです。前回が次女に付き合って観た「マリと子犬の物語」、その前に劇場で観た邦画は思い出せない。。。 昔デートで「連合艦隊」を観たことはあるが。そう、実は、ずっと日本映画が苦手でした。 映画って、テレビドラマと違って、現実とは別の世界に入っていくもの、幻想の世界に浸るものと思っているので、少しでもぎこちないせりふが聞こえると入っていけなくなるのです。日本語で聞くと、どうしてもその辺が気になって。。完全に映画の世界に入ってしまうと、気にならなくなるのですが、入るまでに時間がかかるのですよね。でも今日の映画は全く問題なかったです。すぐ、映画の世界に入っていけました。金城武は、さすが国際舞台を数多く踏んでいるだけあって、安定感は抜群。松たか子は、最初はちょっとお嬢様には見えず違和感があったのですが、だんだん慣れてきました。中村トオルは、この役は合っていました。

舞台は1949年の架空の日本の帝都という都市。第二次世界対戦を回避したという設定で物語が始まります。19世紀から続く華族制度が残り、ごく一部の特権階級が富を占有し、貧富の差が激しい世の中。富裕層だけを狙い、あざやかな手口で窃盗を繰り返す怪人二重面相が世を騒がせていた。そんななか、働いても働いても生活が楽にならない曲芸師(金城武)が、ある日やってきた謎の男のせいで、運命を変えられてしまうところから、物語が展開していきます。ミステリーなのであらすじはここまで。 さまざまなトリック、奇想天外な展開、笑いの要素もふんだんに盛り込まれ、最後まで観客を飽きさせません。驚いたことに監督は1964年生まれの女性監督、佐藤嗣麻子という人。女性がこんなにダイナミックで愉快な映画を撮れるのですね~。 ゆったりと人間の内面をあぶりだすような、繊細で緻密な映画作りは女性も得意そうに思いますが、こんなに楽しい映画を脚本まで書いてしまうとは。その点もとても感心しました。お勧めです!そういえば、私、初金城武です。こんな顔だったんだ~。思っていたより目を大きかったです(笑)

★「ラスト、コーション」(2007) 監督・アン・リー  出演・トニー・レオン、タン・ウェイ
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「ブロークバック・マウンテン」で大いに感心したので、アン・リー監督の次の作品である、本作を観たいと思っていました。けれど、ラブシーンがすごいと聞いていたので、映画館で観る勇気はなく(ほら、刺激に弱いから)、DVDになるのを待っていました。いや~、映画館で観なくてよかったですよ。こんなのあり?というような激しいベッドシーンでした。でも映画館ではせっかくR18なのに、レンタルショップに普通に置いていてよいのでしょうか。よいのですよね、まあ。
しかし、ベッドシーンを抜きにしてもやはりこの映画にも感心しました。まず、映像が絵のように美しく、まさに映画の世界の醍醐味を味わえる作品。女性陣のチャイナドレスと髪型が素敵!アジア人ここにあり、というかんじですよ。黒髪の素敵さを思いました。チャイナドレスって、女なら誰でも一度着てみたいって思うんじゃないかな。似合うと素敵ですよね。1942年の上海が舞台だそうですが、街のレトロな雰囲気もよかったですね~。
ストーリーとしては、特に目新しいものではなく、今までにもよく映画になったようなモチーフが使われています。簡単に言うと、スパイとスパイした相手が、お互い徐々に惹かれていくという話。しかしこの映画のすばらしいところは、この二人のぎりぎりの駆け引きというか騙しあいというか、火花が散るような緊張感の描き方がうまいんですよね~。私、今回、初トニー・レオンだったのですが、最初は冷淡な表情だったのが、だんだん柔らかくなっていくのがよかったですね~。最初はあまり好きになれなかったけれど(役柄的に)、あとの方はなんだかかわいそうになってきて、その辺完全にトニー・レオンの術中にはまってしまいましたね~。それと新人のタン・ウェイがかわいかったあ!私、絶対この人の次作品を観ますよ。最初10代の人かと思い、こんな若い人にこんなことをさせていいのかと思いましたが、撮影当時27歳だそうです。若く見えるわ~。演技もよかったけれど、歌と踊りもよかったです。すごくかわいい声で、あのシーンにぴったり。心にしみいり、涙が出てきそうになりました。それと、最後のカフェでの切ない表情もよかったですね~。

今年はアジア映画も観るぞ!

by oakpark | 2009-01-12 20:45 | 映画 | Comments(6)

Commented by nandakanda46 at 2009-01-13 00:05 x
★K-20、ご覧になりましたか!。僕も思わぬ「お年玉」をもらった感じで、とても理屈抜きに楽しく仕上がっていますね。これなら『家族全員で何も心配なく』観る事が出来るのが「ラスト・コーション」との大きな違い!!(笑)。juneさんの仰るように女性監督に脱帽です。
ただ、男性から見ると松ちゃんは「隠し剣 鬼の爪」の可愛さ・美しさを超す作品はいまもってないと言い切れます。
Commented by June at 2009-01-13 10:34 x
♪ nandakanda 46 さん

連休中、次女がひまだひまだというので、映画に連れて行くことになりました。次女は「ティンカーベル」とか「きつね~」を見たがりましたが、今回は私の強い押しでこちらにしました。ほかにもほめている人を見かけたので。ほんと、おもしろかったです! これ、外国に出してもよいのではないでしょうか。賞なんかとっちゃったりして。。。。意識してか、最初、出演者の名前はローマ字ででてきましたね。 

松たか子って失礼ながら、こんなに美しい人だと知りませんでした。肌はきれいだな~とは思っていましたが。へ~、これ以上の美しさなのですね、その映画。
Commented by nandakanda46 at 2009-01-13 11:02 x
juneさん、こんにちは。
『今回は私の強い押しで』って以前にも聞いた事があります。どっちが親だか分かりませんね(笑)。
間違いなく去年の「考古学者の冒険もの」の新作より圧倒的に面白くDVDが発売されたら孫の為に買おうと思います。って自分が楽しんだりして(笑)。
Commented by June at 2009-01-14 22:48 x
♪ nandakanda 46 さん

>強い押し
そうそう、前にも言いましたね。時々親の力を行使しています(笑)。連休中、お友達が「きつねと私の12ヶ月」を見たそうですが、次女は「怪人20面相のほうがいいのに~」と言っていました。相当気に入ってくれたみたいです。ばんざ~い。
お孫さん、きっと喜ばれますよ。って、まだお小さいのではなかったかしら。。。
Commented by nightly at 2009-01-17 22:03
トニー・レオン、金城武というとボクはウォン・カーウァイ監督の香港映画「恋する惑星」が先ず頭に浮かぶんですが、公開時からもう15年が過ぎて入るにもかかわらず、いつ見返しても未だに新鮮です。あの当時この映画のヒロイン、スナックの新入り店員を演じた歌手のフェイ・ウォンに嵌っていて、とにかく切ないくらいキュートでした。この頃から日本以外のアジアの映画が面白くて結構沢山観た気がします。それから台湾のアン・リーも良いですよね。ボクは「グリーン・デスティニー」(2000)ぐらいから結構観ています。
Commented by June at 2009-01-18 22:24 x
♪ nightly さん

日本の女の子もかわいいけれど、中国や他のアジアの国の女の子はもうちょっと「するどい」感じでキュートですよね。私、アジア映画は今まであまり観てこなかったのですが、ここに来て目覚めてきました。と言っても、なかなか映画鑑賞の時間が取れないのですが。。日本の昔の映画も見たいし、最新作もチェックしたいし。大変だあ。チャン・イーモウ監督の「初恋のきた道」はなかなかよかったです。「グリーン・デスティニー」も「恋する惑星」も お友達が勧めていたなあ~。 そのうち観なければ!

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