8月見た映画は3つだけ   

さて、久しぶりに映画レビュー行きます。
今年の夏はぜんぜん映画を見ることができませんでした! オリンピックと高校野球を見るのに忙しかったせいもあるし、子供たちが小、中、高 に分かれてしまったので生活がばらばらで私がひとりになれる時間が少なかったというのもあります。とにもかくにも8月に観た映画はなんと3本でした。すくなっ。 でも、一応、感想書きます。

*「サン・ジャックへの道」(2005年 フランス) コリーヌ・セロー監督
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お友達がとてもほめていたのでレンタルしてみました。
仲の悪い兄弟3人が、母の死後、遺産を相続するために、母の遺言に従って巡礼の旅に出かける物語。一緒に旅するメンバーは老若男女さまざまで、それぞれ悩みを抱えている。旅をしながらぶつかり合ったり、恋心を抱いたり、助け合ったりしながら、徐々に結束を固めていきます。
いわゆるフランス版ロード・ムーヴィーです。面白かったけれど、私は、少し前に見た「リトル・ミス・サンシャシン」のほうがよかったかなあ。

*「魔法にかけられて」 (Enchanted 2007)  ケヴィン・リマ監督  エイミー・アダムズ、パトリック・デンプシニ、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン
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ディズニーらしく夢があってきれいで楽しい映画でした。
この映画、我が家の16歳の長女は劇場で3回見て(違うお友達と行ったらしい)、私がレンタルしていると知るや一緒に観たがり(私はいやだったが)、よほどお気に入りの様子です。彼女、以外にミュージカルが好きなのかしら。そういえば「雨に唄えば」「ウエストサイド・ストーリー」「ヘア・スプレイ」も喜んでみていたわ。でも「ブルー・ハワイ」は見なかったし。なぜだああ。
ともあれ、この映画、私の知っている10代の女の子は全員好きだと言っています。ディズニー好きにはたまらん映画らしい。いろんなシーンが過去のディズニー作品のオマージュになっているそうです(わたしはよくわからない)。 私は、主演のお姫様エイミー・アダムズが「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」でディカプリオと結婚する役で世に出た女優さんであるということや、王子様役のジェームズ・マースデンが「ヘア・スプレイ」でTV番組司会者役のハンサムな人(ちょっと目をつけてたわん)だったということを知ってへ~~~、と思いました。 それと、魔女役のスーザン・サランドンがなんかおかしい。出てきた瞬間に、ぷっと吹き出してしまいました。
ストーリーは、おとぎの国のお姫様が、魔女にだまされて現実世界に送り込まれて騒動を起こす物語(はしょりすぎ?)
最近の映画って、男の子が喜ぶ映画はあっても女の子が喜ぶ映画が少ないような気がするので、そういう意味ではなかなかよい映画だと思いました。 監督を含んだ映画人に男性が多いからどんぱちもののハードな映画が多くなるのかなあ。女性が見て楽しい映画もたくさん世に出てきてほしいっす。

*「時計じかけのオレンジ」(Clockwork Orange 1971) スタンリー・キューブリック監督 マルコム・マクダウェル パトリック・マギー 
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カルチャーセンターの宿題で見た映画です。今回のテーマはキューブリックなので。
いやあ、ハードな映画でした。。。 女性、特に子を産んだ女性はは絶対作らない映画だと思われます。レイプシーンがこれでもか、というほど出てくるのですから。。。。
舞台は近未来、暴力とセックスにおぼれる若者が仲間の裏切りで投獄され、当局によって 治療」の名の元に洗脳されていきます。暴力という悪、洗脳という悪、裏切りという悪、いろんな「悪」が次から次へと出てきて気分が悪くなってしまいそうになる映画でもあります。「ロボコップ」でもそうでしたが、ユートピアの反対のディストピアを描いた映画というのは観るのがきついです。最後よい方向に収束してくれればまだ救われるのですが、そうは、天下のキューブリックさん、簡単には終わらせてくれません。最後もよおわからん終わり方でした。。。
それにしても私が驚いたのは、講座のメンバーの皆さんの熱心さです。皆さん、映画が大好きで、さまざまなことを学ぼうとする意欲がすばらしいと思いました。私と同世代か少し上くらいの世代の方々ですが、何でも受け入れようとする前向きな姿勢があります。わたしもがんばねば~。

by oakpark | 2008-09-07 00:40 | 映画

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