映画 「オリバー・ツイスト」   

レンタルショップで映画のDVDを選ぶとき、いろいろな観点から、自分好みに合そうな映画を選ぶわけですが、たまに、原作は有名な小説で、それは読んでいないけれど、また読む気もないのだけれど(時間がかかるので)、映画で見ておこう動機で選ぶ場合もあります。

先日レンタルショップで目に留まったこの映画はそういう部類に入るものです。原作はチャールズ・ディケンズの小説。19世紀、イギリスのヴィクトリア朝を代表する作家です。代表作はいろいろありますが、私は昔「大いなる遺産」を読んだ記憶があります。わりと面白かった記憶もあります(ほんとか?) 「クリスマス・キャロル」も読みました。でも、「デビッド・コパーフィールド」や「二都物語」は読んでいません。題名はよく聞くのですが。きっとどちらも超有名な小説なのでしょう。

さて、手っ取り早く文学作品のあらすじを知っておこうと思って選んだ映画ですが、なかなか深い感銘を受けました。 と言っても最初の30分くらいはつらくてつらくて見るのをやめようかと思ってしまいました。どうも自分に子供が出来てからというもの子供が虐待にあう場面は見るのがつらく思うようになってしまいました。孤児のオリバーは(どうして孤児になったのか映画では描かれていませんでした。気になるな~)救貧院に預けられますが、ひどい目にあい、貸し出された葬儀屋でもさらにひどい目にあい、ついに自力で抜け出して、ぼろぼろよれよれになるまで歩き続け、ロンドンにたどり着きます。そして、道端で野垂れ死に寸前だったところを声をかけて助けてくれたのが、窃盗グループのリーダー格の少年。グループに入れられ無理やり窃盗を教え込まれるオリバー。。。。

映画だからきっと最後にはハッピーエンドになる、と信じながら、はらはらどきどきしながら最後まで見ました。そして、私のの願いがかなって、オリバーは、波乱万丈な出来事のあとも純粋な心を失うことなく、ついには親切なお金持ちの紳士に助けられ、無事に窃盗グループから脱出することが出来るのです。よかった、よかった。しかし、実際の社会では、なかなかこうはいかないのでしょうね。落ちるところまで落ちて悲惨な人生を送る子供たちが多いことでしょう。どうしようもない状況におかれてもいかに人間らしい「心」を失わずにいられることが出来るのかを考えさせられる映画でした。登場人物の中には、とことん悪人もいれば、ふっとした瞬間にやさしさを見せる人物もいました。そこがまだ救われるところでした。

恥ずかしながら、こういうお話とは知らなかったので、一応あらすじはわかりましたが、やはり、原作がどうなのか気になるところです。このケースとは逆に、原作を読んでいて、映画を見た場合、あまりに印象が違うのでびっくりすることもあるので、本当は、本と映画は、別物として捉えなければならないのでしょう。でも、読むのに時間のかかる長編小説のあらすじを、2時間ほどでわかってしまえる映画はやはり魅力的。これからも文学作品の映画化されたものをどんどん観ていきたいです。


ところで私がレンタルショップでほとんど手に取らないのは、ホラーもの、残酷もの、SFものです。 もちろん、好きな人のお気に入りの映画だと無理してでも見たりもします。たとえばリヴァー・フェニックスが好きだった「未来世紀ブラジル」とか、エルヴィスが好きだった「博士の異常な愛情」とか。  でも、まあ、どちらもそんなに感銘は受けませんでした。おもしろかったけど。

by oakpark | 2007-07-11 20:39 | 映画 | Comments(4)

Commented by nandakanda46 at 2008-08-22 02:37 x
恥ずかしながらs41年の大学2年の時にロンドンで映画ではなく舞台を観ましたが『さっぱ~り』分かりませんでした(汗)。一つには同じ英語でも・・(負け惜しみ!)。
子供がテーマの映画って観る性別や年齢に応じて違うと思いますね。「スタンバイミー」や「ビッグウェンズデー」に心打たれた時期があっても果たして今は?。juneさんのお歳なら、そうだな、アンソニー・ホプキンズの「アトランティスの心」でもいかが?。
Commented by June at 2008-08-22 22:38 x
★ nandakannda 46さん

『オリバー・ツイスト』を舞台で見られたのですか!それもロンドンで! それはすごいですね~。しかも大学生のときに! その当時のロンドンはどんな感じだったのでしょうか。 私がはじめてロンドンに行ったのは、1984年でした。憧れの街だったので、とても感動しました。
そのとき、私も舞台を見ましたよ。友人の父親がBBCの俳優で、母親も舞台関係の方で(二人は離婚していたが)、連れて行ってくれたのです。しかし、コメディーで、みんなが笑っているところもぜんぜん分からず、結構つらかったです~。 イギリス英語はわかりませんね~(アメリカ英語も、インド英語も。。。どこの英語もですが。。。)

「スタンド・バイ・ミー」はリヴァーの代表作ですね。大人になってから見たので、『感動』って感じでも無かったです。でも、リヴァーがちょーかっこいいです♪ 『ビッグ・ウエンズデー』はまだ見ていないです。サーファーの話ですよね!『アトランティスの心』はパッケージを手に取ったことはありますが、まだ見ていないです。お勧めなのですね。ありがとうございます!!
Commented by nandakanda46 at 2008-08-23 00:18 x
ピカデリー・サーカスに確か10日いました。ビートルズが人気がありましたから不思議とおもしろかったですね(ファンには悪いけどちっとも関心はありません。今も)。日本ではグループ・サウンド・ブームで「カーナビーツ」のアイ高野叫ぶ「オマエノッ、スベッテ!」なんかでキヤーキャー女の子が。
Commented by June at 2008-08-24 00:28 x
★ nandakanda46さん

ピカデリー・サーカスということは、ロンドンでも若者の集うにぎやかな人気スポットですよね。 ビートルズが現役のころなのですか! それは、ビートルズファンにうらやましがられるでしょうね~。
わたしには、エルヴィスがスペシャル番組に出演した1968年当時にイギリスに住んでいたビートルズファンの友達がいますが、とってもうらやましいですもの。グループサウンズ、人気ありましたね。私はタイガーズとかスパイダーズ、ブルー・コメッツあたりしか知りません。。。

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