映画 「スイミング・プール」   

おもしろかったです。

私は、基本的に、映画は英語で話されているものが好きです。少しはわかるし、日本語のように全部わかるわけではない。それがいいんです。日本語の映画だと、かなり上等のもの(私が感情移入できるほど)でないと、あらが見えてしまうんです。あ、いまのせりふ、へただったな、とか、感情がこもっていなかったな、とか、ついつい思っていまう。英語だとその辺のニュアンスがわからない。英語以外の外国語だと、全く語感がわからないので、結局字幕に100パーセント頼ることになり、それではせりふの大事な部分を落としてしまっているような気がする。

なので、レンタルショップで映画を選ぶとき、相当惹かれる要素がない限り、英語圏のものを選んでいます。今回、この映画は、なんとなく選んでみました。夏だし。以前に雑誌で話題になっていましたし。

ゆっくりとした展開。何が起こるんだろう~~と期待させる映像がとても上手いと思いました。主役のちょっと落ち目の作家を演じるシャーロット・ランプリングの動作を映しているだけなのに、何かが起こりそう~~と思わせる。友人の家に引っ越してきて、荷物を開けて、パソコンを出し、電源をさす。日ごろ私たちがしている動作、だけれども映画では省かれがちな動作が映し出されているだけ。でも、じ~~~っと見入ってしまうんですよね。何か伏線がありそうで。

これは、前に見た、ガス・バン・サント監督の「エレファント」を思い出しました。普通の映画であり、ちょっとドキュメンタリータッチでもある。

フランソワーズ・オゾン監督って、若くてかっこいい監督です。他の作品、たとえば「8人の女たち」も、見てみたくなりました。

シャーロット・ランプリングは、目元がちょっと怖い。でも、お茶目な動作もあって、そのギャップがおかしかったです。服を着ていると「ただのおばさん」なのに、服を脱ぐと「まだまだ現役」ってかんじ。「まぼろし」も見てみようかな~~~。

by oakpark | 2007-07-03 11:56 | 映画 | Comments(6)

Commented by willow42 at 2007-07-03 15:01 x
あ!「スウイミング・プール」見たいと思ってたんだすよ。レンタルショップが半額期間中に思い出させてくれてありがとう(笑。シャーロット・ランプリングはかなり好きな女優です。まぶたの腫れぼったい目にものすごい魅力がありますね。ルキノ・ヴィンスコンティが「悲劇的な美しい目」と言ったとか。「まぼろし」は見ましたよ。なかなか興味深かったです。ヒロインの壊れ方がフランスっぽいな(意味がようわかりませんが)と思いました。しかし、シャーロット・ランプリング。60過ぎにしてこの現役感はすごいね。
Commented by June at 2007-07-03 16:53 x
★ willow 42 さん
偶然にも同時に「地獄に落ちた勇者たち」を借りていて、今日観たのよ。シャーロット・ランプリングがかわいい。これ何歳の時かな。ほとんど新人みたいです。この目が特徴的ですよね。シベリアンハスキーのような目。ふ~~ん、ルキノ・ヴィスコンティがそう言っていたんだ。で、この監督さん、ゲイなのかしら?ご存知?「地獄に~」にでていた、アラン・ドロンに似た俳優さん、ヘルムート・バーガーという人を調べたら、ヴィスコンティの long time companion とあったわ。 しかし、この映画、わかりにくかった~~、というか、わからん。私の持っている本には「ヴィスコンティの映画にしてはわかりやすい」とあったので、私には無理だわ~。若きランプリングを見るために「愛の嵐」もいつか観ようかな。
Commented by willow42 at 2007-07-05 11:51 x
「スウイミング・プール」見ました。なかなか面白かったです。どこまでが現実でどこからが妄想なのか、の混和の具合が良かったです。この系統の映画では、思わせぶりばっかりで実はしょうもない雰囲気映画みたいなのがときどきあって見終わってハラが立つことがあるのですが、「スウイミング・プール」は上等でした(エラそうな言い方)。最終部分でグッと良い感じになる映画ですね。しかし「黒パンツの男」(←私が勝手に名付けた)はいただけませんでした。幼児体型で。あれはやめて欲しかったです。
Commented by June at 2007-07-05 22:50 x
★willow42さん

>この系統の映画では、思わせぶりばっかりで実はしょうもない雰囲気映画みたいなのがときどきあって見終わってハラが立つことがあるのですが
同感!!!! 映像美か、何か知らないけれど、視聴者をほっといて製作者の自己満足のような映画ってありますよね。この映画は視聴者も楽しませてくれました。 最後、え?え?え?てかんじだったよね。
「黒パンツの男」、ぷぷぷぷ~~~。私も瞬間的に考えました。なぜ、この人? きっとね、わざとああいう人を選んだんじゃないかしら。かっこよくない人。 その次のお相手も、腹の出た中年男だったでしょ。
シャーロット・ランプリングの裸体はいかがでした?
Commented by willow42 at 2007-07-06 17:14 x
シャーロット・ランプリングの裸体は...、きれいに映ってましたね。でもあれ、光りのマジックがかなりあると思う。あとメイクアップの効果も。実際はやっぱり年相応なのではないかなぁ。でも、映画の中ではあれが真実なんだから、いいんだよね。Julie役の女の子は頭蓋骨がきれいだった。きれいな骨格の上に皮膚がぴたっと覆い被さってるような、余分なものの無い感じの顔。
Commented by June at 2007-07-06 21:27 x
★ willow42さん

なるほどね~。光のマジックにメイクアップはあるでしょうね。でも、60才過ぎで裸体をさらすとは!恐れ入りました。そういえば、「ドア・イン・ザフロア」という映画で、トム・クルーズの元奥さんのミミ・ロジャースが裸体をさらしていましたが、こちらは、かなりグロテ○○クでした~~。
>きれいな骨格の上に皮膚がぴたっと覆い被さってるような、余分なものの無い感じの顔
willow42さんの表現はいつも斬新です(笑)。「きれいな骨格」はわかるんだけれど、「皮膚がぴたっと覆いかぶさっている」というのがようわからん。その逆ってどんなのですか~?(笑) 顔的にはちょっとカルキン坊やに似ていませんでした?目と目の感覚が狭くて。

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