エルヴィスと錦織圭の共通点   

今日は、恒例のエルヴィス映画祭に行ってきました。今回の出し物は、映画「フランキー・アンド・ジョニー(1966)」と「エルヴィス復活祭」。毎回エルヴィス映画は、全部見たことのあるやつだしなあ、とそれほど期待せずに行くのだが、毎回「今回もよかった~!」と感動してしまう。しかも、今回は、エルヴィスを見ながら'あること'に気づいて、さらにおお~!となったのだった(タイトルに分かりやすいヒントあり)。では、説明してみましょう。
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まず、「フランキー・アンド・ジョニー」ですが、これはエルヴィス映画31本中、20番めのエルヴィス31歳の時の作品。もちろん私も観たことはありましたが、ファンになって、むさぼるようにエルヴィス映画を探し、観ていたころの一本で、それほど印象に残っていません。可もなく不可もなくという感じだったのかしら、私の中では。不可すぎで、もう観たくないと覚えているやつも、なかにはありますから。それが! 今日映画祭で、改めてじっくりと観てみると、とっても良い映画ではありませんか。 ストーリーの流れはよいし(つじつまあってる)、男性陣も女性陣も衣装が豪華で目の保養になるし(上の写真のグレーとピンクの組み合わせも鮮やかで)、ミュージカル映画の王道らしく、歌も無理なく挿入されているし、エルヴィス以外の人たちの歌も上手だし、エルヴィス相手女優も可愛いし、コミカル要素もあって楽しいし、セリフのやり取りが気が利いている(英語で理解したい愉快なセリフ)。思わず、うちにDVDあったかしら、なかったら買って手元に置いて、友人のMさんに貸そうかしら(むりやり)なんて思ったほど。

ストーリーはこんなかんじ。ショーボートのエンターテイナーである、ジョニー(エルヴィス)とフランキーは、恋人同士で、仕事上でも息のあったコンビ。でも、フランキーの悩みは、恋人のジョニーがギャンブル好きで、いつも借金を背負っていること。ジョニーはジョニーで次こそ当てようと仕事の合間にギャンブルにいそしむ日々。あるとき、占い師から赤毛の女がツキを呼ぶと言われ、こともあろうに興行主の彼女であるネリーに近づく。それを知ったフランキーはいかりまくる。機嫌を取ろうと頑張るジョニー(ここで名曲登場!)。一方興行主ブラッキーも恋人ネリーをジョニーに取られたと思い込み、その部下が一計を図る。ここですっかりストーリーを忘れていた私は(だって久しぶりだったから)、え~!エルヴィス撃たれちゃうの?と心配したが、さすがのエルヴィス映画、へっ!というようなからくりで、命は助かり、フランキーの愛も戻り、ハッピーエンドになるのでした。よかった、よかった。
では、聞いてもらいましょう。ジョニーが、一生懸命フラン.キーの機嫌を取ろうとして歌う'Please Don't Stop Loving Me'




そして、次が「エルヴィス復活祭」これは、エルヴィス没後25周年の2002年に日本を含む世界各地で行われた、エルヴィスの生前のコンサート映像と、当時のコーラス隊や演奏者がコラボをするという素晴らしいコンサートの、エルヴィスの故郷メンフィスでの公園が映像化されたものです。私がエルヴィスのファンになったのは、2006年なので、この時の日本公演は見逃しているのですが、ファンの方々がこのコンサートの話をさかんにされていたことを覚えています。なんといっても、エルヴィスと関わった、エルヴィスと近かった人たちに会えるのですから、皆さん興奮されたでしょうね。でも今見てみると、この中の何人かが、その後亡くなっているので、少し悲しくなりました。もちろん、映像のエルヴィスと生きている仲間の対比も悲しい。ここにいないのね、とまざまざと見せつけられるから。でも、それだけに、こんなに多くの人を動かして、関わらせて、一人で歌っていたんだなあ、エルヴィスは、と思わずにはいられませんでした。

ここで、錦織圭の登場となるわけです。私とテニスとの付き合いは長いのですが(45年くらい)、錦織選手は本当にうまいし魅力的な選手だと思う。意表をつく楽しいテニスもするし。そして何より、一人で世界で堂々と戦っていて素晴らしいと思う。 最近見た、フランスでの大会。グランドスラムよりも小規模な大会で、会場はフランス語アナウンスがメイン。たまたま私が観た試合では、フランス人選手が相手で、完全アウェー状態。応援ボックスには、チャンコーチもボッティーニコーチもいなくて、日本人コーチ?が一人いるだけだった。そんななか、錦織は試合に勝ち、現地リポーターの英語のインタビューをこなし、観客に手を振り、ファンにサインも丁寧にしていた。すごい、と思った。一人で何でもやっちゃうなんて。テニスは、審判へのクレームも、チャレンジの要求のタイミングも全部自分で決めなくちゃいけない。 だから、思った。サッカー選手もすごい、野球選手もすごい。でも、チームじゃない。ビートルズもすごい、ローリングストーンズもすごい。でも、バンドじゃない。困ったときに相談できる相手がいつもいる。でも、錦織もエルヴィスも一人で頑張っているんだよなあ、と。 サポート隊がいるのはいる。でも、対等な立場ではないから。メインは自分だけだから。お給料払ってるし。

汗をかき、体を動かし、一生懸命歌うエルヴィスを見ながら、こんなにたくさんの人たちを養わなくちゃいけなかったんだよなあ、と思い、そして今応援しているに錦織選手のことを思い出した、私って、変かしら。
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錦織選手は、明日の楽天ジャパンオープンの決勝戦ではぜひ勝って優勝してほしい。そして次が、上海ロレックスマスターズという大会らしい。ここでも優勝して、年末に行われる、年間成績上位8人しか出られない、ATPファイナルズにぜひ出場してほしい。本人もそれを目指して頑張っているのだろう。がんばれ!

今日の「エルヴィス復活祭」で一番良かったのは、やはりこれかな。


きょう


by oakpark | 2018-10-06 23:45 | ELVIS関連映画 | Comments(2)

Commented by エルファン at 2018-10-09 16:14 x
私も映画祭に行きました。フランキー・アンド・ジョニーはエルヴィスの才能を無駄にしていると思っていて嫌いでした。ただ映画祭の予習用にもらった資料に、歌のネタになった事件とエルヴィスの関係などが書いてあって今までと全く違った視点で映画を楽しむことができました。いい映画ですね。エルヴィスの音楽のルーツともかかわる映画だと思いました。復活祭もようやくバックコーラスの人たちの名前も分かって、昔の映像と比較できて良かったです。映画の前に簡単な解説があればもっとありがたかったです。
Commented by oakpark at 2018-10-10 01:25
★ エルファンさん
エルファンさんも行かれていたのですね。 今回は8月にイベントがあったばかりなので、お客さん少なめでしたね。私も「フランキー アンドジョニー」って変なストーリーだなと思っていましたが、元ネタがあって、有名な話なのですよね。最初に観たときはネリー役の女優さんがセクシーで、エルヴィスとの絡みが(エルヴィスがネリーの方にキスしたり)、ちょっぴりドキドキしたのを覚えています。エルヴィス映画って生々しいのがあまりないですから。調べたら、彼女はまだご健在のようですよ。(フランキーは2015年に亡くなっています)。私は30周年公演を観たのですが(https://oakpark.exblog.jp/6322317/)その時は、50年代のエルヴィスも登場しました。もう一度生で見たいなあ。また企画されて日本に来ないかしら。。。

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