エルヴィス イベント   

今日は恒例のエルヴィス イベントに行ってきた。22歳時の「さまよう青春」を観たあと、今度は亡くなる直前42歳のときの最後のコンサート映像「イン コンサート」を観る。これはファンにとっては少し辛い組み合わせだ。若さいっぱいのエルヴィス は、演技も初々しく、観ているこっちは少し気恥ずかしくなるほど。42歳のエルヴィス は、声はしっかり出ているものの、どこか体調が悪そうで、動きも鈍い。舞台脇にいるお父さんのことを「最近体調が悪かったんだけどやっと良くなったんだよ」と言って舞台にあげたり、恋人のジンジャーを誇らしげに聴衆に紹介したりといった微笑ましいシーンもあるし、私の大好きな「知りたくないの」も歌っているのだが、この映像を見るときはちょっと覚悟がいる。私にとってのエルヴィス の魅力は、張り上げる歌い方ではなく、優しく細やかな歌い方、かっこよさと可愛らしさの混在、謙虚でありつつふてぶてしくもあるあたりなのだが、42歳のエルヴィス には、そういった繊細さとトゲが見受けられない。余裕が感じられない気がする。体調が悪いのにあんな大観衆の前で歌うなんて怖かったんじゃないかと思う。亡くなったのは次のツアーが始まろうとしていたまさにそのときだった。もうちょっと小規模に、歌うことを楽しめるような環境でやらせてあげれなかったのか、と思わずにはいられない。たら、れば、だけど。

そんなこんなで、少し疲れて家に帰ると、娘たちがお花と香水を買ってくれていた。ありがとう!
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by oakpark | 2018-05-13 20:35

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