映画「エブリバディ ウォンツ サム」
2017年 07月 20日
リチャード リンクレイター監督は「6歳の僕がおとなになるまで」で有名だけれど、私は、映画ファンになりたての頃にビデオで観た「恋人までの距離(Before Sunrise)]が大好きだった。 自分の若いころを思い出し、こんな経験ができたらよかったなあ、でも、これに近いことはあったかも?なんてほっこりしながら観たものだ。今回の映画も、それに近い感覚で観た。 1980年が舞台で、大学の野球チームの新入生たちが、新学期までの3日をあほなことをして過ごすお話。ほんと、男の子ってばかよねえ、と思わずつぶやかずにはいられない数々のエピソード。 女の子をひっかけたいがために、普通のディスコ、カントリー系のディスコ、パンク系のディスコを節操なく渡り歩き、全く野球とは縁遠そうな、演劇系のパーティに行ったりもする。いったい、野球をやるシーンっていつ出てくるんだ?と画面に対してつっこみたくなりましたよ。リチャード リンクレイター監督が1960年生まれで、実は、私と同い年。だから、1980年の描き方がドンピシャで、自分の記憶の中に残っているイメージと合ってしまったのね。 流れる音楽もゴキゲンなものばかり。マイシャローナから始まり、インベーダーゲームをしているシーンでブロンディの「ハート オブ グラス」が流れた時は、きゃー!という感じになりました。
大学時代、よかったなあ。だら~っと過ごした月日だったけれど、楽しかった。 勉強もあまりしなかったし、テニスに打ち込んだわけでも、バイトに打ち込んだわけでもないけれど、ふわ~~と楽しい時を過ごして、それが今の自分の励みにもなっている。ああいう時代も必要なんだな、と思うことにしたい。
by oakpark | 2017-07-20 22:47 | 映画