「沈黙」遠藤周作 を読んだ   

このところ、腰を据えてパソコンに向かえず、じっくり考えて文章を書くこともままならない日々。
でも、メモ程度には、読んだ本、観た映画、 考えてこと、などを残していこうと思う。

遠藤周作の「沈黙」を読んだ。有名な本なのに、読んだことがなかった。 マーティン スコセッシ監督の「サイレンス」が公開され、町山智浩さんの解説が素晴らしいと、ツイッターで多くの人が書いているので、これは映画を観なければ、そして原作の本も読まなくては、そして町山さんの解説を聞かなければ、と思った。

順序として、本来は、本→映画→解説 なのかもしれないが、まず本を買い、読み始め、そして我慢できなくなり、有料だけれど解説を先に聴いてしまった。そして読了。映画は映画館で観る勇気がないので、レンタルで観ることになりそう(しかもとばしながら・・・?)

いろいろ考えた。
町山さんのいう、スコセッシの抱く劣等感が、遠藤周作の劣等感と共鳴し、「サイレンス」構想へ。スコセッシのメンター的存在であったエリア カザンへの想いも、込められている、とは。

ひるがえって、現実社会。
ただいま、受験の真っ盛り。 教え子も、そしてわが子(末っ子)も。
なかなか思い通りにはいかない。

「沈黙」で、踏み絵を踏んだ人と、踏まなかった人との違いは?と考えた時、とっても卑近な例、ではあるが、同じくらいの努力あるいは、それ以上の努力をしたのに、大学に受かる人と、受からない人の違いは? を思ってしまう。

もしかしたら、受からなかった人のほうが得たものは大きいのかもしれないのだ。

by oakpark | 2017-02-22 12:33 |

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