私と国語   

センター試験が終わった。今年は国語が難しかったらしい。 今年受験した息子も全科目の中で国語が一番悪かったそう。「古文、漢文から解きはじめ、今年はやさしいかも、と思ったら現国でが~んとなった」と言っていた。ふむふむ、わが子だなあ。実は私も、国語が一番悪かったのだ。ただし、私は文系、息子は理系なので、ちと私の分が悪いが。 センター試験の前身である共通一次試験は、当事は文系も理系も、理科2科目、社会2科目を受けなければならず、生物、化学、日本史、世界史を選択した私は、暗記ものばかりで、それはそれは大変で、国語の勉強なんて全くできなかったのだ。。。というのは言い訳で、それでも点を取れる人は取れるのだから、私には当事から国語力がなかったということでしょう。共通一次2年目を受験した夫も国語が一番悪かったということが判明。 我が家は国語苦手一家なのかも。

この、共通一次で国語が悪かったという事実は、私にとってあとあとまで尾を引き、大学での専攻も文学ではなく言語学にした。。きっと私は、みんなが理解できていることがわからず恥をかくだろうと考えたからだ。小学生のころはあんなに国語が好きだったのに、すっかり苦手意識が身についてしまった。そう、「ファミリー・ヒストリー」のところに書いた、小学3年生のときの担任だった深沢先生が国語の先生で、国語の授業がとてもおもしろかった。先生が大好きで、毎週の読書感想文の宿題も嬉々としてこなしていた。しかし、中学生以降は部活が忙しくなり、国語の授業にもあまり魅力を感じず、あまり読書をしなくなった。したがって、児童書ではない、大人が読むべき文学作品をあまり読んでいない。特に外国小説はむずかしかった。一度一念発起して読もうとしたスタンダールの「赤と黒」で挫折して以来すっかり自信を失い、その後は挑戦すらしなくなった気がする。ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」も挫折したなあ。だって名前が覚えられないんだもの。

大学で専攻した言語学もそれなりに面白い学問で、その後就いた職業にも役立った(とおもう)。しかし、時を経て、最近になり文学への憧れが頭をもたげ始めた。才能はないんだけれど、やはり好きなんだなあ。いや、苦手だからこそ、いまだに憧れの気持ちが強いのかもしれない。小説を書く人を無条件で尊敬してしまう。同じように絵が上手な人も尊敬するけれど。あ、ついでに、歌のうまい人も尊敬します。要するに、私ができないことをできる人はみんな尊敬対象なんですけれどね。

映画やドラマといった映像の世界も興味深いが、言葉の力にもとっても興味がある。言葉の選び方、使い方、並べ方次第でいろんなことができる。人の心にさざなみを立てたり、揺り動かしたり、上げたり下げたり、ほんわかさせたり、ぞっとさせたり、いらいらさせたり。いくらたくさんの言葉を書き連ねられても、何も感じないこともあれば、たったひとことで、天と地がひっくり返るくらい衝撃を受けたりする。そして興味は、自分にはどんなときにそれが起こるんだろうというところまでいく。どんな言葉に自分は動かされ、どんな言葉しらけてしまうのだろう。どんな文章が自分は好きなのか。世間一般に受けがいい本に自分も共感できるのか。

というわけで、今年は読書に力を入れたいし、とりわけ、ベストセラーをがんばって読んでみたい。そして率直な感想、私だけの感想を書いていこうかな、と思う。ただし、上にも書いたように、国語の成績が悪く、読解力もない私の言うことなので、まったくもってあてにならないということは了承しておいてくださいね。むしろ、私が言うことの逆のほうが正しいかも、です。

ベストセラーを読みたいと思い始めた理由の一つは、子供たち(特に長女と次女)がたくさん読み始めたから。長女は受験から解放され、通学時間が長いこともあいまって、次から次へと読みやすそうな本を読んでいっている。そして私に「お母さんも読めば」と貸してくれるのだが、なかなか追いつけない。「まだ読んでないの?」と言われるとくっそ~って気分になる。家だと家事が気になってなかなか集中できないし、電車だと座ると寝てしまったりして、なかなか読めない。子供たちはどうしてあんなに読むの早いんでしょう~。

次回、最近読んだいくつかの本の感想書きます。

by oakpark | 2013-01-22 10:44 | | Comments(2)

Commented by Kazue at 2013-01-23 11:27 x
今日は ご無沙汰しています 成人式は雪で大変でしたね 
あの日はJuneさんとお嬢さん どうされたのかなあって思って 過ごしてました

言葉の使い方にとても興味があると書かれている件が大変面白いなあどういう時に言葉に動かされるのか 自分の心の動きを見つめるのも とても良い視点だなあと思います すごく洞察力が有りますね 
受け取る自分の心の状態の違いで 同じ言葉でも心に残ったり 逆にえらく堪えたりすることもあるかもしれないし。。。何だか複雑に絡み合っている言葉と心?

私は職業柄恥ずかしい話ですが ベストセラーと言われている(特に日本の)小説は殆ど読んでいません 挑戦しようという気力すらなく。。。どうしても自分の好きな物に偏りますので 読んでみようと思われるJuneさんは偉いです!Juneさんは文章もとてもお上手だと思いますよ 言いたいことがいつも非常に的確にしかも分かりやすく書かれているので 読みながらこんな風に書けたら良いなあと羨ましくなること多々あります 学生の頃の国語の成績とは関係ない気がしますよ~ 

Commented by June at 2013-01-24 00:24 x
Kazueさん

ご無沙汰しています~。
ありがとうございます。昔から文章を書くのは好きだったのですが、全然上達しません。原因はよくわかっていて、語彙が貧困なのです。だから、小説を読んで、へ~こんな書き方もできるんだ、なんて発見があると、単純に感動します。最近はそんな視点で本を読んでます。だから、読書を楽しむという本来の目的から外れているようなかんじもするんですけれどね。でも、最近気づいたんですよ。ベストセラーといわれる本でも面白くて一気に読み進められるものと、そうでないものがあるって。最近はベストセラー作家も年下になってきて、特に感じますね。自分に合う合わないが。次回はその辺を書きますよ~。「ビブリア古書堂」とか「天地明察」とか子供に進められて読みました。
kazueさんは、どんなタイプの本がお好きなのでしたっけ?また教えてね。

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