めちゃくちゃかっこいいニール・キャフリー(「ホワイト・カラー」の)   

引き続き、米テレビドラマ「ホワイト・カラー」のDVDをちびちびと見ています。現在第5巻10話まで観ました。本国アメリカでは第3シーズンが2月28日(火)に最終回を迎えました。第4シーズンも製作が決まっているようなので楽しみ。 DVDはまだ第2シーズンまでしかなく、一気に見てしまうとあとがなくなりさびしいので、少しずつ、最近は一週間に1巻のペースで観ています。

第1シーズンの最終回であんなことになり、ニールとピーターの信頼関係はどうなるのか?と心配しつつ始まった第2シーズンもようやく落ち着きを見せ、実生活で妊娠出産をしていて出番の減っていたピーターの奥さん役、ティファニー・ティーセン以外のレギュラーキャストは出番が増え存在感を増し、新しいメンバーがゲストも出演してますます面白いストーリー展開になってきています。

前回「ホワイト・カラー」のことを書いたとき、第5巻の10話でやられた、と書きましたが、第2シーズンもやはり第5巻の9話「次の標的 (Point Blank)」が、すっごくよかった。ニールかっこよすぎ。ここまでずっとピーターとうまくやってきたのに、この回ではあれ~~~、ニール、そんなことしちゃって!!な展開です。恋人のことが絡むと冷静でいられなくなるのね。でもやはり人はお行儀がいいだけではつまんない。〈ワル〉なときほど、かっこいい。だからみんな〈ワル〉に憧れるのかしら。今回のニールは、めっちゃ〈ワル〉でアブナイのです。ニール風にスタイリッシュに、しかし苦悩を滲ませて〈ワル〉な行為に及ぶその姿に胸キュンでございます。この’〈ワル〉な行為シーン’では音楽もいい。それまでインストルメンタルだったのがこのシーンだけ、ボーカル入りのかっこいい音楽に変わります。センスがいいわ!
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それにしても、どんなシチュエーションでもニールのファッションは完璧です。FBIに雇われた元詐欺師のニールですが、ほとんどの場合スーツを着ています。アイテムとしては、シャツとネクタイとベストとスーツと帽子。それだけなのに、毎回組み合わせに工夫がこなされているのがよくわかります。スタイリストはStephanie Maslansky という人みたい。この人のセンスが私の好みともあっているようで、毎回ニールのファッションを見ては、いいわ~とうなっています。黒ではなく青や濃紺を多く使っているのが特徴のように思います。女性陣も紺をよく着ています。私の好きな水玉のネクタイもよく出てくる。これも渋い。かなり上級の着こなし。紺のシャツ少し濃い紺のネクタイ、そしてジャケットも紺だったと思う。日本人には難しい着こなしかも。
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いつものニールはこういう青いシャツが多い。ネクタイピンのデザインがおもしろい。
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青以外に薄い紫やピンクのシャツもよく似合う。黄色系のシャツはまだ見たことがない気がするな。夏のシーンではこんな着こなしあった。マルチカラーのベルトも私の好み。いつも胸にはポケットチーフ。ポケットチーフも、上のようにほんの少しだけ見えるだけのときもあれば、下のようにふわりとたくさん見せているときもある。
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ニール演じるマット・ボマーはどこかのインタビューで、「今回の役で、いろいろ着こなしの勉強もしている。普段はTシャツにジーンズタイプだから」と語っていました。紳士服の着こなしも奥が深いね~。

そういえば、マット・ボマーはついに2月14日(バレンタインデー!)に公の場で自分がゲイであることをオープンにしました。ほんのさりげなくですが。ある賞を受賞したときに、最後にこういうフレーズでスピーチをしめたのです。I’d really especially like to thank my beautiful family: Simon, Kit, Walker, Henry. Thank you for teaching me what unconditional love is. You will always be my proudest accomplishment.”(ぼくのすばらしい家族にも謝意を表したい。サイモンと、キット・ウォーカー、ヘンリー、僕に無条件の愛のすばらしさを教えてくれてありがとう。君たち家族のことをいつも誇りに思っているよ) 名前の挙がった4名は全員男性だっちゅうの。あとの三人は幼い子供ですが。

にしても、ゲイだということが気にならないくらい、ドラマの中ではかっこいいマット・ボマー君であります。こういう存在って今まであまりなかったような? まあ、今後どんなふうにキャリアを伸ばしていくか見もの(ちょっと心配)ではありますが。人間以外の役もできるような気がします。ヴァンパイヤとかスーパーマンとか。そういうのだと、あまり関係ないでしょ。あと、私としては1920年代あたりが舞台になった映画とかに出て欲しいなあ。

今回の「ホワイト・カラー」のニール役は苦労して勝ち取った役のようだし、熱演ぶりから、私は、なぜか、やはり大好きでいつも楽しみに観ている「カーネーション」の尾野真千子と重ね合わせてしまうんですよね。全然違うけれど。

人物設定もストーリーもファッションもインテリアも音楽も全てが気に入ってしまった「ホワイト・カラー」ですが、同じエピソードを3回は観ています。1回目は英語字幕で、2回目は日本語字幕、3回目にもう一度英語字幕。するとストーリーの流れがよくわかります。それに犯罪用語をいくつか覚えました。 tip off (密告する)fence(盗品売人)heist(強盗)scam (悪だくみ)なんて、何度も何度も出てきましたよ~。第2シーズンもお薦めです!

そうそう、第3シーズンではスタイリストが変わったそう。ファッションも注目している私としてはさらに楽しみ。はやくDVDになって欲しいです。

by oakpark | 2012-03-03 00:11 | 海外テレビドラマ

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