実家関連の映画&本    

 映画 『阪急電車~片道15分の奇跡~』  監督:三宅喜重 脚本:岡田恵和
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観て来ましたよ~。 原作は有川浩さんの小説。私は3年前に読んでいて、このブログにも感想を書いていました。確か、書いたよなあと探し、3年前であることに軽いショックを受けました。ついこの前のような気がしていたのに。月日のたつのは早い。。。。

さて、そのときにも書きましたが、私はこの小説の舞台になっている阪急宝塚線沿線にある学校に通っていました。だから、この茶色の(あずき色?)のボディはとっても懐かしい。もっとも、住んでいたのは阪神沿線だったのではじめて阪急電車の茶色のボディを見たときはびっくりしたのですが。小学生までは、電車というのはすべて、普通電車が青色とクリーム色のツートンカラーで、急行や特急電車はオレンジ色とクリーム色のツートンカラーだと思い込んでいましたからね~。 茶色のボディの阪急電車は、車内の壁は薄い肌色のような色で、木目調のデザイン。そしてシートは少し光沢のあるグリーンでした。今もほとんどデザインが変わっていないようです。東京では見ることのない懐かしい茶色のボディの阪急電車と、中高時代に毎日のように眺めていたはずの景色が映画に出てくるとあって、とっても楽しみにしていました。どれだけ覚えているかしら、と自分を試すような気持ちもあったかな。

実は、少し前までは映画のほうは見るつもりがなかったのです。本は面白かったけれど、わざわざこれを映画で観ることもないと思っていたし。ところが、いくつかのブログで結構褒められている。自分の青春時代に慣れ親しんだ場所を舞台にした映画が褒められているのは悪い気がしない。 別に自分のものというわけではないのに、どうだ!と自慢したい気分になります。と、同時に、あの小説をどうやって映像化したのだろうかと俄然興味がわいてきたのです。 中谷美紀には余り興味がわかなかったけれど。。

で、中学、高校時代の友人を誘って観て来ました。すると不思議なことが。。。。。

なんだか、とっても泣けたのです。どうしてだろう~、なぜだろう~。 悲しいわけでもうれしいわけでもないのに、涙がどんどん出てくる。 次女にせがまれて観た、感動するだろう!と押し付けがましかった「マリと子犬の物語」では全然泣けなかったのに。

隣の友人も、どうやら泣いているみたい。よかった。私だけ変なわけではなかった。あとで友人が言うに、友人の隣のご年配の女性も泣いていたそうだ。そうか、やっぱり泣ける映画だったんだ。よくネットでは「ほのぼの」するお話とあるけれど、私が思うに「ほのぼの」ってのでもないんだなあ、これが。なぜか泣ける。いろんなところで、じわじわと涙が出てくるけれど、 私は、野草オタクの女の子が、同じ大学の軍オタ男の子に名前を聞かれ、意を決して自分の名前を告げるシーンで、どわっと涙が出ました。なぜだかよくわからないけれど、しいて言えば、涙の理由は「せつなさと滑稽さ」かしら。

脚本は岡田恵和さん。脚本家のことはよくは知らないけれど、一ついえることは、この映画をすばらしいものにしているのは脚本家の力が大きいってことですね。 現在のNHK朝ドラ「おひさま」の脚本家でもあります。これはますます今後に期待だわ、朝ドラ。 調べると他にもたくさんのドラマを書いているベテラン脚本家のようです。

そして俳優陣がみなすばらしかった。俳優さんってほんとすごいですね。意図的に作り出した動きである演技でこれだけ人の心を揺さぶれるのですから。映画を観る前は、また中谷美紀?と思っていたけれど、すみません、中谷さん、あなたはすばらしい。映画にドラマにたくさん起用される女優さんだけのことはあります。宮本信子さんはさすがにうまい。 そのほかの俳優さんたちもみなすばらしいと私は思いました。 関西出身の方じゃなくてもきっと楽しめるはずと思います。 おすすめです。


● 本 『村上朝日堂』  村上春樹:著  安西水丸:絵
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おもしろかったです! 昭和62年が初版で(ふるっ!)、現在44刷だけのことはあります。 私は村上春樹の小説は必ずしも好きではないのですがエッセイはとってもおもしろいです。また、アメリカ文学やアメリカに憧れているというスタンスが、私はなんだか親近感を持つのです。全くレベルが違うけれど、私もアメリカに憧れるところから全てが始まったから。村上春樹をはじめて知ったのは、20代のころに読んだ『ノルウェイの森』だったけれど、その後いくつか小説を読み、エッセイも読み、村上春樹のアメリカ文学への情熱を知ったことで、大学の頃に授業を受けて作家名やタイトルだけ知っていたアメリカ文学が違う色に見えるようになった気がします。フィッツジェラルドとかサリンジャーとか、村上春樹が好きな作家というだけで私の中でぐんと価値が上がりました。おかしなものです。だから、私にとって村上春樹は小説家というよりアメリカ文学愛好家という面が印象強いです。 小説も書いて翻訳もして面白いエッセイも書いて、すごい人だと思います。

で、なぜこれが「実家関連」かというと、驚くなかれ、村上春樹の出身小学校である、西宮市立香枦園小学校って私の実家から徒歩30秒くらいのところにある学校なのですよ! 私は大学生の頃にそこへ引越して来たのでこの小学校には通っていないのですが、選挙会場だったので何度か訪れたことがあります。まあ、ごくとく普通の小学校ですけれど。 それに村上春樹の出身中学、芦屋市立精道小学校は私の実家から自転車で10分くらいのところで、大学生の頃にアルバイトで教えていた中学生がその学校の生徒でした。『村上朝日堂』でも、地元ネタがいくつかありました。村上春樹さんが学生の頃、阪急芦屋駅で荷物を電車にはさまれて困っている甲南女子校生を助けてあげようとしたことがあるそうな。 甲南女子といえば、清楚な感じのセーラー服でしたねえ。私が利用していた阪神甲子園駅から乗るお下げ髪の綺麗な甲南女子のお姉さんの清楚なたたずまいをなぜかよく覚えています。風の噂で同じく甲子園から乗る、私の友人の知り合いの灘高生がアタックしたけれどふられたとかって話もありました。あのあたりで制服が素敵だった女子校はなんといっても松陰でした。夏は真っ白のワンピースで、制服のなかった私は憧れたものです。沿線には他にもたくさんの私立学校があって、唯一の接点である電車の中でお互い意識するっていうのもあったんじゃないかな。こちらでもたまに下校時間に電車に乗ったりすると、男子校、女子校の生徒たちが同じ車両にひしめいている場面に遭遇したりもするけれど、不思議なことに全然意識している様子がない。時代が変わったからか。。。



『村上朝日堂』シリーズは他にもたくさんあるみたいですね。おいおい読んでいこうと思います。

by oakpark | 2011-05-22 21:32 | 映画&本 | Comments(1)

Commented by http://www.sacgd.com at 2014-07-17 04:16 x
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