サッカーにまつわる遠い記憶   

ワールドカップ南アフリカ大会もいよいよ大詰めを迎えています。今日の未明には準決勝のドイツ対スペイン戦が行われますね。リアルタイムで見たい気もするけれど、生活に支障をきたす恐れがあるのでやめておきます。日本が勝ち残っていたらがんばって見ただろうけれど。

さて、突然ですが、人間の記憶力って不思議ですよね。今までの人生の中で数え切れないほどいろんなことが起きている中で、いつまでも記憶に残っている出来事がある。そしてその出来事は別に特別な事件じゃなかったりすることのほうが多い。ふとしたときの誰かの指先の乾き具合だったり、特に大事でもない誰かの言葉だったりする。なぜそのことが記憶に残り、残りのほとんど全部の出来事は忘却の彼方に行ってしまっているのだろう。不思議です。というわけで、サッカーにまつわる、私の不思議に残っている記憶を紹介します。

まず、小学生のとき。私は夏になるとよく中耳炎にかかっていたのです。たしか一年おきに中耳炎になり、一年おきしか水泳が出来なかった気がします。1年生のときの水泳の授業でクロールと犬かきで無様な格好ながら必死で25メートルを泳ぎきり、赤線を4本もらったのに、翌年は中耳炎で泳げず悔しい思いをした記憶もあります。中耳炎にかかると当たり前ですが耳鼻咽喉科に通いました。黄色い液体のついたガーゼを耳に入れてもらい、脱脂綿でふたをしてもらっていましたねえ。学年があがると一人で耳鼻咽喉科に通ったのですが、そのときものすごく楽しみにしていたのが、病院においてある少年向けのマンガを読むことでした。私の母親はマンガに厳しく、少女漫画雑誌も決して買ってもらえなかったので、いわんや少年漫画など目にすることはありませんでした。弟は4才下だし。病院においてある少年漫画は時々友達の家で読ませたもらった少女マンガに比べて、ダイナミックでちょっと雑なかんじの絵で、そして、少し卑猥な雰囲気がありましたねえ。覚えているのは永井豪の漫画。テレビの「デビルマン」も大好きでしたが、少年漫画雑誌の永井豪はエッチっぽかった。こんなものを見ちゃいけないんじゃないか、と後ろめたく思いつつページをめくる楽しさ。そうです。はっきり言うと、少年漫画を楽しみにしていたのではなく永井豪の漫画を楽しみに耳鼻科に行っていたのです! ひっそりと少し離れた席で読んでいましたね~。隣に誰かが座るとびくっとしたりして。。。だんだん思い出してきたぞ。

で、これがどこでサッカーにつながるかと言うと、そんなふうに少年漫画を読んだおかげで、私はベッケンバウアーというドイツの名選手の名前を覚えたのです。確か、ギャク系の4コマ漫画ですっごく面白かったのを覚えています。「皇帝・ベッケンバウアー」を文字って、「こうてえ、こうてえ、せっけん、パウダー、こうてえ」というせりふで大笑いしてしまった記憶があります。小学生だった私は、へ~、ベッケンバウアーという人がいるんだ、漫画の絵からすると、どうやらサッカーをする人らしい、という情報くらいしかインプットされませんでしたが、あとになってベッケンバウアーという名前を聞いたとき、あのときの「せっけん・パウダー」の人だ!と思いました。きっと、1970年から 1971ごろだったのではないかと思うので、ベッケンバウアーが脂の乗り切ったころだったのしょうか。 そういえば、もし今日ドイツが勝ったら、決勝はドイツ対オランダ。ベッケンバウアーとクライフが活躍した1974年の西ドイツ大会を思い出す人も多いことでしょう(と夫が言っていた)。このとき優勝したのは西ドイツでした(とウィキにあった)

もう一つの思い出は大学時代。私の通った大学は昼時になると食堂がいつも大混雑でした。せっかく食券を買って、お盆の上に食べ物を乗せても、席が空いていないことがある。そんなときは、空きそうな席の後ろにお盆を持った状態で立ち、暗黙のプレッシャーをかけるのが常でした。あるとき、そんなふうにお盆を持ち暗黙のプレッシャーをかけていたのですが、前に座っている男どもが食事は終わっているのになかなかどこうとしない。大興奮の様子でサッカーの話をしているのです。ただそれだけのことがなぜ私の記憶に残っているかというと、たぶん、彼らががいかにもスポーツ系というのではなく、どちらかというと、こんな言い方すると失礼かもしれないけれど、ちょっとさえない感じのおたく系っぽい男子たち(たぶん理系)だったから。ワールドカップが開催中だというのは知っていたけど、当時の私は全くサッカーに興味がなかったので、巷の男子の間ではサッカーがこんなにも人気があるということが衝撃的でした。「はよ、どかんかい!」と心の中で念じながら、新たな発見をした瞬間だったのです。きっと、1982年のスペイン大会のときですね。このときはイタリアが西ドイツを破り優勝したようです。それにしても、男子ってほんとワールドカップが好きですよね。他に、男子が好きだな~と思うのがボクシングと、そして賭け事。男子全員がそうだとは言いませんが、男の人は賭け事が好きな人が多い。男子の賭け事好き率は女子の賭け事好き率より断然高い、と思う。なぜでしょうね。DNAがそうさせるのでしょうか。大相撲の世界でも大問題になっていますが。第一報を聞いたとき、なぜか全然驚きませんでした。多くの人がそうだったんじゃないかなあ。


さ~て、優勝チームはどこになるでしょうね。
私は勝手にスペインと予想しています。根拠は全くないです。なんとなく、です。
ウインブルドンもナダルが優勝したし。
あ、ウインブルドンの決勝を見ていて、ふと思ったことは、ナダルってゲイの人に人気が高いんじゃないかしら~、なんて。観客に男子が多かった気するし、熱狂的なファン(男子)が何度かテレビ画面に映っていたし。関係ないけど、クリフ・リチャードも映っていましたね~。

私は、ナダルのファンかって?
いえ、わたしは古風な人間なので(笑)、襟のついたテニスウェアを着る選手が好きです♪

by oakpark | 2010-07-08 00:42 | 雑感 | Comments(4)

Commented by そしてごっどはんど at 2010-07-09 21:21 x
>漫画
病院ではありませんが、小学校の友達が持っていた
水島新司の「男どアホウ甲子園」を読むのが楽しみで
その子の家に入り浸っていたことを思い出しました。

>水泳
小5・小6と、50M泳げるという理由だけで
学校対抗の水泳大会の選手にさせられてしまい、
夏休みはず~っと水泳の練習で潰されました。
当時は面倒くさいと思いながらもやっていたのですが、
今だったら絶対に拒否します(笑)

>ワールドカップ
私の記憶に強烈に焼き付いているのは、
1978年大会で優勝したアルゼンチンのマリオ・ケンペス!
長い髪をたてがみの様になびかせて
敵陣を突破して行く姿は今でも忘れられません。
Commented by willow42 at 2010-07-10 20:44 x
>つまでも記憶に残っている出来事がある。そしてその出来事は別に特別な事件じゃなかったりすることのほうが多い

ほんとほんと!なんでこんなしょうもないことをいつまでも記憶しているのだろう??と思いますよね。不思議。
それとは別に、私の場合恥の記憶も多い…。思い出すたび恥ずかしさが新鮮に蘇るのでツラいです(笑)なんでいつまでも忘れられないんだろう?

>いえ、わたしは古風な人間なので(笑)、襟のついたテニスウェアを着る選手が好きです♪

はい、私もです。それに私は、男のノースリーブが嫌いです。ランニングだったら、なんとも思わないんだけどね。

Commented by June at 2010-07-10 22:41 x
♪ 漫画

読み出すと止まらなくなることがありますよね~。
私は病院の会計が終わっても最後まで読むために残ったことが2,3度あります。いつも後ろめたい気分が付きまとっていましがた。そしてごっどはんどさんのお友達は「来てくれてうれしいなあ~」と思っていたのかしら、それとも。。。。漫画がつなぐ友情ですね♪
水島新司ってたくさん野球の漫画を描いているのですね。女の子のピッチャーが主役の漫画もそうでした?私は「巨人の星」しか知らなかったので漫画の雰囲気が違うなあと思っていました。

>小5、小6で50メートル
って結構すごかったですよね、当事。今ではスイミングを習っている人が多いけれど、昔はそれほど多くなかったように思うので。水泳といえば屋外の時代でした。私は小1で25メートルを泳いだあと伸び悩みました(笑)。

>ケンペス
あ、なんか聞いたことがある、ような気がする。。(自信なし)
この名前で「ケンタウルス」という言葉を思い出しました。
昔「マイティー・ハーキュリー」という番組が好きでした~。
Commented by June at 2010-07-10 22:46 x
♪ 恥の記憶

へ~、私はあまり覚えているのは多くないわ。意外にお気軽な才覚みたい。恥ずかしいことは数え切れないほどしているはずだけれど、覚えているのって5本の指に収まる(またこれか)かも?
小豆を「こまめ」と読んでしまったのは恥ずかしかった。。。

>男のノースリーブが嫌いです
これわかる~。
男は夏でも長袖がおしゃれだと思うなあ。でも、汗がにじみ出ているのはいや(笑)。
少し前まで、男子のバスケのユニフォームってダサいなあと思っていたのですが、だいぶん見慣れてきました。

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