大三島へ、久しぶりの帰省!   

と、タイトルをつけましたが、「帰省」と言えるのかな。大三島は私が子供時代を過ごした場所ではないから。生まれた場所ではありますが。愛媛県大三島は私の両親の生まれ故郷で現在の居住地。関東圏に住む私たち家族にとっては遠くてなかなか行くことができず、今回は1年半ぶりの帰省(?)でした。季節はずれの異常な寒波に見舞われ、期待していたようなぽかぽか陽気での旅行というわけには行かなかったけれど、久しぶりの家族旅行で、まあまあ、楽しかったです。前回大三島に行ったのが2008年8月、その前に行ったのも夏だったような気がするので、夏以外の季節に大三島に行ったのは久しぶりかも。

両親の家は、同じ村出身のなじみの大工さんにじっくりと年月をかけて建ててもらった、古風な平屋の一戸建て。
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長男と次女は、今回も家の左の奥のほうにある卓球台で卓球を楽しみました。長女はこたつで携帯メール(?)。私は納屋を探検。昔の私の所有物も多数保管されていて懐かしかったです。その中から、当事とは違う感覚で読めそうな本を何冊か持って帰りました。エリザベス・テイラーのダイエット本なんてのもあった。いつ買ったんだろ。

お墓参りもしてきました。お墓は小高い山の中腹にあり、かなり勾配のきつい坂道を登らなければなりません。長女が生まれたころに亡くなった、足の悪いおじいちゃんが、いつも苦労しながら登っていたのを思い出します。お墓からの景色。村が一望できます。
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前回の帰省では村上水軍の資料館に行きましたが、今回は、大三島のお隣の生口島にある「平山郁夫美術館」に行ってきました。反対側のお隣の島は伯方島。「伯方」といえば「伯方の塩」で有名。「伯方の塩」はここらのスーパーにもありますねえ。大三島は大きさのわりには知名度が低い。そういえば、長男の塾の社会の先生が、瀬戸内海の島の説明をしているときに、「淡路島、小豆島、因島、このあたりは覚えておけ。次に大三島ってのもあるけれど、まあ、これは覚えてなくてもいいだろう」と言ったそうです。とほほ。平山郁夫といえば、生口島が生んだ巨匠。こんなに小さい島から、日本画壇を代表する偉大な画家が生まれたとは。美術館内には、子供時代の絵日記やノートなども展示されていて、「瀬戸内海の美しい風景が平山少年の感性を磨いた」みたいな説明書きがあったけれど、みんながみんなそうなるわけじゃないよなあ、と絵画的感性ゼロの両親を見ながら思いました。平山画伯は母の高校の先輩でもあるらしい。平山画伯も描いた、このアングルの因島大橋は美しい。
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大三島と夫の実家である豊中で入学祝をいただき(ありがたいことです)、今回は豊中には泊まらず、彦根まで足を伸ばしました。 実は彦根は、私が夫とはじめて会ったところ。四半世紀ほど前のことでした。あの頃はまだ少年の面影さえ残しているかんじの大学生だった夫も今ではすっかりどっからどうみてもおっさんそのものですね。まあ、私もおばさんそのものだから仕方ないか。今回は生まれて初めて、彦根城にも行きました。この日は本当に寒くて、少しでも暖まろうと石畳の階段をみんなで駆け上がりました。
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国宝だけあって、小ぶりだけれど風格がありました。以前に、やはり家族で姫路城、松本城にも行ったことがあったので、この際日本に4つある国宝のお城を制覇しようということになり、帰りに犬山城にも寄ってしまいました。長女は彦根城より犬山城が気に入ったみたいです。こちらも小ぶりだけれど美しいお城でした。
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天守閣まであがって、まわりをぐるっと一周することができました。高所恐怖症の人にはかなり怖いかも。
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足柄あたりからは富士山がきれいに見えました。富士山大好き!
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by oakpark | 2010-04-02 01:44 | 雑感

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