エルヴィスな一日   

きょうは新橋のヤクルトホールで行われた「エルヴィス映画祭」と銀座のライブハウスで行われた、エルヴィス・インパーソネーターのドニー・エドワーズ・ショーを見てきました。

私がエルヴィス・プレスリーのファンになったのは約2年前ですが、それ以来、この、ファンクラブ主催の映画祭に、ほぼ毎回参加しています。年に3回あるので、すでに5,6回行っていることになります。毎回エルヴィスの映画を3本上映し、最後は必ず「エルヴィス・オンステージ」で締めくくる、という構成になっているのですが、今日の出し物は「フロリダ万才」「バギー万才」「エルヴィス・オンステージ(旧版)」でした。「フロリダ万才」は今回初めて見ましたが、とても面白い映画でした。エルヴィスのコメディセンスが発揮されていて、相手役のシェリー・フェブレイがかわいくて説得力のある演技で、エルヴィスファンの人以外が見ても楽しめる作品だと思いました。「バギー万才」は字幕なしでは見たことがありましたが、字幕ありは今回が初めて。でも、字幕があってもやはりよおわからんかった。というか、こちらはエルヴィス映画の中で「並」かな。これでエルヴィス映画31本のうちまで、私が見ていないのは「いかすぜ、この恋」だけになりました。なんだかさびしい。。。。。

きょうの「オンステージ」は現在市販されているスペシャル・エディションではなく、古いほうのバージョンです。エルヴィスのパフォーマンスの合間にファンの人の証言が挟まれているのですが、それがじゃまっちゃあ、じゃまだし。「当時のエルヴィスの人気ってすごかったんだな~」と感激するっちゃあする、というかんじです。曲目のほうもスペシャル・エディションには入っていなかった「明日に架ける橋」や「スイート・キャロライン」「去りし君へのバラード」が収録されている代わりに、スペシャル・エディションで感動的だった「ジャスト・プリテンド」や「ワンダー・オブ・ユー」が旧版には収録されていません。いずれにしてもこの「オン・ステージ」は6回のライブを編集して作成したものだそうですが、いつの日か、6回全部を見せて欲しいものです。本当にすばらしいライブ・ショーです。

さて、映画終了後、感動冷めやらぬ新橋のヤクルト・ホールをあとにし、次に向かったのが、日本のエルヴィス・インパーソネータの方々もよくライブをするお店、「銀座タクト」です。インパーソネーター(impersonator)は「そっくりさん」と訳されますが、実際は姿かたちが似ているというのではなく〈似ている人は皆無に等しい)、エルヴィスが大好きな人で〈ここが大事!)、エルヴィスが歌った歌を、エルヴィスへの思いをこめて歌う、そういう人のことをいいます。少なくとも私はそう解釈しています。

このようなエルヴィス・インパーソネーターは、日本にも、そして世界中をあわせると、それこそ星の数ほどいるのですが、きょうのドニー・エドワーズ君は間違いなくトップ10に入る存在ではないでしょうか。まず顔が奇跡的にエルヴィスに似ている、それに若い、愛嬌もある、サービス精神も旺盛、つまり、とてもかんじのいい青年なのです。 実はきょう、ショーの最後に握手をしてもらおうと前に出ましたが、他の人の腕がたくさん伸びていて、ちょっと遠慮して私は手を引っ込めてしまったのです。前のほうの席だったので、それまでにも何度か握手をしてもらっていて、他の人にも譲ろう、という思いもありました。でも、ドニー君は、そんな私に気づいて最後に私のほうへまた手を出してくれました。 きっと、エルヴィスもこういう人だったのだろうな、と思い感動しました。

エルヴィスは1977年の8月16日に亡くなりましたから、今年は没後30周年ということになります。いろんなイベントが目白押しで、新しいCDやらDVDやらがたくさん発売になります。財布と相談しつつ、「エルヴィスな夏」を楽しみたいと思っています。
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# by oakpark | 2007-08-06 01:31 | ELVIS | Comments(4)

映画「怒りの葡萄」   

今日は、初めて朝日カルチャーセンターの講座に参加しました。
講座名は「Readings in English Language Films」です。全5回で、講師の先生が選んだ映画についてみんなで語り合うという講座です。当然事前にその映画を見ておかなければなりません。講師の先生はイギリス人のジェフ先生。一回目の今日の課題はジョン・スタインベック原作の「怒りの葡萄」でした。

私は、実は、この映画をつい、2~3ヶ月前に見たばかりで、正直見るのがきつかったです。名作で、感動的なシーンも多くありましたが、見ていてハッピーになる映画ではありませんでした。1930年代、大不況のアメリカで、オクラホマ出身の家族が土地を追われ、新天地を求めてカリフォルニアに移り住みます。カリフォルニアでも期待したような生活は望めず、また次の土地に移動しようとするところで映画は終わります。貧しい家族は、権力者たちに虫けらのように扱われますが、川の流れのように力強く行き続ける民衆の代表として描かれています。主役のトム・ジョード〈ヘンリー・フォンダ)が苦しい旅を続けながら成長していく姿をしっかりと描いていますし、印象的な名せりふも多くあって、確かに名作だと思います。

でも、またこれを見なければならないんだと思うとちょっと気持ちが沈みました。。しかも英語の授業なので、英語のせりふを知っておく必要があると思い、字幕を英語にしたので何度も居眠りをして中断してしまいました。3日くらいに分けてやっとこさ昨日全部見終わりました。

で、本日の授業ですが、とてもおもしろかったです。苦労したけれどちゃんと見てから行ってよかった。映画を見ていないと先生のおっしゃることが全然わからないところでした。知らなかったことも教えていただきました。たとえば、この小説は1939年に出版されたのですが、当時は「共産主義のプロパガンダ映画だ」と、とても批判的な意見もあったそうです。たしかに民衆に焦点を当て、せりふのなかにも「自分たちは大きな塊の一部」というような共産主義を匂わせるような部分がないことはないですが、共産主義の思想にとても敏感だった、アメリカの当時の時代の風潮がそういう論争を引き起こしたのでしょうね。翌年の1940年に公開された映画のほうは、だから、そういった部分はかなりマイルドになっているとのことでした。

先生のしゃべる英語もわかりやすく、それになにより、久々の授業、しかも英語の授業というのが新鮮でとてもよかった。学生のころはいやというほど授業を受けましたが、主婦になった今は授業なんてないですもの。離れてみると恋しくなるものです。。。。と子供に言っても理解できないだろうな~。

# by oakpark | 2007-08-04 23:50 | 映画 | Comments(10)

夏休みの宿題   

8月になりました。スキンも変えました。

さて、今日は夏休みの宿題の話。
子供の夏休みの宿題は、親にとっても大変です。特に子供が小学生時代必ずあった『自由研究』。題材選びから製作まで親の手伝いなしに仕上げることが出来ません〈うちの場合)。あれ、なくしてほしい。。。 末っ子は小3なので、まだあと4回もある~。

上の子二人が中学生になり、もう「自由研究」がなくなったと思ったら、今度は宿題の量がとっても多い。理科の実験、感想文、美術館レポート、作曲、、、、etc  これまた親の手伝いが必要になってくるわけです。。。。 私が子供のころもそうだったのかしら。親に宿題を手伝ってもらった記憶などあまりないのですが。

さて、長女の夏休みの宿題に、作曲家を調べるというのがありまして、長女は音楽の教科書をぱらぱらめくり、「聞いたことないし、誰も取り上げなさそうだから」という安易な理由で、レナード・バーンスタインを選びました。図書館で、小学生向けの伝記本を借りてきて読み、その中に「ウエストサイド物語」の作曲家ということが書かれていたので、私に映画のDVDを借りて来て欲しいと頼みました。彼女はレンタルショップでCDは借りたことはありますが、映画はないので、どう探していいのかわからないということ。

で、私は、ご丁寧にサントラCDもあわせてレンタルしてきました。〈いい母だなあ~・笑)

先日映画のほうを二人で見ました。私は昔に見ていたので2回目ですが、娘は初めて。ミュージカルということで通常の映画とは違うつくりなので、この独特の世界に入って行けるかと心配しましたが、とても楽しんだようです。最後トニーがマリアの腕の中で息絶えるシーンでは泣いていました。よかった、よかった。

バーンスタインといえば指揮者としても有名です。クラシック好きの兄の影響で、少しはクラシックの知識のある夫は、バーンスタインの伝記本があるということに驚いていました。夫にすればバーンスタインより、カラヤンやそのほかの指揮者〈名前を言っていましたが忘れた)のほうがずっと偉大なんだそうです。長女が借りてきた二冊のバーンスタインの本〈小学生向け)を読むと、バーンスタインは指揮者としてだけでなく、作曲家、教育家としても大きな功績を残した人のようです。加えて、映画スター並みの美貌と、陽気さ、派手さ、人懐っこさがあり、どこにいてもオーラを発していた人だったとか。 内にこもる芸術家とは全く違うタイプの人だったようです。女性関係、男性関係も、いろいろあったようですが、確かに世界の音楽史に名を残した人ですね。両親はロシアからの移民で、バーンスタインはユダヤ系のアメリカ人です。やはり、アメリカで成功した人ってユダヤ系が多いのかしら。

ちなみに、長女が借りてきた小学生向けの「世界の作曲家シリーズ」に取り上げられている作曲家は、ビバルディ、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、シューベルト、ショパン、チャイコフスキー、ドビュッシー、ドボルザーク、グリーグ、バーンスタイン、ジョン・レノン、ボブ・マーリー、エルトン・ジョン、スティング でした。
私はこの中で グリーグという人は名前も聞いたことがありませんでした。

さて、娘はどんなふうに宿題を仕上げるかな。
母も勉強させてもらいました!

# by oakpark | 2007-08-02 22:41 | 雑感 | Comments(4)

スポーツ観戦好き   

この日記には、主に映画や本の感想を書こうと思っているのですが、今日は別の話。

昔から結構スポーツ観戦が好きです。
甲子園に住んでいたこともあり、中学生の頃は高校野球のファンでした。父に連れられて、甲子園までよく見に行きましたっけ。外野は無料だったので、いつも外野でしたが。ピッチャーが好きでしたね~。定岡選手とか、江川選手とか。同じ甲子園球場で、甲子園ボウルを見に行ったこともあります。

アメリカンフットボールといえば、先日、私の住んでいる市でアメフトの世界大会が行われました。見に行きたいなあと思いつつも見に行けず、決勝戦はテレビで観戦しました。 アメリカに、もう一歩というところで及びませんでした。

また、高校野球に話を戻して、今日はテレビで、地方大会を見ました。公立高校で唯一ベスト8に残っていたチームを応援しましたが、健闘むなしく、松坂選手の出身校に負けてしまいました。全国に名をとどろかせている強豪校と普通の公立高校では選手の体格が違います。でもよく頑張ったと思います。

公立校といえば、上の子二人が通っている地元の公立中学校のサッカー部の試合を3試合見に行きました。会場が近かったというのもありますが、長女のクラスメートが二人スタメンで出ていたし、この学校のサッカー部の試合を一度見てみたかったので。1試合見ると、次も、次も、と見たくなり、結局3試合も見てしまいました。なんと、市で優勝です!噂によると スター選手はいないけれど、チームワークのいい、とてもいいチームなんだそうです。

長女は小学校の4年から6年までサッカーをしていて、中学生になり、あるクラブチームに入りましたが、チーム内の友人関係などに悩み半年でやめてしまいました。でも、今年の6月の修学旅行で自分で作った清水焼のコップに「I ラブ〈ハートマーク) 蹴球」と書いていました。いつかまたサッカーが出来る日が来るといいなと思います。


陸上を見るのも好きで、16年前に東京で行われた世界陸上も夫と会場まで行きました。一流選手が間近でアップしている姿を見て感動しました。大阪で行われる世界陸上も見に行きたいですが、調べてみると、チケットが結構高い。新幹線代もあるし、塾代もかさむし、今年は無理かな。

今週末は長男と長女の陸上の大会があります。こっそり見に行こうかなと思っています。

# by oakpark | 2007-07-25 23:01 | スポーツいろいろ | Comments(2)

本 「一瞬の風になれ」   

この本のことは新聞の書評欄で見てから気になっていました。
今年の春ごろのことで、丁度長男が小2からはじめたサッカーをやめ、中学では陸上をやると宣言した頃。わたしは、「それもいいかも?」と思いつつも、私があれやこれや文句をいいすぎたためにサッカーを嫌いにになってしまったのかなあ、もう息子がボールを蹴る姿を見れないのはさびしいなあ、と少しセンチになっていたころでした。

この小説の主人公は中学校までサッカー選手で、高校から陸上に転向した「新二」。新二には天才的サッカー選手の兄「健ちゃん」がいて、いつも「健ちゃんの弟」という目で世間から見られている。でも新二も健ちゃんのことが大好きだから、仕方がないと思うし、むしろうれしいとさえ思う。 新二には幼馴染で、スプリンターとしての天才的な才能を持つ「蓮」という親友がいる。蓮は中学の陸上部ででいい成績を残すものの、何かの事情で途中退部していた。新二はその蓮を何とか再び陸上の世界に誘い込む。二人は一緒に神奈川県の県立高校である「春高」に入学し、陸上部で、短距離の選手としてしのぎを削るようになる。こんなお話です。


佐藤多佳子という人が書いた小説ですが、きっとこの作家はもともと陸上のことは知らず、入念な取材を元にこの小説を書いたと思われます。私も陸上のことは全く知りませんが、かなり忠実に陸上選手の生活を再現しているのではないでしょうか。どのような大会があって、選手はどのように調整していくか、選手同士の駆け引き、選手の心理状態、性格分析などなど。おお~~!と思えるような緻密で、とても現実感のある描写でした。

私は文学のことなどわからないし、どれほどの出来の小説なのかもよくわかりませんが、人物描写はすごいと思いました。現代小説を読んでいると、ときどき、「こんな人いるか!」と思えるような人物が登場してくる小説もありますが、この小説に関してはすべて「ありそうだな~~」と思えるものばかりでした。

それと、陸上選手になったことがないのでわかりませんが、選手の心理状態をものすごく的確に表していると思いました。スタートラインについて、号砲と共に走る、というこれだけの行為をここまで劇的に、感動的に表現するのは、かなり難しいと思いますが、選手の気持ちの流れを、新二の言葉で読んでいるうちに、自分が新二になったような、その場にいるような臨場感さえ味わうことが出来ました。

そう、この小説は新二の一人語りという形式を用いています。いまどきの高校生が使っているような言葉がそのまま出てくるのですが、まさにうちの長女(中3)が使っている言葉ばかり。しかも神奈川県が舞台なので、実際にうちの子供たちが使っている競技場の名前も出てきて、とても親近感を覚えました。


そういえば長女もサッカーから陸上への転向組で、現在は息子と同じ地元公立中学の陸上部に所属しています。小学校時代も二人は同じサッカーチームにいました。体格が良くてガッツのある長女のほうは、女子のサッカー人口が少ないこともあって、サッカーの技術は全くないのにもかかわらず、市や県の選抜に選ばれたりして、それなりに目立つ存在でした。だから息子のほうは小学校時代からよく「~~~のおとうと」という目で見られていたのです。なのに、またよりにもよって同じ部活に入るとは。もちろん息子は「はやくおねえちゃん引退してくれないかなあ」と言っていますが。

うちの長女と長男の関係も、どことなくこの小説の「健ちゃん」と「新二」の関係のように思えて(あんなにすごくないけれどね~~~) ひとごととは思えませんでした。

これはきっと映画になるでしょうね。映画になってほしいです。ただ、小説の感動は選手の心理の流れに負うところが大きかったので、この辺をどのように表現するかが難しいですね。また、陸上選手らしい、いい筋肉のついた俳優を選ばなければならないし。 本物の陸上選手にも出演してもらいたいですね。

そういえば、今年の夏は世界陸上が大阪の長居競技場で行われます。長居競技場と言えば昔、高校生のアメリカンフットボールの試合を見に行ったなあと思い出します。そして、世界陸上と言えば、16年前に東京で行われた世界陸上が見たくて、夫と国立競技場まで行って選手がアップする様子を眺めていたことを思い出します。一流選手を間近で見て感激したものです。

今年は陸上が熱いかも?

うちの子たちもこれからどのように陸上と付き合っていくのか、楽しみです。
今度は、私も、サッカーの時の失敗を踏まえて、楽しくスポーツが出来るように良い励ましをしたいと思います。

# by oakpark | 2007-07-11 23:15 | | Comments(2)

映画 「オリバー・ツイスト」   

レンタルショップで映画のDVDを選ぶとき、いろいろな観点から、自分好みに合そうな映画を選ぶわけですが、たまに、原作は有名な小説で、それは読んでいないけれど、また読む気もないのだけれど(時間がかかるので)、映画で見ておこう動機で選ぶ場合もあります。

先日レンタルショップで目に留まったこの映画はそういう部類に入るものです。原作はチャールズ・ディケンズの小説。19世紀、イギリスのヴィクトリア朝を代表する作家です。代表作はいろいろありますが、私は昔「大いなる遺産」を読んだ記憶があります。わりと面白かった記憶もあります(ほんとか?) 「クリスマス・キャロル」も読みました。でも、「デビッド・コパーフィールド」や「二都物語」は読んでいません。題名はよく聞くのですが。きっとどちらも超有名な小説なのでしょう。

さて、手っ取り早く文学作品のあらすじを知っておこうと思って選んだ映画ですが、なかなか深い感銘を受けました。 と言っても最初の30分くらいはつらくてつらくて見るのをやめようかと思ってしまいました。どうも自分に子供が出来てからというもの子供が虐待にあう場面は見るのがつらく思うようになってしまいました。孤児のオリバーは(どうして孤児になったのか映画では描かれていませんでした。気になるな~)救貧院に預けられますが、ひどい目にあい、貸し出された葬儀屋でもさらにひどい目にあい、ついに自力で抜け出して、ぼろぼろよれよれになるまで歩き続け、ロンドンにたどり着きます。そして、道端で野垂れ死に寸前だったところを声をかけて助けてくれたのが、窃盗グループのリーダー格の少年。グループに入れられ無理やり窃盗を教え込まれるオリバー。。。。

映画だからきっと最後にはハッピーエンドになる、と信じながら、はらはらどきどきしながら最後まで見ました。そして、私のの願いがかなって、オリバーは、波乱万丈な出来事のあとも純粋な心を失うことなく、ついには親切なお金持ちの紳士に助けられ、無事に窃盗グループから脱出することが出来るのです。よかった、よかった。しかし、実際の社会では、なかなかこうはいかないのでしょうね。落ちるところまで落ちて悲惨な人生を送る子供たちが多いことでしょう。どうしようもない状況におかれてもいかに人間らしい「心」を失わずにいられることが出来るのかを考えさせられる映画でした。登場人物の中には、とことん悪人もいれば、ふっとした瞬間にやさしさを見せる人物もいました。そこがまだ救われるところでした。

恥ずかしながら、こういうお話とは知らなかったので、一応あらすじはわかりましたが、やはり、原作がどうなのか気になるところです。このケースとは逆に、原作を読んでいて、映画を見た場合、あまりに印象が違うのでびっくりすることもあるので、本当は、本と映画は、別物として捉えなければならないのでしょう。でも、読むのに時間のかかる長編小説のあらすじを、2時間ほどでわかってしまえる映画はやはり魅力的。これからも文学作品の映画化されたものをどんどん観ていきたいです。


ところで私がレンタルショップでほとんど手に取らないのは、ホラーもの、残酷もの、SFものです。 もちろん、好きな人のお気に入りの映画だと無理してでも見たりもします。たとえばリヴァー・フェニックスが好きだった「未来世紀ブラジル」とか、エルヴィスが好きだった「博士の異常な愛情」とか。  でも、まあ、どちらもそんなに感銘は受けませんでした。おもしろかったけど。

# by oakpark | 2007-07-11 20:39 | 映画 | Comments(4)

映画 「スイミング・プール」   

おもしろかったです。

私は、基本的に、映画は英語で話されているものが好きです。少しはわかるし、日本語のように全部わかるわけではない。それがいいんです。日本語の映画だと、かなり上等のもの(私が感情移入できるほど)でないと、あらが見えてしまうんです。あ、いまのせりふ、へただったな、とか、感情がこもっていなかったな、とか、ついつい思っていまう。英語だとその辺のニュアンスがわからない。英語以外の外国語だと、全く語感がわからないので、結局字幕に100パーセント頼ることになり、それではせりふの大事な部分を落としてしまっているような気がする。

なので、レンタルショップで映画を選ぶとき、相当惹かれる要素がない限り、英語圏のものを選んでいます。今回、この映画は、なんとなく選んでみました。夏だし。以前に雑誌で話題になっていましたし。

ゆっくりとした展開。何が起こるんだろう~~と期待させる映像がとても上手いと思いました。主役のちょっと落ち目の作家を演じるシャーロット・ランプリングの動作を映しているだけなのに、何かが起こりそう~~と思わせる。友人の家に引っ越してきて、荷物を開けて、パソコンを出し、電源をさす。日ごろ私たちがしている動作、だけれども映画では省かれがちな動作が映し出されているだけ。でも、じ~~~っと見入ってしまうんですよね。何か伏線がありそうで。

これは、前に見た、ガス・バン・サント監督の「エレファント」を思い出しました。普通の映画であり、ちょっとドキュメンタリータッチでもある。

フランソワーズ・オゾン監督って、若くてかっこいい監督です。他の作品、たとえば「8人の女たち」も、見てみたくなりました。

シャーロット・ランプリングは、目元がちょっと怖い。でも、お茶目な動作もあって、そのギャップがおかしかったです。服を着ていると「ただのおばさん」なのに、服を脱ぐと「まだまだ現役」ってかんじ。「まぼろし」も見てみようかな~~~。

# by oakpark | 2007-07-03 11:56 | 映画 | Comments(6)

映画 「プラダを着た悪魔」   

この作品は珍しく原作を先に読みました。
どんな洋書でもさらさらっと読んで意味も全部わかってしまう、というほどの英語力はない私が、曲がりなりにも最後まで読み通せたので、それなりにおもしろかったです。
さして大きな事件が起こるわけでもないのに、先を読みたい気にさせる筆力はたいしたものだと思いました。

さて、どんな風に映像になっているかと、興味津々で観ました。
全体的な感想は、そうですね、もっとコミカルな感じになっているかと思いました。
『ブリジット・ジョーンズの日記』のように。メリル・ストリープ演じる、ボスの異常ぶりをもっと強調しても良かったかも。アン・ハサウェイ演じる主役のアンドレアは、まあまあイメージ通りでしたが彼氏が全然原作と違っていました。原作では小学校の先生で、眼鏡をかけたまじめなタイプだったのに、映画では、レストランに勤めていて、無精ひげを生やしていて、ちょっと小汚い感じ。もともとは同じ大学に通う友人同士だったふたり。卒業後、「ニューヨーカー」のようなお堅い雑誌のライターになりたかったのに華やかなファッション界に入ってしまった彼女と、手堅く学校の先生という職業に就いた彼との対比が面白かったのに、どうして変えちゃったのかな。

主役のアンドレアも原作ではもっとはじけたかんじでした。女友達と同居していて、その友達との会話で面白かったなあと思ったのが、友達が新しい男友達とデートして、なかなか良かったのだけれどやはりお付き合いはだめだわと言うシーンです。こんな会話でした。

友達:彼ったらイェール大学で演劇を専攻していて、ストレート(ゲイじゃないってこと)で、イスラエルの政治を話せるくらい知的なんだけれど、やはりだめ。
アンドレア:どうして?ニンテンドーのゲームにはまっているとか?
友達:もっと悪いの。
アンドレア:あなたより細いとか。
友達:もっと悪いの。
アンドレア:それ以上悪いって何よ。
友達:ロングアイランドに住んでいて・・・・
アンドレア:遠いところに住んでいるからってどうってことないわよ・・・
友達:親と一緒なの。
アンドレア:あら・・・
友達:4年間も。
アンドレア:それは。。。。
友達:しかもそのことがとても気に入っているの。ニューヨークみたいな大きな町でお父さんやお母さんと離れて一人で住むなんて考えられないんだって!

アメリカでは、大人の男性が両親と一緒に住んでいるというだけで女性から敬遠されるのですね。主役のアンドレアは、こんな風に原作では、トップファッションには興味があまりないけれどいかにも「いまどきの女の子」風のはじけた感じで、ボスの横暴にもぶつぶつ文句をいいながらもやめられずについていく、というかんじでしたが、映画のアン・ハサウェイは、もっと田舎っぽい、おとなしそうな女の子のイメージでした。

でも、アン・ハサウェイはかわいいです。特に肌の色がものすごく綺麗。もう、まさにピンクがかった肌色、という感じで輝いていました。「プリティ・プリンセス」でデビューしたころ、ストーリーの性質上か「オードリ・ヘプバーンの再来」のような宣伝文句を見ましたが、ちょっとそれは違うなあ。オードリーのような「高貴でお堅い」感じはないです。たれた目元が愛嬌があって、庶民的な感じです。「コールド・マウンテン」で、トップレスになったときにはびっくりしましたが、もうちょっと暗い役どころも演じて一皮むけて欲しい女優さんです。

メリル・ストリープは今回の役はかるがるとこなしたのではないでしょうか。でも、原作には「ものすごく細い」とありますが、そうでもなかったです(笑)。

# by oakpark | 2007-07-01 23:38 | 映画 | Comments(0)

ジュディ・ガーランド   

引き続き、ミュージカル映画を観ています。
近所のレンタルショップに置いてある、ミュージカル映画を全部見よう!なんて思っていましたが、さすがに少し飽きてきました。

最近観たのは

・「ブリガトーン」・・・ジーん・ケリーが出ているので選びましたが、これは少し退屈でした。私の好きなジーンの躍動的なダンスシーンも少ないし、おとぎ話のようなわけのわからない(?)お話で、気持ちが入っていきませんでした。

・「若草の頃」・・・ジュディ・ガーランド主演、ビンセント・ミネリ監督の映画。ジュディ・ガーランドの映画は「イースター・パレード」に続いて2作目です。とてもよかった。最初のシーンから引き込まれました。

・「バンド・ワゴン」・・・フレッド・アステアとシド・チャリシー。映画「ザッツ・エンターテインメント」のタイトルソングはこの映画の挿入歌だったのですね。すばらしい曲です。シド・チャリシーはこの映画が演技初体験らしい。足が長くて美しい人です。フレッド・アステアとのダンスシーンが圧巻。アステアは「羽のように舞う」かんじですね。女性の動きに合わせて踊り、女性を美しく見せるのは天下一品ですね。 ライザ・ミネリの解説もすばらしいです。

で、タイトルのジュディ・ガーランドですが、私はこれまで名前しか知らず作品は観たことがありませんでした。でも、有名なミュージカル女優だということは知っていた。どこがどう有名ですばらしいのかな、と以前から興味があったのです。写真で見る限り、絶世の美女という感じではないし、首が短く、いかり肩で、顔も大きい。 でも、まず2作を観て、やはりなんというか、引きつけられるものがありますね。 愛らしい感じ、お茶目な感じ、リアルな感じがあって、歌声が童顔に似合わず大人っぽくて深い。そして声に「ゆらぎ」があるのです。そこがなんとも言えず魅力的に思いました。「オズの魔法使い」で歌った、「Over the Rainbow」は 16,7歳の少女が歌ったとは思えない深みがあります。 もっと映画を見てみたいと思いました。

調べてみると、47歳で亡くなっています。
MGMで見出され、MGMに育てられ、MGMに殺された、と私が持っている本に書いてあります。気分をハイにするためにクスリ、眠るためにクスリ、ダイエットするためにクスリ。そしてだんだん精神の均衡をなくしていったようです。(う、だれかみたいだ~)

しかし彼女の遺伝子は確実に娘たちに引き継がれているのですね。ライザ・ミネリの声ってすごいです。お母さん以上かも。Queenのフレディ・マーキュリーのアイドルでもありました。

やはり、声って遺伝なのかしら。 
でも、うちは私も夫もすごく歌が下手ですが、子供たち3人は、まあまあ上手です。(親ばか)

youtubeでいろいろ調べていると、バーバラ・ストライザンドがジュディに心酔しているといった様子のコメントを言った後「Over the Rainbow」を歌う映像がありました。

ジュディ・ガーランドはやはり偉大なスターなのですね。

# by oakpark | 2007-06-28 00:13 | 映画 | Comments(12)

何冊?何本?   

まだやったことはなかったのですが、ブログ開設記念に(まだ6月だし)、エルヴィス関連本を何冊読んだのか、数えてみようと思いました。

できるだけ読んだ順に並べたいと思いますが、もうかなり忘れています。
①「エルヴィス・プレスリー 世界を変えた男」東理夫 ②「エルヴィス」デイブ・マーシュ ③「エルビス」ジェリー・ホプキンス ④「ELVISを夢見て」鈴木一彰 ⑤「ELVISと生きる限り」森泰仁
⑥「エルヴィス」アルバート・ゴールドマン ⑦「エルヴィス21歳、わたしはひとりの若者を撮った」アルフレッド・ワートハイマー ⑧「エルヴィス・プレスリー」ボビー・アン・メイソン l⑨「エルヴィス登場!!」ピーター・ギュラルニック ⑩「エルヴィス・プレスリー ~メンフィスマフィアの証言~(上)(下)」 ⑪「私のエルヴィス」プリシラ・プレスリー(これは原書も) ⑫'Elvis in the twilight of memory' June Juanico ⑬ 'ELVIS BY THE PRESLEYS ⑭ 「エルヴィスに抱かれたギターたち」 ビリー諸川 ⑮'Me and a Guy Named Elvis' Jerry Schilling
⑯'Elvis, what happened?'

おもだったものはこれくらいかしら。このなかで、特に好きな本、というか写真集ですが、は、⑦です。⑨は究極のエルヴィス本。詳しくてびっくりします。私のHNの由来にもなっている⑫は素敵なラブ・ストーリー本。⑮は去年出版された本ですが誠実な内容で好きな本です。エルヴィスのお仕事を克明に記録した本'ElVIS PRESLEY A Life in Music'は、大切に、少しずつ、今も読んでいる途中です。

そのほか写真集を10冊くらい持っています。購入して未読の本も10冊くらいあります。昔の映画雑誌のエルヴィス特集なども10冊くらいあるかな。中でも特に重要と私が思っている本は「エルヴィスが社会を動かした」マイケル・T・バートランド です。夫が仕事の関係で訪れた、社会学専門の先生の仕事部屋にこの本が置いてあったそうです。字がぎっしりで読みにくそうな本なので、もう少し余裕が出来てからゆっくり読みたいです。エルヴィスがブレイクする前の 1954年、1955年の怒涛のツアーを記録した本'Did Elvis Sing In Your Hometown?' という本も興味深いのでいつかちゃんと読んでみたいですが、まだそこまで手が回りません。

とにかく、亡くなって今年で30年というのに、次から次にいろいろな関連本CDが出てくるので、なかなか追いつけません。

エルヴィス主演の映画はライブドキュメンタリーの2本をのぞくと31本ありますが、そのうち29本は一応見ました。

エルヴィスが生涯で録音した曲は約800曲くらいあるそうですが、そのうち何曲聞いたのかしら。これはまだ数えたことありません。半分くらいは聞いているでしょうか。もう、数えるのが大変です。私はアウトテイク(ボツになったテイク)も好きなので、とにかく残された音源をできるだけ聞いていきたいです。

エルヴィスを知り、50年代、60年代のアメリカの歴史にも強くなったし、他のミュージシャンのことも少しはわかるようになりました。まだまだいろいろ世界を広げていきたいなと思っています。エルヴィスと一緒に人生を楽しみたいです。

# by oakpark | 2007-06-23 21:16 | ELVIS | Comments(6)