言葉って。。。   

「言葉」についてのエッセイが好きだ。 「言葉」という漢字も好き。とくに「葉」がいいな。いつかお習字で書きたい。

今朝の朝日新聞に、私が気になっている、というか結構好きな、鷲田清一さんと高橋源一郎さんの対談が載っていた。
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いろいろと、なるほどなあ、と思うところがあった。「口下手な銀行員のほうが成績がいい」とか。言葉が多すぎると、逆に、上滑りというか、腑に落ちてこないことってある。逆に、言葉が少なく、余白が多いほうが、染み入るというか、深く理解できることもある。 お習字でも、いつも先生が、黒の部分ではなく、白の部分の形を考えて、とおっしゃっている。実際に表に出てきていない部分のほうが意味を持ってくるっていうこともあるんだなあ、と思う。

鷲田さんのお孫さんが、観劇後に「おかわりぃ!」って叫んだという話もいいなあ、かわいいなあ。気持ちが言葉に出てる。使い方が間違っていても。間違っているからこそ逆に、気持ちが強く伝わるなあ。面白かったから、もう一回観たかったのね。 それで思い出したのが、うちの息子も面白いことを言ったことがある。あれは、2歳か3歳くらいのクリスマス。サンタさんのプレゼントを開けて、「たったの絵本だった」と言ってました。う~~ん、残念だったのね。

言葉は、むずかしい。ほんの一言で、傷つけてしまうことも、感動させることも、喜ばせることも悲しませることもありますね。塾に勤めているので、私としては「励ます」「やる気を出させる」言葉をうまく使えるようになりたい。でも、そういう気持ちが強く出すぎると、効果的ではなくなってしまう。うその言葉はすぐわかってしまう。言葉より気持ちが大事。でも言葉がないと気持ちを表せない。

人間の気持ちって、これまた摩訶不思議。なんでこの時、こんな風に感じるんだろうとか、こう感じるはずなのに、なぜこう感じる?みたいなこともあるし。うれしいはずなのに、微妙に寂しい。悲しいはずなのに、ちょっとおかしい、とか。

先日、たまたまテレビで、ビートルズのポールが、だれかわからない元ギタリスト(あとで調べよう)とラジオ番組を放送している映像の番組があった。二人で、自分に影響を及ぼした音楽を紹介していく。二人の語りがとってもリラックスしていて、いい感じで、賢そうで、とてもよかった。きっとかつての若い二人は、いろいろと無茶もしてきたでしょうが、今でもまだちゃんと元気で音楽活動をしてきている年輪と知性がにじみ出て、彼らの繰り出す言葉の数々が、いちいち感動的に思えた。 そう、言葉って、それを語る人の人生も背負いますよね。同じ言葉を10代がいうのと70代が言うのとでは全然違う。

ポールのことだから、きっとエルヴィスのことも言うかな、と思って見ていたのですがやはり出てきましたよ。曲紹介はなかったけれど、何度か、もう当然の普通名詞のように、「Elvis」と口に出していました。こんな感じで。「不思議なんだよね。ある友達の家に遊びにいったとき、すごく頭痛がひどかったんだよ。でも、その友達がElvisのAll Shook Upのレコードをかけてくれたら頭痛がふっとんだよ」また、こんなことも。「バディ(ホリーのこと)がいいのは、自分で曲を作ったことだよね。Elvisは、大好きだけど、自分で曲を作らなかったから」。ジョン・レノンのことも語ってましたね。「ジョンは黒縁眼鏡をかけていて、それが自分ではいやで、女の子が周りにいると必ず外していたな。でも、バディが出てきて、黒縁眼鏡もかっこいい、と思い始めたんだよ」
ジョンも可愛い少年だったのですね。

それにしても好きな音楽で頭痛が治るっていうのも、人間って不思議な生き物ですね。好きな音楽、好きな言葉、好きな映像、好きな写真、好きな絵。そういうものに、人生を支えてもらいたいなあと思う、今日この頃です。

# by oakpark | 2016-01-29 10:01 | 雑感 | Comments(0)

「スケアクロウ」「ペーパームーン」「ソルジャーボーイ」   

というわけで、「町山リスト」と勝手に命名させてもらった映画リストの中からもできるだけ見ていこうと思っています。威勢よく「全部」と言いたいところですが、手に入るかどうか自信ないし。また、観る勇気があるかどうか自信のない物もある。全70作品どこまでつぶしていけるか。がんばります!

70年代の作品はあまりレンタルショップに置いていません。ネットから映像を探せばいいのかもしれないけれど、私はPCで映画を観るのがあまり好きではない。できれば、オーソドックにDVDをテレビに映し出してみたい派、なのです。しかし、レンタルショップ事業も曲がり角に来ているのか、最寄り駅、隣駅併せて3軒あったレンタルショップが今や1軒になってしまっている。そのうえ、そのお店はあまり品ぞろえが豊富とは言えない。もちろん、最近のはたくさん置いているのでしょうが、私が観たいと興味をもった70年代80年代の映画があまりないのです。いつか代官山のTSUTAYAに行かなくては。

そんな中、「町山リスト」に載っていた映画を3本見つけました! 偶然にも、すべて友情もの?だった。

「スケアクロウ」(SCARECROW,1973) 監督:ジェリー・シャッツバーグ 出演:ジーン・ハックマン、アル・パチーノ
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流れ者の二人の友情物語。移動していくから、ロード・ムービーでもあります。たぶん、以前に一度観ています。でも、内容忘れてしまうくらいの印象度。きっと、男性が観ると感じ入るところが大きいのでしょうね。当時の私には、たぶん、ほとんど印象に残っていない。男の友情がどうか、とか、ジーン・ハックマン、アル・パチーノの演技がどうか、とか、あまりわからなかったのだろう。私が今のような形で(ノートに感想を書いたり、出演者や監督を意識したり)映画を観るようになったのは、2000年ころ.映画を観るだけではなく、映画評論やそういうのも読み始めるようになると、ジーン・ハックマン=名優 と必ずなっている。どこがなのだろう~と思っていた。もちろん、演技はうまいのだろうけど、うまい俳優さんはたくさんいるし、とも思っていた。 でも、最近思うのだが、「名優」と言われている人は、まず作品に恵まれないとね。作品あっての演技だと思う(当たり前だが)。この映画で、ジーン・ハックマンが名優だというのはよくわかった。アル・パチーノがチンピラでかわいい。女にもてるハックマンを、子犬のようなまなざしで見つめるの。そして、ハックマンも居心地が悪そうにしている。男の友情には女は邪魔者ですね。

「ペーパームーン」(Paper Moon,1973) 監督:ピーター・ボクダノビッチ 出演:ライアン・オニール テイタム:オニール
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ずっと見たいと思っていた映画をやっと観ました。前にも書いたけれど、2000年ころに映画をたくさん見るようになったきっかけがリヴアー・フェニックスで、リヴァー最後の完成した作品がボクダノビッチ監督の「愛と呼ばれるもの」でした。解説にいつも「あの、名匠ボグダノビッチ監督」とあり、監督の代表的な作品として「ラスト・ショー」と並んでいるのがこの「ペーパームーン」でした。 地味な観るのが退屈な映画かなと思っていたけれど、とっても面白かった。これも前に書いたけれど、ライアン・オニールの顔は個人的にちょっと好みで、だから、娘のテータム・オニールも好み。好みの顔が二つ、ずっと画面にいるのもよかったし、突き放した感じが、最後にほろっとさせる、ストーリーの展開もよかった。この、突き放した感じってのが、ニューシネマなのですかね。短い言葉、ドライなふるまいに、様々な感情が込められている感じ。「スケアクロウ」が男同士の友情なら、「ペーパームーン」は性別、世代を超えた友情なのかも。「レオン」とかもそんな感じだったけれど、私は「ペーパームーン」のほうが好き。とくにテイタム・オニールの不機嫌具合がとってもかわいい。なんと、1974年のアカデミー賞助演女優賞を最年少でとっているのですね。実は、興味がわき、テイタム・オニールの書いた'A Paper Life'という本を購入し、今読んでいるのですが、この授賞式に、お父さん(ライアン・オニール)もお母さん(ジョアンナ・ムーア)も来なかったそう。親子間のいろいろな確執があり、かなりつらい子供時代を過ごしたようです。本を読み終わったらまた内容をアップしたいです。 でも、映画はよかった!

「ソルジャー・ボーイ」(Welcome Home, Soldier Boys, 1972)
監督:リチャード・コンプトン 出演:ジョー・ドン・ベイカー、ポール・コスロ、
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ベトナム帰りの4人の若者の友情と傷を描いた作品。ベトナムは、青年を変えてしまった。何度も映画で描かれているテーマだ。4人にとって、ベトナムでも経験を共有した4人だけが世界のすべてだった。親の暖かさはもう届かなかった。とっても悲しい結末。
ベトナム帰還兵といえば、私にとってはリヴァー・フェニックスの「恋のドッグファイト」が印象深い。あの映画でも「仲間」は4人だったけれど、1972年のこの作品を意識しているのかもしれない。

今回紹介した映画のタイトルがついた曲がありますね。大好きな曲なので紹介します。

ナット・キング・コール It's Only A Paper Moon


エルヴィス・プレスリー A Soldier Boy


さすがに「スケアクロウ」なんて曲はないよね、と思って調べたら、あったのですよ。Alex&Sielaという二人組がまさに「Scarecrow」という歌を歌っているようです。でも知らない曲なので紹介はやめておきましょう。

# by oakpark | 2016-01-22 21:26 | 映画 | Comments(0)

映画の話し   

先日、今年のアカデミー賞のノミネート発表がありましたね。いろいろと観たいなあと思う映画がありました。ファッションが興味深い「キャロル」「ブルックリン」(60年代のファッションが好きなもんで)、このブログにも書いたことがある、ちょっとファンのエディ・レッドメインの女装が興味深い「リリーのすべて」など。「レバナント~蘇り~」は観たくない(激しすぎそうで)ですが、ディカプリオには今回は絶対アカデミー主演男優賞を取ってほしい。こんなに毎回体を張ったすごい演技をしているのに、まだオスカーを取っていないなんて。

さて、映画といえば、先日、といっても去年の年末でしたが、映画評論家、川本三郎さんと町山智浩さんのトークイベントに参加できたことは、とっても嬉しい経験でした。川本三郎さんといえば、映画評論家、文筆家として有名な方ですし、町山智浩さんは、アメリカ在住でアメリカの事情にも詳しく、難解な映画もわかりやすく解説してくれ、映画評論家として近年ますます注目を集めている方。私が初めてこの方を見たのは、ドキュメンタリー映画を紹介している深夜番組でしたが、アメリカ映画事情に詳しく、明るそうで面白そうな人がいるなあとその時から注目していました。説明もわかりやすく、私の中では、映画評論界の「池上彰」のような存在です。

このイベントは、文芸春秋社主催で、事前に参加を申し込み、抽選によって選ばれた人だけが参加できるというものでした。どのくらいの倍率だったのかわかりませんが、友人と二人で申し込んだ結果、私のほうが当たり、大喜びで二人で参加してきました。参加者は、老若男女様々でしたが、性別でいうとやはり、男性のほうが多かったように感じました。お二人からの著作物のプレゼントがあり、しかも町山さんは希望者にサインもしてくださり、とても満足のいく有意義なトークライブでした。しかも、文芸春秋のスタッフの一人が昔の知り合いだったというおまけつき。どこの知り合いだったか思い出すのに20秒くらいかかってしまいました。

イベントのタイトルは『アメリカ映画が最高にエキサイティングだったころ 1967-1978』でした。お二人のお話も、ニューシネマについてのいろいろでした。知っていた話、理解できた話もありましたが、3割くらいは???なお話でした。でもとっても興味深かった。今後も町山さんのサイトやyoutubeでのお話を聞きながら映画の歴史や裏話についてもさらに勉強したいなと思いました。

その時に配られたリーフレットに載っている〈観るべき映画〉は以下のようになっています。
1967年ーーー夜の大捜査線、俺たちに明日はない、白昼の幻想、暴力脱獄、招かれざる客、冷血、卒業
1968年ーーー猿の惑星、2001年宇宙の旅、ウィル・ペニー、泳ぐ人、ローズマリーの赤ちゃん、ブリット
1969年ーーー真夜中のカーボーイ、ワイルドパンチ、イージーライダー、明日に向かって撃て!、一人ぼっちの青春、ジョンとメリー、さよならコロンバス、ボブ&キャロル&テッド &アリス
1970年ーーーM★A★S★H、真夜中のパーティ、ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間、砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード、ファイブ・イージー・ビーセス、小さな巨人、いちご白書
1971年ーーー思いでの夏、コールガール、フレンチ・コネクション、ハロルドとモード 少年は虹を渡る、ラスト・ショー、激突!、ダーディハリー
1972年ーーーゴッドファーザー、スローターハウス5、ゲッタウェイ、ソルジャーボーイ、夕陽の群盗、男の出発、
1973年ーーーロング・グッドバイ、スケアクロウ、ペーパームーン、アメリカン・グラフィティ、 追憶、さらば冬のかもめ、スティング、
1974年ーーー華麗なるギャツビー、続・激突/カージャック、カンバセーション・・盗聴・・、サンダーボルト、チャイナタウン、ハリーとトント、レニー・ブルース、アリスの恋、ゴッドファーザーPartII、スパイク・ギャング
1975年ーーーイナゴの日、ナッシュビル、ジョーズ、狼たちの午後、コンドル、カッコーの巣の上で
1976年ーーーグリニッチ・ビレッジの青春、タクシー・ドライバー、大統領の陰謀、ロッキー
1978年ーーードッグ・ソルジャー

以上、70作品。このうち、このトークイベント時点で、私が観ていたのは28作品でした。観たはずだけど内容を覚えていない、というのはカウントせず、厳しめにいきました。
さーて、残りの作品、全部見るぞー。怖そうなのもあるけど~~~。

町山さんは希望者全員に、かわいいイラスト付きのサインをしてくださいました。私は20番目くらいでしたが、100人はいたので、全員終わるのに深夜近くなったのではないでしょうか。町山さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。またお会いできればいいなあ。
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# by oakpark | 2016-01-17 21:26 | 映画 | Comments(0)

「スターウォーズ~フォースの覚醒~」とオスカー・アイザック   

「スター・ウォーズ ~フォースの覚醒~」を観てきました!
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もう説明するまでもなく 超話題作ですね。 我が家では私以外の全員が大好きな映画です。私は、というと、好きでも嫌いでもない、というかんじ。まあ面白いSF冒険映画ね、という認識です。おばさんの多くはこういう反応なのではないでしょうか。熱狂的なファンは、1977年公開第1作を10代~20代で観た男性に多いような気がします。もちろん、新しいスターウォーズを観てファンになった若い世代も多いとは思いますが。でもやはり、熱狂的に思い入れの深い世代は現在40代くらいの男性に多いのではないかしら。

我が家も夫が熱狂的とまではいかないけれど大ファンで、子供たちに見せているうちに子供たちもファンになりました。私もいくつか好きな映画を子供に見せましたが、そのうち好きになってくれたのは「雨に唄えば」のみ。「風と共に去りぬ」「ローマの休日」はだめだった。やはり、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」には負けるのかな。

私は、最初はそれほど観る気はなかったのですが、お友達がファンの映画評論家の高橋ヨシキさんと町山智浩さんがあまりにも楽しそうに話す音源を聞いてしまったので、無性に興味がわいてきたのと、先に観に行っていた夫と次女が、「お母さんは見ないほうがいいよ、戦闘シーンが多いし。絶対見に行かないほうがいい」と繰り返し言ってくるので、逆に「行ったるで~」と思ったのでした。

で、感想としては、単純に面白かったです。スター・ウォーズ第1作はちゃんと見たのですが、それ以外はほとんど見ていないので、人間関係とかよくわからないのですが、そういうのを知らなくても新しい作品として楽しめる構成になっていたと思います。戦闘シーンもあまり好きでないといったのは、勝つ人が分かってしまっている場合。たとえば、「パイレーツ オブ カリビアン」の時は戦いシーンでちょこっと寝てしまいました。。。だって、ジョニー・デップが勝つってわかるもんね。今回は、どちらが勝つのかわからない場合が多かったので、ドキドキしながら見ることができました。

それと、ちょっと驚いたのが、去年の年末に家でDVDで観た映画にたてつづけにでていて、私も注目していた俳優オスカー・アイザックがかなり重要な役で出ていたことです。観た映画というのがこれとこれ。

「ギリシャに消えた嘘 (The Two Faces of January,2014)」 監督:ホセイン・アミ二 出演:ヴィゴ・モーテンセン、キルステン・ダンスト、 オスカー・アイザック
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「インサイド・ルーウィン・デイビス~名もなき男の歌 (Inside Llewyn Davis,2013)」
監督:ジョエル・コーエン、 イーサン・コーエン 出演:オスカー・アイザック キャリー・マリガン
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特に「ギリシャに消えた嘘」は面白かった。原作が「太陽がいっぱい」「見知らぬ乗客」と同じパトリシア・ハイスミスで、古典的で美しいミステリーになっています。この映画で私は初めてオスカー・アイザックを観ました。最初はだれこれ❓といった感じでしたが、観ていくうちに、ヴィゴ・モーテンセン、キルステン・ダンストといった大物俳優に見劣りしない、深みのある演技に引き込まれていきました。私の思う深み、というのは どちらにも取れる演技ということ。いい人なのか悪い人なのか、わからない。何を考えているのが判断しにくい、そういう雰囲気が出せる人だと思いました。ミステリーにはこういう人が絶対必要。二つ目の映画「インサイド~」では、ボブ・ディランと同じ時期の無名の歌手の物語。難しい役どころだとは思うが、なかなかいい味を出していた。コーエン兄弟に使われているというところからも、この人の実力?運の良さ?がわかる。ちょっと、アル・パチーノに似た雰囲気の顔立ち。これからいろいろ活躍しそう。良い役も悪役もできそう。

# by oakpark | 2016-01-11 11:36 | 映画 | Comments(0)

あけましておめでとうございます   

2016年 あけましておめでとうございます。

ブログを始めて9年です。早いですね~、時がたつの。10年なんてあっという間。10年後の自分の年齢を考えるとぞっとします。 でも、一歩一歩、進んでいくしかないですね。 何かやろうっと、気持ちが充実する日も、何もする気がないなあ、と気持ちが沈む日もありますが、沈んだ日も、どこかで明るい光を見つけるようにして、前に進んでいきたいです。家族、友達、ネット、本、映画、いろんなものに頼りながら、、、、

さて、恒例の、去年読んだ本、観た映画の数の発表です。なぜか去年はぴったりの数字でした。
本・・・・30冊
映画・・・・50本 (DVDを含む)

毎年言っていますが、私の場合は映画はDVDで観ることのほうが多いです。ですから旧作中心です。映画館ではなかなか観ることができないのですよね。。。
去年最後に観た映画が、「インサイド ルーウィン デイビス~名もなき男の物語~」で、最後に読んだ本が、「本日は大安なり」辻村深月です。

今年、最初に読んだ本はこれ。
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みんなが大好きな京都のことをけなすなんて勇気のあること。でも、たしかに関東に住んでいると、みんなが京都のことを良く言っているなあとは思う。関西出身の私にとっては、京都はただの近くの街、という位置づけだった。これって、西宮に住んでいた私が、大阪で働いていた時に、周りのみんなが神戸のことを「あこがれの街』のように言っていたことを、へ~、っと思った感覚にも近いかも。

世間的には意外性がある本だと思うが、内容は、なるほどね~、たしかにね~、ということが多かった。でも、面白い。

# by oakpark | 2016-01-03 11:03 | | Comments(0)

本「八百万の死にざま」'The Life-changing Magic of Tidying   

今年の冬は久しぶりに暖かい。きょうは、知り合いが出場しているサッカー皇后杯準決勝を観てきました。応援しているチームは負けてしまったけれど、久しぶりにサッカーを見て、彼女の頑張る姿を見て、元気をもらいました。

さて、最近読んだ本の紹介。

まずはこれ。
「八百万の死にざま」 ローレンス・ブロック 田口俊樹訳
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まさにハードボイルドミステリー小説でした。「ハードボイルド」hardboiled という意味が今ひとつわかっていなかったのですが、この小説はそうだろうなと思いました。私が思うハードボイルド小説とは、酒、うらぶれたバー、きれいな女性、暴力、冷酷さ 、死のにおい、粋なセリフ、垣間見える優しさ などが登場する小説ですかね。タイトルの「八百万の死にざま」というのは、ニューヨークに住む八百万の人々に、それぞれの死に方があるというところからきているようです。翻訳家の田口俊樹さんの傑作という新聞の書評にも惹かれて読んでみました。男の人はこういうの好きだろうな、という感想。

そしてこれ。
'The Life-Changing Magic of Tidying ' Marie Kondo
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「人生がときめく片付けの魔法」近藤麻理恵さんの著書の英訳版です。海外でベストセラーになっていると聞いて、どんなふうに書かれているのかな、という興味から英語版を読んでみました。「ときめき」というのは spark joy と訳していました。 いろいろとはっとさせられる記述があり、すごいなあと思いましたが、私はまだしばらく実践できそうにないな。そこまで割り切れない。たとえば、スマホを買っても入っていた箱はすぐ捨てましょう、とあるのだが、私はしばらく置いてからしか捨てられない。それに、洋服は私にとっては芸術作品的な存在でもある。絶対着ないと分かっていてもおいておきたいものもある。だって、もとは平べったい布があんな風に立体的になるなんてすばらしいなあと思ってしまう。そんなに捨ててばかりいたら、歴史が残らない気もする。最近は断捨離とかミニマム生活とかが大流行だけれど、『ファミリーヒストリー』なんかを見ていると、こんなものが残っていたのね~とうれしくなることがあるのだから、やはり「残す」ことも大切だと思うんだよな。そのときに「ときめき」がなくても別のシーンでとても重要な意味を持ってくるものだってあるんだから。なんて言っている私の部屋は今日も雑然。だからいけないのですよね。。。。

# by oakpark | 2015-12-23 22:46 | | Comments(0)

2015年冬 編み物事情①   

この記事を書いていて前のも消えちゃったのですよ。どうもこのパソコンにはなれないわ。

さて、暖かい今年の冬も着々と編み物進めています。私の編み物は、作品を仕上げることよりも、編む行為そのものが目的なので、ひと冬で仕上がったり仕上がらなかったりします。3年くらいかかっているのもあったりして、家族の者には不思議がられています。

今年はとりあえずこれが仕上がりました。
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今年はニット帽が大流行ですね。見かけるたびに、あれなら編めるなあ、と思ったりします。これは、オカダヤのオリジナル毛糸「カドゥー」2個半を10号4本棒針で編みました。もう一つくらいニット帽を編もうかな。

そしてこれは去年からの持ち越しのセーター。ハマナカの「ソノモノ アルパカウール」という毛糸でとても触り心地がよくて編みやすい。 本に載っていたこのセーターが面白い形をしているので編んでみましたが、着ると全然似合わない。このあとほどくことになりそう。
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モデルさんが着ると素敵なのですが。
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# by oakpark | 2015-12-12 21:17 | 日常生活 | Comments(0)

2015年テニス!   

なぜか記事が消えてしまった。もう一度書いておこう。

今、久しぶりにテニスに燃えている。スクールのクラスは真ん中クラスでなかなか上にあげてもらえない。私の担当コーチが厳しくて理論派。きっとテニス歴は長いが、いろいろ穴ぼこだらけの私のテニスのどこかを物足りなく思っておられるのだろう。別のクラスのコーチは、上のクラスの実力はあると言ってくださるけれど、私は自分のクラスのコーチに認めてもらいたい、と頑張っているところ。

そんな私のテニスに対する考え方に影響を与えた最近の言葉を紹介。

フィギュアスケートの宮原知子さん。
振付師から、「初恋のころを思い出しながら滑ってごらん」と言われたけれど、うまくできなかったので、はじめてスケートに出会った頃を思い出しながら滑った。
いいなあ、可愛いなあ、けなげだなあ、と思った。私も12歳のころ、初めて毛のボール(当時は黄色じゃなくて白でした)を触り、ラケットで打ったころのことを思い出してがんばりたい。テニスの一番好きなところは、ボールがラケットの真ん中にあたりすぱーんと飛んでいく爽快感。

そんなことを思っていた時に、今度は、今や日本テニス界の誇り、錦織圭選手の言葉を新聞で見た
「勝たなくてはいけないとプレッシャーを感じて、ボールをコートに入れにいったりしていた」なんと、ボールをコートに入れようと思っちゃいけないのね。そうか。自分の振りで、気持ちよく思い切っていけば、自然とボールはコートに入るってことか。なるほど~。目から鱗でした。いつも私はコートに入れることばかり考えていた。次からは気持ちよく振ることだけを考えよう。

大好きなテニスを納得いくまで進化させたいな。

今お気に入りのラケットはこれ。
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# by oakpark | 2015-12-12 21:08 | テニス! | Comments(0)

名曲「好きにならずにいられない」Can't Help Falling In Love   

またまた久しぶりの投稿です。 今年度はなかなか書けません。。。。

前に書いたことがあったかどうか、実は私はパート勤務ですが、英語塾の講師をしています。そこの生徒さんにいつも言っていることがあります。「can't help ~ing(~せずにはいられない)の構文は絶対覚えよう!」なぜなら、エルヴィス・プレスリーの名曲『好きならずにいられない』の英語タイトルに入ってるから。とまあ、エルヴィスのことまで出してくることは、よほど興に乗った時以外めったにありませんが、英文法の「動名詞」を使った重要構文であるこの表現はいつもことさら力を入れて説明しています。

1961年に、エルヴィス主演の映画「ブルー・ハワイ」の挿入歌として作られた「好きにならずにいられない」は、日本のエルヴィスファンに〈好きな曲アンケート〉をすると必ず1、2位になる曲だそうです。そして私にとってもやはり、5番以内には常時入っている曲です。エルヴィスファンになりたてのころは、あまりにも有名すぎるこの曲は私の中でそれほど高い順位ではありませんでした。はじめて聴くエルヴィスのその他の曲のほうが魅力的に感じたのです。でも、その後時間がたてばたつほど、「好きにならずにいられない」の順位は上がっていきました。特に、いやなことがあったときや、むしゃくしゃするとき、気持ちがあれている時などにこの曲を聴くと、不思議と穏やかにゆったりした気分になることができます。私にとっては困ったときの特効薬のような曲なのです。

50年以上前に作られた曲ですが、今でも人気のある曲で、その証拠に、今季の女子フィギュアスケートで、ロシアのユリア・リプニツカヤ選手が、やはりエルヴィスの『悲しき悪魔』(Devil in Disguise)とのメドレーでショート・プログラムに使っています。 私はそれほどスケートに詳しくないですが、リプニツカヤ選手といえば、ソチオリンピックでロシアの団体金メダルに貢献した選手。当時はまだ14,5歳で、生意気な感じの可愛い選手でした。どうやらその後しばらく低迷時期があったようですね。今期のエルヴィス曲で復活のきっかけをつかんだのではないか、という評もみかけます。もしかしたらリプニツカヤ選手にとっても「癒し」効果があったかもしれません。17歳の今期のリプニツカヤ選手の演技。


そして、つい先日、新聞を読んでいたら、なんとグラミー賞受賞歌手、サム・スミスも今年のツアーで、「好きにならずにいられない」を歌っているようです。自身の曲'Not in That Way'とのメドレーで、全フレーズではありませんが、今を時めく人気歌手のサム・スミスが歌ってくれるとはうれしいです。多くの人にエルヴィスの曲を知ってもらえるので。その新聞の記事では、いろいろとサム・スミスの歌唱をほめたうえで「白眉はNot in That Way とエルヴィス・プレスリーの好きにならずにいられないのメドレーだろうか」とあり、わ~い、すご~い、と思ったら、記事を書いたのが萩原健太さんでした。

ご存知の方も多いと思いますが、この曲を、エルヴィスは70年代のライブショーで、最後の締めの曲として歌っていました。アンコールは一切なし。この曲が流れると、ショーも終わりだなあとだれもが思った曲なのでした。きっと、実際にライブでエルヴィスが歌うこの曲を聴いた人たちは、もう終わり?さびしいなあ、でもいい時間だったなあ、と少し複雑な思いでいたのでしょうね。

映画「ブルーハワイ」でこの曲が使われた当時は、まさか、この曲がここまで後世まで愛されることになるとはだれも思っていなかったのではないでしょうか。当時、大量に作られていたエルヴィス映画の挿入歌の一つという扱いだったのではないかな。だからだと思うのですが、最初の ♪~Wise men say Only fools rush in But I can't help falling in~~♪ の 'in'のキーが上がりきっていないように思うのですが。エルヴィスにしては珍しいと。なんでこのテイクを採用したのかな、と昔から思っていました。でも、オルゴールの音のみで始まり、エルヴィスの声がかぶさっていくこの映画バージョンも大好きです。

# by oakpark | 2015-12-09 22:53 | ELVIS | Comments(2)

本「職業としての小説家」 村上春樹   

さて、どんどんこまめにブログを書いていきましょう。

話題になっていたのかな、この本を読みました。
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2015年9月17日に第1刷発行で、24日には第2刷発行。すごい勢いで売れたのでしょうか。それとも見込み違いで第1刷の印刷冊数が少なすぎたのかな。

静かに感動を呼ぶ本でした。う~ん納得、う~んさすが、う~ん、、、、というかんじで、村上春樹さんのファンになりました。といっても村上さんの本業のほうである小説のほうは、いままで、それほど、よかった!感動した!という感覚を味わったことはないのです。ただ、気になるなあ、という程度。気になるから、次も読んでみたいなあ、という気持ちになる場合とならない場合がありました。でも、エッセイはいつ読んでも面白かった。安西水丸さんのイラストの雰囲気と、村上さんのカジュアルでユーモアを孕んだ文章がぴったりで、気持ちを緩くしたいなあというときなんかに重宝するかんじ。

今回の「職業としての小説家」は、特に村上春樹さんが苦手と思っている方に読んでほしいなあと思います。せっかく、現代日本の代表的な作家と時代を共にしているのだから、この人の小説家としての生きざまを知っておいても損はないと思うのです。

印象に残った部分はいくつかありますが、高校生のころ、英語の成績はすごく良いというわけではなかったが、原書で本を読んでいた。最初の小説は英語で書いて、それを日本語に訳したものだ。とか、オリジナリティを追求し、自分にしかできないこと、あるいは自分にできることだけをやってきた、とか。だから、『書くことがない』というスランプに陥ったことはない。書くことがある時しか書かなかったから、とか。いちいち、当たり前なんだけれど、なるほどなあ、と目から鱗のことばかり。当たり前のことだけど、みんなが気付かなかったことをやってのけた、というところに村上春樹さんの独自性があるのだと思います。

いろいろな批判は、はいて捨てるほど、山のようにあるでしょう。でも、気にせず(ちょっとは気にされているみたいだが)、日々のルーティーンワークを崩さず、淡々と黙々と小説家として生きてらっしゃる姿勢というものに、感銘を受けないわけにはいきません。もちろん、人間に上下はないけれど、村上さんは、上等な人、という印象を受けました。そして、私たち、この世に生を受けた人間は、‘上等な人'を参考にしつつ、自分の道を生きていくんだなあ、と思います。

この本の中に書かれている小説家としての資質についていえば、私には何一つあてはまるものはないけれど、ひとつだけ、こんなフレーズに心ひかれました。。。
「僕は思うのですが、小説を書くというのは、あまり頭の切れる人に向いた作業ではないようです」


お友達から借りたのにまだ読めていない、「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」を次に読もうと思っています。

# by oakpark | 2015-11-07 17:02 | | Comments(0)