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映画「マイ ブラザー」   

ここに、日記のように頻繁に文章を書きつけようと思っているのに、あっというまに間隔があいてしまいます。ブログを毎日アップしている人たちもいるそうですが、それってすごい。私なんて、書きたいことがあっても、今日は疲れた、今日は時間がないかも?と後回しいにしていると、あっという間に1週間くらい経ってしまいますからね~。文章を書くのって、むずかしい。ちゃんと頭の中を整理しないといけないし、気持ちを集中させないと筋の通った文にならない。でもだからこそ、ボケ防止にいいのかも。がんばって書こうっと。

さて、きょうは、先日DVDで観た映画「マイ・ブラザー」のことを書きます。
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『マイ・プラザー ~哀しみの銃弾~(Blood Ties)』
監督:ギョーム・カネ 出演:クライヴ・オーウェン ビリー・クラダプ マリオン・コティヤール

この映画は宣伝を読んだ時から是非観たいなあと思っていました。実は私、夫も含め今まで付き合った人全員が(そんなに多くないよ~)二人兄弟の弟でした。だから、というわけではないかもしれないけれど、兄弟物に惹かれるのです。今年の初めにも、こういう本を選んで読みましたしね。

例によってあらすじは、こちらのサイトででも見てもらうことにして、私は私なりの思い入れを書こうと思ってます。 きっと私のブログって、この映画のことを知りたい人には何の参考にもならないでしょうね。独りよがりなブログです。すみません。

さて、まず、配役が私は気に入ったのです。クライブ・オーウェンはもともと好きな俳優さん。この映画では刑務所から出たばかりの、心優しいところはあるものの凶暴な面を併せ持つ兄を演じています。少し前に観た『チャット』という映画では娘を心配する普通のお父さん役だったけれど、今回は全く違うタイプを演じています。役者さんってほんとすごいわ。 イギリス出身の俳優さんなのに、たぶん完璧にアメリカ英語で(と私には聞こえます)演じています。しかも(そのあたりのニュアンスは私はわからないけれど)、ガラの悪いしゃべり方、なのかな。そして弟のほうを演じるのがビリー・クラダップ。実はこの俳優さんが弟を演じるの姿を見たかったというのがこの映画を選んだ一番大きな理由なのです。この人に関してはあとでもう一度書きます。3人兄弟の紅一点の姉を演じているのがリリー・テイラー! この女優さんにも私は思い入れがあるのです。故リヴァー・フェニックス主演の私の大好きな映画、『恋のドッグファイト』の女優さんだから。1967年生まれということは、今年47歳ですか。今も元気に女優さんをしていてくれていてうれしいです。実力のある女優さんだと思う。 事前にリリー・テイラーが出ているとは全く知らずに見始めたので、登場シーンはとってもうれしかった。 

子供の頃は仲が良かったのに、その後別々の行き方を選んだ兄弟。映画は警察官になっている弟が、ある悪者(実はこの人の妻とかつて恋人関係だった)を捕らえるシーンからはじまり、兄の刑務所からの出所を弟と姉で迎えに行くシーンにつながります。3人はその足で入院中の父親を見舞います。全く違う人生の局面にいる兄弟と、たぶん普通の暮らしをしているだろう姉。これだけの設定でとても興味を惹かれる始まり方です。その後兄弟は、ことあるごと現在のお互いの違いと懐かしい幼い頃の思い出との板ばさみに苦しめられることになります。特にビリー・クルダップ演じる弟は、兄のことを大切に思うばかりに彼の状況が心配で、警察官という自分の立場から苦しい思いにさいなまれます。しかも自身もいろいろと問題を抱えているのです。愛情で結ばれながらも、ふとしたきっかけでいがみ合いが始まる。もう大人の二人のケンカを老いた父は止められない。姉もそばでおろおろするばかり。感謝祭のシーンは、そういうのありそう~と思いながら、ほろりとしてしまうシーンとなっていました。そういえば、欧米文化では今週末が感謝祭ですね。

ビリー・クラダップについて書きたかった理由もリヴァー・フェニックスがらみです。私がリヴァーのファンになったのが今から13年前。今年20歳になる息子が小学校1年生だったからよく覚えています。リヴァーをきっかけにいろんな映画を観るようになったのでこの出会いには本当に感謝しています。 リヴァー関連のいろんな映画を観始めて、その一貫で、弟のホアキン・フェニックスが出ている映画も手当たり次第に観ていました。そのときにレンタルで観たのが「秘密の絆(1997)」という映画で、この映画の中でホアキンが弟、ビリー・クラダップが兄を演じていました。当事のビリー・クラダップは少しリヴァーに似ていて、実際のフェニックス兄弟もこんなふうに会話していたんじゃないかなあと想像しながら見たものです。こんなかんじ。
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今はこんなふうですが。
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かなり変わりましたね~。あの時、寡黙な感じの兄を演じていたこの俳優さんがどんなふうに今度は弟を演じるのかな、と興味を持ちました。この人の持つ、ちょっと陰のある雰囲気は好きです。『あの頃ペニーレインと』もよかったな。

今回の映画では、兄が暴れん坊で好き勝手で弟が堅実なタイプ。なかにし礼の『兄弟』もそうでしたが、石原慎太郎と裕次郎は逆ですかね。『エデンの東』のジェームズ・ディーンの弟もどっちかというと石原兄弟派?ブラッド・ピットが出ていた「リバー・ラン・スルー・イット」もそっちかな。 兄と弟、どっちが奔放になるか、はケース・バイ・ケースなのかもしれませんね。もって生まれた遺伝子にかかっているのかも。でも、どちらかが奔放だともう一人の奔放さは自然と抑えられるのかもしれませんね。両方が奔放だと親を困らせてしまうもの。早い者勝ちの世界なのかも。。。。。 兄弟って面白いですね。



その他、兄と愛人関係にある売春婦を演じたマリオン・コティアールもさすがの美しさ&演技です。
IMDbの評価は6・5だけれど、私はもっといいなあと思う。最後の、兄のクライヴ・オーウェンの表情がよかった! 兄弟物がお好きな方にはお勧めです!

by oakpark | 2014-11-29 13:55 | 映画 | Comments(0)

英テレビドラマ「ダウントンアビー」   

今はまっている海外ドラマは、イギリス発の「ダウントンアビー」です。
いや~、おもしろいです、これ。
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考えたのですが、ドラマや映画って理想と反対の世界を描くからこそ面白いのですかね。確かに、いつも仲良し、いつも平和な日常を描いてもちっとも面白くないですものね。このドラマ、これでもかというくらいの意地悪の応酬が見せ場となっています。Utopiaの反対をDystopiaというそうですが(たとえば、映画「ロボコップ」で描かれたような)、そこまでは言わないけれど、描かれるのは平和とは程遠い世界です。また、ここがテレビドラマならではなのですが、登場人物の心情を表情や風景などで描くのではなく、もろに言葉で表現しています。普通なら心にしまっておくような、嫉妬心を吐露する言葉や相手を傷つけるような言葉を、ドンだけ正直やねん!と突っ込みたくなるくらいストレートに発しています。だからとってもわかりやすい。映画のような深みは全然ない。でも、だからこそスピーディーで面白い。

あらすじや、登場人物などはこちらを見ていただけばいいのですが、私はNHKで放送されていた第1シーズンをたまたま観まして、あっという間にひきつけられました。20世紀初頭のイギリスの邸宅で起こっていたさまざまないざこざ。上階の貴族の生活と、下階の使用人の生活をパラレルに描き、それぞれの世界での、恋愛や嫉妬や計算やらをせりふの中に凝縮しているのです。私がたまたま観たのは第5話だったようで、物語も佳境に入っている最も面白いあたりのエピソードでした。実は、シーズン2が11月30日から始まるので、今NHKでシーズン1を再放送中です。来週の土曜日の放送が第5話なので、興味のある方は是非観てみてくださいね。

貴族社会と使用人の社会を同時に描くという手法は、そういえば、前に、やはり深夜にテレビで観て、一気に引き込まれ最後まで観てしまった「ゴスフォードパーク」という映画でも出てきましたが、なんと、脚本家が同じした。どうりで。。。

生まれた階級で全く違った生活を強いられるというのも興味深いし、それぞれに人物が自分の限界の中で精一杯生きている姿勢にも心打たれます。第4話では、女性使用人の長である家政婦長をつとめるヒューズが、昔の恋人に求婚され断るシーンがありました。もう、自分は昔のうぶな農家の娘ではない。変わってしまっているからうまくいくはずがない、というのです。それを聞いた、男性使用人の長の執事のカーゾンがいいます。'
Life's altered you as it's altered me'(人生が私を変えたようにあなたも変えたのですね)  そしてそのあとの英語がどうしても聞き取れない。日本語のほうは「変わってこそ人生に意味が生まれるのだ」と言っています。う~ん、でも、知りたいなあ、もともとの英語。含蓄のある言葉だし。いつも私が夫に言われてる言葉だし。結婚したころはもっと・・・・・・だったのに、と。

それで、DVDをレンタルしてきちゃいました。なるほど。これを聞き取るのは私には無理。こう言ってました。
And what would be the point of living if you didn't let life change us?
「Mo(も)」という音が聞こえた気がするけど、ぜんぜんないやん。 DVDの字幕には「生きていれば変化は付き物だ」とありましたが、日本語のせりふのほうがいいなあ~と思うし、英語に忠実ですよね。そうだ。人間は変化するし、変化するからこそ生きていく意味があるのだ。  と、今度夫に言っておこう。

ほかの見所としては、使用人のトーマス(第一下僕)とオブライエン(侍女)の意地悪ぶりがすごいです。
ダウントン家の三姉妹の仲では三女のシビルがかわいいです。長女のメアリーは威厳のある声。次女のイーデスの髪型が個性的。  遺産相続人になってしまったマシュー(中流階級の弁護士)がイケメンです~。
当時は、弁護士や医者は中流階級だったのですね。上流階級の人というのは働かずにお金を持っている人たち。その辺の価値観の表現の仕方も興味深いです。
それと、やはり、上流階級の皆さん方のお洋服が素敵。女性も男性も。うっとりしちゃいます。
音楽も、とてもいいです。

シーズン2が楽しみ!

by oakpark | 2014-11-16 21:35 | 海外テレビドラマ | Comments(0)