<   2014年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧   

本「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」「枡太一の生物部な毎日」   

偶然なのですが、似たようなタイトルの本を2冊お盆休みに読みました。

★「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」  レイチェル・ジョイス著  亀井よし子訳
e0123392_1247371.jpg


★「枡太一の生物部な毎日」  枡太一著
e0123392_12494124.png


似てるといっても、タイトルが長めということと、どちらも「~のー」という形になっているということだけなのですが、最近こういう言い方が流行っているのでしょうかね。「ハロルド~」の原題は'The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry' 。もちろ内容は似ても似つきませんが両方とも面白かったので紹介します。


まず、「ハロルド~」ですが、これは新聞の書評で知りました。1人の老人が昔の知人に会うために徒歩旅行を始める、という、「ロードムーヴィー」ならぬ「ロードノヴェル」(そんな言葉あるかしらないが)。なんとなく惹かれて図書館で予約しました。買うのはリスクが高いなあと思ったので。二ヶ月くらい待たされたことを思うと結構人気のある本なのでしょうか。

なるほど私も、近年まれに見る、じわり、じわりという感動を味わったのです。この手の小説のほうが感動しますね。つまり、物語が劇的に展開するわけではないく、時として、状況描写が長く、かったるいな~と思われる部分もある。だけど、その分、その次のページに、ちょこっとだけ秘密がもらされたりしてたりすると、へへへえ~と驚くわけです。うまいなあ~、この著者。と思って調べてみると、著者のレイチェル・ジョイスは、20年以上、テレビやラジオや演劇の場面で活躍し、この小説は処女作なのだそう。なるほど、細部にわたる描写のすばらしさは20年以上のキャリアの賜物なのですね。

65歳のハロルドが昔の職場の同僚(女性)から手紙を受け取る場面から物語りは始まります。手紙には、今自分はがんを患い余命いくばくもない状況だけれど、ひと言昔のお礼がしたかったと書かれているのです。ハロルドは驚きながらも返事を書き、ポストに入れに行こうとする。しかし自分の手紙の言葉が軽すぎるのではないかと気になり、ポストに入れられない。次のポストまで歩くがまた入れられない。そうこうするうちに、ある店の若い女性に言われたひと言からこのまま歩いていって彼女に会いに行こうと思いつく。ふらっと出てきたそのままの格好で。そしてイギリス南部の街、キングストンから、北部の、ほとんどスコットランドとの国境近くにある街ベリックまでの627マイル(訳000キロ)、87日間の旅が始まる。

旅の間にさまざまなことに思いをめぐらせるハロルド。愛に恵まれなかった子ども時代。息子を溺愛する妻。冷え切った妻との関係。妻と出会った時のときめき、そして、元同僚と過ごした日々などなど。 読み進めるうちに、少しずつ真相が明かされていきます。でも本当に少しずつなのですよね。疲れて休もうと思うとちょっとだけ話が展開する。すると先が気になる。といううまいやり方にはまってしまい、とうとう実家(愛媛県大三島)との往復の新幹線の中で全部読んでしまいました。近年の遅読の私には珍しい現象。こういうのが好みなのかな。そういえば、少し前に読んだ、アガサ・クリスティーの「春にして君を離れ」も、少し似たタイプの小説でした。老年とまでは行かないけれど、中年後期に差し掛かった自分の人生を振り返る気分にもなりました。

もしかしたら、映画になるのかな、これ。映画になる前に是非読んでみてください~。



もう1冊、「枡太一の生物部な毎日」ですが、新聞の広告欄で見て、すぐに買いに走った本です。私、こういう、楽しげなオタクなお話、結構好きなんですよ。普通の人ならそんなものに?と思うようなことに一生懸命になる人って面白い。日本テレビのアナウンサーで、「Zip」のキャスターをしている枡太一さんが、子ども時代、虫(特に蝶)に夢中になり、その後海に興味を持ち、アサリを研究をしたことなどを面白おかしく書いておられます。文章がとっても上手。大学時代、指導教官に「君は数学はダメだけれど、文章とプレゼンは上手だなあ」と言われ、人に伝える仕事を目指すことにしたそうですが、なるほど、お上手です。くすっと笑える箇所も数箇所あって、一気に楽しく読めました。中学時代の合宿でテントを張って虫を追っかけていると、突然両親があらわれたエピソードも笑ってしまいました。「近くに来たからよってみた」ってそんなことありえない~。親っておかしいですね。でも、ありがたいですね。

というわけで、私も今年の夏は2泊3日で大三島に行ってきました。大三島のことはこのときに書いてますね。これ食べるか、あれ食べるか?と言ってもらえることなんて今の家ではないこと。ありがたくて涙が出そうになりました。できれば半年に一回くらいは両親に会いに行かなければ、そのためにお金を取っておかなければ(遠いんだもの~)と思った夏でした。

by oakpark | 2014-08-28 13:47 | | Comments(0)

2014年 ELVISの命日   

昨日、8月16日は37回目のエルヴィスの命日でした。今年も去年とほぼ同じように過ごしました。つまり、まず、水天宮の日本橋公会堂でエルヴィス関連映画を2本観て、そのあと銀座のライブハウスに移動して、Elvis Tribute Artistsのパフォーマンスを見る、という流れ。今年は山野楽器でのイベントがなくてちょっぴり寂しかったですが、その時間お友達とたくさんおしゃべりもできてよかったです。

実は、8月14日~15日にかけて、家族と近場に一泊旅行に出かけましたが、その後に、かなりショッキングな出来事があったのです。16日のイベントもお休みしようかと思ったほど。しかし、「行って気分転換してきたら?」と家族も言ってくれたので、じゃあお言葉に甘えて昼の部だけでも行ってこようと思って出かけたのですが、ついつい楽しくて調子に乗って夜の部まで居残ってしまいました~。 でも本当に思い切って行って良かった。少しの間、いやなことを忘れることができました。私にとって、Elvisの歌声は『癒し』にもなっているんだなあ~と改めて実感した時間でした。

上映された映画は
『恋のKOパンチ』・・・・・・タイトルの通り、エルヴィスが珍しくボクサーを演じる映画です。口の悪い(?)皆さんは’猫パンチ’なんて言っているけれど、私はそれなりにエルヴィスがんばってんじゃねえ?(いまふうに)と思ったのですが、どうなんでしょうかねえ。その筋の人が見ればまだまだなんでしょうね~~。トレーナー役があの、『う~ンマンダム」のチャールズ・ブロンソン。

それともう一つの映画が
『エルヴィス オンツアー』・・・・・これは、1972年のツアーの様子を撮ったドキュメンタリー映画なのですが、画面が2分割、3分割になる場面が多く、私はちょっとストレスがたまりました。ファンの様子やバンドメンバーの様子を同時に映したかったのでしょうが、私はエルヴィスを大きい画面で観たいんじゃい(かんさいふうに)と心の中で叫んでました。こんなふうに思っていた人はほかにもいたのではないでしょう。なんか、ぶつ切りの編集で見づらかった。当時はこういうのが流行っていたのかなあ。

夜のライブは去年と同じ6人。飛んだり跳ねたりユニセックスなエルヴィスやら、王道のどっしりしたエルヴィスやら、コミカルなエルヴィスやら、50年代のタイトなエルヴィスやら、、、、まあ、皆さん、自分の持ち味を存分に発揮されていました。バラエティに富んでいてよかったです。

'バラエティに富んでいるといえば、エルヴィスの歌声もそうですよね。
今年はこの3曲を紹介しておこう。

'Almost in Love'


'Never Been to Spain'


'A Little Bit of Green'

by oakpark | 2014-08-17 23:57 | ELVIS | Comments(4)

我が家の現況。   

最近、家族のことを書いていなかったので、ちょっくら書いてみようと思います。というのも、昔の自分の記事を読んでいて、こんなのを見つけたから。6年前に、子どもたちの3歳児検診のときの苦い思い出について書いているのですが、今の私は、もう3歳児検診の記憶は薄れてきています。長男の整理番号が5番だったって?そうだったっけ。悲しいかな、人間って忘れる生き物なのですね~~~。というわけで、備忘録として現在の我が家の状況を書いておこうと思ったわけです。興味ない人は飛ばしてくださいね。

夫・・・相変わらず水泳に夢中。シニアの全国大会に出たりしちゃってます。どこまでがんばるつもりかな。

長女・・・大学生。バイトで壁にぶち当たり中。これを乗り越えて将来に生かして欲しい。ためにならない経験はない!

長男・・・大学生。陸上部で槍投げをしている。昨日は大会で京都まで行ったのに、台風のため中止になる。大阪のおばあちゃんちに寄っておこづかいをもらってくる。

次女・・・高校生。サッカー部。今はお盆休み中。「食べること以外することがない」とソファに寝転がっていること多し。私がおやつ用に残していたマフィンの半分を食べてしまった。(楽しみにしてたのに~)


ま、こんな感じなんですけれどね。面白くもなんともありませんね。

もうちょっと付け足すと、

長男がおばあちゃんちに行くと言ったのには驚きましたねえ。実はお小遣い目当てなのですがおばあちゃん喜びました。まさにおばあちゃん孝行です。というのも実はこれは「リベンジ」でもあったのですよ。その昔、ちょうど次女の出産で里帰りをしていたとき、6歳と4歳の長女と長男を大阪のおばあちゃんちで一晩預かってもらおうとしたときがありました。今日はゆっくり赤ちゃん(次女ね)と一緒に眠れるわ~と思ったいたら、夜の8時ごろ、電話が鳴り、でると大阪のおばあちゃん。「〇〇くん(長男)がな、夕食終わって花火終わったころに、『おばあちゃん、お母さんのところに電話して。やっぱり家に帰る』と言ったんよ。悪いけど迎えに来てくれへんか~?」 そしておじいちゃん(私の父)が車で30分ほどの大阪ばあちゃんちに二人を迎えに行ったのでした。あ~あのころはかわいかった。。。こういうことがあったので、今回、わざわざ孫が一人で泊まりに来てくれるということで大阪のおばあちゃんは本当に喜んでました。よかった、よかった。今年83歳のおばあちゃん、息子がお世話になりました。まだまだ元気でいてね~。

そして、うわばみのように我が家のおやつを食べつくしている次女にもちょっとしたエピソードが。あまりに暇そうにしているので、この子もそろそろ男女の機微もわかるだろうと、私のお気に入りの映画『ローマの休日』を見せることにしました。私にとっては何度も観たお馴染みの映画でせりふもかなり覚えています。一緒に観ながら、次いいシーンだわ~と思って次女をチラッと見ると、切ったばかりの自分の爪を凝視したりしている。いらっ。「ここいいシーンだよ」とついつい言ってしまう。次女はひょいと顔をあげるとすぐにまた爪へ。やはり、白黒映画は退屈なのか。「おもしろくない?」と聞くと、「え、おもしろいよー」とこたえる。そして最後のあの名シーン。オードリー演じるアン王女が、グレゴリー・ペック演じるブラッドレーを涙目で凝視するシーン。しかし、次女は観ているのか観てないのかよくわからない弱い視線を画面に向けているだけ。終わって、「どうだった?」と聞くと 「まあ、なんか、普通じゃない?」とのたまう。普通じゃないよ!もう2度と会えないんだよ、あの二人!やはり、16歳の次女にはまだよくわからないんだな、この悲恋が。

なのに、今日の昼間は、夫と一緒に「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の1と2をキャッキャ、キャッキャ言いながら観てたし。「この映画おもしろい~」と。いや、確かに面白いよ。でも、『ローマの休日』は~~?

夜になってもう一度、「やっぱり〇〇ちゃんには男女のせつない恋心とかむりだしね~」と冗談ぽく言ってやると、「そんなことない、わかるよ。エルヴィスだって聴いたっていいよ」って、どういう文脈?

でも、こんなgood chanceはめったにないということで、エルヴィスの『好きにならずにいられない』とこの曲を聞かせちゃいました。

そして、せりふの最初の部分、I wonder if you are lonesome tonight. ってどういう意味でしょうか、と聞いてみました。 lonesomeは「寂しい」という意味だよ、とヒントをつけて。
すると次女は「え~っと、もしあなたは寂しいかしら」ですと。
おい!

大人になるのはまだまだのかんじの16歳です。。。

by oakpark | 2014-08-13 00:23 | 日常生活 | Comments(0)