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NHKの「ミュージック ポートレート」   

NHKEテレで放送中の「ミュージック ポートレート」を時々観ている。ゲストのタレントさん二人が語り合う形式で、これまでの人生の節目で影響を受けてきた音楽について紹介する番組。 前回の黒柳徹子さんと加山雄三さんの回では、人生の最期に聴きたい曲として、二人とも「マイ・ウェイ」をあげていて、番組内で、「え~~・ほんとう~~!?」と驚き合っていたのが印象的だった。今回の江國香織 さんと南果歩さんは、自分と年齢が近いというのもあるけれど、好きな曲がたくさん出てきてとても良かった。二人の選んだ曲はこちらをご覧ください。それとこちらも。

江國香織さんが5曲目にご主人のことを語りながら選んだ曲。シンプリー・レッドの'If You Don't Know Me by Now'。「今私のことをわからなかったら、このさきずっとずっとわからないだろう~♪」で始まるこの曲を、私は歌詞のことはあまり考えずにメロディーラインの美しさに惹かれて、結婚式の披露宴のキャンドルサービスのときの曲に選んだ。江國さんも好きな曲、そして夫婦の関係のテーマとして選んだ曲と知ってうれしかった。


南果歩さんが3曲目に選んだ、映画「フラッシュダンス」の'What A Feeling'や4曲目のビリー・ジョエルの'Honesty' なんて、ばっちり私世代の曲。懐かしかい青春の曲だわ~と思った。

同じく南果歩さんが8曲目に選んだのが Queenの'I was Born To Love You' この曲はQueenの曲として認知されているけれど、本当は、ボーカルのフレディがソロアルバムに入れていた曲。後に、Queenらしいアレンジで再発表された。南さんは、在日韓国人として兵庫県に生まれ、両親の離婚も経験し、いろいろ苦労をしてきた人のよう。最初の結婚(相手は作家の辻仁成さん)に破れ、その後同じ俳優の渡辺謙さんと再婚する。渡辺さんも2回目の結婚で、日本にいづらかったのかな。南さんと息子さん、渡辺さんの三人で2年間アメリカのロスで暮らしていたそうで。そのときによく聴いていた曲が I was Born To Love You だそうだ。ロスの真っ青な空に、この爽快なメロディーがぴったりだったと語っていたけれど、本当にそう。そして歌詞の内容もね、もう、ロマンティックこの上ない。 いろいろあったけれど、こうして愛する人と一緒に暮らせる幸せを噛み締めておられたのだろう。久しぶりに歌詞を読んで、フレディは愛の人、だなあ、と改めて思う。


そんな南さんが10曲目、人生の最期に聴きたい曲として選んだのがベット・ミドラーの'Rose'で、「私のことを快く思ってない人も、土の中の種が太陽の光を浴びてバラになっていくように、私のような人がいたんだと、覚えいてくれれば」と語っていた。渡辺謙さんの前の奥さん、お子さんのことを思っているのかなあ、とちょっと思った。人生すすんでいくと、いつもいつも味方ばかりではない。どうしたって、敵だってできる。でもそれが人生なんだな、と私も思った。

江国さんが10曲目に選んだのは、ロッド・スチュアートとドリー・バートンのデュエットの'Baby,It's Cold Outside''  私は始めて聴いた曲だったけれど、「こんなふうに引き止められたいよね」と江国さんが語ったとき、本当にそうだと思った。

そして今回、一番心に染み入ったのが、南さんが9曲目に、今の自分の自画像として選んだ曲。 竹内まりあさんの「人生の扉」。今までにも聴いた事があった曲だったけれど、今回番組で竹内さん自身が椅子にゆったり座り、時には笑みを浮かべながら歌う姿を見て、素敵だなあと思うと同時に、本当に本当にそうだよね、と思ったのでした。

by oakpark | 2014-06-09 00:35 | Comments(0)

映画「ブルー・ジャスミン」   

新宿ピカデリーで、映画「ブルー・ジャスミン」を観てきました。 とっても面白かったです!!

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「ブルー・ジャスミン (Blue Jasmine,2013)」  監督:ウッディ・アレン  出演:ケイト・ブランシェット、アレック・ボールドウィン、他

セレブ生活から転落した姉(ケイト・ブランシェット)が無一文になってブルーカラーの妹の家に転がり込むが、妹や妹のボーイフレンドとの価値観の違いや現実の厳しさに苦悩する。周りから嘲笑されても自分の生き方を変えず、そのせいで徐々に現実と理想のずれが大きくなっていく様子を皮肉たっぷりに描いた作品。と~っても面白かった! 昔のウッディ・アレン作品でよく見かけた弾丸トークの応酬。 日本の「渡る世間~」的な、なんでそこまでしゃべっちゃうかなあ~と観客の苦笑を誘うであろう脚本。かなりデフォルメしてはいるけれど、そんなのあるある~って描写に思わず噴出してしまった場面がたくさんありました。

いったんセレブ生活を経験してしまうと、たとえ文無しになっても、新たな現実に対応できない。人間って生活レベルを下げることってなかなかできないんですよね。。。

ネタバレになってしまうのであまり書けませんが、ひとつだけ笑っちゃったシーンを書くとしたら、、、(とはいえ読みたくない人は読み飛ばしてください)

ケイト・ブランシェットが自立するために職探しをするシーン。自分は色選びのセンスがあるからインテリア・コーディネーターがいい、と思いつくんだけれど、そのためには資格を取る学校に通わなければならない。そんなお金がないからパソコンを使って資格をとろうと思う。でもパソコンが苦手だから、パソコン教室に通うことにする、、、って、どんだけ時間かかるねん!って感じでおかしかった。でもありますよね、こういうこと。

ケイト・ブランシェットはうまいなあ。。ウッディ・アレンとあまりつながらない感じがしたけれど(好みの女性と違うような、、、)、ぴったりの役どころでした。「エリザベス」も印象的だったけれど、私は「あるスキャンダルの覚え書き」でのケイト・ブランシェットが意外性があってよかったです。こんなに可憐でかわいらしい女性も演じられるんだ、と思いました。それまでは、強い女性がぴったりだと思っていたから。

アレック・ボールドゥインは、こういう、金持ちの悪人を演じさせたらピカ一ですね! 昔は普通にセクシーイケメンだったのに。少し前に、カルチャーセンターの映画講座で観た「摩天楼を夢みて(1992)」での、金ぴかの不動産業界のやり手役も、ほんとぴったりだった。経歴を調べてみると、ワシントン大学で政治学、ニューヨーク大学で演劇を勉強した知性派でもあるんですね。

映画中、ケイト・ブランシェットが、夫(アレック・ボールドゥイン)に出会った時に流れていた思い出の曲として何度も流れた「ブルー・ムーン」は名曲ですね。 ここはやはり、エルヴィスバージョンをはりつけよう~っと。珍しいエルヴィスの裏声が聞けます~。


やはりこっちも。


いろんなアレンジがありますね~。どれもいい!
Nat King Cole
Billie Holiday
the Marcles ーー全然違う曲に聞こえる~。 
Julie London---きれい♪

by oakpark | 2014-06-04 21:29 | 映画 | Comments(0)