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大変な一年でした。   

2011年が暮れようとしています。 去年、このブログで同じようなことを書いたとき、まさか年明けすぐにあんな地震が来るとは夢にも思っていませんでした。あれから9ヶ月経ちました。私の周りでは、一見みんな以前と変わらない生活を送っているように見えます。でも、心は傷ついているのだと思います。日本という国の今後をこれまで以上に考え始めているのだと思います。スーパーなどで周りを見渡すとみなさんそんな顔つきをされているように感じます。地震の前とあとでは明らかに身の回りのいろんなことの意味合いが違ってきているように思えます。これからの年月は、傷ついた心を癒しながらこの国の将来のためにどう生きればいいのかを考える日々になるのかもしれません。

予備校に通う長女は、今日の最終日、先生方から、今年の震災のことを、そして、震災の年に受験生だったことを一生忘れないようにと言われたそうです。

そう、絶対忘れてはならないのです。

震災以来、私が続けていることは、お風呂の水を洗濯でで全部使ってしまわずに必ず残しておくことと、防災グッズをリュックに入れてリビングに隅に置いておくこと、遠出をするときはスマホの携帯充電器を持っていくこと、です。 電車に乗って、少し遠くの街に行くときはいつも、今でもちょっぴり不安になります。 これが家族との永遠の別れになりませんように、と心の片隅で祈ります。

来年は、安寧な年になりますように。

さて、私の今年がどんな年だったか振り返ると、いつもよりテニスをがんばりました。試合に5~6回出ました。これは私としてはすごいこと。緊張しやすいたちで、学生時代も試合が大っきらいだったから。 数年前にテニスを再開したときも絶対試合には出たくないと思っていました。でも、こんな私でも誘ってくれるお友達がいて、いやいやながらも参加しているうちに、徐々に試合が楽しめるようになってきました。と言っても、全然下手ですが。来年も私なりに、歳相応に、テニスを頑張りたいと思っています。

そしてお習字を始めました。毛筆と硬筆と両方をしています。これがとっても楽しいです。特に毛筆の方ですが。筆のいれ方やねじり方や力のいれかたでいろんな線がかけるのが面白い。 お習字と言っても、白と黒の絵画のようにも感じます。まだほとんど変化はないけれど、自分の名前は以前より少しは上手になったかな。
来年も楽しく頑張りたい。

例年発表している、読書と映画鑑賞の成績ですが、今年も目標を下回り、本が25冊、映画が81作品でした。
来年は読書をもう少し頑張りたいです。毎年言っているけれど。

来年も、こちらのブログで、いろいろつぶやきたいと思っています。
来年もよろしくお願いします。

by oakpark | 2011-12-31 21:21 | 映画&本 | Comments(0)

忙しい気分   

あ~、なんだか忙しい。 大掃除もしなきゃいけないし、お正月用の料理もしなきゃいけない。 銀行にもいかなきゃいけない。 たまっている家計簿も、今年中に書いておきたいし。

なんで、年末だというだけでこんなに忙しい気分になるのでしょうね。12月31日と1月1日のどこが違うんだろう~。一度だけ、ロサンジェルスで年末年始を過ごしたことがありますが、そのときは大掃除をしなきゃいけない気分にもならなかったかわりに、いつもと変わらない普通の日々すぎて「特別感」が全くなく、気が抜ける感じがしました。やっぱ、日本のお正月がいいなあ~と思ったりもしました。年末年始の雰囲気って何が作り出しているんでしょうね。 スーパーとか、テレビとか、街の雰囲気ですかね。 つまり、どこにも出かけず、テレビも見ずにいたら、年末の焦りを感じなくて済むのかな。 でも、それも淋しい。。。

今日はお風呂の掃除とキッチンの掃除をしました。 最近掃除の時に大活躍するのがこれです。
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これを初めてお店で見たのはいつごろだったかなあ。3~4年前でしたっけ。 当時この大きさで300円~400円位はしたと思う。結構高いなあと思った記憶がある。 しかし、使ってみてびっくり! 適当な大きさにちぎって水をつけるだけでありとあらゆる汚れが取れるのですよ。 白い扉についた手垢なんて、得意中の得意。ひとこすりふたこすりくらいできれいに取れる。さんざん使って真っ黒になってしまったら捨てればいいだけ。雑巾を使うと、使用後に綺麗に洗って乾かすという作業があるけれど、これにはない。しかも雑巾&洗剤より汚れがよく取れる気がする。 すんごいすぐれもの。その後どんどん普及してきたとみえ、今では料金も200円を切っています。

これを発明した会社は儲かっているだろうな。素材は何かというと、「メラミンフォーム」とあります。メラミンってなんだろう~。メラニン色素のメラニンではないしな。ウィキで調べるとこう書いてある。<有機化合物の一種で、構造の中心にトリアジン環、その周辺にアミノ基3個を持つ有機窒素化合物。ホルムアルデヒドとともに、メラミン樹脂の主原料とされる>ってなんのこっちゃわからん。

たま~にしかしないけれど、結構掃除が好きな様子の次女もこれの大ファン。我が家では「激落ちキング」と呼んでいます。確か最初はそんな名前だったと思うんだけれど。 今みると「激落ちビッグ」となっている。なぜだろう~?商標か何かで引っかかったのかなあ~。

by oakpark | 2011-12-29 20:46 | 雑感 | Comments(2)

朝ドラ「カーネーション」   

何度も書いていますが、朝ドラ『カーネーション』がすばらしい。 毎日このドラマを見るのが楽しみです。今日が今年度のラスト。来年も楽しみだわあ。 朝ドラに詳しいわけではないけれど、今回の朝ドラは脚本、キャスト、演出がうまくかみ合っているな~と感心します。 前回の『おひさま』が、途中で失速し(だんなさんが戦争から復員してから)、がっかりし、さらに少々憤っていたのでので、『カーネーション』の最初のほうを観なかったのが残念。12月31日に総集編があるみたいなので、録画しようっと。

『カーネーション』のどこに感心するかというと、いろいろあるけれど、そのひとつに毎回ハズレがないってのがあるかな。朝ドラは短いだけに、ハズレの回が必ずあって、あ~、ここは時間稼ぎだなあと思うシーンもあるけれど、今回はどの回も見どころがたくさんでおもしろいし、どのシーンも意味をもっていると感じる。ネットでも多くの人が書いているみたいだけれど、たった15分の間によくあれだけの情報を入れてまとめられるなあと感心する。今日も、岸和田の糸子の家、山中町の疎開先、奈津と謎の男性のシーン、亡くなった人たちを回想するシーンと盛りだくさんだった。演出が毎回工夫されているのもポイントが高い。 次々と来る戦死通知にいちいち泣かず、だんじりの前でまとめて泣くという手法もよかったし、糸子の子供が摘んできて糸子に渡す花びらの赤が映像的にもきいていて、糸子の心を象徴しているようでうまいなあと思った。さらに、前回でひもじさから盗みをはたらいた奈津を謎の男性が助けるシーンがあったが、今日の回でその男性が「俺は空襲なんてなんもこわない・・」と言ったあとで、奈津の肩に手を回す所作から、この二人の間に何かあったな、と示唆するなんてほんと質の高い演出だと思う。朝ドラだし、NHKだし、セットがどうしてもしょぼい感じはするのだけれど、やっていることはとても高度だ。これで本格的なセットだったら映画みたいだと思う。俳優たちの演技もみなすばらしい。  ふと、このドラマでの糸子は、私の大好きな「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラに似ているなあと思った。糸子が「うちは死なへんでー」と叫ぶシーンが、スカーレットが「私にはタラがある!」と力強く言う、映画前編のラストシーンにかぶった。あれ、オハラって名前も一緒だ。意識しているのかな。

じつは、私はもともと朝ドラはあまり好きではなかったのです。朝ドラ=専業主婦専門って印象だし、どうでも良いことをうだうだとドラマにしているってイメージさえあった。きれい事の善人の世界で、さわやかな朝にふさわしいドラマで、どこか人工的。そんなイメージがあったかも。だから、主婦になってからは極力見ないようにしていた。しかし、今回は見方を変えましたよ。こんなに質の高いドラマが展開されていたとは。

調べると、朝ドラは1961年から始まっているらしい。歴代のドラマのタイトルを見てみると、私の最初の記憶にあるのが「藍より青く」。12才のときだけれど、なぜか見ていたような記憶がある。「鳩子の海」も少し見たな。そのほかは「なっちゃんの写真館」とか「純ちゃんの応援歌」とかタイトルは見覚えがある。「おしん」は有名だけれど一度も見たことがない。いろいろあったのですねえ。こちらのサイトから。この中で、一番しっかり見たのがたぶん「凛凛と」。なぜかというと、その年は結婚して仕事を辞めて家で暇にしていたときだったので。この頃は大相撲も4時頃から観ていましたねえ。ひまだったから。でも、のんびりできたおかげで、職場で発症していためまい(自律神経失調症)が治ったのでした。ありがとう、「凛々と」さん、って気持ちです。それだけに、主演の一人、田中実さんがなくなったというニュースはショックでした。

「カーネーション」は今日で、辛い戦争時代が終わりました。来年は復興、そして店の繁昌、といくのでしょうか。また笑えて、泣けて、ジーンとくる、楽しいドラマを期待しています!

by oakpark | 2011-12-28 21:28 | 雑感 | Comments(0)

今年の我が家のクリスマス★   

寒~いクリスマスの日、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私は毛布にくるまりながら駅伝を観たあと、こうしてパソコンに向かっています。 昔は寒いクリスマスが大好きでした。だって、そのほうが雰囲気がありますから。寒くて寄り添いながら歩くってのがいいんですよ。ポカポカ陽気のクリスマスなんて盛り上がんない。そう、昔はクリスマス=ロマンティックなイベント、でした。

それが、結婚して子供ができると、クリスマス=プレゼントを子供に知られないように買い、イブの日まで必死で隠し続けなければならないイベント、になってしまいましたね~。約15年ほど続けましたか。ほんと大変でした。クリスマスが近づくと、プレゼントのことで悩み、いつ買いに行くかで悩み(12月はなぜか毎年忙しい)、どうやって隠しておくかで悩み、イブの晩はうっかり早く眠ってしまわないように一人で気を揉み(夫はいつも早寝)、無事25日の朝に任務を完了すると、安堵のため息をついていたものです。 

サンタミッションから解放されて2年、クリスチャンでもない我が家にとって、クリスマスは単にクリスマスだね~と言いながら家族で食事をする日となりました。大人はワインかシャンペンつき、子どもはシャンメリーとかいう炭酸水を飲むのが我が家の習わし。ちょっぴり華やかな気分を味わえます。もちろんケーキも準備して。家族揃って食事できるのが、一番の幸せなのかもしれません。 とはいっても昨晩は長女が塾で遅くに帰宅し、今晩は長男が外出の予定。 子どもが大きくなるとなかなか全員揃ってというわけにはいきません。 でも、気持ちでつながっていればいいのですよね。そのためにはやはり、みんなが揃ってクリスマスを意識したいですね。 クリスチャンではないけれど。 

というわけで、毎年クリスマスの飾りつけをして、ツリーを飾ることで家族にクリスマスを意識してもらい、その上家族全員にちょっとしたプレゼントを買うことにしています(えらいでしょ)。単価にして1000円くらいのささやかなものだけれど、こうすることでクリスマスの華やかな気分が味わえます。 自己満足ですが。サンタミッションは終了したのに、わざわざこんなことをするのは、まあ単純に楽しいから。サンタのときはプレゼント選びが苦痛だったのに、しなくていいとなると楽しめるなんてへんなの。でも、クリスマスと言えば、昔からプレゼントでしょ。子供の頃、子ども会やラボ(ご存知ですか?)なんかでのクリスマス会でのプレゼント交換が楽しかったなあ。娘に言わせると、最近はハロウィーンの存在感が増しているようですが、私はやっぱり、クリスマスが一番好きですね。 視覚も味覚も聴覚も心地よく刺激してくれますから。

聴覚と言えば、クリスマスには素敵な曲がたくさんあります。街にクリスマスソングがあふれるようになると、なんだかワクワクしますよね。誰もが知っている定番の曲もいいし、そのアーティストだけのオリジナルの曲もいいですね。「クリスマス」というキーワードがあれば、その曲が何割増しにも素敵に聞こえる感じがします。ほんと不思議。

さて、エルヴィスもクリスマス曲をたくさん歌っていますが、オリジナルのクリスマスソングと言えば、これ。「毎日がクリスマスなら(If Every Day Was Like Christmas)」です。 この曲は、エルヴィスの高校時代からの親友で、のちにはボディーガードとして常にエルヴィスのそばにいたレッド・ウエストが作詞作曲した曲です。作ったのはレッドですが、レッドはプロの歌手ではなかったのでエルヴィスがオリジナルと言えると思います。今回検索していると、レッド・ウエストが歌ったモデルテープの音源が見つかりました。なかなか素敵なバリトンの声(と本に書いてあった)で、びっくり。歌手として売り出せたかも?まずは、エルヴィスが歌ったもの。


そしてレッド・ウエストのデモテープ音源。映像の中でエルヴィスの横にいる赤毛の男性がレッドです

エルヴィスのレコーディングを記録した本「Elvis Presley ~A Life in Music~」によると、この曲をエルヴィスが録音したのは1966年の6月12日。ナッシュビルのRCAスタジオBでのセッションでした。本当は、6月10日に録音する予定だったのに、この時のエルヴィスはあまり調子が良くなくて、本人の弁によると風邪をひいてのどが痛く録音する気分ではなかったそう。そこで、バンドの演奏と合わせるために、レッド・ウエストとチャーリー・ホッジ(エルヴィスを音楽面でのサポートしたスタッフ)が代わりに出かけていき、この曲を含めて3曲を録音しました。ホテルに戻りその音源をエルヴィスに聴かせると、エルヴィスがやる気になってきて、12日になってスタジオに出かけていき3曲とも録音しました。風邪は治ったのか、それとも最初から風邪ではなかったのか、そのあたりは謎です。もしかして、この時のレッドの歌い方がまずかったら、エルヴィスはやる気にならなかったかもしれない。エルヴィスのやる気を起こさせる、素敵なレッドのパフォーマンスだったわけです。 そして、この録音をきっかけに、エルヴィスのアーティストとしての意識が上がったきたというのです。6月25日から始まったナッシュビルでのセッションはエルヴィスにとっても満足のいくものだったようで、メンフィスに戻り、珍しくプロデューサーのフェルトン・ジャーヴィスに礼状を書いて送ったそうです。 1950年代、10代の頃から歌うことを仕事にして生きたエルヴィスにとって、モーティベーションをいつも高く持ち続けるのは大変なことだったと想像できます。正直、やりたくないと思う日もあったのでしょうね。この時のレッドの歌がなければ、6が12日のセッションはなくなってしまっていたかもしれない。「If Everday was Like Christmas」も、もしかしたら聴くことがなかったかもしれないのですね。そう思うと運命的なものを感じます。

レッド・ウエストという人のことは、ずっと気になっています。あんなにエルヴィスと親しく、エルヴィスの兵役での赴任先のドイツにまでついて行った仲なのに、エルヴィスの死の直前にほかの二人のボディガードと共に暴露本をだし、エルヴィスと仲違いしてしまった。その後多くの人が、エルヴィス関連の本を出したり、エルヴィスのことを語ったりして小金を儲けたりしているのに(多分ね)、エルヴィスネタではほとんご表舞台に出てこない人。現在75才ですが、最近では映画で活躍しているよう。エルヴィスのボディガードとして多くの日々を過ごしたけれど、実は作曲もでき、演技も出来て歌もうまい、才能豊かな人だったのですね。あるいはエルヴィスのそばにいることでその才能を伸ばすことができたのかしら。

いつかエルヴィスのことを良い思い出として語っているレッドのことを見たいものです。

by oakpark | 2011-12-25 16:51 | 雑感 | Comments(2)

映画『遥かなる大地へ』   

いや~、今年の冬は寒いです~。 〈一人でいるときは暖房をつけない)プロジェクト、早くも挫折しそう~。 余りにも寒いときは、5分だけ暖房をつけてもよい、に変えようかと思っているところです。

さて、久しぶりに映画のレビューいきます。なかなか良い映画を観たので。

● 『遥かなる大地へ』(Far and Away, 1992)
監督:ロン・ハワード  出演:トム・クルーズ  ニコール・キッドマン  音楽:ジョン・ウィリアムズ
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私は12才で英語に触れて以来ずっと、アメリカという国に興味があります。もちろん、ずっと続けて興味を持っていたわけではなく、育児期間など、ほとんど興味がわかなかった時期もあります。長年の憧れだったアメリカに住むことのできたのは1992~1993年の約1年でしたが、第一子出産直後で体調があまり良くなかったせいもあり、アメリカにあまり興味が持てない時期に重なってしまったのは残念でした。そのせいでかどうか、意識して日本人のあまりいない地域に住みましたが、ほとんど英語力がアップしなかったです。もったいなかったですねえ。住むことによって、アメリカに幻滅した部分もありましたが、やはり初恋の人(!)なので、思いは特別です。 そして、今また私の中で何回目かのアメリカブーム、とくにアメリカの歴史ブームがやってきていて、先日もこういう本を読んだとここで報告したばかり。その勢いで、2年ほど前に購入しそのまま放置していた、『オバマ・ショック』 (越智道雄・町山智浩)も一気に読んでしまいました。こちらもとても面白い本で、またの機会にこちらで紹介したい思います。

そしてこの『オバマ・ショック』の中で、越智道雄氏が、アメリカンデモクラシーの構図、縮図を説明するときに例として使うのが、映画『遥かなる大地へ』の最後のシーンで描かれるオクラホマ・ランドラッシュだと語っておられて、トム・クルーズとニコール・キッドマン主演だし、面白そうかも?と思い、すぐにレンタルショップに走ったのでした。 オクラホマ・ランドラッシュは、映画『シマロン』でも描かれていましたが、1889年に実際あったことなのだそうです。オクラホマの境界に並び、正午の号砲と共に馬などに乗って駆け出し、早く到達できたものが160エーカーの土地を手に入れることができたらしい。15ドルの手数料を払えば、白人なら誰でも参加できたそう(有色人種はだめ)。160エーカーは65ヘクタール。と言われてもどのくらい広いのかわかりませんが、甲子園球場50個分と言えば想像できます(甲子園球場は1.3ヘクタール)。ものすごい広さですよね。この土地が白人でありさえすれば、だれでも手に入れることができたのです。越智氏によれば、機会均等と自由競争が共存するこのシステムこそが、アメリカンデモクラシーの縮図であるといえるそうです。

しかしこのランドラッシュ、アメリカ先住民の悲劇なくしては語ることができないようです。もともと南の肥沃な土地に住み着いていたインディアンたちは、第7代大統領のアンドリュー・ジャクソンが1830年に施行したインディアン強制移住法により、西の方への大移動を余儀なくされます。特にオクラホマはチェロキー族が「涙の道(Trail of Tears)」と呼ばれる過酷な大移動を経て移り住んだ土地でした。この時の移動でグループの4分の1が亡くなったそうで、どれほど過酷だったかわかります。そうまでして移り住んだオクラホマの土地もインディアンたちにとっては安住の土地ではなく、やがてカリフォルニアでの金鉱発見(1848年)によって加速された、白人たちの西部開拓熱によって、いとも簡単に奪われてしまうのです。昔見た西部劇では、いつもインディアンが悪者で、地道に働く白人たちに襲いかかるという構図でしたが、じつはこういう歴史があったのですよね。インディアンたちが怒るのもわかります。

さて、映画『遥かなる大地』は、遠くアイルランドから、このオクラホマ・ランドラッシュ目当てにやってくる二人の若者の物語なのです。トム・クルーズが貧しい小作人の息子で、ニコール・キッドマンが大地主の娘。アイルランドでは、1845年頃にじゃがいもの大飢饉があり、貧しい小作人たちは大変な苦労を重ね、新天地を求めてアメリカに渡った人たちがたくさんいたそう。この映画の舞台は1893年なので、それからは少し年月が経ってはいますが、農民たちの苦しい生活は変わらなかったのでしょう。 大地主の横暴さのせいで命を落とした父にかわり、トム・クルーズ演じるジョセフは復讐を果たそうと忍び込んだ大地主の家で、美しいお転婆娘のシャノンに出会います。シャノンは上流階級の生活に辟易していて、チラシで見たアメリカの土地獲得に自分の夢をかけようとします。女ひとりでは不便だと思っていたところに、ちょうどいい具合にジョセフに出会い、ジョセフを誘ってアメリカに渡るのです。上流階級婦人と召使いという設定で。 しかし新天地アメリカで待っていたのは、過酷な現実。二人は兄妹だと偽り、食肉加工工場(のようなところ)に住み込んで働くことになります。 さらにジョセフは賭けボクシングに参加することでさらなる収入を得ます。全てはオクラホマで土地を手に入れるため。 ところが、ついに二人は雇い主の怒りを買い、厳寒の街に放り出されてしまうのです。失意の中、寒さに震えながらさまよい歩いた挙句たどり着いたのは留守の豪邸。シャノンがアイルランドで住んでいた家によく似た家です。一旗あげようと、意気揚々と家を出たのにこの有様はなんだ。寒さとひもじさですっかり弱気になったシャノンを、ジョセフはお嬢様に使える召使いを演じて励まそうとします。アイルランドに戻れば二人はそういう関係なのです。「もうそんなことをしなくていい」というシャノン。このころになると、二人の間には身分の違いを乗り越えた愛情が芽生えてきていたのです。 しかしまた、二人を試練が襲う。 一体二人はオクラホマで土地を得ることができるのだろうか。その時の二人の関係は?

今ではすっかりベテランすぎるトム・クルーズが若く新鮮で良いです。おてんば金持ち娘と、貧乏だけれどたくましい男とというよくある組み合わせも良い。 二人の気持ちが徐々に、徐々に、近づく描き方もとっても良い。
公開当時話題のなったのかどうか知らないくらい、私には馴染みのないタイトルでしたが、思わぬ発見をした気分です。ニコール・キッドマンは当時も今もほとんど変わらない美しさで、それもまた驚き。

最後の方の、瀕死の状態のトム・クルーズの表情の演技がよかったなあと思った。大根役者じゃないかも。

by oakpark | 2011-12-22 15:16 | 映画 | Comments(2)

善作さんが死んじゃった!   

私がどっぷりはまっている、朝の連続テレビ小説の話です。
主人公糸子のお父さんである、小林薫さん演じる善作さんが死んじゃいました。悲しいです~。
小林薫さんの善作さんのせいでこのドラマに引き込まれたようなものでした。尾野真千子さんもすばらしいけれど、小林薫さんがほんと良かった。 家族の前でのえらそーな態度と、自分より上等そうな人の前での卑屈な感じのギャップがすんごいリアルかつ愉快で。 糸子のおじさんと喫茶店での支払いめぐって争うシーンなんか、大阪でよく見たなあ、とおもう。「ここだけは払わせて! ここだけは」なんてね。 東京ではあまり見かけない気がする。なぜでしょうね。 関西に住んでいた頃は、そういうまどろっこしさがいやだった。「どっちでもええやん!」ってよく思っていました。  けれど、今、そういうのがとっても懐かしいです。 東京の人はもっとスマートに事を収める気がしますね。まあ、時代が違うってのもあるかもしれないけれど。

そのほか週末の出来事としては、土曜日に息子が出演する県内の高校合唱部の発表会である、「合唱祭」というのを見てきました。あまり上手でなかったり、部員の少ない学校がある一方で、衣装も付けて寸劇を導入し、プロ顔負けの落ち着きでパフォーマンスできる学校もありました。でも、こういった若い子が一生懸命何かをする姿っていいですね~。初めて聞くいい曲もあったし、なんども聞いた曲がはっとするようなアレンジで演奏されている場合もありました。音楽はやっぱりいいなあ、と思いました。

あと、きょうは、テレビで全日本実業団駅伝女子駅伝を見ました。 山下佐知子監督率いる第一生命が、1区からアンカーの6区までずっと一位で完全優勝でした。 女子の駅伝を見ていると元気をもらえます。 わたしもがんばるぞー、と。 ずっと見ていると、何度も見かける選手もいて。あの選手、まだ走っているんだな、とか。ちょっと太っちゃったな、とか。 今回は、ヤマダ電気のルーキー選手、西原加純選手に注目していました。色白で丸顔のキュートな選手で、体型を見ても、長距離選手って感じがしないのに、強いんです。

甲子園ボウルでは、関学対日大でした。関学の勝利。 昔私が一度だけ行ったことのある甲子園ボウルも関学対日大だったような気がする。とっても寒い日だったのを覚えています。 

サッカーもあったし、いろんなスポーツが行われた日だったようですね。

「坂の上の雲」は、前回分をまだ観ていないので録画のみ。夫は「俺の空」という番組にはまっている様子。昔漫画で読んだんだそうな。


我が家もいつもの一日でした。ちょっとうれしかったことは、長女と長男が一緒に買い物に出かけたこと(実は私がすすめたんだけれど)。 長男が彼女のプレゼントを買うのに長女が付き合いました。案の定、お店の人にはカップルに見えてしまったようです。この年頃ってそうですよね。私も昔、大学性の頃、高校生の弟がジーンズを買うのに付き合ったことがありましたが、私たちもそう見えていたのかな。いや、それはないだろう、とも思いますが。ともかく、最近家ではほとんど会話がなかった姉弟でしたが、いろいろおしゃべりもできたようで、長女が「あ~、楽しかった」と言いながら帰ってきました。兄弟が仲良くしてくれるのが親としてはいちばんうれしいです。

合唱祭で、どこかの高校が歌っていた曲が気になりました。合唱部のメンバーは女子の三人だけの学校で、ああ、青春だなあという歌詞とあいまってしみじみきました。こんな曲です。

by oakpark | 2011-12-19 01:25 | 雑感 | Comments(2)

今年の冬はこんなことをやってみようかな   

「今年の冬、私の決意」というタイトルにしようかな、と思いましたが、ちょっと自信がないのでこんなあやふやなタイトルになりました。

さて、何を決意したかといいますと、今年の冬は日中ひとりで居る時間に暖房(我が家の場合ガスファンヒーターです)をつけないこと、です。誰かが帰ってくるか、夕方5時を過ぎたら暖房をつけてもいいってことにします。特に意味はありませんが、自分にルールを課してゲーム感覚で楽しむのもおもしろいかな、と。節電にもなるし。節約にもなるし。

とはいっても、今年は秋以降暖かい日が長く続いたせいか、ここ、1週間ほどの急な冷え込みは結構こたえます。寒さに耐えるためにこんなグッズを用意しました。
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まず足は、足用の使い捨てカイロです。これがまあ、優れもの。本来は外で使うものなのかもしれませんが、私はガンガン家の中で使っています。スリッパに入れておくとぽかぽか暖かいです。足が暖かいだけでこんなに体が暖かく感じるかというほど強力です。しかし超冷え性の私にはこらだけではまだ不十分。足首のへんがしんしんと冷えてくるんですね。だから膝から下をレッグウォーまーで覆います。こうすると一番冷えやすい足元はオッケーです。

そして身体ですが、もちろん暖かい洋服を着た上で、私の場合湯たんぽを腰に当てます。ここはカイロではなくて湯たんぽね。写真のは今年、無印良品で購入したもの。半透明の容器で中身の量がわかるようになっていて、しかも持ち手が付いているので持ち運びにとっても便利。気に入ったので娘二人にも購入。 これまでは寝るときにお布団に入れて使っていましたが、日中でも使えることに気づきました。湯たんぽを腰に当てて、写真お赤い膝掛けで、腰から太ももあたりまでを覆うととっても暖かなんです~。 もうこれで完璧! のはずなのですが、超冷え性の私の場合、手が冷えるのです。普通の手袋だと字を書いたりパソコンを打ったりできません。それじゃあ、ということで、テニス用の手袋を使うことにしました。薄手だし、手のひら側は滑りにくい素材が使われているし。こんなの。
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さらに、顔も冷えて鼻のてっぺんが冷たくなる場合は、マスクをすればいいはずです(まだやっていないけれど)。 さあ、これでいつまでもつかしら(最初から弱気)。これからまだまだ寒くなりそうです。でも、できるだけがんばるぞ。 


そういえば、湯たんぽの話をもう少し。 前のマンションでは、お布団が冷たいなんて思ったことがなかったんです。でも今の家は、お布団を収納する場所が家の外壁側にあるためとっても冷えるみたいなのですよね。家の中も冷えるし。 だから、お風呂に入ってしばらくしてから寝るとなるとお布団が冷た~い。 で、湯たんぽを使うことにしたんです。 みなさんは、もし湯たんぽを使うとしたらお布団のどの場所に入れますか? 足元ですか?それともちょうど真ん中にする?私は昔は足元に入れていたと思うのです。でも、最近いいことを思いついたのです。湯たんぽを入れる場所は、今日娘にもそのように勧めたのですが、枕のすぐ下辺りがええです(「カーネーション」ふうに)。 なぜかというと、、、、、、

そこだと、仰向けに寝たときに背中が当たる場所でしょ。背中があったかいと身体全体があったかくなって気持ち良い。まず、お尻を枕の下あたりに着地します。そして足を最大限に縮こまらせて湯たんぽにあて、そのままゆっくりと下の方に押していきます。そして暖かくなった部分に順番に自分の身体を置いていく。 そうすれば冷たいところに触れなくていいでしょ。
この使い方、我ながらよく考えたなあと思っているのですが、唯一欠点は、とっても不格好な姿勢になるということです。どう見たって変な格好。でも、防寒に格好は気にしていられませんからね。

by oakpark | 2011-12-16 00:17 | 雑感 | Comments(2)

一番‘虚しい’家事、、、、、、と皆既月食   

今日は冬らしい穏やかや良いお天気です。空が真っ青で雲ひとつなくほんと気持ちいい。

と、そんな日に水を指すようですが、ふと思ったのです。
掃除、洗濯、料理などの家事の中で、やっていて一番報われない虚しい家事は洗濯ではないか、と。
だってね、だ~れも反応してくれないのですよ。 料理はね、たまに「おいしい」っていってくれるし、自分が家族の健康管理に貢献しているという達成感もある。掃除は家がきれいになることで自分も気持ちよくなるという利点がある。自分が使う場所でもあるしね。でも洗濯は自分に返ってこない。完全に一方通行なわけですよ。それに本当に汚れているものなら、きれいにした、という満足感もあるけれど、私の目から見てそこまで汚れているわけでもないのに、みんなすぐ洗濯かごに入れる。洗濯カゴに入れたらきれいに戻ってくるのが当然と思っているのですから~。 いえね、決して洗濯が嫌いと言っているわけではないのですよ。昔と違って、今や全自動洗濯機が全てやってくれてあとは干すだけなので簡単。冬はちょびっと冷たいけれど、夏は爽やかでさえある。きれいに洗濯された衣類が物干し竿に並ぶと爽快でもある。でもね、それにしても、ですよ。我が家の場合、洗濯物が大量すぎるのです。三人の子供のうち二人が運動部で残りの一人は超潔癖性。しかもサイズもみんな大きい。なにせ家族で一番小柄なのが私なのですから。そんなわけで、大型の8kg用洗濯機をほぼ毎日2回まわしています。天気の良い日でシーツなどを洗うときは、3回まわすこともある(だから良い天気がうらめしいこともある)。 やっと干し終わったら今度は取り入れてたたむという作業も待っている。 しかも、天気の悪い日は乾燥機を使ったり、室内で干したりするのに細かく気を配らなければならない。自分の洗濯物なんてほんの少しでほとんどが家族のもの。そしてだれも、ありがとうも気持ちよかったも言ってくれない~~~。だから、洗濯が一番嫌い、ではなくて虚しい!

では逆に一番好きな家事は何かと聞かれたら、う~ん、むずかしいけれど(だって基本的にそんなに家事は好きではないから・・・・あ、でも好きな人なんているのかな)あえて言うなら、料理かなあ。 もちろん、得意じゃないし、「きょうはこれから料理ができる。わくわく」なんていう「好き」ではないですよ。でも、あえて言うならば、一番やりがいはあるかな。 昔《正確には22年前です)結婚したとき、「もしかしたらこれから毎日料理をしなければいけないのかなあ、おかあさんみたいに」とおぼろげに考え、気持ちがおも~くなりそうだったので、そのことを思考の外に追い出したことを今でも覚えています。そして、その不吉な予感どおり、毎日夕方になるとご飯作りが待っている毎日です。 出かけた日、疲れた日、集中してなにかをしているとき、などは夕食作りが本当に面倒くさい。でも、メニューが決まり、材料が整い、いざ作り出すと、野菜を切ったり、お鍋の中身を混ぜたり、衣をつけたりの作業は結構おもしろかったりします。そして、たまに家族の誰かが、「これ、おいしい!」などと言ってくれようものなら(あまりないけれど)、疲れも吹っ飛んでにんまりしてしまいます。

でも、洗濯はね~~~、にんまり、がない。
この家に引っ越してから、お風呂場で洗濯ハンガーに洗濯物をつるし、それを、えっちらおっちらと2階に運び、次女の部屋のバルコニーにある洗濯竿に干しています。この2階に運ぶ作業も大変なのよ。

さて、この次女の部屋のバルコニーから、昨晩はきれいに皆既月食が見えました。夫が屋根裏部屋から望遠鏡を引っ張り出し、家族全員で大騒ぎしながら見ました。ご近所迷惑だったかも。すみません。みなさんはどんなふうに見ましたか?
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by oakpark | 2011-12-11 13:13 | 雑感 | Comments(2)