<   2010年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧   

ひとつひとつ終わっていくなあ。   

今日は末っ子の次女の小学校最後の学習発表会があった。小学校で親に見せるイベントは、卒業式を除いてこれが最後。5月の運動会のときも感じたけれど、上の二人のときにはない感慨深さがある。これで最後なんだなあ、と思うから。考えてみたら下の子って、必ず比較されるから損ですよね。最初の子のときは、こういうものかと真っ白な気持ちで見て、いろいろ驚きや発見があるけれど、下の子の場合はどうしても上の子と比較してしまう。上の子に比べて一生懸命歌っていないなあとか、上の子に比べて積極性がないなあとか、いろいろ。 でも逆に、上の子になかった良いところを発見してうれしくなることも、もちろんある。

2週間前に終わった日光への修学旅行。末っ子ははじめて「置物」を買ってこなかった。家族全員と塾の先生への携帯ストラップを買い、家族向けのお菓子、所属するバスケットのチームへのお菓子(友達と共同で)を買ってきただけ。 上の子たちは、お小遣いを持っての旅行に舞い上がったのか、いろいろ変なものを買ってきましたね~。確か上の子のときのお小遣いは5000円だったような。なんでこんな高額なの!と思った記憶がある。今回の末っ子は2000円でした。 きっと各方面から苦情があったのではないでしょうか。

しかし、当然の事ながら、高校生になった上の子たち、4月の引越し時にはあんなにうれしそうに買ってきたお土産群を「いらないもの」に分類していた。このまま捨てるのは忍びないなあと、私が救済したのですが、たとえばこんなの。長女が買ってきました。
e0123392_16381590.jpg

長男はこんなの。
e0123392_1639094.jpg

なんで3つもいるねん!しかも自分用に。 当事「どうして3つも買ってきたの?」と尋ねると「きれいだったから」と答えました。中学に入った頃には、もう「いらないもの」扱いされていたような気がする。そういえば、この子は〇〇のひとつおぼえ系の買い物をするタイプかも。いつだったか、お祭りのために持たせたお金を全部
金魚すくいに使ってきたことがあったっけ。
次女が私に買ってきてくれたストラップ
e0123392_1641771.jpg

夫のは色違い。おねえちゃんとおにいちゃんにもう少し高いものを買ったのでこれしか買えなかったと謝ってくれました。末っ子はやさしいです。これまでにもスヌーピーが好きな私に次女がこんなのを買ってくれました。
e0123392_1643392.jpg

まあ、お姉ちゃんもこういうのを買ってくれたことあったけれど。
e0123392_16434739.jpg

息子は今年の私の誕生日にこんなのくれた。
e0123392_1647327.jpg

ただの家庭科の作品やん!!

by oakpark | 2010-11-27 16:47 | 雑感 | Comments(6)

また来た! 「バラカン・モーニング」 フレディ'The Great Pretender'   

11月24日の朝、いつものように長女と夫を車で駅まで送っていると、またインターFMの「バラカン・モーニング」でエルヴィスがかかった!これで同番組からエルヴィスが流れるのを聞くのは3回目くらい。他の局だと一年に一回あるかどうかくらいだから、そりゃーめずらしいことなのだ。長女はいつも7時25分の電車に乗るので、20分すぎににバスと競争しながら運転しているときに流れることが多い。今回は23分くらいに 'Devil in Disguise'が流れた。うれしかった~。この番組の選曲は本当に渋くて、時に懐かしい。新しい曲は流れず、いい曲なのに今までに知られていない名曲なんかが流れることが多いようだ。古いブルースやアフリカ音楽なんかがピーターさんのお気に入りみたい。最近は、どんな曲が流れたのか知りたくて、一日の終わりにHPをチェックすることが日課になっています。だって、7時から9時までずっと聞くことなんて不可能だから。

で、24日分も早速チェック。うんうん、確かに流れているね、エルヴィスが。Elvis Presley という文字を見るだけでなんだかうれしい。他の曲はどんなのがかかったのかなあと見ていると、なんと、Queen の曲が2曲(Bicycle Race と Killer Queen)がかかっていた。以前にも Love of My Life のライブバージョンが流れているのを聞いたことがあったけど1日に2曲とは!しかもさらにフレディのソロアルバムに入っている「the Great Pretender」までかかってる~!なんでやねん? と思ったとき、あ=そうだった!24日はフレディの命日だったと思い出しました。ピーターさんの粋な計らいだなあ。 The Great Pretender はフレディが歌った数少ないカバー曲。オリジナルは 50年代の The Platters の曲です。 はじめて聴いたときフレディにとっても合っていると思った。 こんなyoutube がありました。 久しぶりに見るフレディはとっても刺激的だった(笑)。 それこそ camp だああ~。  そういえば、この曲のPVではピンクのだぼっとしたスーツに黒いシャツ姿だった(それはこっち これも刺激的よ~)。フレディがスーツを着るなんて珍しいし、色がピンクと黒というところから、私はエルヴィスを意識したのではないかと思ったのですよ。エルヴィスがピンクと黒が好きだったというのは有名な話だから。そしてフレディがエルヴィスのファンであったことも、初期のライブで必ず「監獄ロック」を歌っていたことからも明らかだから。でも、この話し、フレディのファンに話してもエルヴィスのファンに話しても相手にされなかったなあ~。だから、ここでつぶやいていおきます。。。。 きっとそうだと思うんだけどなあ。。。。

by oakpark | 2010-11-26 01:53 | 好きな曲 | Comments(2)

映画「噂のモーガン夫妻」「幸せの隠れ場所」「タワーリング・インフェルノ」   

最近、やっと、少し余裕が出来て以前のように映画を見ることができるようになり、年末の集計に向けてがんばっているところです。とはいえ、今年はガクッと数字が落ちそうですが。 

まず、ベテラン俳優ががんばっている映画を二つ観ました。
●「噂のモーガン夫妻」 (Did You Hear About the Morgans? 2009)
監督:マーク・ローレンス 出演:ヒュー・グラント サラ・ジェシカ・パーカー
e0123392_15594235.jpg

この映画、IMDbの評価が4.4(エルヴィス映画並み!)だし、サラ・ジェシカ・パーカーがラジー賞のワースと主演女優賞にノミネートされたそうだけれど、私は、結構面白かったです。サラ・ジェシカ・パーカーって「Sex and the City」で大ブレイクした女優さんですが、本来はこれくらいの立ち位置なんじゃないかなあ。というか、この映画でのサラのほうが私は好きですねえ。そして、ヒュー・グラント。相変わらず笑わせてくれます。前にも書いたと思いますが、私とほぼ同じ頃にこの世に生を受けたので(誕生日一日違い。でも日本とイギリスの時差を考えると24時間以内の誤差と思われる)、なんとなく親近感を覚えるのですよ。がんばっているな~ってかんじ。 最初、ヒューが出ているんだから絶対コメディだろう、と思いながら観ていたら、いきなり強面の人が出てきてピストルでバン、バン、バンってやるものだから、え?シリアスドラマなの?と思ったら、やっぱりきっちりコメディーでした~。その辺のギャップもまた面白かったです。 
    
ポール(ヒュー・グラント)の浮気のせいで関係がおかしくなっているリッチな都会人のモーガン夫婦。ある日妻のメリル(サラ・ジェシカ・パーカー)がひょんなことから殺人事件を目撃してしまいます。殺人犯からの報復を恐れ、警察の手引きでオクラホマのど田舎の避難することになった二人は、携帯も電話も切断された僻地で今までにない経験をすることになるのです。ここからがほんと笑えるの。こんなに田舎の生活を揶揄しちゃっていいのか、と心配するくらい都会と田舎が対照的に描かれています。テンガロンハットにカウボーイ・ブーツにロデオ。典型的なアメリカのカントリーライフです。いまだにこんな感じなのでしょうか。ちょっと大げさに描いているのかなあ。見せ場のカントリーフェスティバルのシーンで、かわいい女の子がステージで歌っていたのは、クイーンの「愛という名の欲望」でした。本当だったらカントリーソングになるはずでしょうが、映画的にはこっちのほうが受けが良いと思ったのかなあ。カントリーソングって全世界的にはあまり知られていないですものね。

●「幸せの隠れ場所」(The Blind Side 2009)
監督:ジョン・リー・ハンコック 出演:サンドラ・ブロック、クィントン・アーロン ティム・マッグロー
e0123392_16224413.jpg

レンタルショップで解説を読み、メンフィスが舞台だからという、ただそれだけに理由で借りてみた映画。主演のサンドラ・ブロックがアカデミー賞主演女優賞を撮った映画ですが、こちらのほうは逆に、そんなに評価高いの?(IMDb で7.7)という感想を持ちました。実話の映画化で、裕福な白人の女性(サンドラ・ブロック)がホームレス同然だった黒人の少年を家に招きいれ、わが子同然に育てて少年が一流のアメフト選手に成長するまでを見守る話です。 う~ん、なんていうか、それなりに感動する話なのだけれど、この手のお話は他にもありそうだし、インパクトが弱い感じがしましたねえ。それに、どことなく居心地が悪かったのが、超裕福な白人家庭と貧しい黒人の生活という対比が描かれていたこと。今のこの時代に空気に合わないというか、少し前のスタイルに感じられ、その前に観た「噂のモーガン夫妻」でもそうだけれど、やっぱアメリカの金持ちはすごいねえ、という嫉妬心をおぼえてしまったりする部分もあったりしました(私だけかも)。 私なりの子ネタは、なかなかかっこよかったサンドラのだんなさん役のティム・マッグローはカントリー歌手で、奥さんもカントリー歌手のフェイス・ヒル。ウィキペディアで調べると、彼女は1976年、9歳になる少し前のある日にエルヴィスのコンサートを見て深く感銘を受けたらしい。いい子だなあ~。

二つの映画、まあまあおすすめですが、都会と田舎、金持ちと貧乏人という対比が少し鼻につかないでもない、そんな印象の映画でした!

● 「タワーリング・インフェルノ」(1974)
監督:ジョン・ギラーミン 出演・スティーヴ・マックイーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン フェィ・ダナウェイ フレッド・アステア ジェニファー・ジョーンズ
e0123392_16444815.jpg

まだ観ていなかったのですよ。テレビ放映していたのを途中から観て、あまりにも面白かったのでレンタルショップでDVDを借りて最初から見直した映画。いや~、面白かった! はらはらどきどき、豪華絢爛、しっとりうるうる。さすが名作といわれる映画。1974年の映画ですが、迫力があり今観ても遜色なかったです。私にはこれくらいの迫力がちょうど良かったとも言えます。 実は私は1976年にはじめてアメリカに行き、観光をしているときにバスガイドさんが「あのビルが『タワーリング・インフェルノ』のモデルになったビルです」と言っていたことを覚えているのです。そのときから気になっていた映画でしたがなかなか観ようと踏ん切りがつかなくて。古い映画だしね。今回テレビ放映出会えてほんとによかった、よかった。ポール・ニューマンとスティーヴ・マックイーンが、と~ってもかっこいいい。他にも豪華な俳優陣で、映画を観た!という気分になりました。ショッキングな映像もありました。火の元には気をつけたいと強く思いました。これはパニック映画の最高峰といえるのではないでしょうか~。

by oakpark | 2010-11-17 16:51 | 映画 | Comments(4)

映画「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ (2009)」   

これは絶対見に行かねばなるまいと、お友達を誘っていってきました。若きジョン・レノンと二人の母の物語。
e0123392_2381589.jpg

   サム・テイラー=ウッド監督 アーロン・ジョンソン アンヌ=マリー・ダフ クリスティン・スコット・トーマス

いや~、絶対エルヴィス関連は出てくると思ったけれど、これほどたくさん出てくるとは思っていなかったのでびっくりです。 ジョン・レノンがエルヴィスに憧れてミュージシャンを目指したのは有名な話。Before Elvis, there was nothing . (エルヴィス以前は何もなかった→すべてはエルヴィスから始まった)はジョンの有名な言葉。ポールもエルヴィスに憧れていたわけだから、みんな、ビートルズ、ビートルズって大騒ぎするけれど、エルヴィスがいなかったらビートルズもいないんだよ!大声で(いえ、小声でいいです)言いたい!! バディー・ホリーとかチャック・ベリーとかがロックン・ロールの創始者と言うほうが本当は正しいのかもしれないけれど、当事の若者の潜在的なエネルギーを奮い立たせるほどの大きな衝撃を世の中に与える見た目のかっこよさと実力そして何らかのチャーミングさを兼ね備えていたのがエルヴィスなんだよ!といいたいな~。
その証拠がジョン・レノンだもの。 でも、この映画をこんな見方している人ってそんなにいないでしょうね。 

劇中では、エルヴィスが1956年9月26日に故郷テュペロで行った凱旋コンサートの模様が映し出され、バックには8ヶ月前の1月28日にテレビ初出演時に歌った「シェイク・ラトル・アンド・ロール」が流れていました。そのほかにもエルヴィスの歌唱ではないけれどエルヴィスが歌った歌がたくさん流れたのでエルヴィスファンも必見の映画です。

副題に「歌ってなんかいなかった。愛を叫んでいたんだ」とあるように、ジョン・レノンのごく若い時期にスポットを当てた映画です。思春期を迎え、「好きなこと」を発見したジョンは、学校の勉強に身が入らず、何かとトラブルを起こしてしまう。家でもしつけの厳しい叔母(育ての親)にあれやこれや言われる毎日に嫌気が差し、「あ~、エルヴィスになりてえ」とつぶやく。そんなときに、実の母親が近くに住んでいることを偶然知り、叔母に内緒で会いに行く。子供のように無邪気で奔放な実の母からバンジョーの弾き方を教えてもらったジョンは、どんどんロックンロールにのめりこんでいく。憧れの人に少しでも近づくために。この映画を見ると、もしかしたら破壊的な人生を歩んでしまったかもしれないジョンが、ロックンロールに出会えたから、そして「良い子」のポール・マッカートニーに出会えたからまっとうな人生を歩み大きな成功を引き寄せたのだと思える。

話がそれるけれど、ジョンが1965年にビートルズのリーダーとしてエルヴィス宅を訪ねたときは、がっかりしたのではないかなあと思う。当事のエルヴィスはロックンロールを封印し、映画の世界に引っ込んでしまっていたから。そしてビートルズは飛ぶ鳥を落とす勢いのロッカーであり、当事の音楽シーンの旗手だったから。でも、その後いろいろありましたよね、両者とも。もし、両者が長生きして、また会って、好きな音楽の話などをすればどんな化学反応が起こっただろうかと思わずにはいられません。ジョンがエルヴィスをプロデュースしたいと思っていたという話も聞いたことがあるし。人生山あり谷ありだから。エルヴィスが谷のときに山のジョンと会ったことが少し残念。二人とも谷を経験してから会ったら、また違っていただろう。

ジョンとエルヴィスのことばかり書いてしまいましたが、映画の主題はジョンと母親。厳格な育ての親と奔放で恋人のような生みの親の間で気持ちが揺れるジョンのこのときの体験が、のちのちに7歳年上のオノー・ヨーコに惹かれていくことにつながるのでしょうか。母親って、ほんとうに子供に影響力があるのですね。一体自分は子供たちにどんな影響を与えてしまっているかと思うと、ちょっとだけ怖くなります。 この映画を見ながら私は、急に自分の母親に会いたくなってしまいました。娘にとっても母親はかけがえのない存在ですもの。

さて、ジョンを演じたアーロン・ジョンソンですが、きれいな俳優さんです。若い白人は本当に美ししなあと変に感心してしまいました。ジョン・レノンにも、ちょっとだけエルヴィスにも似て見えて、とっても良いキャスティングだと思いました。逆にポール・マッカートニーを演じた俳優さんは、え??ってかんじ。全然似てないじゃん!ジョンがポールをバンドのメンバーに入れた理由の一つが「エルヴィスに似ていたから」というのも有名な話だけれど、エルヴィスにも全然似てないじゃん! もうちょっとちゃんと選んでくれ~。ただ、生真面目っぽい雰囲気はあったかな。まあ、でもこの映画ではジョン・レノンが主役なわけで、ジョンに一番美しい俳優さんを配するのは当たり前か。もし、ポールが主役の映画があったとしてもアーロン・ジョンソン君がポールを演じてもいいくらい。でね、その美しいアーロン・ジョンソン君(20歳)ですが、IMDbで調べると、この映画の監督であるサム・テイラー=ウッド(43歳)とできちゃったみたいなのですよ。ひえ~。監督と女優さんができちゃうことはよくあるけれど、その逆もあるんだ、今の時代。ジョン・レノンが年上の女性が好きだったからって、役に入り込みすぎでしょアーロンくん。23歳差よ! しかも、子供まで生まれたみたいだから、驚きです~。

ビートルズには全然詳しくないけれど、エルヴィスを感じるジョンの歌といえば、私はこれ。

by oakpark | 2010-11-13 00:10 | 映画 | Comments(2)

お芝居 「取立てや お春」   

私にしては珍しいことに、お芝居を見てきました。 
明治座で公演中の黒木瞳主演の「取立てや お春」です。なかなかおもしろかったですよ~。
e0123392_02342.jpg
e0123392_023676.jpg


なぜこのお芝居を見ようと思ったかというと、たまたまヒマだった日に新聞広告を見たから。
黒木瞳が主演ということで、同い年の女優のがんばりを見て励みにしたいなと思ったから。
それにしても信じられません。黒木瞳が同い年だなんて。そりゃ彼女も昔に比べたら少しは容色が衰えたかもしれませんがまだまださほど「老い」を感じませんね~。ついこの前も「ゲゲゲの女房」でブレイク直前の向井理と夫婦を演じていたし。ラブシーンもオーケーよって勢いです(今回のお芝居にもありました)。一つ下の松田聖子ともども 化け物だ、と私は思っとります。

そんな、黒木瞳目当てで見に行ったお芝居でしたが、予期せぬ発見がありました。準主役扱いの石黒賢がお芝居がうまくなっている~。もしかしたら黒木瞳より目立っていたんじゃないかなあ。 あんなにうまい役者さんだったのかな、なんて(失礼ながら)思ってしまいましたよ。少年隊の錦織一清がコメディがうまいのは知っていたけれど、石黒賢もよかったです~。 黒木瞳はまあ無難な演技。これも前からわかっていたことですが、少し声量が物足りない気もしました。でもこれはもう仕方がない。生まれつきのものだもの。その代わり着物姿が惚れ惚れするくらい美しかったです。錦織一清の息子役の中村隼人も初々しくてよかったですよ。まだ17歳なんですね、この方。うちの長女より年下じゃないの。堂々とした演技でした。

マキノノゾミという人が脚本のようですが、脚本も凝っていてよかったです。二重、三重のプロットを同時進行させ、最後につじつまがあって大団円という気持ち良い終わり方。芝居というのはこういうものなのかもしれないけれど、芝居初心者の私にはとてもよく出来きた脚本のように思えました。

それにしても、石黒賢は、いい役者になったなあ。声質も声量も悪くないです。舞台に出ても全く遜色ありません。テレビでもよく見かけるし、いろんな媒体で活躍できる役者さんですね。30年近く前、ドラマ「青が散る」ではじめてみたときはあんなに素人くさかったのに。 このドラマのことを覚えてらっしゃる方はおられますかね。宮本輝の同名小説をドラマ化したもので、先に小説を読んでいた私はわくわくどきどきしながらテレビを観たものです。将来息子が出来たら「りょうへい」って名前をつけようかなと思ったくらいのめりこんでいたんだから。(ぜんぜん違う名前になりました)松田聖子の歌う主題歌も良くて、石黒賢もほぼイメージどおりだったのに、二谷友里恵があかんかったのよ。顔そのものはかわいいのだけれど表情に乏しくて、大学のテニス部を舞台にした胸キュンの青春ドラマのヒロインには向いていなかったのよ。 今までいろんなドラマを見てきて、こりゃいかん、と思った役者さんは二谷友里恵と「私脱いでもすごいんです」のCMの人。たしかキンキキッズ主演の「若葉のころ」の先生役だった。。。
とにかく! 「青が散る」では、二谷友里恵より川上麻衣子が断然かわいかった。

この動画を見ると昔のテニス事情がわかります~。みんなで円になって素振り。白を基調にしたウェア。コートを調えるローラー(4分7秒ごろ)。 そうそう、思い出した。昔はコートを調えるためにトンボででこぼこをなくし、ローラーで固め、ブラシをかけ、ほうきでライン(ビニールみたいな素材のを釘で打ちつけていた)を掃いていたよなあ。そういう重労働は全部一年生の仕事だったなあ。

なんて、昔を懐かしく思いながら、石黒賢の芝居に見入っていたのでした。
お客さんは年配の方が多かった。 エルヴィスイベントのようだった。。。

by oakpark | 2010-11-09 00:43 | 雑感 | Comments(6)

camp な映画   

楽しみに通っているカルチャーセンターの映画講座ですが、今回のテーマは<camp な映画>
はてさてcampってどういうことなのでしょうか。 以前、この単語には, ロックグループのQueenのボーカリストだったフレディ・マーキュリーのことをあれこれ調べているときに出会ったことがあります。フレディのことを形容するのに camp と flamboyant という単語がしょっちゅうでてきましたっけ。

改めて手元にある英和辞典ジーニアスで引いてみると 「1 (わざと)めめしい 2 こっけいなほど風変わりな(気取った、古めかしい) 3 同性愛の」とあります。 英英辞典のコウビルドには'If you describe someone's behavior, peformance, or style of dress as camp, you mean that it is exaggerated and amusing, often in a way that is thought to be typical of some male homesexuals.' とあります。なるほど、フレディはcamp そのものだとわかります~。

でも、映画となるとどうでしょうか。どういう映画がcamp だといえるのか。そこがとっても不思議。なんたって1回目に取り上げられた映画は「モロッコ (1930)」だったのですから。
e0123392_0513998.jpg

     監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ  出演:ゲーリー・クーパー マレーネ・ディートリッヒ
これのどこがcamp なんだ? 普通の男女の恋愛映画に見えたが。 無表情で言葉数の少ないマレーネ・ディートリッヒが神秘的でかっこいい。一度でいいからあんなふうに振舞ってみたい、なんてね。 沈黙が怖くてすぐにぺらぺらしゃべっちゃう私には到底無理な高度なわざだわ。 男装して歌うマレーネもよかった。貫禄十分で、一人ですべての観客をひきつける力を持つ人。ゲーリー・クーパーは典型的な男前。この映画ではやんちゃな色男を演じていました。で、魅力的で素敵な映画ではあったわけだけれど、これのどこがcamp なの? ゲイの人たちが出てきたわけでもないし~。

講師のジェフ先生いわく、camp な映画を見分ける要素は主に三つあるとのこと。まずおおげさであること。次に表に見えている部分と裏の本当の姿が違うこと。そして二つ以上の意味にとれること。「モロッコ」の場合、冷静で動じなさそうに見えたアミー(マリーナ)が、恋人(ゲーリー)が戦争で負傷したと聞き、よよと泣き崩れるシーンがcamp なんだそうだ。 へ? これくらい普通のような。さして大げさすぎるとも思わないけど。よくわからない。

2回目の作品はミュージカルの「碇を上げて (1945)」。
e0123392_182789.jpg

大歌手フランク・シナトラとダンスの名手ジーン・ケリーと名花キャサリン・グレイソンが織り成す楽しいミュージカル映画ではないか。これのどこがcamp なんだろう~。ジェフ先生いわく 水夫(sailor)を主役にしたこと自体がすでにcamp なんだそうだ。水夫はポパイに象徴されるように「強くたくましい」イメージと、セーラーカラーのユニフォームのキュートさを併せ持つ存在だからだ。フランク・シナトラ演じる気弱な水平クレアランスが色男のジョー(ジ-ン;ケリー)のあとを金魚の糞のようについていく場面や、朝寝をするジョーをクレアランスがニヤニヤしながら見つめている場面など、たしかにゲイっぽい雰囲気を感じないでもない。でも、言われないとわからないよ~。

それよりこの映画の魅力といえばジーン・ケリーのダンス。ジーン・ケリーの男性的で切れのあるダンスが素敵。この人のターンは本当に軸がしっかりしている。体幹が強いんだろうな。そしてフランク・シナトラが若い!まだそんなにふてぶてしそうじゃないし。めずらしく恥ずかしがり屋で小心者という人物を演じている。なんたって1945年の映画だもんね。え?1945年といえば終戦の年じゃない。戦時中にこんなノーテンキなミュージカルを作っていたのかアメリカは。う~む。でも、よく見ればシナトラ、若いといってもそれなりの年齢のようでもある。調べてみるとこのときすでに30歳。え、ってことは、テレビでエルヴィスと共演したあの時は何歳だったんだろう。これですよ。

シナトラがエルヴィスのヒット曲「ラブ・ミー・テンダー」を歌い、エルヴィスがシナトラの「ウィッチクラフト」を歌っています。シナトラが肩を上下しながら We work in the same way, only in different areas.
(ぼくたち同じようなことをしているね。違う場所だけれど)と言っているのは、たぶん、エルヴィスが' Elvis the Pelvis'(腰ふりエルヴィス)と言われたことで有名だったので、肩を動かしながら、違う場所(身体の部分の)を動かしているよ、と言ったのではないでしょうか。違っていたらごめんなさい。

で、1960年のこのとき、エルヴィスは25歳でシナトラはなんと45歳ですよ! なのに、エルヴィスがこの世を去ったのはずっとずっと昔(私が高校生の頃)で、シナトラはつい最近(次女が生まれたころ)だなんて!それが驚きでした~。 ちなみにシナトラは82歳で、ジーン・ケリーは83歳で、キャサリン・グレイソンは88歳で亡くなっています。この映画の出演者はみんな長生きだったのね。

このあとは、「オズの魔法使い」 「雨に歌えば」が取り上げられる予定ですが、どちらも素敵な楽しいミュージカル。どこがcampなのでしょうね。 でも、ジェフ先生が興味深いことをおっしゃっていた。男性のゲイの人は自己紹介で自分がそちらであると相手に知らせるために「ミュージカルが好き」って言うことがあるんだって。じゃあ、そうじゃない男性はおちおちミュージカルファンだなんて言えないですね。

それにしてもすっきりしないな、camp って概念。 子供が同じバスケチームに所属するアメリカ人のお友達にこの単語のことを聞いてみると知らなかったもの。 特にそういうサブカルチャーに興味のないアメリカ人にとってはなじみのない単語なのかも。camp な映画、私には見分けられそうにないっす。

by oakpark | 2010-11-07 01:44 | 映画 | Comments(0)