<   2010年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧   

30年前の今頃だったなあ。。。長渕剛「祈り」   

ブログのデザインを変えてみました。

その第一回の記事としては、ちょっとそぐわないような気もするけれど、30年前の今頃よく聴いていた思い出の曲(アルバム)を一曲紹介します。
e0123392_1591390.jpg


長渕剛の2枚目のアルバム『逆流』は、当事憧れていた同じサークルの先輩が「いいよ」と言ったひと言で買いに走った思い出のアルバム。近所のしょぼいスーパーの中にあるしょぼいレコード店でしたねえ。お豆腐やさんの隣にあったような気もするな。家に帰って、わくわくしながらレコード針が動くのを待ったこともはっきりと覚えています。

聞こえてきたのは、それまで聞いたこともないような、泥臭くて、荒削りで、エネルギーにあふれている、まさに「人間の声」といったサウンドでした。半分くらい聞いたころ、そばにいた母が顔をしかめて「なんだか下品な曲だね」というようなことを言ったことも覚えているなあ。それ以来、母がいないときに聴くようになったんだっけ。 それくらい、当時の私にはキョーレツな印象を残したアルバムでした。

長渕剛といえば、その後「乾杯」や「順子」「巡恋歌」といったヒット曲を出るけれど、私が一番好きな曲は、やはり「乾杯」そして、2番目がこのアルバム『逆流』の中の一曲「祈り」かなあ、と思い出していました。当時、この悲しいメロディー、悲しい歌詞が、妙に心に突き刺さるというか、気になる一曲だったと記憶しています。一般にはあまり知られていなくてラジオから流れてきたりもしなかったけれど、隠れた名曲という印象。youtubeで検索していると、これは長渕剛の実体験に基づいているそう。悲しげに歌っているはずだなあ、と思いました。スタジオバージョンが無くて、ライブバージョン、しかも歌詞が少し違うものしかありませんでしたが、こんな曲。ご存知の方おられるかしら。


このアルバムの曲ではありませんが、この曲も好きだったなあ。るんるん気分になれる曲だった。
俺らの家まで

by oakpark | 2010-01-31 02:08 | 思い出の曲 | Comments(2)

どっちがどっち?   

e0123392_2335814.jpg

どっちがどっちを真似したのか知らないけれど、似すぎていませんか?区別がつかないよお。
色合いもデザインもモデルの女の子の服装まで。よく見れば女の子の顔つきも似ているぞ。同じ子だったりして。 まさか、それはないか。

にしてもなぜモデルさんはいつも女の子なのでしょう。昔は「蛍雪時代」とかの表紙は、男の子と女の子がさわやかに微笑み合うというパターンが多くありませんでしたっけ? アイドル雑誌の「平凡」とか「明星」などにも男女3人から4人がぎゅっと頬を寄せるようにしてフレームに収まっていましたよね。今から思うとほほえましい構図だったなあ。

高校野球のポスターに応援している女の子が描かれているのはまだわかるけれど、塾のパンフレットの表紙が女の子だけというのはやはりどうも納得いかないなあ。

by oakpark | 2010-01-25 23:14 | 雑感 | Comments(2)

エッセイ二冊   

■ 「趣味は読書」  斉藤美奈子著
e0123392_2245425.jpg

またまた、お気に入りのエッセイストを見つけました! 斉藤美奈子という名前は、以前から新聞の書評欄で見かけ、気になっていました。名前だけを見るとアイドル歌手のようなかわいさなのに、骨太な書評をされる方という印象でした。つい最近も、大江健三郎の「水死」という本の書評を書いておられたけれど、なんだか難しそうでした。どんな人なのかなあと思っていたところ、たまたまこの本を見つけました。いや~、おもしろい! 少し前にベストセラーになった本を斉藤さんが寸評しているのですが、これが痛快で爽快で、ちょっと辛らつ。文章の切れ味もリズム感も申し分ないです。とっても気に入ってしまって、その他の著書のいくつかをすぐアマゾンのカートに入れてしまったほどです。斉藤さんにかかれば、「ハリポタ」も「国家の品格」も「五体不満足」も滅多切り・・・ってことはないけれど、そこまで言っちゃう?言っていいの?ってかんじです。ぜひ続編を読みたい。

■ 「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」   金原瑞人 著
e0123392_22552222.jpg

上の本のような書評も好きですが、翻訳家の書いたエッセイ本も好きです。言葉そのものにちょっと興味があって、言葉にまつわるあれこれの話を聞くのが好きだからかな。この本は、訳書が300冊を超える人気翻訳家のエッセイ集。翻訳をする上でのいろいろな苦労が書かれています。わかっているはずのことだけれど、やはり印象に残ったのは、英語のIが難しいということ。ご存知のように、英語には自分を表す語がIしかないので、その人物が男か女か、年配者なのか若い人なのかがわからない。状況で判断するしかない。英語を母国語にする人でさえ、物語の最後のほうにならないと性別がわからなかったりするらしい。’my boyfriend' なんてフレーズがあってもIが女性とは限らない昨今の事情というのもあるし。逆に、「曙は日本の角界に同化するために『俺』を使い、若乃花は『ぼく』と言い、貴乃花は『私』と言っていた。ただし貴乃花も友達同士の間では『俺』になった」なんて文章を英語にはできないですよね。あと、言葉の持つイメージという話題も興味深かったです。たとえば、his black hair を日本語に訳す場合、「彼の黒髪」とはせずに「彼の黒い髪」としたほうがしっくりくる。なぜなら、「黒髪(くろかみ)」というと女性をイメージするから。逆に his long hair の場合、「彼の長い髪」ではなく「彼の長髪(ちょうはつ)」としたほうが良い場合が多い。「長髪(ちょうはつ)」は男性をイメージする言葉だから。難しいなあ、言葉って。

by oakpark | 2010-01-24 23:11 | | Comments(4)

娘の作品   

本日、長女が学校から持ち帰った美術の作品です。
e0123392_22553886.jpg

おお~!リヴァーだあ! と思いました。 やっぱ、絵になるなあ~と感動しました。
去年の秋ごろ、長女が美術の授業で必要だから何か有名人の写真ない?と言ってきました。しかも、マリリン・モンローとかジェームズ・ディーンとかオードリー・ヘプバーンとかはありふれているからだめだというのです。じゃあ、と私が言いかけると、娘が即座に「エルヴィスはいやだよ」と言いました。
なんと。イイ写真があるのになあ~、と思いつつ、ではということで、次に私が提案したのがリヴァーのかっこいい写真。娘は、少し難色を示しましたが、他の選択肢もなさそうということで、仕方なく(?)リヴァーの写真を学校にもって行くことにしました。
で、出来上がった作品が上のもの。いいんじゃない~?うまいんじゃない~?ってこれくらい普通なのかもしれませんが、全くと言っていいほど絵心のない私にしてみれば、上等のこんこんちき。娘は、年賀状にしても何にしても、ひょいと素敵なデザインを考えるのですよ。誰に似たのかしらん。
ちなみに学校にもって行ったリヴァーの写真はこれです。
e0123392_12483247.jpg

陰影があってかっこいい写真ですね~。

そういえば、次女も、こんなのを描いてくれていました。
e0123392_2313587.jpg

左が2年ほど前に描いたもの。真ん中が以前のはへただということで、最近描きなおしてくれたもの。右はお手本です。 さらに2年後にはもっとうまく描いてくれるかな。 それとも長女と同じように「エルヴィスはいやだよ」というかしらね。

by oakpark | 2010-01-20 23:15 | 雑感 | Comments(4)

「ヘルメットをかぶった君に会いたい」   

e0123392_137367.jpg

読書日記、どんどん行きます。先日図書館で目に留まって借りた一冊です。著者は鴻上尚史さん。鴻上尚史さんといえば、私が土曜の深夜によく見ている、「Cool Japan」という番組の司会者なので、どんな人なのかな~と気になっていました。それに加えて、タイトルに惹かれました。「ヘルメット」といえば、普通は何を連想するのでしょう? 私はすぐに学生運動を連想しました。 「会いたい」と思う人は、工事現場の人でもなく、バイクに乗っている人でもないだろうと思いました。そして、本をぱらぱらをめくってみて、その連想が正しかったことがわかりました。 私、実は、昔から学生運動に少し興味があったのです。あの時代に、なぜああいうことが起こったのだろう。なぜ若者は、あれほどまでに熱くなれたのだろうかと、不思議に思うから。

大学生のころは、そんなことは気にもしていませんでした。あの頃は、まだほんの少し学生運動の名残残っていて、「べ平連・・・・」とか「石川青年・・・・」とか書かれた、大きなたて看板が大学構内にあったことを覚えています。一度、授業のあとだったか、前だったかに数人の学生が乱入してきて大声で演説をし始めたことがありました。私は、どう反応していいかわからず完全に固まってしまっていましたっけ。でも、そういうことはあったけれど、やはり、学生運動は自分たちの上の世代の出来事という感覚で、過去の関係ない出来事と思っていました。

この歳になって、しかも、エルヴィス・プレスリーのファンになって、60年代や70年代の映像を見る機会が増えたこともあると思うけれど、この時代がとても興味深く思えるのです。ファッションも含めて、時代がとんがっていて、エネルギーに満ち溢れている。この時代に若者でいたかったなあ~、なんて、ちらっと思ったりもします。

この小説の主人公の『僕』も昔の、特に70年前後の風景に惹かれている。そして、あるとき、深夜に流れる昔の曲を集めたレコードのCMで、はしだのりひことシューベルツの『風』のバックに流れている学生運動の映像の中にとても笑顔の素敵なヘルメットをかぶった女性を見つけ強烈に惹かれてしまうのだ。どうしても彼女に会いたい、その後彼女がどんな人生を送ったのかを知りたい。かくして「ヘルメットをかぶった君」探しのたびが始まる、というお話。ちょっと混乱するのが、『僕』の名前は鴻上で、1958年生まれ。早稲田大学の学生だった頃から演劇の世界に入っている。。。とまあ、鴻上尚史さんそのものなのですよ。だから、これは小説でノンフィクションですよ、と言われてもにわかには信じがたい。でも、小説の終わりのほうになると、こんなことありえないでしょう~となっちゃう。だから、少し混乱する。 出来れば、小説ではなくて、ノンフィクションで『僕』のたどった「過去の発見のたび」を詳細に語って欲しかったなあ、と思う。

でも、当事の世相(「成田空港管制塔占拠事件」とか「東大紛争」など)に関する記述もあって、興味深く読みました。 そういえば、高橋源一郎さんも内田樹さんも1969年に東大の入試が中止されたため京大を受験して失敗したという共通点があるようです。面白い時代ですね。内田樹さんの本も読まなくちゃ。

by oakpark | 2010-01-17 02:28 | | Comments(2)

受験シーズン到来!   

e0123392_22545472.jpg


いよいよ受験シーズンの到来です。我が家では真ん中の中3男子が受験生。上の写真は、先日受験料を支払いに行った銀行でいただいたもの。すごい、びっくり。「五画=合格」とかけて 五角形の鉛筆とは。2年前のお姉ちゃんのときにも同じ銀行に行ったけれど、そんなのなかったぞ~。きっと、誰かが提案したのでしょうね。「お菓子業界も『きっと勝つ→キットカット』『うカール』とか、受験生応援グッズをたくさん販売してがんばっていますぜ。銀行業界も何か考えましょうぜ」とかなんとか。窓口で渡されたとき、一瞬「え?」って感じでしたが、すぐ、にんまりしてしまいました。やるな~、って思いました。次回もこの銀行にしようと正直思いました。そりゃ、悪い気はしませんよ。まんまと銀行の策にはまったようです。それにしても、語呂合わせの合格祈願お菓子ってたくさんあるのですね。昔の記事ですが。

ちなみに隣に座っていた方も受験生のお母様。堂々と願書を椅子の上に置いておられましたので、どこの学校かな~、なんて、チラッと横目でのぞいてみると(すみません!)、なんと、あの柏原竜二君の大学でした。やはり、週刊誌に書いていた通り、柏原君効果で人気が上がっているのかなあ、あの大学。

我が家の受験生も、さすがに徐々に緊張が高まってきているよう。きょうの夕食後「都道府県の形を覚えてないといけないらしい」と言いながら地図帳を片手にリビングに入ってきました。早く帰宅していた夫がこんなサイトを探してきたので、長女次女も巻き込み、家族全員で「県の名前当て大会」とあいなりました。意外にも小5の末っ子がよく知っていました。学校でもやっているのかな。小さい頃、車のタイヤのホイールのデザインをなぜかよく覚えていた長女もなかなかいい線いってたかな。受験生の息子が一番アカンやないの。だいじょうぶか。。。 もちろん私もきっちり兵庫県は当てました!だって、小学生の頃の社会の時間によく見た形だもの。夫は大阪府がなかなかわからなかったぞ。

みなさんは県の形だけでどの県か当てることが出来ますか?

by oakpark | 2010-01-15 23:29 | Comments(10)

今年最初の映画(DVD)は・・・   

カルチャーセンター・洋画講座の課題映画、『レインマン』(1988年 バリー・レヴィンソン監督、 ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ ほか)でした。
e0123392_2231364.jpg

今回、久しぶりに観たのですが、とっても良い映画でした。 昔観た映画を、もう一度観る場合、評価は二つに分かれます。初めての新鮮さがない分、驚きが減って、最初ほど感動しない場合と、私が人生経験を経た分以前より深く感じ入る場合。今回は、明らかに後者でした。少し前に、やはり講座の課題で観た『炎のランナー』は後者でしたから、その違いをはっきり認識しました。

ヤッピーで、金儲け主義で、誠実さのかけらもない、カーディーラーのチャーリー(トム・クルーズ)は、ある日ガールフレンドとパーム・スプリングに旅行(いかにも80年代らしい場所だ)に行く途中に、父親の死を知る。表情一つ変えずに電話を受けたチャーリーは、長年確執のあった父の葬式へ参加するため、とりあえず故郷に戻る。そこで、父の遺言によって、遺産のほとんどが自分ではなく、そのとき初めて存在を知った自閉症の兄に渡ることを知る。父の自分に対する仕打ちを怨み、突然現れた兄を疎ましく思ったチャーリーは、懐柔作戦によって遺産の半分をもぎ取ってやろうと、兄を半ば誘拐のような形で施設から連れ出し、車でロスまで二人旅をする。

自閉症という病気を取り扱った映画ではあるけれど、いわゆるロード・ムービーのジャンルに入れてもいいような作りになっています。旅を通して、最初は疎ましくしか思えなかった兄の存在が、徐々にかけがえのない家族の一員のように思えてくる過程が、とてもさりげなく丁寧に、温かい目線で描かれています。映画の最後のほうで、チャーリーが弁護士に「どうして兄がいることを今まで隠していたんだ?」と詰問すると、「知ったところで君に何が出来た?」と言われ、 "It'd been nice to know him for more than just the past six days" (この(一緒に旅した)6日間よりも長い時間彼のことを知っていればよかっただろうに)と返した言葉に彼の成長を見ました。 レイモンドに対して"I like having you for my brother”(兄貴がいてうれしいよ) と言った言葉にジーンときました。

そして、今回一番印象的だったのがラストシーンでした。チャーリーとレイモンドの二度目の別れのシーン。電車に乗りこんだレイモンドが顔をあげなかったのが良かった。じっと見送るチャーリー(トム・クルーズ)がサングラスなのも良かったのかも。ここであまり目の演技をされるとかえってさめる。引き算の演出がとても良いと思えたラストでした。このラストで、私の中でこの映画の評価が2段階くらい上がりました。 映画はエンディングが大事ですよね。

それにしても、この頃のトム・クルーズ、きれい!! こちらにも驚かされました。1962年生まれなので、26歳ということになります。 いや、ほんとに美しいです。

by oakpark | 2010-01-11 23:04 | 映画 | Comments(4)

わお!   

今日、夕刊を読んでいると、こんな絵が目に飛び込んできた。
e0123392_20463263.jpg

自分でもおかしく思うのだが、あまりにも見慣れた写真であったため、今自分が目にしているのが新聞だと認識するのに2秒くらいかかった。そのあと、「なぜ新聞にエルヴィスが?しかもこんなにおっきく?」という疑問が1秒くらい頭の中を駆け巡り、やっと「そうだった、きょうはエルヴィスの誕生日だった。それにしてもこんな大きな広告、私がファンになって以来初めてだ。さすがソニー・ミュージックだな。BMG(以前のレコード会社)ではムリだったんだろうな」 と、冷静に判断することが出来た。

冷静になったあと、そばにいた息子と次女に「見て、見て!」とうれしそうに見せた。

次女は大笑いした(なぜ?)

息子も大笑いしたあと、「どうして新聞に載っているの?」と言った。
「誕生日だからね~」と私。
すると、息子が「え!キム・ジョンウンと一緒じゃん」
「・・・・・・だれ、それ」
「ほら、あの後継者の。ラジオでたくさんお祝いの歌が流れたらしいよ」
「あ~、あの、あれ、ね。 ・・・・・・・・・ でも、それってどうよ」


私にとって今日一番のニュースでした。 (二番目は次女が柏原竜二と誕生日が同じと発見したこと)

by oakpark | 2010-01-08 21:27 | ELVIS | Comments(7)

今年最初の本   

年頭に当たり、今年の目標を立てました。

まず映画(DVDを含む)を100本観て、本を70冊読む。去年が80本と44冊ですから、どうでしょうねえ、難しいかしら。特に本のほうが大変です。ひと月に約6冊。 読むのが早い人は苦もなくこなせる数字でしょうが、私は遅読だからなあ。苦しくなったら新書で数を稼ごうと思います。とにかく今年は質より量で行きます。

テニスに関しては、去年は「楽しむテニス」を目標としていましたが、今年は「勝つテニス」、これです。そのためにまずダブルフォールトとレシーブミスをなくす。最近ダブルフォールとは少なくなってきたのですが、レシーブミスがなくならない。というか、ますますひどくなる。私の弱点をあばくようですが、相手のサーブが弱いほど(山なりボールとか)、手がびびってミスをしてしまうのです。本当はチャンスボールのはずなのに。こういう精神的な弱さを克服せねば。

ちなみの夫の今年の目標は「アルコール摂取量を抑える」というものだそうです。数値目標も聞きましたが忘れてしまった。アルコールの量はビールに換算してエクセルファイルに記録しています。ワインならビールの3倍、焼酎は4・4倍で計算するんだそうな。お正月に飲みすぎたため、きょう、あす、あさってと禁酒しなければならないそうです。こちらも、相当難しそうな目標です。

さて、年末年始に本を2冊読みました。

● 『雪国』 川端康成
e0123392_22311496.jpg


朝日新聞の<百年読書会>の1月の課題です。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」で始まる(向井万起男さんが指摘されているように〈そこは〉は入らない)、有名な小説ですが、読み終わっての感想は よおわからん、、、です。 所詮私のような、現国の成績の悪かった愚人には、こういう文学作品の良さは理解できないのだなあと、悲しくなってしまうほどです。妻子のある島村という男が、雪深い温泉町に芸者遊びに行くというお話なのですが、芸者の駒子と島村の会話のやりとりがどうもつながっていないように私には思える。島村がこういって、駒子はなぜああ返すのか、と腑に落ちない箇所が多い。つまり、行間が読めていない、二人の間に流れる情念のせめぎあいがわかっていない、のだと思う。 大体からして、芸者さん文化というのもよおわからんしね。お互いどのくらい本気なのか、とか。だってお金を払っての関係でしょ。お金を払って、女性に話し相手になってもらってなにがうれしいんだろう、とか。 これは男性じゃないとわからない小説なのかも。 駒子以外に、島村が葉子という女性に惹かれるようなのですが、目が澄んでいて声がきれいだとかいうこの女性も、私の頭の中では姿を表さなかったのですよ。イメージが湧かないのです。 あ~、やっぱりわたしはだめだ、と新年一冊目から挫折感を味わう私。巻末にある伊藤整の解説によると、『雪国』は近代日本の叙情小説の古典、なんだそうです。叙情小説ってなに?さらにわらかん。でもまあ、私のない頭で考えるに、風景の描写とか、色や音の表現といった、人物の周りの情報で、その人の心理状態をを汲み取らなければならない小説ってことなのかしら。何も事件は起こらないのだから、雰囲気そのものを楽しむ小説なのかしらねえ。日本以外の国でも読まれているそうだけれど、どんなふうに英訳されているのかちょっと興味がありますね(でも読まないけれど)。調べてみると、アメリカ人のサイデンステッカーが英訳し、川端康成のノーベル文学賞受賞に貢献したといわれているようです。この雰囲気を英訳するのは難しかっただろうなあ。 でも、『雪国』の世界はそれなりに楽しめました。わからなかったけど。 今年は、文学作品も挑戦したいです。

● 『退屈な読書』    高橋源一郎
e0123392_2313138.jpg


図書館に、子どもの借りた本を返しに行ったときに、ふと目に留まり借りてきました。いわゆる「ジャケ借り」です。表紙を見て、わ、似てる、と思ってしまいました。時々テレビで見かける高橋源一郎さんはこんなお顔ですもの。そして、時々テレビで見かける高橋源一郎さんは、頭の良さそうな方でもあります。頭の良い人の読書エッセイってどんな感じ?と興味を惹かれて借りてみました。イラストは、しりあがり寿さん(このお名前、書くのが照れる、、)。さて、感想は、やはり頭の良い人は頭がいいなあ、です。で、頭の良い人は文学史に出てくるような本はほとんど読んでいるんだろうなあ、ということ。この本の中で、高橋源一郎さんはさまざまな分野の本を紹介しているのですが、その文章の中で、あたかも「常識」であるかのように名前が出てくる古典文学を私は全く読んでいないので、さっぱりわからないのですよ。たとえば、「ダンテの『神曲』のようで、、、、」と言われてもわからない。プルーストの『失われた時を求めて』も二葉亭四迷の『浮雲』もわからない~。(ウィキペディアによると『失われた時を求めて』は20世紀の文学史上最も重要な作品の一つなんだそうです) ということで、こちらもほとんどわからなかったのですが、実は、私、こういうわからないのを読むのは結構好きです。わからないあ~とぼやきながら読み進むのも乙なものです。逆に、くっきりすっきりはっきり見えすぎるものは、そのときは楽しくても印象に残らずすぐに消えていくってこともありますものね。映画でもそうですねえ。それにしても、頭の良い人の周りにはやはり頭の良い人がいるのですね。高橋源一郎さんの高校時代の友人にハイデッカーやリルケを原書で(たぶんドイツ語?)で読んでいた人がいるらしい。すご! 関西の進学校らしいからもしや?と思うと、やはりそうでした。天下の灘高校ですよ。しかも、1969年の大学紛争で東大を受験できず、京大の受験に失敗したという点で、やはり私が「頭の良い人だなあ」と思っている内田樹先生と似ています。 と思ったらやはりお二人はお知り合いでもあるようだ。う~ん、気になりますね、このあたり。 内田樹先生(なぜ、先生とつけるかというと、いつもブログを拝見させていただいているから呼び捨ては申し訳ないかんじ)の本も何冊か積読(つんどく)しているので、今年こそ読まなくちゃ。

by oakpark | 2010-01-05 23:54 | | Comments(4)

あけましておめでとうございます   

e0123392_0241641.jpg


あけましておめでとうございます。
今年、2010年が、皆さんにとって良い年になりますように。

早いもので、このブログを開設して3回目のお正月になります。今年も、映画や本や日常生活で感じたことを、気の向いたときに、書き綴っていこうと思っています。ブログの副題の「Juneのつぶやき」のとおり、自分の感覚で書けたらいいなあ、と思っています。でも、私の感覚って多くの人とずれていることも多いので、変なことも書いてしまうかもしれませんが、ご容赦を。

さて、今年の年末年始はどこにも行かず、ずっと家にいて、家族のために(!)毎日三食用意していました。自分なりにベストのメニューで、冷蔵庫の食材も使いきり、満足いく食生活でした。冷蔵庫のものが、すきっとなくなるのって気持ちいい。

初詣は、ここ4年くらい恒例になっているのですが、紅白歌合戦を見てから歩いて最寄の神社に行きました。最初は長女と私の二人だけだったのが、去年から次女が加わりました。我が家の男組は早寝なので参加せず。 上の写真は、その最寄の神社です。実は来年引っ越す(予定)なので、この神社は見納めかもしれません。遠くからわざわざ来るほどでもないしな~なんて。 思えば、歩いて初詣というのは、私にとって、ずっと前から恒例行事でした。なんたって、独身時代は超名門神社のすぐ近くに住んでいましたから。晴れ着を着て遠方から来ているらしき参拝者の中で、私たち家族はみんな平服に毛の生えた程度の軽装で誇らしげにお参りしていましたっけ。うちら近いんだぞ~、いいだろ~みたいなのりで。なんたって、ここですから。

元旦は年賀状の整理、2日3日はテレビで箱根駅伝を見ました。関西に住んでいた頃は箱根駅伝を意識したことはありませんでした(お正月の風物詩のひとつくらいの感覚)が、最近ではすっかりファンになってしまいました。ゴールして倒れこむのは、単純に一人当たりの走る距離が長いからだったのねとわかったのも最近のこと。昔は、どうして倒れるのだろ~、と不思議に思っていたもんで。今年も東洋大の柏原君が大活躍。瀬古さんのとぼけた解説もいつもながら面白いです。選手時代は修行僧のようにストイックで真面目な雰囲気だったのに、実はこんなキャラだったとは。。

あと、3日には長女次女とボーリングに行き、今日は次女とアイススケートをしてきました。今日は腕が痛いので、明日は足が痛くなるかも。

さて、話し変わって、皆さんは紅白歌合戦を観る派ですか?観ない派ですか? 今年は心に残る歌はありましたか?

私は一応観る派なのですが、今年は別のことをしながら観ていたせいもあるかもしれないけれど、おやっと注意を引かれる歌がありませんでした。しいていえば、いきものがかりの「YELL」は、息子が出場した合唱コンクールの課題曲だったので、ひとつ間違えば、バックコーラスに息子がいたかも?と思い、興味を持って聞きましたが(息子に言うと、ありえない!!と言われました)。

むしろ、同じ31日の昼間に放送されていた、過去の紅白歌合戦の映像を流す番組のほうがおもしろかったな。印象に残る歌手はたくさんいるけれど、いつも見るたび、聞くたびに、心臓をぎゅっとつかまれる感じがして切なく感じ入ってしまうのが、テレサ・テンさんの歌唱。彼女のキュートな魅力の中にある危うさ、色気、さばさば感に、素通りは出来なくなって聞き入ってしまう。こんな雰囲気を持った歌手ってもう出てこないかもなあ~。

by oakpark | 2010-01-05 01:13 | 雑感 | Comments(8)