<   2009年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧   

おしゃれな先生の本   

シルバーウィーク(このネーミング、どうなの?)が終わりました。お天気も良かったし、皆さんあちこちに出かけられたのでしょうねえ。私はほとんどどこにも出かけませんでした。わりと出不精なもんで。一日は長女の体育祭に出かけ、一日はテニスのレッスン日でしたが、それ以外は衣替えをしたり、買い物に出かけたり、ビデオ観たり、テレビ観たり、本を読んだりして過ごしました。 そうこうするうちに、ここ2~3日で金木犀の香りがするようになってきました。金木犀を香りをかぐといつも、昔勤めていた高校の文化祭を思い出します。大阪の9月下旬はまだまだ暑かったなあ。

シルバーウィーク中に読了した本をご紹介します。

● 「一生モノの勉強法」  鎌田浩毅著

新聞の書評欄に載っていて、興味が湧いたので読んでみました。著者は京都大学の人気教授とのことで、写真を拝見しても、とってもおしゃれな先生です。講義も立ち見が出るほどの大人気だとか。本書は、大人になって資格試験などを受ける人を対象にしていて、忙しい毎日でどのように工夫して仕事と勉強をを両立すればよいかについて書かれています。 偉い人は時間を有効に使うのがお上手なんだなあと、感心しました。私にはムリだわ。高2の長女に読ませたいなあ。さりげなく机の上にでも置いておこうかしら。

● 「モードの迷宮」 鷲田清一著

この文庫本が発行されたのは1996年ですが、著者の鷲田清一氏は、現在大阪大学の学長をしておられます。ファッションを研究されているようなおしゃれな先生が、あの、かつてはよく「Lマガジン」などの情報誌で学生の服装がダサいとからかわれていた大阪大学の学長をしておられるとは、ちょっと驚き。 でも、今は昔とは変わっているのでしょうね、きっと。で、本の内容ですが、はっきり言って、ほとんど理解できなかったです。よって「読んだ」というより「文字を目で追った」だけです。それもやっとこさ。意地で読了しました。やはり哲学者の方の書く文は難解ですねえ~(って、私の頭が悪いだけ)。唯一、うんうんとうなづきながら読んだ箇所は、童話『シンデレラ』の靴のエピソードを引き合いに出して、「モデルを身体に合わせるのではなく、身体をモデルに合わせてゆくというファッションの原則がここにもあらわれているのである」というところ。ほんとうにねえ。これがファッションなのですね。ファッションは苦しいものなのね。それにしても、、あの、『シンデレラ』の靴のエピソードは、足の大きな女の子には残酷ですよ。幼い私は大いに傷つきましたもの。あ~、もう、王子様とは結婚できないって思いました(その前に顔でひっかかるが)。私にとって『シンデレラ』は足の大きな女=醜女というイメージを植えつけられた、ちょっと感じの悪い童話です。現在小5にして足のサイズ25.5センチのうちの次女はどう感じているのかしら。まあ、彼女は全然気にしていないかな。性格的に。
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● 「生きていく私」  宇野千代著

この本のことは、以前から気になっていました。理由は、まだ独身でお勤めをした当時の私が愛読していた女性ファッション誌の「お薦めの本」コーナーで紹介されていて、とても印象に残っていたから。紹介文の隣にあった宇野千代さんの写真を見て、一般の人よりはモダンだけれど、まあ普通のおばあちゃんに見えるこの人が、何人もの文豪と浮名を流し、「私、なんだか死なない気がするのですよ」なんて言い放ってしまうというなんて意外だなあと思いました。そして、一体どんな人生だったのだろう、と好奇心をかき立てられたのです。けれど、単行本を買うほどの強い思いはなくてそのままにしていました。そして、一昨年読んだ斉藤孝さんの「読書入門」の中でこの本が紹介されていて、読みたかった昔の気持ちを思い出し、文庫本を即購入しました。「死なない気」がしていた宇野さんも文庫本が出た直後に98歳で亡くなっています。読んでみて、確かに奔放だし、一般的には許されないようなひどいこともしているし、同じ時代に近くにいたらいろいろ大変だったろうと思わせるような人だけれど、なんというか、生き方が潔くて痛快なのです。深く考え込まず、ひらりひらりと、自分の思うままに生きている様子が、そう、まるで蝶々のよう。パートナーも住む場所も、ひらりひらりとどんどん変えているので。なかなか真似はできないけれど、でも、人生楽しく行かなくちゃと励まされるような、さわやかな読了感を味わいました。まあ、そのように読者に思わせるところが、この人の作家たる筆力なのでしょうけれど。 「ワルさ」をしているエピソードのところでは、「わたしは~と思っただろうか」という疑問文を多用するテクニックで、読者を煙に巻いているのですよ。その辺がうまいわ。 若さの源は「好奇心」と「行動力」ですって。
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あと、連休中に、今年の編み物を始めました。まだ、ちょっと暑いけれど、そろそろ編み始めたくなる季節なんですよね。今年は何作できるかな。
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by oakpark | 2009-09-28 00:01 | | Comments(2)

映画「修羅雪姫」 (1973)   

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梶芽衣子主演、藤田敏八監督の1973年の映画です。クエンティン・タランティーノ監督は、この映画にインスパイヤーされて、ユマ・サーマン主演の「キル・ビル」を製作したそうです。テーマソング(「修羅の花」梶芽衣子)も同じだとか。「キル・ビル」は見ていないけれど、かなり話題になっていましたよね。「キル・ビル」のおかげで欧米でこの映画の人気が出てきたらしい。インターネット・ムービー・データベースのサイトにもあった。英語では「修羅雪姫」を「Lady Snowblood」とするみたい。Snow whiteは「白雪姫」だから、Snowbloodかあ。うまいなあ。

いや~、それにしても梶芽衣子が美しかった!! 着物の着こなしがすばらしい。 私、今まで見た日本女性の着物姿の中で一番美しいと思ってしまった。 というか、私の好みだった。梶芽衣子の顔も、立ち姿も、着物のセンスも。梶芽衣子は、美しくて、かわいくて、りりしくて、そして淋しげだった。 この「淋しげ」というのに弱い私。こんなに雰囲気のある女優さんだったとは。

着物の着こなしは、粋でモダンで素敵だった。衣装はどういう方が担当なのでしょう。かなり良いセンスの持ち主だと思う。数えてみると、全部で7通りの着物姿があったけれど、白の着物が5回で、あと2回は紫だった。白の着物にベージュっぽい色合いの柄の半襟というパターンが多かった。半襟の色がベージュだけに、肌の色と混じって、一瞬そこまではだけているのか?と見えるときもあって、妙に色っぽかった。帯は縞模様が多く、これも私の好み。きっと、雪(梶芽衣子)をシャープに見せる狙いがあったのだろう。 白の着物に、血がどばっとかかるってのが、この映画の醍醐味だけれど、私にしては不思議と冷静に観ることができた。 当事の技術が未熟だったのか、マンガチックを演出するために、わざとそうしたのか血のりがペンキみたいでいかにもうそっぽかったから。それにしても、あんなに血を飛ばす必要があったのか。しゅ~、どくどくって音までしていたものね。

ストーリーはといえば、悪党に両親をいたぶられ、恨みを抱いてこの世に生を受けた雪(梶芽衣子)が、復讐を遂げるというシンプルもの。ただただ、復讐をするためだけに、すべてを犠牲にして生きたお雪という存在は、ちょっと今の時代の価値観には合わない気がしたけれど、昔から日本人は「親の敵を討つ」というテーマが好きですよね。時代劇によくあって「美談」のように扱われる場合が多い気がする。親じゃないけれど、主君の敵を討つという「赤穂浪士」のお話もいまだに人気だし。そういえば、話はそれますが、私の小学校の3,4年のときの担任の先生が赤穂の出身で、よく赤穂浪士のお話をしてくださいました。先生は特攻隊の生き残りでもあり、特攻隊の訓練の話もよくしてくださったなあ。私が一番影響を受けた、一番印象に残っている先生です。私が小学生の頃40代だった先生は今もご健在とのこと。うれしいです。

さて、「修羅雪姫」ですが、梶芽衣子は、着物姿だけではなく、演技もすばらしかったです。感情を殺し憎しみに燃える、という表情を実にリアルに表現していた。雪の怨念のようなものが画面を通じてこちらまで伝わってきて、思わずこちらも力が入ってしまった。気がつくと、歯を噛み締めながら画面に見入っていたりして。

一番衝撃的だったのがこの表情。かわいくて、怖い。迫真の演技だ。
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このあと、こんな風になるのだけれど、この着こなし素敵だわ。白の着物に緑の帯、赤の襦袢ですよ!
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この着物も好きだった。立ち姿がきれい。
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帯はこんなふうになっているのです。少しずらしてアシンメトリーになっている。
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紫の着物もいいですね~。
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小顔でキュート。この髪型(日本髪?)も似合うわあ。
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で、最初と最後の両方のシーンの衣装が、白地に黄色の蝶の柄の着物に黒の帯。「キル・ビル」のユマ・サーマンの衣装が黄色だったというのと、もしかして関係ある?
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この映画を観て以来、この曲が耳から離れず、ついつい口ずさんでしまいます。梶芽衣子が歌う名曲「修羅の花」はこちら。声もいいですね~。

ところで、ちょっと気になったのですが、この着物の柄の蝶々は「キアゲハ」なのでしょうか。

それと、もうひとつ。若き黒沢年男が「ますだ・おかだ」のおかだに似ていた。。。。

by oakpark | 2009-09-26 00:04 | 映画 | Comments(4)

「感動!縫製がいい!」 ~ 今年の秋冬ファッション   

本日、「縫製がいい!」と感動したので、この日記を書くことを思い立ちました。

さて、皆さんは、今年の秋冬のファッション計画は立てられましたか? 80年代ファッションがリバイバルという話もありますが、また行きますか?あの、巨大肩パッド。 私は、もう、この歳になったら、巷で何が流行ろうか、自分の着たい服を着たいですねえ。 で、今年はなぜかマニッシュファッションに惹かれています。もともと、若い頃からマニッシュファッションが好きだったのですが、今夏のベストの流行の影響で、その頃の気分を思い出しました。実際ベストも好きなアイテムで、秋冬用の前開きボタンつきベストは5~6枚持っています。今までほとんど着なかったけれど、好きな服なので捨てずにタンスにしまい続けてきました。そして、そんな気分を抱きながら、先日また映画「アニー・ホール」観て、ますますマニッシュ気分。この映画でのダイアン・キートンはかっこいいです。あんなふうに丸顔で背が高く、かっこよくマニッシュファッションを着こなせたらいいのになあ。このあたりのことは、以前の こちらの日記にも少し書きました。

そんな気分のときに、チラシでみた某メーカーのチェックのズボンに一目ぼれ。もう捨ててしまったけれど、若いころ、お気に入りのチェックのズボンを持っていて、もう一度あれに似たのを着たいなあ、とずっと思いながら探し続けていたのです。某メーカーだからお値段も良心的。即お店に買いに走りました。実は、同じように若いころ気に入っていて、今もそれと似たようなのを探しているものに、こげ茶の編み上げショートブーツがあります。中学生の頃めちゃくちゃ気に入っていたのですよね。エンジニアブーツのような先の丸いかわいいブーツでした。また履きたいなあ、なんて思っています。あれから35年くらい経つけどね(笑)。

で、某メーカーでゲットしたチェックのズボンですが、ずっと暑くてきる気分じゃなくて放置していました。今日、少し涼しくなったので履いてみいようと袋から開けて、手に持ってみて感激! ずっしりと重量感のあるはりのある綿生地で、縫製がまた実に丁寧。小さなコイン入れポケットまでついている。これで2000円なんて安い、安い。さすが、某〇ニ〇ロさんだわ。あまりにも感動したので写真を撮ってしまいましたよ。これです。
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写真でわかるかどうかわからないけれど、裾の処理もきっちりしています。縫い目がずれたり糸がちょろっと出ていたり、全然していません。当たり前のことかもしれないけれど、このお値段ですから。私には裁縫のことはよくわからないけれど、高級メーカー並みの縫製だと思いました。

この〇ニ〇ロさんには思い出があります。今までで、私が流行よりかなり早く発見して家族に褒められた二つのもののうちの一つなのですよ。もうひとつは本の「ハリー・ポッター」です。巷で流行するよりも早く本屋で見つけて買ってきたのです。きっとうちの子供が喜びそうだ、と思って。そのあと大ブレイクしたからびっくりでした。〇ニ〇ロさんの場合も、10年位、いやもっと前だったか、うちの近くの幹線道路に大きな看板があるので「あれは何屋さんかなあ」と気になっていました。最初は洋服屋だとは思わなかったです。シンプルなわかりやすい名前なので、どこかの会社かなとも思っていました。そしてある日、夫と車に乗っていたときに、一度行ってみようと言いました。そのときに何か買ったかどうかは忘れたけれど、なかなかよかったね~と二人で言いあったことを覚えています。失礼ながら、大手スーパーの衣料品よりずっとしっかりしている作りだなあと思ったことも覚えています。でも、当事は、将来こんなに大きく展開していくなんて思いもしませんでしたけれど。商品を入れる袋が素朴な紙の袋だったことも好印象でした。

しばらくはあまりこのお店で買い物をしていなかったですが、久々のヒット。やはり私は、レディースより、メンズが好きだなあ。あ、そうそう、このチェックのズボンはメンズですよ。サイズはウエスト73センチで大丈夫でした。男性の皆さん、私と「おそろ」はいかが?

そうそう、遠い昔、私が早く発見して友達に褒められたものに、阪神の掛布選手というのもあったなあ。ルーキーのときから騒いでいましたから、私。褒めてくれた友達の名前も覚えているけれど、彼女は絶対忘れているだろうなあ。褒められることってうれしいものなのですね。

by oakpark | 2009-09-17 12:37 | ファッション | Comments(12)

おとうと   

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朝日新聞紙上で開催中の「百年読書会」の9月の課題図書、幸田文の『おとうと』を読みました。この読書会、4月に始まりましたが、何とかついていっています。4月ー太宰治『斜陽』 5月ー深沢七郎『楢山節考』 6月ー向田邦子『あ・うん』 7月ー夏目漱石『坊ちゃん』 8月ー大岡昇平『俘虜記』 ときました。『俘虜記』あたりでつまづきそうになったけれど(日本語が難しい!)、何とか読みきり、9月の「おとうと」はしんみりと読みました。 この企画、作家の重松清さんがナビゲーターなのですが、先日の朝日新聞で、担当の記者の方が「当初は6ヶ月の予定でしたが、重松清さんと相談して延長することにしました」と書いておられたけれど、6ヶ月といわず、どんどん続けて欲しいです。こうでもしないと、名作を読む機会ってなかなかないですから。私にはありがたい企画です。

さて、今月の「おとうと」ですが、碧郎と同じようになんとなく頼りなくて傷つきやすいタイプの弟がいた私としては、随所で、わかるなあ~、と感じ入りながら読みすすめました。もちろん、我が家は、げんと碧郎の家のように両親が不仲でもなかったし、あれほど貧しくもなかったし、母が後妻というわけではなかったけれど、弟が反抗期の頃の食卓での気まずさとか、弟を遠巻きで見ながら心配している姉の様子とか、同じだなあと感じました。わが弟はもちろん元気でぴんぴんしていますが、まだ結婚していないということもあり、未だに追い越されたという感覚はなく、弟は弟という存在です。いつだったか、大学生の頃だったと思うけれど、一緒に旅行に行った友達がみんな弟のいる長女で、「弟って役に立つよねえ。電気製品とかオーディオとか故障すると修理してもらえたりするし。車で迎えに来てくれたりもするし、便利よね」と話していたとき、私は、え~そうなの!うちの弟、役に立ったためしがないよ。免許もまだ持っていないしさ。そう思った記憶があります。今でもそうだなあ。弟に何かしてもらったという記憶はないし、何かしてもらおうとも思わない存在です。そこにいるだけでいいというか、長い間一つ屋根の下で暮らした同士というか、そんな存在です。

でも、この幸田文の『おとうと』を読み、いろんなことがあったなあと、思い出されてきました。今でこそ、口数の少ない、心根の優しい、静かな弟ですが、荒れた時期がありました。あれは何だったのでしょうね。

私にとっての弟の最初の記憶は、白くてかわいいちっちゃな手、です。手を上げて仰向けに寝ているその、軽く握った手がかわいくて、触りたくて、よく、寝ている弟の手に自分の手を重ねて握り締めては母に叱られていました。三歳半違いなので、あれは、私が4歳くらいだったのかしら。

小学生の頃はよく弟と一緒に遊びました。すもうごっことか、戦い系が多かったように思います。いじめもよくしました。外から帰るときに、団地の階段を1段飛ばしに駆け上がり、弟が泣きながらついてくるのがおもしろかったなあ。

弟が中学生になってもまだ結構一緒に遊んでいたように思います。弟は柔道部だったのですが、同時にプロレスも好きだったので、私によくわざをかけさせてと言って来て、四の字固めとか、かけられていましたね~。私が「いたい、いたい」というと、「ほんと?ほんとに痛かった?」とうれしそうにしてしましたっけ。

弟が変わってきたなと思ったのは中学2,3年頃から。表情から幼さが消え、険しさが増してきたように思いました。ここにきて、中学受験失敗の悪夢が蘇ってきたのかもしれません。私の母は、私のときに成功したので、弟にも同じように受験をさせようと思ったらしく、弟は私よりも早い時期、小4くらいから塾に通っていました。3月生まれで成長がおっとりの弟には、受験は結構きついことだったのではないかしら。 発表の日、私が学校から帰ってくると、コタツに入って、うつむいて泣いている弟がいました。今でもその光景をはっきり覚えています。だめだったんだ、かわいそうに、、と思いました。母親はというと、こんなときこそしゃんとしておくべきだったろうと今なら思いますが、弟以上に泣いていました。知らぬ間にお受験ワールドにどっぷりつかってしまっていた母でした。あの日のあの光景が忘れられないから、私は子供たちに中学受験はさせまいと思った、というもあります。

高校も地元の公立高校に進んだ弟ですが、目に見えて反抗がきつくなってきました。『おとうと』の碧郎のように不良とつるむというこはなかったけれど、先生にたてついたり、テストを白紙で出したり、自習時間に教室を抜け出たり、と、まあ、小さいワルはいろいろしていたみたい。家でも大声を出したり暴れたり。母も弟の言いなりで、叱ったりしないのを私は腹立たしく思い、あるとき弟に向かって、「なにわがままやってるの。世界はあんたを中心に回っているわけじゃないからね」と食らいついていったことがあります。弟は今にも殴りそうな勢いだったけれど、殴らず、何も言わず、自分の部屋に入っていきました。その後何か変化があったとかの記憶はないけれど、姉の私も怒っている、心配している、というアピールにはなったと思う。こんなこと、たった一度でしたが、弟、覚えているかなあ。

大学生になった弟は、一日中寝ていることを除けば、かなり穏やかになり、私と一緒に買い物に行ったり、映画に行ったりもしました。『ローマの休日』と『草原の輝き』に二本立てを見に行ったのは、確か弟とでした。あまり期待せずに見た『草原の輝き』こそが、私に映画のすばらしさを教えてくれた一本でもあります。せつないかんじが、いいなあ~と思い、強烈な印象を残してくれた映画です。

今でも家族の心配のネタの弟。でも、元気で、がんばってくれているのがうれしい。最近ではよく、両親の住む愛媛の家に訪ねていっているそうです。

幸田文の文章は、初めて読んだかんじの、私には新しい感覚の文章でした。少し回りくどいけれど、言葉の響きが美しい。姉と弟の微妙な心の動き、繊細なやりとりが、抑えた筆致で表現されていたと思う。淡々とした表現から、特に後半は、自然と悲しみがにじみ出てくる。大げさな形容詞も派手な比喩もないこんな文章、好みだなあと思った。できれば、もう少し明るい内容を読んでみたかったかも。

弟のいる人は、弟を思い出さずに入られなくなる小説ではないでしょうか。

私と私の弟、共通の話題はほとんどないのですが、唯一音楽の話は結構盛り上がります。弟といえば、矢沢永吉です。家でよく、ギターをかき鳴らしながら歌っていたのがこの曲。こんな歌詞、恥ずかしげもなく歌えるなあと思っていました。その顔で、聞いているほうが恥ずかしいよ、と思っていた。。。。

by oakpark | 2009-09-14 01:06 | 雑感 | Comments(10)

予期せぬ出来事   

突然ですが、私が今まで経験した自分の誕生日の中で、一番印象に残っているのは33歳の誕生日です。

なぜかというと、「予期せぬ」プレゼントをもらったからなのです。この「予期せぬ」という事態は、人の心に非常に大きな印象を残しますね。出来事自体は全然たいしたことはないのに、「予期していなかった」がために20年30年経っても忘れることのない、特徴的な出来事として記憶に残ります。話はちょっとそれますが、映画の評価もそうですね。内容はそれほどたいしたことはないのに、期待していなかった分、とても良い映画のように思える。私にとってはその代表格が「ホワイト・ナイツ」です。誰と一緒に観たのか忘れたけれど、神戸三宮のうらぶれた映画館で、きっとその日、することがなくて仕方なく映画館に入ったような、そんなのりで見た記憶があるのですよね。それが意外に面白くて感動して。詳しい内容は忘れたけれど、感動したことだけよく覚えています。逆に、期待がものすごく大きかったのに、あれ?ってなかんじだったのが、悪いけれど、「E.T」です。当事からファンタジー系に弱かった私です~。

で、誕生日の話ですが、33歳のときに何があったかというと、当事住んでいたロサンジェルスで友達になった、近所に住むイギリス人女性のジョーに、オーデコロンをいただいたのです!え?そんなこと?と思われるかもしれない。バラの花100本じゃないの?と思われるかもしれない(そんな経験ありましぇんもの)。別にオーデコロンが特別好きな私でもないけれど、「予期せず」いただいたということで、忘れられない、うれしいうれしい出来事になりました。

今でもよく覚えているのですが、その日の朝、ぷらぷらとアパートの外を歩いていると、ジョーにばったり会ったので、何気なく「今日は私の誕生日なんだ~」と言いました。ジョーがにこっと笑って「おめでとう!」と言ってくれましたが、そのときはそれだけでした。あとで、まだ友達になって日が浅いのにへんなこと言っちゃったかも?まだそんな会話を交わす関係ではなかったかもと思ったことも覚えています。そして、その日はちょうど、ジョーの妹さん一家がイギリスから遊びに来ていて、ジョーはにぎやかに忙しそうにしていたので、まさか私の誕生日のことなんて気に留めてくれるなって思ってもいなかったのです。

すると、2時間後くらいだったかな、ジョーが突然うちに来て、「誕生日のプレゼントよ」と言って、普通の紙袋に包んだオーディコロンを渡してくれたのです。なんでもジョーは、香水やオーデコロンを集めるのが趣味で、手持ちの中から私のために選んで、そこらへんにあった袋に入れてくれたとのことでした。きれいにラッピングできていなくてごめんねとも言ってくれました。さらには、妹一家もまじえて一緒に、近くの「チーズケーキ・ファクトリー」というレストランで食事しようと誘ってくれたのです。私の何気ないひとことが、まさかそんな展開になるとは予想だにしていなかったので、ものすごくびっくりしてしまいまいた。友達になったかならないかというくらいの関係の、日本人の私にそこまでしてくれるなんて。欧米では誕生日ってそれほど大切なのかな。日本では家族も友人もそんなに騒いでくれないのになあ、なんて思ったものです。ジョーの妹さんのご主人に、「え?何歳になったって?43歳?」と言われ、「そんなおばさんになったらどうしよう~」と思ったことを覚えているので、その日が33歳の誕生日だったと覚えています。今では、43歳もとっくに過ぎてしまったよ~。 

当事ジョーには、エジプト人のご主人と、5歳と3歳のかわいい男の子がいたのですが、アリという名の上の子は、名前のことで友達にからかわれるとぼやいていましたっけ。お兄ちゃんはいかにもアラブの子という彫りの深いハンサムな男の子でしたが、弟君は金髪で色白でいかにも白人という風貌。でも名前は「アブダラ」というアラブ系の名前でした。愛称は「ララ」。 今頃どうしているのかなあ。その後別居したという話だったけれど。あんなに仲が良かったのに、やはり宗教の違いというのは大きいのでしょうか。当事は「今日は夫はラマダンなの」とかいがいしく、ラマダン明けに食べるケーキを作っていたジョー。実はその後、一度イギリスでお会いしたのですが、あまり幸せそうではなかった気がしたので気になっています。

いただいたオーでlコロンは今でも時々使っています。この香りをかぐと、十数年前の楽しかったロスでの日々を思い出します。一緒に映っているピンク色の化粧品は、さらに時代をさかのぼること10年。20歳くらいのときに、海外のお土産ということでお友達からいただいたものです。これも今でも時々使っています。我が家に現存する最古の化粧品です。
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そうそう、「ホワイト・ナイツ」は音楽も良かったのですよ。だから印象に残っているのかも。こんな曲でした。

ヘレン・ミレンも出ていたのですね~。「モスキート・コースト」の前年か。。。。

by oakpark | 2009-09-10 00:39 | 雑感 | Comments(10)

映画「ゴスフォード・パーク」(Gosford Park, 2001)   

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ロバート・アルトマン監督    マギー・スミス アラン・ベイツ  ヘレン・ミレン 

寝る前にソファに座って10分くらいかけて歯を磨くことを日課にしています。洗面所での歯磨きはあまり時間をかけることなくすぐに切り上げてしまいがちなので、ソファでリラックスしてテレビでも観ながら最低10分は歯ブラシを動かしなさいと行きつけの歯医者さんに言われました。私が寝るのは大抵深夜過ぎなので、たいがいお笑い番組などを観ながら歯を磨くことになります。そういえば、はるな愛の「エアあやや」に出会ったのもこんなときでしたね。あの時は、深夜にもかかわらずイヤホンをつけたまま(先に寝た家族に迷惑がかからないようにイヤホンをしています)、声を出して大笑いしてしまいましたっけ。

さて前置きが長くなりましたが、その日もイヤホンをつけてテレビを観ながら歯を磨こうと思い、チャンネルを変えていると、画面の美しい映画に行き当たりました。しかも聞こえてくるのは美しいイギリス英語。女性の服装からして、どうやら1930年代のイギリスの上流階級の人々を描いているよう。と思っていると、画面の雰囲気ががらりと変わり、屋敷で働いている人々の仕事ぶりが映ります。上の階にいる貴族たちの悪口や噂話をしながら忙しそうに働いています。ゆったりと時間が過ぎている貴族たちの立ち居振る舞いとの対照的なこと。よく見ると、主役をはれそうな大物俳優たちがたくさん出ています。マギー・スミス、アラン・ベイツ、ヘレン・ミレン。お、「モーリス」のジェームズ・ウィルビーもいるじゃないの。あの意地悪そうな女は「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマスだわ。エミリー・ワトソンは労働者のほうなのね。お友達がファンだというクライヴ・オーウェンも出ているなあ。アメリカ人のライアン・フィリップ君もいるわ。変な英語をしゃべっているわ。。。。

一気に引き込まれてしまいました。すぐに新聞でチェックすると、すでに開始から10分ほど経過しているよう。この時点で、絶対レンタルショップで借りて最初のシーンを観ようと思いました。そして思ったのは、良い映画というのは一瞬にして観客をひきつける力があるのだなあということ。画面からかもし出される、なんともいえない緊張感とコミカルな雰囲気、屋敷の重厚なたたずまいに、時代を感じさせる髪型や衣装。学生のころよく読んだアガサ・クリスティの推理小説の雰囲気みたいだなあなんて思いました。その日は疲れていてそれ以上見ることができなかったので、翌日DVDをレンタルしてじっくり見ました。さすが群像劇の名手ロバート・アルトマン監督です。それぞれのキャラクターを興味深く描いていて、この人何を考えているんだろう~、どんな裏があり、どんな下心があるんだろう、と考えずにはおられないような作りになっていました。どの人物も主役に感じられるように物語を構築していくのって難しいと思うけれど、本当うまく作っていると思いました。クローズアップのタイミングなど、カメラワークも妙もあるのでしょうね。

映画の前半は、1930年代(正確には1932年11 月)の貴族のパーティでの様子や、金銭をめぐる力関係、そしてその貴族に仕える従者たちの人間模様に焦点が当てられています。この時代、貴族ひとりひとりに着替えなどを手伝う従者がついていたようです。従者を連れてこなかった女性はみんなから馬鹿にされたりして、怖い世界です~。それにしても、3歳児じゃあるまいし、着替えくらい一人でできそうなものですがねえ。同じ人間なのに、着替えるものと着替えを手伝うものの間には大きな隔たりがあり、会話も片道方向しかないなんて。この「従者」という言葉には「valet」(バレーと発音)が使われていました。そういえば、アメリカでは、少し立派めなレストランには必ず「valet parking」というシステムがあって、レストランの玄関先に車を止めて、係りの人に鍵を渡し、駐車してもらうというシステムになっています。もちろんチップつき。チップをけちりたいから自分で駐車したいと思ってもそれはできないことになっています。アメリカに住んでいた頃、貧乏性の夫は最初の頃はよく愚痴っていましたわ。私も、なんだかこそばゆく感じたことを思い出します。

映画は後半になると、殺人事件が起き、徐々に貴族側ではなく従者側に焦点が当たり、犯人探しにも興味が湧いてきます。ただし、犯人探しが物語の核ではないようです。それぞれの人物の過去に思いをめぐらして、この時代の人間の格差が生み出す不条理やイギリスという国について考えることを楽しむ、そんな映画だったように思います。DVDの特典映像でクリスティン・スコット・トーマスが「イギリスの恥部があきらかにされてよかったわ」というようなことを語っていましたが、どの国にも恥部があり歴史がある。イギリスには美しくも重厚な歴史があるなあと感じました。

役者さんで気になったのは、なぜかまず、エミリー・ワトソン。この人、大柄でかわいい顔をしていますね。ファニーフェイスというのかな。「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ」や「アンジェラの灰」を観ていますが、メイド長ということでコックニー・イングリッシュをしゃべっていました。それから、アメリカ人の(役柄も)ライアン・フィリップ。この人は私、なぜか気になるんですよ。リーズ・ウィザースプーンと結婚していたときも、リーズが明るい太陽のような雰囲気の人なのに、ライアンのほうは暗い雰囲気で。奥さんがどんどん売れてきているのに、なかなか売れなくて。でも、最近「アメリカを売った男」などで見かけるようになって。でもやはり、ほとんど笑ったところは見たことがない。美しい顔をしているんだけれどいつも不幸そうな顔をしています。なんだか、気になるなあ。心配だなあ(笑)。 それに比べて、クライヴ・オーエンは全然心配ないでしょ、ってかんじ。ドンと構えて貫禄がありますね。ちょっと、ルー大柴にかぶっちゃうところがなきにしもあらずなんだけれど(すみません)、かっこいいですよね。今回も出番は少なかったけれどかっこよかったです~。マギー・スミスのメイド役のケリー・マクドナルドは、売り出し中の女優さんかな。「ノーカントリー」にも出ていました。スコットランドなまりの英語をしゃべり、スコットランド出身と偽る(とあとでわかる)ライアン・フィリップの英語を「変なアクセントだわ」と言っていました。ライアンはアメリカ人だとばれてからはアメリカ英語をしゃべっていました。この辺の英語の使い分けも私には見所のひとつでした。

食事のシーン、雉狩りのシーン、雨のシーン、全てが絵のように美しい映画でした。
ロバート・アルトマン監督の初期の作品「M★A★S★H マッシュ」はまだ観ていないので、ぜひ観なくちゃ。

by oakpark | 2009-09-07 23:23 | 映画 | Comments(7)

巷でエルヴィス発見♪   

涼しくなってくると、俄然元気が出てきて、今日も日記を更新しようとしています。今日はエルヴィスネタです~。

日ごろから「エルヴィスファンです」と公言していると、時々お友達からどこそこでエルヴィスを見たよ、といううれしい報告をいただくことがあります。夏休みに帰省していたお友達がご主人のご実家の近くの喫茶店でエルヴィスを発見したそうで、写真を送ってくださいました!
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長野県の飯田という町だそうです。また、別のお友達は、表参道にお買い物に行ったときに、たまたま入ったお店にこんなものを売っていたといって、私のために買ってきてくださりました。 映画『さまよう青春』のときのエルヴィスのマグネットです~。隣は次女が描いたエルヴィス。
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長女も、たまたまテレビを観ているときに、ワイドショーでマイケル・ジャクソンの死去の話をしていて、「エルヴィス・プレスリーと同じ死因ですね~(そうなの?)」というコメントとともに、エルヴィスの写真がテレビに映ったそうで、ねえ、見て見て!と興奮した様子で携帯電話で撮った写真を見せてくれました。その写真は削除してしまったそうですが(こら!)、こんな感じの写真でした。
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私の最大のエルヴィス遭遇体験は、車20分ほどのところに数年前にできた映画館の壁に大きく掲げられたエルヴィスのパネルを発見したことです。このときは驚いたなあ~。なぜ、エルヴィス?と思いましたもの。
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これは、同じ大きさの三枚のパネルが並べらている一番右側なのですが、真ん中がこれ。新旧取り混ぜた映画スターのコラージュになっています。なかなか素敵ですね。
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そして左側がこれです。
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真ん中はわかるとしても、左側がジェームズ・ディーンで、なぜ右がエルヴィス?と思いました。写真の枚数といい、ジェームズ・ディーンと同等扱いですからねえ。もし、これがマリリン・モンローだったらどうだろう、なんて思いました。さらに華やかな絵図面になったでしょうねえ。でも、この映画館に来るお子様たちにはちょっと刺激が強くなりすぎるのかも。だって、選ぶとしたら、あの写真でしょ、それともあれかな?いずれにしてもねえ~。パネルを見上げたおこちゃまが「ねえねえ、ママ、あの人誰?」って聞くでしょ。「マリリン・モンローよ」「その人誰?」「・・・・・・・・」なんてことになってしまったかもしれませんものねえ~。でも、エルヴィスだったらどうだろ?「ママ、あの人誰?」の段階で「・・・・・・」に、まさかならないでしょうね。なっていないことを祈ります。世のママたち、多くのお子様たちに、映画界、そして音楽界に燦然と名を残したエルヴィスのことを教えてあげてね。お願いします~。

巷でのエルヴィス探し、なかなか面白いので、皆さんもいかがですか~。エルヴィスってそんなに出会わないけれど、全く出会わないわけではなく、突然出会うと、ちょっとびっくりしてしまい、そしてうれしくなってしまう(一部の人にはね)、ってそんな存在のような気がしますねえ。そういえば、昔、学生の頃、ドライブしているときにフォルクスワーゲンを探すっていうゲームが流行りませんでしたか?特に黄色のフォルクスワーゲンが良いことになっていたような気がする。でも、最近、フォルクスワーゲンってあまり見かけませんね。今でもこんな遊びあるのかな。 

私はこれからもエルヴィス探しゲームをやっていきますよ~。よつ葉のクローバーを探すようなもん。日記を読んでくださった皆さん、見つけたら教えてね。というわけで一曲紹介。「ときどき、私みたいなアホがいるものなのです」 このyoutube,日本の方が作ったみたいです。ユニークな映像とともにエルヴィスのNow and Then There's a Fool Such as I をどうぞ!

by oakpark | 2009-09-03 00:30 | ELVIS | Comments(6)

タイトルにひかれて買ってしまった本(新書)   

ふと思うのですが、最近、新書の種類がとっても多くないですか? それも、とっても身近な感じの内容の新書が多くないですか? 私が学生の頃は、新書といえば、もっと小難しく近寄りがたい内容のものばかりだったような気がするのですが。単に自分が年取っただけ?で、小難しいのもわかるようになっただけ?いや、それはないだろうなあ~。 最近、タイトルにひかれて買ってしまった本たち。
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内容の濃いものもあれば、こんなの何も本にしなくてもブログ等で読ませていただいてもよいくらいだわ、と思うのも正直ありました。だって、新書って高いんだもの。700円とか800円とか。一度読んで、もう読み返さないだろうなと思うの本にはもったいない額だわ。

でも、ついつい買っちゃうんですよね。たとえば、子どもの用事で本屋に行った場合。子どもが本屋に行きたいというので本屋に行きます。別に私は行きたくないのです。でもそんな場合でも、大抵子どもが1冊選ぶ間に私のほうが3冊くらい本を手にしています。だって、タイトルのつけ方がうまいのですもの~。ついつい読みたくなっちゃうんですもの~。『見抜く力』なんて、私にはない力だから参考にしようと思うし、『子どものスポーツをさせるな』なんて「え~どういうことだろ。確かに息子は少年サッカーチームに入っていたけれど、いろいろ大変だったな。親が子どもをダシに喜んでいるみたいで不快なこともあったな」なんて気になっちゃうし、『多読術』も身につけたいな~と思いますよ。押井守さん(押尾学じゃないよ)の本は、ちょうどその頃息子が『スカイ・クロラ』を読んでいて、ふと興味が湧いたのですよね~。懐具合がよかったのかも、そのとき。そういえば、以前に本屋で『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』という本を見つけたとき、ものすごく興味を引かれたのですが、懐具合が悪く断念した覚えがあります。また、新聞の広告で、香山リカさんの新刊書『しがみつかない生き方』の目次の中に「勝間和代を目指さない」を見たときも食指が動きそうになりましたねえ~。だって、最近のこの方の活躍は目を見張るものがありますからね。ちょっと調子乗ってんのちゃう?と言いたくなったりもしますね~。少し前の坂東眞理子さんにも思いましたが。。。どうしても女性には厳しくなりますねえ。これを持っているんですが、全然わからんかったです。どうも経済はちんぷんかんぷんです。
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最近は「~力」という本が売れているとか。みんな力をつけたいと思っているのですかねえ。この本もそうでした。
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著者の姜 尚中 さんは、昔、まだ子どものいない頃よく見ていた『朝まで生テレビ』という番組に出てらっしゃいました。その頃から表情を変えずクールで鋭いまなざしで独特の雰囲気をかもし出されている方でした。この番組、他には西部進氏や大島渚氏も懐かしいです。姜氏は最近大人気のようですね。

最初の写真の本の中では、私は、松岡正剛氏の『多読術』がおもしろかったです。「読書は三割五分の打率でいい」-ほっとします。「読書というのは一種のコラボレーション。書いてあることを理解するためだけにあるのではなく、書いてあることと自分が感じることが『まざる』ということ」-なるほど~。「読書はわからないから読む。『わかったつもり』で読まないほうがいい。『無知から未知』へのたび」-ふ~ん。 そして、「たくさん読むコツは3時より前に寝ないこと」-ひえ~!

世の中にはすごい人がいるものですね。

by oakpark | 2009-09-01 23:53 | | Comments(0)