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映画「チェ 28歳の革命」   

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キューバのこともキューバ革命のこともほとんど知らなかった私は、「モーターサイクル・ダイアリーズ」(2003)を観てチェ・ゲバラに興味を持ちました。アルゼンチンの比較的裕福な家庭に生まれ、重度の喘息を患いながら、医師を目指して学問に励んでいた青年を何が革命に突き動かしたのか。この映画では、そのあたりのヒントをがうかがい知れるような、ピュアで正直で大胆な若者であるゲバラが描かれていました。

そして今回の「チェ 28歳の革命」では、キューバ革命そのものが描かれています。1955年、反政府運動の失敗からメキシコに逃れ潜伏していたフィデル・カストロに出会い、革命軍をたちあげ、同士とともにボートでメキシコからキューバに上陸し、ジャングルの中を進軍、サンタ・クララを陥落させ、ハバナに向かう1958年までです。

地味な映画です。派手なシーンも、盛り上げるための音楽もなく、ただ淡々とドキュメンタリータッチでお話が進みます。荒い白黒画面で1964年の国連総会でのゲバラの演説とインタビュー・シーンを見せ、1958年のジャングルの中での戦闘シーンと交互に映し出します。この、違う時代を交互に見せるという手法は、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」でも使われていました。ただ、「エディット・ピアフ」のほうは、昔の映像と晩年の映像の因果関係はあまり感じられませんでしたが、この映画では、1964年のインタビュアーが「あの時はこうでしたね」と過去を振り返るようなことを尋ね、カメラが昔(1958年)に戻るということも何度かありました。それにしても、ある程度キューバ革命についての知識があるか、よほどキューバ革命に興味がないと、なかなかわかりづらい、集中しにくい映画かもしれません。何の説明もないのですから。カストロのことも「フィデル」だし、ゲバラは「エルネスト」ですから。知らないで観ると、だれのことや~っとなりますよ。それに、革命軍と政府軍、革命軍でもゲバラたちの率いる密林軍と都市軍(反政府ということでは同じだが、誰が率いているのかはわからなかった)の区別もつきにくい。え?この人、味方だったっけ?というような場面も多々ありましたねえ。 これがスティーブン・ソバダーク監督の撮り方なのでしょうか。そういえば、1950年代のアメリカで赤狩りに立ち向かったジャーナリストを描いた「グットナイト&グッドラック」も興味深いけれど地味な映画だった。

しかし、なんというか、地味だけに不気味というか、静かな迫力のある映画なのです。カメラに語らせるとでもいいましょうか。観ているうちこちらも一緒に密林の中を進軍しているような気分になってしまいそうでした。武器をととのえ、敵から身を隠しながら、少ない人数の部隊で効率よく敵を倒しながら戦いを進めていく。けが人が出ると、ゲバラを含め医術の心得のある隊員が応急治療をし、急ごしらえの担架で、5~6人がかりで担いで移動しなければならない。ゲバラはまた、戦闘をしていないときには、読み書きのできない隊員に勉強しろとはっぱをかけたり、無知から生まれた隊員同士のいさかいを仲裁したりもする。裏切り行為を行った仲間を処刑しなければならない辛いこともある。革命だ、戦争だ、とはいえ、日常の営みもある。そのあたりがとてもリアルで、普通の戦争映画と違っているところかもしれないと思いました。

ゲバラを演じた、ベネチロ・デル・トロが本物によく似ていました。といっても映像でしかゲバラを見たことはないのですが。実際より、少し老けすぎて少し大柄すぎるかもしれないけれど。この写真なんか、ゲバラ本人みたい。
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Tシャツなんかにプリントされているゲバラ本人の有名な写真はこちらです。
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で、すっごくミーハーなんですけれど(笑)、フィデル・カストロの弟のラウル・カストロを演じた俳優さんが「ラブ・アクチュアリ」にも出ていて、ちょっと気になっていた、ロドリゴ・サントロというちょーハンサムな人だった。
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え?フィデルのほうはって? うん、似ていたと思いますよ~(サラリ)

さらにミーハーなんですけれど、この映画を観て、以前から気になっていた、今年流行のベレー帽を買ってしまいました。ベレー帽って、似合わないけれどなんとなく気になるアイテムなのですヨ。私の人生で唯一の制服、幼稚園の制服がえんじ色のベレー帽でした。中学の修学旅行ではベージュのベレー帽を親に買ってもらってかぶりました。それ以来かぶったことないけれど、なんとなく今年気になるんです。。。買ったのは黒のベレー帽です。たんすの肥やしになりそうだけれど、所有するだけでいいのです、はい。
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映画の終わり方はいかにも唐突でしたが、ゲバラの人となりを如実に表すエピソードなのでしょうね。興味深いエンディングだと思いました。原題の「The Argentine」(アルゼンチン人)が意味するところも気になります~。映画の中でも「あの、アルゼンチン人が。。。」というせりふが出てきましたが、キューバ人でなかったからこそ、という「なにか」があったのでしょうね。
いいことも悪いことも。

近所の主婦仲間4人で観にいきましたが、明日から公開のパート2、「チェ 39歳別れの手紙」も一緒に行こうということになりました。後半は死んじゃうから辛いんですけれどね~。

by oakpark | 2009-01-30 22:34 | 映画 | Comments(3)

ウイリアム・モリス展に行ってきた♪   

正確には東京都美術館で昨日から開催されている「アート・アンド・クラフツ」展に行ってきました。でもお目当ては、ウィリアム・モリスの作品です。

この人の名前はなんとなく聞いたことがありました。「ウィリアム・モリス的なデザイン」とかそんなフレーズで。オスカー・ワイルドの事を調べているときも出てきたし、なんとなく気になっていました。

で、オバマ大統領の就任演説で(なぜこれが出てくるのか不思議でしょう~?・笑)、ミッシェル夫人のファッションを見て、あの色使いに感心し、そうだ!新聞に載っていたウィリアム・モリス展に行こう!と思ったのです。 ミッシェル夫人は春を感じさせる卵色のスーツに、何色って言うんだろ、エメラルドグリーンのくすんだ色みたいな色の靴と皮手袋を合わせていましたね。黒にすると当たり前だけれど、この色合わせは素敵だった。 なんとなく「色」の刺激がほしくなり、ウィリアム・モリス展に急に行きたくなった。

ウィリアム・モリスは19世紀のイギリスの詩人であり、デザイナー。ヴィクトリア朝のイギリスで、産業革命により大量生産の商品があふれるようになる中で、昔ながらの職人による手仕事の美しさを世にアピールしようとした人。モリス商会というのをつくり、美しいインテリア製品や書籍やステンドグラスを作り、生活と芸術の一致を試みた人だそうです。「モダンデザインの父」とも謳われているようです。

見終わって、ポストカードとブックカバーを買いました。ブックカバーの柄は有名な「いちご泥棒」。複雑な文様と、微妙な色合いが素敵だなあ。
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一緒に行きたいというので長女を連れて行ったけれど、帰ってから「どうだった?」と尋ねると一言「ばばくさかった」ですと! こら~! 900円返せ!

by oakpark | 2009-01-25 23:51 | 雑感 | Comments(6)

映画「恐怖のメロディー」「暗くなるまで待って」   

本格的な冬です。子供の学校でもインフルエンザも流行しはじめているようです。手洗いとうがいを励行しなきゃ。

さて、そんな寒いこの時期におもしろいミステリーを2本見ました。ミステリーとしても良くできていたし、この時代の女性のファッションが私は好きですね~。最近、街を見回すと、ダウンや中綿の上着を着ている人が多い。つまり化学繊維素材です。なんか、見ていてつまんない。みんな同じに見えちゃう。私はやはり、天然素材がいいなあ~と最近思っているのです。60年代から70年代を舞台にした映画を観ると、女性がファッションにがんばっていたんだなあと思います。ウエストマークして、ハイヒール履いて、カラフルな洋服に身を包み、精一杯髪を整え、お化粧をして。80年代あたりから「自然体、ナチュラル」ということが盛んに言われるようになり、かく言う私も「もう化粧はやめた」と宣言し、しばらく化粧をせずに職場に通ったことがありました。で、しばらくして、職場の先輩に「どうしたの?」とマジで心配されましたっけ。 今は今で、まあみんな、それなりにがんばっているけれど、最近、無性に60,70年代のファッションが懐かしい。「暗くなるまで待って」のオードリー・ヘップバーンのように、ミニスカートにロングブーツにすっきりしたコートな~んて格好をしたいなあ、と思った私です。タートルネックのすそはスカートの中に入れてね。そういえば昔は「とっくりセーター」なんていっていましたね。リブ編みニットの体にぴったりしたタートルセーターは60,70年代の薫りがします。。。。  では、映画紹介。

*「恐怖のメロディー Play Mysty for Me」(1971)  監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、ジェシカ・ウォルター、ドナ・ミルズ
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ラジオの人気DJのクリント・イーストウッド(でも、おしゃべりは元気がなくてへた・笑)。ある日、彼の前に、いつも「ミスティ」をリクエストする女性が現れる。恋人が街を離れていたことをいいことに一夜をともにしてしまう。あとくされのない関係でいこう、と約束したのに、その後、女性はなんだかんだ言いながらクリントに付きまとい始めるのだった。振り払っても振り払っても現れる女性。いや~こわかったですよ~。すぐさま、「危険な情事 Fatal Attraction」を思い出しました。あのときのグレン・クローズも怖かったなあ~。クリントの恋人役のドナ・ミルズの可憐さと、常軌を逸した恐怖の女を演じるジェシカ・ウォルターの対比もよかったです。狂気を表すためかどうか、ジェシカ・ウォルターは黄色の服を着ていることが多かったみたい。これがクリント・イーストウッド初監督の作品。

*「暗くなるまで待って Wait Until Dark」(1967) 監督:テレンス・ヤング 出演:オードリー・ヘプバーン、アラン・アーキン、リチャード・クレンナ
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いや~、これはおもしろかったです。上質のミステリーですね。わかりやすい(ここが大事ね)伏線もふんだんにあって、あ~、あの行為はここにつながるのね、というのがうれしい。オードリーの盲目の人の演技もなかなかのものです。
数年前に盲目になってしまったスージー(オードリー)は、自分の生き方に自信が持てない。盲人学校に通って良い成績をとりそれを夫に報告するが、心の底からはほめてもらえない。愛する人にほめてもらいたいスージー。そんなとき、夫が空港で見知らぬ女性から人形を渡される。実はその人形の中には麻薬が隠されていて、それを狙う三人組がいた。そうとは知らない二人は、その後、家の中で行方不明になった人形のことなど気にもかけていなかった。夫が出張に出かけた日、三人組は、それぞれ、夫の友人、警官、妻を捜している男、など役割を分担して芝居をし、人形を取り返そうともくろむのだった。目の見えないスージーだが、機転を利かせ、二階に住む少女リザの力を借りて、3人と立ち向かう。。。。。
けなげで細いオードリーが恐ろしい3人と戦い、最後夫と再会するシーンでは、涙が出てしまいました。サスペンスに一人の女性の自立というテーマを絡ませて、なかなかうまい作りです。すっかりツボにはまってしまいました。3人組のボスを演じたアラン・アーキンは不気味で怖かったわあ。声としゃべり方がなんとも怖いの。そして、3人組の一人、ちょっと男前のリチャード・クレンナとオードリーがお互いに対して敬愛の情ようなものを芽生えさせていくあたりも良かったな。最後にリチャードが言うせりふ、日本語字幕では「もしきみと、、、」となっていましたが、元の英語は「I want you to know........」です。君に知ってほしいこととは、きっと、「君の事を巻き込むつもりはなかったんだ」とか「悪気はなかったんだ」とか、そんな内容になるはずだったのでしょうね。つまり、何か言い訳をしたかった。それだけスージーという女性に惹かれはじめていた、ということなんだと思う。そこを「もしきみと、、、」って訳すなんてうまいな~と思いました。

この2本の映画を観て、今日は久しぶりに膝丈のタイとスカートをはいた。外に出る機会があったらこれにロングブーツをあわせるつもりだったけれど、機会はなかった。生協の来る日で食料品もたっぷりあったし(笑)。鏡の前だけで履いてみました♪

by oakpark | 2009-01-23 21:15 | 映画 | Comments(2)

オバマ新大統領の就任演説を聞いて思ったこと。   

昨晩は、2時半まで起きて、オバマ新大統領の就任演説を聞きました。音声を、英語のみにしたり、同時通訳のみにしたり、両方にしたり、いろいろしながら、聞きました。どんなことを言うのかにも興味がありましたが、どのくらい聞き取れるか、聞き取りの練習もしたかったので。結果は、あまり聞き取れませんでしたが(泣)。同時通訳の人はすごいですね~。4~5人が、2,3分交代で訳していました。

全体の印象としては、冷静で堅実なスピーチだと思いました。スピーチ終了後、テレビ番組の日本人解説者が「意外に地味な演説でした」と言いましたが、確かに、そんなかんじでした。聴衆が盛り上がるシーンはそれほど多くありませんでした。まあ、以前からのオバマ大統領の手法ではありますが、やたら、言葉を区切って観衆の歓声をあおる、というのもなかったし、同じ言葉を何度も何度も繰り返し、気分を高揚させていくというのもなかった。内容重視で、盛りだくさんの堅実なスピーチでした。もしかしたら、華やかで気持ちがよく、アメリカ人の、そして特に黒人の人たちの自尊心をくすぐってくれるようなスピーチが展開されるだろうと期待していた人にとっては拍子抜けだったかもしれません。 でも、だからこそ、私は、この人は賢い人だなあと感じました。「歴史的瞬間だ」とか、「黒人初の~」という点ばかり言いたがり、かつてないほどの盛り上がり方をしている人たちに、もっと冷静になれと言っているように聞こえました。世界はこんなに大変な状況にある、現実に目をむけ、対処法を一緒に考えなければならない、と。このスピーチには多くの人が頭を冷やされる思いをしたのではないでしょうか。でも私は、今までよく聞いてきたような、アメリカはすごい、アメリカは強い、夢と希望を持って前へ進もう、的な美辞麗句に飾られた言葉より、ずっとよかったと思いました。しかも、自分が黒人だということに触れた箇所は、本当に少しでしたね。「60年前だとレストランで食事もできなかったかもしれない男性を父に持つ息子が。。。」という部分。黒人であるということを語らないことで逆に、そんなこと(黒人か白人かということ)は、重要なことではないんだ、というオバマ大統領の強いメッセージだったのかもしれません。

とかいって、私自身が一番頭を冷やされたのですけれどね。
ケネディの「国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何かできるか」や、リンカーンの「人民の人民による人民のための」や、キング牧師の「私には夢がある」みたいな、リズミカルで印象的な歴史に残るような言葉が飛び出すかな、と思ったけれど、そういうのはなかったように思いました。
オバマ新大統領は、humble(謙虚)な人だと感じました。
スピーチの最初に humble という単語を使っていましたが、自分にも言い聞かせるためにあえてこの単語をもってきたのではないか、とひそかに思いました。
humble って好きな言葉です。

さて、そろそろねなきゃ。
寝不足で今日はテニスをしてきましたが、いつになくコーチにほめられました。
力まないほうがいいみたいです♪

by oakpark | 2009-01-22 00:12 | 雑感 | Comments(4)

「ラブ・ミー・テンダー」 原宿店   

日付が変わってしまった。

昨日、1月18日をもって、原宿竹下通りにあった、エルヴィス専門店「ラブ・ミー・テンダー」が閉店いたしました。私も最後の 銅像前ライブ(お店の前にエルヴィスの銅像があるから)を観にいこうと思っていたのに、今期二回目の風邪をひいてしまった上に、前日に突然弟から電話があり、「あす行ってもいい?」といわれ、「ラブテン閉店日だからだめ」とも言えず、参加を断念いたしました。夕方の8チャンネルのニュースで映っていたので、もし行っていたら、テレビに映ってしまっていたかも?なんて。

それにしても、残念だな~、閉店は。 理由は、地価の高騰ということらしいのですが、やはり、採算が取れなかったのかなあ。とっても素敵なお店だったのに。でも、正直言って、エルヴィスのファンになりたての頃、ファンクラブがあることにも驚きましたが、こういう専門店が原宿という一等地にあることにとても驚きました。30年も前に亡くなった人なのに、と思ったものです。時代の流れとして仕方のないことなのかもしれません。なくなるのは残念だけれど、小さいお店でもいい、原宿のようなにぎやかなところでなくてもいいので、いつか必ず復活してほしいです。レトロな素敵な雰囲気はそのままで。最先端も良いかもしれないけれど、人は時々レトロに浸りたくもなるのですよね~。

初めて行ったときに撮った写真。
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銅像はこんなかんじ。世界中にあるエルヴィスの銅像の中でこれが一番似ているんじゃないかといわれているらしい。
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この日は、バレンタインデーに近い日で、銅像の台座にはこんな写真がつけられていました。熱心なファンの方がつけたのだと思われます。
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その台座には、この銅像を作るにあたって寄付をされた著名人の方、一般の方の名前が彫られています。現在この銅像の行き場所は未定。どうぞ、みんなが納得できる場所に落ちつきますように。

というわけで、本日は、冬の寒~~い日に聞くと、あったかくなるような気がする、エルヴィスの「ラブ・ミー・テンダー」をどうぞ!

by oakpark | 2009-01-19 00:25 | ELVIS | Comments(4)

また1年たちました   

1月17日といえば、関西出身、とくに阪神間出身の者にとっては忘れられない日です。
去年の日記にも書いていますが、14年前のこの日、おなかに長男がいました。毎年、ニュースで「震災から○年。。。」と報道されると、息子も○才になるんだなあと思います。もしも、予定日がもう少し早くて、あのとき実家にいたらどうなっていたかなあ、と考えることもあります。あの年は、その後の地下鉄サリン事件など、いろいろありました。考えてみると、あの頃から、なんとなく、日本の雰囲気が変わってきたようにも思うのですよね。暗い、陰湿なニュースが増えてきたように感じます。

子供たちが明るく夢を語れるような世の中になってほしいなあ。
日本人は、もっと、いろんな点で、根本的に考え方を変えていく必要もあるのかも。
それが何か、という具体的なことはわからないのですが。

慶応義塾高校野球部監督の上田誠先生が「私は、何でも一律を重んじる高校野球が嫌いです。高校生を大人扱いしていない高校球児という言葉も嫌いです」とおっしゃっていて、とても新鮮な驚きでした。「血と汗と涙」の野球ではなく、「楽しむ」野球を目指しておられるとのことなんです。 「やらされる」のではなく、自発的な意志で、楽しんで「やる」という精神が、これからの世の中には必要になってくるのではないかなあと感じました。

自分が生まれて育った国だから、日本は大好きですが、日本がどんな方向に行けばいいのかなあと、時々考えます。天皇制も含めて。先日読んだ「昭和天皇の履歴書」という本は、とても興味深かったです。終戦後すぐに昭和天皇が当時11歳だった現天皇にあてた手紙にはじ~んとしました。


そういえば、今度の春に、夫の友人一家が日本に来るとのこと。だんなさんがアメリカ人で奥さんはスペイン人、10代の娘さん二人がいます。だんなさんは何度か日本に来たことがありますが、奥さんと娘さんは初めての来日。日本を見てどんな反応を示すか興味深々です。

そうそう、そのだんなさんは、テキサスのオースティン出身で(つまり南部ね)、私たちがアメリカにいたころ(15年前)のハロウィーンで、エルヴィスの扮装をしていたんですよ。家々を回るとき、みんなから「いぇ~い、エルヴィス!」と言われていました。当時、名前くらいしかエルヴィスのことを知らなかった私は、「へ~、エルヴィスって人気あるんだなあ」と思った記憶があります。桜の季節の日本、どこを案内したらいいかしら。今からわくわくします。

支離滅裂な文になりました。

by oakpark | 2009-01-17 21:33 | 雑感 | Comments(0)

「寒い朝」♪   

朝のジョギング、まだ続いていますよ~。 年末からお正月にかけては、私もお友達のNさんもいろいろと忙しく、お休みしていましたが、子供の学校が始まり再開しました。

以前は、朝、目が覚めるとまず「お弁当作らなきゃ、でも眠い。。」とまず思っていたのが、今では「走らなきゃ、でも眠い。。。」となりました。特に寒い朝は、眠いなあ~、今日は無理かも~、と気持ちがなえそうになりますが、起き上がって少し動くと、やる気が沸いてきます。この調子でがんばります!

それにしても、昔は、朝がもっと寒かったように思うのですよね。家の窓枠は木でできていて、すきま風が寒かった。幼い頃、冬の朝が寒くて、顔を洗うのがいやでした。まだ湯沸かし器がない頃、母がお湯を沸かしてくれ、水を張った洗面器にお湯を混ぜてくれたことを思い出しました。その後、我が家にも湯沸かし器が来て、便利になったなあと思ったものですが、それでも、台所で汲んだお湯を洗面所まで運ばなければなりませんでした。今ではいつでもどこでも簡単にお湯を出すことができるので、本当に便利になったものです。

寒い朝ということで、吉永小百合の「寒い朝」を思い出しました。この曲は「いつでも夢を」と並んで、私の記憶に残る最初の歌謡曲。S37年の曲らしいので、まだ私は幼稚園にも行っていない頃。弟も生まれていなかった。両親の愛情を独占し、ぬくぬくとした幸せに浸っていた頃だったように思うのです。だからなかなあ~、このメロディを聞くと、なんともいえない懐かしいような物悲しいような気分になる。あと「パルナス」というお菓子のCMソングとか。
映画の中の曲だったのですね。この映画、{たぶん「キューポラのある街」も観てみたいです。

by oakpark | 2009-01-14 23:29 | 思い出の曲 | Comments(5)

映画「K-20 怪人二重面相・伝」「ラスト・コーション」   

今年はアジア映画もあり! と言うことで、この二本を紹介します。

★「K-20 怪人二重面相・伝」  監督・佐藤嗣麻子 出演・金城武 松たか子 中村トオル
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いや~おもしろかった! 今までの人生で、劇場で観た邦画の中で一番かも。 ってよほど邦画を映画館で観ていないことになるとは思うのですが、まあそうなのです。前回が次女に付き合って観た「マリと子犬の物語」、その前に劇場で観た邦画は思い出せない。。。 昔デートで「連合艦隊」を観たことはあるが。そう、実は、ずっと日本映画が苦手でした。 映画って、テレビドラマと違って、現実とは別の世界に入っていくもの、幻想の世界に浸るものと思っているので、少しでもぎこちないせりふが聞こえると入っていけなくなるのです。日本語で聞くと、どうしてもその辺が気になって。。完全に映画の世界に入ってしまうと、気にならなくなるのですが、入るまでに時間がかかるのですよね。でも今日の映画は全く問題なかったです。すぐ、映画の世界に入っていけました。金城武は、さすが国際舞台を数多く踏んでいるだけあって、安定感は抜群。松たか子は、最初はちょっとお嬢様には見えず違和感があったのですが、だんだん慣れてきました。中村トオルは、この役は合っていました。

舞台は1949年の架空の日本の帝都という都市。第二次世界対戦を回避したという設定で物語が始まります。19世紀から続く華族制度が残り、ごく一部の特権階級が富を占有し、貧富の差が激しい世の中。富裕層だけを狙い、あざやかな手口で窃盗を繰り返す怪人二重面相が世を騒がせていた。そんななか、働いても働いても生活が楽にならない曲芸師(金城武)が、ある日やってきた謎の男のせいで、運命を変えられてしまうところから、物語が展開していきます。ミステリーなのであらすじはここまで。 さまざまなトリック、奇想天外な展開、笑いの要素もふんだんに盛り込まれ、最後まで観客を飽きさせません。驚いたことに監督は1964年生まれの女性監督、佐藤嗣麻子という人。女性がこんなにダイナミックで愉快な映画を撮れるのですね~。 ゆったりと人間の内面をあぶりだすような、繊細で緻密な映画作りは女性も得意そうに思いますが、こんなに楽しい映画を脚本まで書いてしまうとは。その点もとても感心しました。お勧めです!そういえば、私、初金城武です。こんな顔だったんだ~。思っていたより目を大きかったです(笑)

★「ラスト、コーション」(2007) 監督・アン・リー  出演・トニー・レオン、タン・ウェイ
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「ブロークバック・マウンテン」で大いに感心したので、アン・リー監督の次の作品である、本作を観たいと思っていました。けれど、ラブシーンがすごいと聞いていたので、映画館で観る勇気はなく(ほら、刺激に弱いから)、DVDになるのを待っていました。いや~、映画館で観なくてよかったですよ。こんなのあり?というような激しいベッドシーンでした。でも映画館ではせっかくR18なのに、レンタルショップに普通に置いていてよいのでしょうか。よいのですよね、まあ。
しかし、ベッドシーンを抜きにしてもやはりこの映画にも感心しました。まず、映像が絵のように美しく、まさに映画の世界の醍醐味を味わえる作品。女性陣のチャイナドレスと髪型が素敵!アジア人ここにあり、というかんじですよ。黒髪の素敵さを思いました。チャイナドレスって、女なら誰でも一度着てみたいって思うんじゃないかな。似合うと素敵ですよね。1942年の上海が舞台だそうですが、街のレトロな雰囲気もよかったですね~。
ストーリーとしては、特に目新しいものではなく、今までにもよく映画になったようなモチーフが使われています。簡単に言うと、スパイとスパイした相手が、お互い徐々に惹かれていくという話。しかしこの映画のすばらしいところは、この二人のぎりぎりの駆け引きというか騙しあいというか、火花が散るような緊張感の描き方がうまいんですよね~。私、今回、初トニー・レオンだったのですが、最初は冷淡な表情だったのが、だんだん柔らかくなっていくのがよかったですね~。最初はあまり好きになれなかったけれど(役柄的に)、あとの方はなんだかかわいそうになってきて、その辺完全にトニー・レオンの術中にはまってしまいましたね~。それと新人のタン・ウェイがかわいかったあ!私、絶対この人の次作品を観ますよ。最初10代の人かと思い、こんな若い人にこんなことをさせていいのかと思いましたが、撮影当時27歳だそうです。若く見えるわ~。演技もよかったけれど、歌と踊りもよかったです。すごくかわいい声で、あのシーンにぴったり。心にしみいり、涙が出てきそうになりました。それと、最後のカフェでの切ない表情もよかったですね~。

今年はアジア映画も観るぞ!

by oakpark | 2009-01-12 20:45 | 映画 | Comments(6)

今年最初の「あたり」映画♪   

と言っても、新作ではなく旧作ですが。
本当は映画は映画館で観るべきだと思うのですが、私は、実は、家で観るほうが好きなのです。なぜかというと、何かあったときにすぐ脱出できるから(笑)。「何か」というのは、大きな音とかえげつないシーンとか、いろいろですね~。 昔から、極度の怖がりで刺激に弱かったのが今も尾を引いています。大画面で突然怖いシーンなどが出てくると、数日間うなされてしまいそうです。 それに映画館だと、思いっきり声を出して泣いたり笑ったりできないので、心の底から物語りに入っていけないのです。泣けばいいじゃない、笑えばいいじゃないといわれそうですが、自分の性格から、どうしてもできないのです。感情を素直に出せず抑えてしまうたちです。だからかな、昔からよく「ポーカーフェイスだね」と言われました。でも本当は、中ではマグマのように煮えたぎっている、あるいはびくびくおびえているのですよ。

でも、やはり、大画面で観る映画は格別だと言うことに最近気づき、今年は出来るだけ映画館で観たいなあ~と思っています。

なかなか本題に入りませんが、今年最初に出会った「あたり」映画、つまり私好みの映画は、「ジェイン・オースティンの読書会」です。いや~、これ気に入りました。ひさびさに終わってほしくないなあ~と思いながら観た映画です。私はこういう、オムニバス形式の映画が好きなのかもしれません。「ラブ・アクチュアリ」も好きだったし。

★「ジェイン・オースティンの読書会」(2007)
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ある独身女性が、愛犬を亡くして悲しんでいる親友を慰めようとして、ジェイン・オースティンの本ばかりを読む読書会を思いつく。6作品をすべて読むためにメンバーは6人必要。既婚だけれど、夫に離婚を迫られている友人やその娘、映画館で出会ったわけありそうな女性、そしてメンバーの一人に気のある男性を引き釣り込み、いよいよ読書会がスタートする。その間、それぞれのメンバーにいろんなドラマが起こるわけですよ。その辺の描き方がうまいし、わくわくどきどきするんです。そういえば、前に観た「旅するジーンズと16歳の夏」もこんな感じだったな。何かひとつ共通項を持たせ(ジーンズorオースティン)、それぞれの登場人物を描いて行くという手法が同じ。私、こういうの好きだわ~。一人の物語が進行し、さて次どうなるんだろう~と期待していると、するっと、別の人物に焦点が当たる。じらされて、また戻ってくるというのが、脳を刺激されていいわ。これくらいの刺激は大好きです。 
多くの人がブログなどで書いておられましたが、私も、6人の登場人物の中のブルーディを演じた、エミリー・ブラントが印象に残りました。「プラダを着た悪魔」でアン・ハサウェイの同僚を演じたときも、なかなかすごいなあ~と思ったのです。アン・ハサウェイより目立っているかも、と思いました。今回はこのときとは真逆の内向的な女性の役。美しくはかなげで、それでいて頑固そうなところがよく出ていたと思います。

この映画を観ていると、なんだか、ジェイン・オースティンが読みたくなりましたね~。6作品というのは、「分別と多感」「高慢と偏見」「エマ」「マンスフィールド・パーク」「ノーサンガー寺院」「説得」です。この中で私がストーリーを知っているのは(読んだのではない)「高慢と偏見」と「エマ」だけ。知らない本を、しかもジェイン・オースティンを洋書で読む自信はないので、知っている2冊をネットで注文しました。すると、とってもかわいい本が届いたのです。オブジェによさそう~(笑)。
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うまく写真が撮れなかったので、わかりにくいかもしれませんが、きれいな若草色なんです。しかも、とっても薄い。 前に映画「「プライドと偏見」を観たあと、日本語文庫本の「高慢と偏見」を読もうとしたのですが、長いのと、まどろっこしいのとで、半分読んだところで挫折しました。
なぜ、英語版はこんなに薄いんだろう。こんなかんじです。
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これなら読めそう~。。。でも、英語だぞ。 日本語でも挫折したのに。
しかしですね、たまに、日本語より英語のほうがシンプルに書かれていて読みやすい場合もあるのです。日本語がこんなに長いのに、英語にするとこれだけ?みたいな。 大体からして「私」も「オレ」も「あたい」も「拙者」も「わし」も「うち」も、ぜ~~んぶ、英語にすると I ですものね。
シンプルだ~。

英語のほうがシンプルだということに期待して、今年中に(期間が長い!)このうちのどちらかを読了することを今年の目標に付け加えたいと思います。たぶん、むりそう、かも。

by oakpark | 2009-01-10 23:56 | 映画 | Comments(0)

今日、1月8日は。。。   

学校の始業式の日、ではなく、エルヴィスの誕生日です。わたし的には(笑)。去年も日記書いていました。こちら
へ~、去年は六本木の「ハード・ロック・カフェ」に行ったんだなあ。今年は何もしていないなあ。仕事もあったし。この日記を書いたあとCDを聴くとかDVDを観るとか何かしたいところですが、読みかけのミステリー本が気になってて。。。エルヴィスの誕生祝は明日にしようっと。一人で、ケーキを買ってきて。。。ところで、皆さんはどんなケーキが好きですか? 私はなんだかんだ言ってもやはり、イチゴショートが好きなんです。冒険心のない人なのです。いろいろ凝ったケーキはすごいなあとは思うけれど、そんなに感動はしないのです。上品な味の生クリームののったおいしいイチゴショートを食べたときのほうが感動するかも。とは言っても、これは現在の話で、若いころはもっといろんなケーキを食べました。今でも思い出すくらい好きだったのが、大学時代よく行った、I駅前の千鳥屋の2階の喫茶コーナーで食べた、ほんのりコーヒー味のシンプルなケーキ。梅田のココリコ(芸人の名前になりましたね)のチェリーのクラフティ。ココリコは、紅茶もおいしくて、贅沢な気分を味わえました。懐かしいなあ~、ココリコ。今もあるのかなあ。よくデートでぶらぶら歩いたキディランドの近くだったなあ~。

話がそれましたがエルヴィスの誕生日ということで、一曲何か紹介しようと思います。去年は、アメリカ大統領選の年ということで、エルヴィスが歌ったアメリカンな曲ということで、「アメリカの祈り」を紹介しましたが、今年は、先ほどお風呂で思いついた、ジェームズ・テイラーの「ファイアー・アンド・レイン」にします。なぜこの曲かというと、私が映画ファンになった思い出の映画、リヴァー・フェニックス主演の「旅立ちのとき」で、お母さんの誕生パーティのシーンで使われていて、すぐ好きになった曲だからです。その後調べて、ジェームズ・テイラーという人の曲だと知り、CDまで買ってしまいました。そのCDに収録されていた「きみの友達 You've Got a Friend」という曲(オリジナルはキャロル・キング)が、クイーンのフレディ・マーキュリーのお葬式で流れたと知り、へ~と思い、やはりそのCDに収録されている「スティーム・ローラー・ブルース」という曲を、エルヴィスがライブで歌っていたと知って、ほ~となりました。 いろいろつながるとおもしろいです。

というわけで、誕生日というと、「旅立ちのとき」の誕生会シーンが目に浮かんでくるのです。この誕生会のシーンは映画の中でも重要なシーンです。このあと、リヴァーがついに彼女(マーサ・プリンプトン)に思いを伝えるのですから。 このときのキスシーンのことを石川三千花さんが「ラブシーンの掟」という本の中でほめてくださっていて、うれしかったなあ~。この本、三千花さんが目をつけたありとあらゆるラブシーンがイラストつきで紹介されていて、電車の中では決して読めない本です。もうちょっとあとに、刊行されていたら、「ラスト、コーション」のラブ・シーンもはいったでしょうか。いや~、あれはすごかったです。。。 でも映画はすばらしかった。

あ~、また脱線。では、ジェームズ・テイラーの「ファイヤー・アンド・レイン」です♪ 天国のエルヴィス、誕生日おめでとう~。

by oakpark | 2009-01-08 23:47 | ELVIS | Comments(6)