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映画「アイズ・ワイド・シャット」(Eyes Wide Shut 1999)   

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カルチャーセンター映画講座の宿題で観ました。スタンリー・キューブリック監督の遺作となったこの作品は以前にも一度観ていました。劇場ではなく、レンタルビデオでしたが2000年頃に観たと思います。そのときの感想は「二コール・キッドマンって演技がうまかったんだ!」です。役柄のせいもありますが、トム・クルーズより断然存在感がありました。当時は二コール・キッドマンというと、[トム・クルーズの奥さん」というくらいの印象しかなかったのですが、この映画とこの映画に前後して観た「誘う女」(1995)で、私の中での二コールの評価は一気に上昇しました。ただのかわいこちゃん女優じゃなくて、こんなこともできるんだ、と思ったことを覚えています。今から思うと失礼な話です。その後、どんどん大女優の道を歩んでいくわけですから。[誘う女」は当時私が大ファンだったリヴァー・フェニックス関連で観ました。というのもこの映画はリヴァーと親交の深かった、ガス・バン・サント監督作品で、ガス監督が、リヴァーの死後落ち込んで悲しむ弟のホアキン・フェニックスをキャスティングしている作品だからです。ホアキンは子役でデビューしましたが、しばらくお休みし、この作品で映画界に戻ってきました。先生役の二コールに憧れる高校生役を演じています。このニコール先生がなかなか独特の雰囲気を持った先生で。。。と、今はこの作品の解説ではありませんので、つづきはまたいつか。

で、「アイズ・ワイド・シャット」ですが、はじめてみたときはニコールの演技力のこと以外は[けったいな映画だな~」としか思いませんでした。まだまだ映画に’慣れ’ていないころのことです。
映画がどういうものなのか、ストーリーだけでなくどんな点に工夫されているか、作り手は映像にどれだけこだわるか、など何もわかっていない頃だったので、ただただ、後半仮面をつけた全裸の女性が出てくる頃から?????ってかんじでした。 もちろん今もそれほどわかっているわけではありませんが、少なくとも今回の講座のおかげで、キューブリック監督が「幻想」と[現実」を織り交ぜながら映像世界をを作り上げていることはわかったし、この映画が夫婦の深層心理に隠された「嫉妬心」をあぶりだした映画であることもなんとなくわかりました。

それにしても圧巻はトム・クルーズとニコールの言い合いのシーンです。その前に夫婦で参加したパーティで、ニコールはセクシーな中年男性に誘われてダンスをし、トムは若い二人のモデルに誘惑されそうになります。トムは医者で金持ちなので女性がわんさか近づいてくるわけです。 マリファナを吸って通常の精神状態ではないニコールはトムに[あの二人はなんなの?」とたずねます。するとトムは[ただのモデルだよ。ところで君が踊っていた男性は?」「私と寝たがっていたみたい」「わかるよ。君は美しいからね」 そして、この[美しい」という言葉がニコールの頭の中の何かにヒットしてしまいます。「え、じゃあ、なに、あなた、女性が美しいと男性は寝たくなるわけ?ってことはあなたはあのモデルと寝たかったの?」「ちがうよ。僕は特別だ」「何が特別なの?」「君を愛しているし、結婚しているし、君にうそをついたこともないだろう」「ってことは、なに?あなたは私の事を思って寝なかったってわけ?」 どんどん議論はエスカレートし、この段階で、トム演じる医師のビルは美しい女性を妻に持ち、社会的に地位を確立していながら、物事の真の姿、女性の本質を何も見ようとしない男性であることが明らかになってきます。 そしてついにニコールはある告白をするのです。その告白によって、トムは、ある行為に出、どんどん深みにはまり、しかし同時に、今まで見えていなかったものに対して目を開かされることになるわけです。

今日の講義でまたまたいろんなことを教えていただきましたが、特に面白いと思ったのは、この映画でのビル(トム・クルーズ)の最初のせりふは?という質問。答えは「Honey, have you seen my wallet?」なのですが、その後ストーリーの中で金に物を言わせてことを進めるシーンが再三出てくるのに、財布がどこにあるかも知らないほど無頓着であるということが面白いと同時に、最初のせりふに wallet を入れているところから、money = power ということを暗示している、のだそうです。へ~。
あと、色の使い方ですが、いたるところに[赤」がでてきます。ビリヤードの台が赤であったのも印象深い。従来は緑であることを考えると、キューブリック監督は[赤」で何かを表現したかったのでしょう。

いや~、これはなかなか興味深い映画でした。
キューブリック監督は[この映画は駄作だ。トムとニコールが映画をだめにした」と言ったそうですが、本心でしょうか。 私はトムもニコールもとてもいい演技をしていると思います。ただ二人とも有名すぎて、余分な色が出てしまったと監督は感じたのかもしれません。
ニコール・キッドマンは完璧に近い美人ですが、目と目の間がもう少し広いほうが日本人好みかも、と思いました~。

by oakpark | 2008-09-27 00:15 | 映画 | Comments(7)

映画 「ヤング・ヤング・パレード」 ~セクシーなキスシーン~   

さてさて。 私、映画ファンで、エルヴィスファンであるのにからして、今までエルヴィス主演映画をひとつも紹介してきませんでした。なぜかというとそれは、、、、ずばり、遠慮しているからなのです!(笑)。 私はエルヴィスのファンですから、彼の31本の映画の評価は10段階で言うと、まあ7から9くらい(6もあるかな)に大体分類するのですが、世間一般の評価で言うと4から7(ひとつくらい8)くらいの評価なのです。。まあ、仕方ないとも思いますが。しかし、これから勇気を出して紹介することにしました! おもに相手役の女優さんに注目して紹介したいと思います。

一回目の今日は「ヤング・ヤング・パレード」(It Happened at the World's Fair 1962) です。いつものことながら、原題と邦題のギャップに驚かされます。10段階で言うと5くらいのかんじの映画です、はい。 
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ストーリーはですね、まあ、たいしたストーリーはないのですが。。。セスナで便利屋を営んでいたマイク(エルヴィス)がギャンブル好きの相棒のおかげで破産し、ヒッチハイクで世界博覧会が開催されているシアトルに行き、博覧会会場の救護施設の看護婦さんに恋をするというお話(はしょりすぎですが)。見所は実際に1962年に世界博覧会の会場で撮影されたということ(大変だったそうです)と子役時代のカート・ラッセルがエルヴィスの足をける役で出演していること、かな(笑)。博覧会って大阪万博みたいなものなのかなあとも思いますが映画を観る限りでは、もう少し遊園地っぽいです。

で、ここで紹介したい女優さんは、この映画のエルヴィスの相手役である看護婦さん役のジョーン・オブライエンではなくて、物語が始まる前に、ほんのちょい役で出演のイヴォンヌ・クレイグという女優さん。ちょっと調べるとダンサー出身だそうで、なるほど、スタイル抜群です。絶世の美女というわけではないが、ちょっと上向いた鼻がかわいく、なかなかセクシーです。実はわたし、エルヴィスのキスシーンって、あまりセクシーさを感じないのですよ。当時の映画での規制がそうだったのでしょうが、あまりリアル感がなくて、お人形さんのようなキスシーンが多いです。 でも、この「リラックス」を歌いながらイヴォンヌ・クレイグに迫るシーンは、なんというか、セクシーかつユーモラスで私は好きなんですよね~。 エルヴィス映画屈指のセクシーシーンだと思います。 子供も観ることができる健康的な映画を目指していたエルヴィス映画ではこれくらいが限界だったのかもしれません。ちょっとご覧になってみてください。イヴォンヌのウエストのくびれもぐーです♪



イヴォンヌとエルヴィスも少しだけデートしたみたいです。一緒の部屋にいるときにエルヴィスが眠ってしまい、「あなたね、相手が私だったからよかったものの、そんなに誰でも彼でも部屋に入れていたら、誤解されちゃうわよ」とイヴォンヌが言ったとか。 女性に対して無防備な(誰でも受け入れる?)エルヴィスらしいです。私はセクシーと思うけれど、あんまりエルヴィスの好みじゃなかったのかも、イヴォンヌちゃん。

by oakpark | 2008-09-24 17:00 | ELVIS関連映画 | Comments(10)

今年はモチーフでいくぞ!   

なんのことかというと、それは、編み物のことです~~。
ここ3年、毎年冬になるとなにかしら編んでいます。
なぜ3年かというと、エルヴィスファンになってから、編み物を再開したからなんです~。ここでもエルヴィスかとお思いでしょうが、それにはふか~~いわけがあるのです。(そういえばもうすぐファンになった記念日がやってくる)  ここ3年はマフラーとかポンチョ、去年はカーディガンを編みました(全部自分用)が、そしていずれも棒針で編んできましたが、今年初めてかぎ針で編むモチーフに挑戦してみようと思います。

そもそも私が編み物を始めたのは中学生のころ。最初はマフラーから始まり、その後高校生くらいで、無謀にも、母の持っていた「暮らしの手帳」に編み方が載っていた編みこみのセーターを編みました。編み目はぐちゃぐちゃでした。その頃、やはり編み物好きの母から「勉強できなくなるから」といって棒針を隠されたりしましたっけ。もう忘れてしまっていたけれど、当時の言葉で、かなりの教育ママだったのですよ。大学生になると、今度は’彼’のために編むようになりました。好きな人ができるとセーターを編み始めていました(計○枚編んだなあ~~)。社会人になると今度は自分のために編み、結婚して子供ができると、子供がおなかにいるときから胴着やらセーター、カーディガン帽子、マフラー、いろいろ編みました。その数、数えたことはないけれど、かなりの量になると思います。B型でいい加減な私にとっては、型紙をとらなきゃいけない裁縫より編み物のほうが「ながら作業」ができるので向いていました。決してうまくはないのですが。

しかし、子供が5歳くらいになると、もうセーターなんて着てくれなくなり、編み物は封印していました。そんな私を再び編み物に向かわせたのがエルヴィスだったのです!

エルヴィスファンになった頃、映画「監獄ロック」で エルヴィスが「ベイビー・アイ・ドント・ケア」を歌うシーンが大好きでした(もちろん今も好き)。 歌も好きだし、エルヴィスの表情も好きだし、あの変な踊りも好き。そしてそのとき着ていたセーターが、妙に印象に残ったのです。プールサイドで歌うシーンで、周りはみんな水着とかアロハシャツなのに、なぜ一人だけセーター?という不思議感。 でもこのカジュアルさがいいんですよ。ある意味エルヴィス映画の中では異質かも。この「監獄ロック」の前後の映画では、エルヴィスがステージで歌うシーンでは、シャツに首に小さいスカーフといういでたちが多いし、60年代はスーツなどの正装が多いです。 エルヴィスとカジュアルって実は相容れないのですよ。 だからこそ全体の中で目立っているのかもしれない。 後発ファンの私にとって、そういう意味で、このシーンはとても印象に残りました。 そんなおり、たまたまこのセーターの作り方を自分のサイトにアップされている方がいて(写真を見ただけで編み図をおこすなんてすごい!)、早速その方に許可をいただいてダウンロードし、編み始めたのです。 こんな感じです。前にも一度紹介したけれど、もう一度♪

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エルヴィスの曲を聴きながら編むのがとっても楽しかった。編み物はやはり楽しい。というわけで、これ以降毎年編んでいるのです。 でも去年カーディガンを編んでみて、あまり着もしないのに、収納に困るということに気づきました。だから、今年はもう少し小物をと思い、今まであまり好きではないと思っていた、かぎ針に挑戦することにしたんです。かぎ針のほうが小さくてかわいい作品が作れそうだし。 というわけでまず一つ作ってみました。まだあまり目がそろっていませんが、10センチ四方のモチーフ、約一時間でできました!
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もう少し練習して何かしら作品を作り上げたいです。
昔、母が、このモチーフ柄のサブトンカバーをよく作ってくれたけれど、いつもあまり毛糸(あるいはバーゲンで買った毛糸)で作るので変な色合いだったのを覚えています。モチーフは、色の組み合わせを考えるのも楽しそう~~。

by oakpark | 2008-09-23 00:40 | 雑感 | Comments(10)

ランニングのときに聴くアルバム   

最近、ときどき近くのスポーツクラブで走っています。そのときによく聴くのが、エルヴィスの1970年のアルバム、「エルヴィス・カントリー」です。
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これは、私の好きなエルヴィスのアルバムのひとつで、50年代60年代のエルヴィスが好きな私に、はじめてエルヴィスの70年代の魅力を教えてくれたアルバムでもあったのですが、最近、ランニングにも合うアルバムだということを発見しました。曲と曲の間に I was born about 10,000 thousand years ago という「つなぎの曲」が入っていてほとんど切れ目なく聴くことができるというのもいいです。バラエティにとんだ曲調の曲が並んでいることも飽きさせません。そして、なんといっても、35歳のエルヴィスのつややかで伸びやかな歌声がきもちよ~~く走らせてくれるアルバムなのです!

どんな曲でどんな風に走るか紹介します(誰も聞きたくないだろうが)。
まず、ipodで「エルヴィス・カントリー」を探し、一曲目は「スノーバード」です。明るい曲調のこの曲を聴くと、さ~てこれから楽しく走るぞ~と気分が盛り上がります。走行速度は、まずはジョギング程度の6km/h にし、ipodはランダム設定にします。次にどんな曲がくるかわからないってのがまた楽しいのですよ。2曲目は何がくるか。聴くたびに違います。でももし、有名なカントリー曲(らしい)の「一人ぼっちの山小屋」あたりが来てくれるとさらにのりのりで走ることができますね。ここでスローバラードがくると出はなをくじかれる感じもあるのですが、まあそこはドンマイ♪です。3曲くらいすんだら、走行速度を徐々に上げていき、9km/h でしばらく走ります。疲れてきたらバラードが来てくれたらいいですね。足だけ動かして気持ちはリラックスしてエルヴィスの声に耳を傾けます。「時のたつのは早いもの」「思い出のバラード」あたりが来てくれたらいいなあ。もちろん、以前に紹介した「知りたくないの」もリラックスしてのびのび走るのにぴったりの曲。ジェームズ・バートンの小鳥のさえずりのような美しいギターサウンドも耳に心地よい。このあたりで「色あせし恋」がくると、思わず足の裏を全部つけて地面を踏みしめるように走ってしまいます。大好きな「明日は来ない」は本当はクールダウンでスピードを落としたときのほうが合うのですが、大好きな曲だから、いつ来てくれてもオーケー。歩くようなテンポで走ります。そしてそして、アップテンポの大好きな曲「マディー・ウォーター」がくると、よっしゃ!と気合を入れ、速度を10km/h から、調子のいいときは 12km/h くらいまであげ、エルヴィスの軽快な歌声に負けじと必死に走ります。曲のテンポに合わせて足を動かすのが気持ちいい時は調子のいいとき。こんな曲です。見たことのない映像の入ったYoutubeを発見。

30分くらい走ったらあとはクールダウン。このアルバムは約40分なので、全部聴き終わると、だいたい5キロ走って歩いたことになります。あ~、きょうもいい汗かいた^-^

by oakpark | 2008-09-21 01:28 | ELVIS | Comments(2)

映画「旅するジーンズと16歳の夏」(2005)   

「フルメタル・ジャケット」を観たころ、ちょうど夫が初めてベトナムに出張に行き、しばらく二人でベトナム気分でした。ベトナム戦争のことを調べると、なんと1959年から1975年まで続いていたのですね。私が生まれる頃から大人に近づく年頃になるまでずっとですよ。長かったんだな~。

というわけで、重い映画を観たあとは軽い映画です。
「旅するジーンズと16歳の夏」(The Sisterhood of the Traveling Pants)は、ジーンズが好きだからという理由で選んだ映画だったのですが、内容は全然ジーンズとは関係なかったです。
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母親がマタニティ・スクールに通っている頃から固い結束で結ばれ、いつも一緒にいる仲良し4人組の少女たち。4人は16歳の夏に初めて別々に過ごすことになります。祖父母の住むギリシャに行くリーナ。今は離れて住んでいる父親に会いに行くカルメン。サッカーの合宿でメキシコに行くブリジット。そして地元に残りスーパーでバイトするティビー。夏休み前のある日、ショッピングをしていた4人は、体型の違う4人の誰が履いてもぴったり来る不思議なジーンズを見つけます。何かの縁を感じ、このジーンズを友情の証として、夏休みの間に順番に履くことに決めます。そして、ジーンズをはいているときに起こった出来事を書き留め手紙をつけて郵送するというのです。いかにも乙女が考えそうなことだわ~。

4人に起こる出来事がそれぞれいいんです。ほろりとさせられるシーンもあり、女の子なら誰でも共感できるシーンもあります。アメリカ的だなあと思ったのは、離れて住む父親に会いに行くカルメンのパターン。行ってみると父親にはすでに新しい家族があり、自分は父の結婚式に呼ばれたのだと気づきます。プエルトリコ系のカルメンは、父の新しい花嫁もその娘も「ブロンド・クラブ」のような風貌で、引け目を感じてしまうのです。おかしかったのは、サッカーのキャンプでがんばるブリジット。長身でスタイルの良いブリジットは目をつけたハンサムなコーチに猛アタック。選手との恋愛を禁じられているコーチはたじたじ。そのあたりがおかしい。何のかげりもない太陽のように見えるブリジットですが、そんな風に振舞うにはわけがあるのでした。その他、スーパーで働くティビーの物語にはほろりとさせられる。。。というか泣き虫の私は号泣してしまった。自分が体験するとすれば風光明媚はギリシャの島で素敵な男性に出会う、リーナのパターンがいいかも。

それにしてもあの4人に同じジーンズがぴったりくるなんて、ちょっと無理があったなあ。だって、ブリジットとカルメンなんて身長が20センチは違っていたようだもの。体重は同じくらいかもしれないが。(だからかなり体型が違う)

そういえば、うちの娘も16歳だ。終わってしまったけれど、16歳の夏はどんなだったのかなあ~。携帯文化の現在は、ホント、彼女が何をしているのか、どういう交友関係なのか、さっぱりわからんとです。

by oakpark | 2008-09-19 01:35 | 映画 | Comments(6)

映画「フルメタル・ジャケット」(Full Metal Jacket,1987)   

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スタンリー・キューブリック監督
マシュー・モディーン、ヴィンセント・ドノフリオ、リー・アーメイ、アダム・ボールドウィン、アーリス・ハワード

私は戦争映画が苦手です。
怖いし、グロいし、突然血がドバっと出たりしてびっくりするし。。。
体質的に子供の頃から大きな音などの衝撃に弱というのもあって(鉄橋の下を通るときはいつも電車が通過しないかどうかびくびくしていた)、刺激の強い戦争映画はほんと苦手。。しかも、自分に息子ができ、さらに苦手になったようです。どうも映画の中の大変な目にあう兵士を年頃になってきた息子に重ねて観てしまうのです。で、ついつい「かわいそう~~。やめて~~!」と思ってしまう。そういえば、今気づいたのですが、大変な目にあう女性を映画中に見たときは、娘ではなく自分をそこに置き換えて「やめて~~」と思ってしまうかも。なぜでしょう。。やはり一番近い同性の肉が自分だからか。

そんなわけで、今まであまり戦争映画は観てきませんでした。唯一心に残っているのは「西部戦線異状なし」でしょうか。これは良い映画でした。特にラストシーンが。いつかレビューを書きたいです。ベトナム戦争関係はほとんど観ていません。「地獄の黙示録」も「プラトーン」も観ていない。ただ、「生来の真面目な(?)気質ゆえ(笑)、「観なければいけない」とも思うのです。戦争は現実社会で実際に起こっていることだから知っておくべきだという思いと、戦争という極限の状況でしか見ることのできない人間の本質や神秘、可能性を知りたいという思いの両方から。だから、今回映画講座の宿題になったのは良かったと思いました。

で、戦争映画の良い(楽な?)見方を発見しました!
映画通の方からはお叱りを受けるかもしれませんが、突然撃たれたり、血が飛んだりするからびっくりするわけで、あらかじめこうなるとわかっていたら心臓が飛び出るくらいびっくりはしない。だから、まずビデオ(DVD)を早送りして、何が起こるか、映画の全体像を知っておく。そうすると安心して観ることができるわけです。早送りだと残酷シーンもわりと冷静に見ることができるし。それと、戦争映画は夜に観ないこと。寝るときにうなされる可能性があるので。太陽がさんさんと輝く昼に観ること。この方法だと、私でも何とか戦争映画を観る事ができそうです。

さて、「フルメタル・ジャケット」は前半と後半でがらりと雰囲気の違う映画です。公開当時は、前半部分の、長時間にわたって映し出される新兵の特訓シーンが話題になったそうです。もう、これでもかというほどの罵詈雑言、卑猥な言葉で、若者の持つ人格を全否定していくことから訓練は始まります。「お前らはうじ虫以下だ!」と最低レベルまで落としておいて、徐々に兵士としての新たな人格を作り上げていくといった訓練。そういえば、こういった訓練はその昔「愛と青春の旅立ち」を観たとき、リチャード・ギアがしごかれるシーンで知りましたが、今回のはその5倍くらいひどいです。何がひどいって言葉がひどい。言葉でこれだけ人に不快感を与えるのもすごいです。少し調べてみると、最初は女性の翻訳家が字幕をつけたのだけれど、キューブリックが逆翻訳させてチェックし、これではなまちょろいということになり、急遽アメリカ在住の男性の翻訳家が呼ばれたそうです。 また、この鬼教官を演じたリー・アーメイという人は、最初はベトナム戦争で海兵隊員だった経験を買われ演技指導者として雇われていたのにあまりの迫力とアドリブのすごさにキューブリックが本来の役者と代わることを命じたとか。教官にいじめぬかれる太っちょでのろまのパイル役を演じたヴィンセント・ドノフリオはアクターズ・スタジオ出身の俳優さん。この映画のために70ポンド(約35キロ)太って役に臨んだそうです。徐々に精神に異常をきたす様子の演技がそら恐ろしかった。

後半はそうやって厳しい訓練をくぐりぬけた若者たちがベトナムの戦地に送り込まれてからのシーン。この映画の主役ジョーカーは報道記者兵となりある部隊につくことになります。そこで新兵時代に苦楽をともにしたカウボーイ(アーリス・ハワード)に再会します。カウボーイの部隊にはマッチョでいわゆる「殺人マシーン」の様相を呈したアニマル・マザー(アダム・ボールドウィン)がいます。ひょうきんで少しふざけた雰囲気のあるジョーカーとにらみ合うアニマル・マザー。死んだベトコン兵のとなりに座り、今日はお祝いの日だとふざける兵士。何かを暗示しているよう(あとで書きます)。そして、部隊は見えない敵を追って廃墟となった街を歩きます。道に迷ってしまい、新たなルートを偵察に行った仲間がスナイパーに撃たれ、仲間を助けようとした別の仲間も撃たれてしまいます。そのスナイパーの正体とは。。。

観るのがきつい映画ではあったけれど、観て良かった。最後のシーンも考えさせられるものがありました。それと、アン・マーグレットの名前が何回か出てきたところも印象に残りました。ベトナム戦争でのアン・マーグレットは第二次世界大戦でのマリリン・モンローのような存在だったのかしら、とふと思いました。登場人物の中では、私は、カウボーイに好感を持ちました。 この映画の主要キャラを演じた俳優はほとんどみんないまも活躍しているみたいです。




さてさて、ここからは、この映画を観た人だけに。
ジェフ先生の講義でびっくりしたことが二つありました。こんな解釈もあるのか~、と。
ジェフ先生はこの作品はキューブリック作品の中では一番普通でだからこそ一番つまらないといわれるが、自分はそうは思わない。キューブリックだからこその仕掛けがあるといいます。
まず、私が一番驚いたジェフ先生の解釈は、後半登場したマッチョなアニマル・マザーは、前半登場の太っちょのパイルの生まれ変わりだというのです。確かに、映画を観ている最中に、この俳優、ちょっとパイル役の人に似ていると思ったのです。前半部分の特訓で何をしてもドンくさいパイルですが、ただひとつの特技は射撃の名手だったということ。それを見た鬼教官が「お前はたくましく生まれ変わった!You are born again hard)というせりふがあり、それが伏線だというのです。上にも書きましたが、ジョーカーとにらみ合うシーンもどうしてこのシーンがあるのかな~と、ちょっと思ったのですよ。ジョーカーはパイルの世話係で、一番パイルとかかわった人物だから、パイルの生まれ変わりのアニマル・マザーが挨拶に来たと思えばつじつまが合うかも。「きょうは誕生日なんだ」と言っていた兵士のせりふもそう考えればそうかも。へ~~~。 

それともうひとつ、前半部分で、部屋のみんなが夜中にパイルを石鹸で殴るシーンとパイルが教官を撃ち殺すシーンはジョーカーの見た悪夢だという解釈もあるというのです。パイルの口をふさいでいたカウボーイが「これは悪夢だからな」とパイルにいうせりふや両方のシーンに共通する照明と不気味な音楽、また、夜中に急に起こされたはずの教官が訓練中と同じ帽子をかぶっていることなどがそのヒントだというのです。これまたへ~~~。

キューブリックだからこそ、そのくらいの仕掛けはありそうですね。
もう一度観ないとわからないけれど、もう観たくない気もするし。。。
これからも観たくないけれど観るべき映画にも挑戦していきたいです。


まとまらない日記になりました。

by oakpark | 2008-09-13 16:20 | 映画 | Comments(6)

映画「尼僧物語」( The Nun's Story 1959)   

オードリー・ヘップバーン主演の映画「尼僧物語」を観ました。
地味な映画でしたが、とても感銘を受けました。
物語が終わった瞬間に私の口から出た言葉は「なるほど~」でした。

監督はフレッド・ジンネマン監督。私は「地上より永遠に」が印象に残っています。ほかの出演はピーター・フィンチなど。

とにかくなんといってもオードリー・ヘップバーンが美しい。オードリーなくしてこの映画は成り立たなかったんじゃないかと思うほどでした。
映画の前半部分は、普通の女性が修道院に入り、厳しい戒律を学び、修道志願生から正式な修道女になっていく過程を描いた映像が延々と続きます。この時点で私は「この映画は’楽しむ’ためのものではなく’知る’ためのものだな」と思いました。「これ、いつまで続くんだろう~。もしかして最後まで?」と心配になりました(笑)。想像はしていましたが、尼僧になるためにはこんなに厳しい修行を積まなければいけないのですね。髪を短く切り、顔以外のすべてを白い布に包みこみ、手も必要なとき以外は袖の中に隠します。しゃべってはならず、他人の体(肩など)に触れてはいけない。用事があるときは袖を少し引っ張って知らせる。鏡(窓ガラス)に自分の姿を映してはいけない。神に仕えるためには自我を捨て世俗的なものはすべて切り離さなくてはいけない。英語でdetachment という単語を使っていました。女性たちが花嫁衣裳を着て薬指に金の指輪はめてもらうシーン、たぶんイエス・キリストと結婚するということを意味しているんだと思うのですが、それを見てなんだかジーンと来てしまいました。

それにしてもオードリーの美しさです! はっきりいって、この前半部分は、修道院の内部を知るという楽しみ(?)以外はオードリーの美しさに目を楽しませるしかない!
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特に長い髪をばっさり切るシーンは息を呑む美しさ。伏せた目から、こちらがそう感じるだけなのかもしれないけれど、現世と決別する強い意志、そしてあきらめ、悲しみ、などが伝わってきました。「ローマの休日」でも髪を切るシーンがあったけれど、また違う美しさなんです。物語としては後半が面白いのですが、この前半部分こそ、オードリーの静謐な演技からにじみ出る存在感が光っていたように思います。でも、カラーでよかった。モノクロだと寝てしまいそうでした。1959年はカラーと白黒の混在期ですから。

さて後半部分は見所がたくさんありました。
実はガビー(オードリー)は、父親が有名な医者で、父から医術の手ほどきを受けたため、卓越した医学知識と技術を持っているのです。父と同じようにアフリカのコンゴで、現地の人たちのために働きたいと夢を抱くガビーですが、試験でわざと悪い成績をとって自分を犠牲にし、同じ志をもつ年上の尼僧に道を譲れと尼僧長に言われてしまいます。傷つくガビーですが、その助言に従い、代わりに派遣された精神病院で精一杯任務を全うしようとします。しかし、「自尊心を捨てることができない。謙虚になれない」と自分を責めるガビーでした。その後念願のコンゴに派遣され、喜ぶガビーですが、希望した現地人ではなく、ヨーロッパの白人の医療補助のほうに回されてしまいます。
このコンゴロケがすばらしかったです。1959年にもこんな映画が撮影をされていたのですね。あ、でも「アフリカの女王」も1951年だからもっと前か。現地ロケは大変だったでしょうね。「アフリカの~」では、さらっと現地の人を写すだけの映像で、後は主演の二人にカメラが集中していましたが、この映画では、ストーリーには直接関係のない現地のさまざまな年齢層の人の表情をいくつかアップにしてリアル感を出しているところなど、現在にも通じる撮影手法だなあと感心しました。どこの国でも子供はかわいいですね。ガビー(オードリー)が子供を抱きあげてにっこりするシーンは、将来の彼女の生き方を予見しているようでした。

そして、ここで登場するのが、ピーター・フィンチ演じる天才医師。このピーターとオードリーの微妙な距離感がよかったですね~。お互いの力量を認め合い、次第に惹かれていく二人。ぶっきらぼうな無神論者の医師ピーターと、厳しい戒律によって最小限の会話しかすることができないオードリー。他人とかかわること、他人のために働くことの喜びに目覚めながら一方で自分を諌めようとするオードリーは、徐々に自分の決めた道に疑問を抱くようになります。神への従順、年上の尼僧への従順。すべてにおいて従順(英語ではobedience)を強いられる生活がほんとうに自分の定めなのか。

この後オードリーは、またもとのベルギー国内の修道院に戻されます。そこで戦争が勃発。敵をも愛すべきとの思いにも苦しめられたオードリーでしたが、父の死をきっかけにある決心をします。

いろいろ考えさせられる映画でした。
人の定めとは何か、とか。
自分を犠牲にすべきというキリスト教の教えとか。

そういえば、私が通ったプロテスタント系の学校で、学校行事で三浦綾子の「塩狩峠」という映画を観たことがありました。キリスト教徒の男性が暴走した電車を、自分の身を投げて止めたというお話。私としてはかなり衝撃的でした。で、その次の年もキリスト教関連の映画をやるのかなあ、と思ったら今度は「アラビアのロレンス」だった。 これも衝撃的だったなあ。

さてさて、「尼僧物語」に話を戻すと、コンゴのシーンではハンセン病の隔離施設が出てきたことも印象深かったです。ハンセン病については、、以前に見たチェ・ゲバラの若い頃を描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」でも取り上げられていました。そして思ったことは、昔は、このように恐ろしい病気の治療に関わるのは、この映画で描かれているような信仰心に守られた人たちでないと難しかったのかもしれないということ。病気の原因や感染経路など、詳しいことは何もわかっていなかったのでしょうから、よほどの強い精神的支柱がないと無理だったのではないかなあ。ちょっと調べてみたのですが、この映画に出てきた神父さんはこの、ベルギー出身のダミアン神父を参考にしているのかもしれないと思いました。

また、コンゴのシーンで、オードリーたち尼僧の助手役をするのはキリスト教徒ではなく、現地の宗教を信じている若者です。その証に御神体のネックレスを首からぶら下げています。しかしある事件をきっかけにその首飾りをはずすシーンでは、なんだ、やはり、キリスト教礼賛映画かな、と思ったのです。でも、最後まで観るとそうではなかった。観客に問題提起をしながら余韻を残す、良質の映画だと思いました。だから、「なるほど~」とつぶやいちゃったんです。

この映画の撮影中のオードリーのスナップ写真もありました。帽子がおしゃれでかわいいですね。
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最後にもうひとつ。オードリーのお父さん役の俳優(ディーン・ジャガー)は、エルヴィスの映画「闇に響く声(Kinc Creole 1958)」でエルヴィスのお父さん役を演じていた俳優でした。エルヴィス映画関連の俳優さんをほかの映画で見つけることも、こういう古い映画を観る楽しみなんです♪

by oakpark | 2008-09-10 20:06 | 映画 | Comments(16)

45rmpのシャツジャケット♪   

今回はファッションの話題。
まだまだ残暑は厳しいですが、お店のほうはすっかり秋の装いですね。
今年は節約モードで行こう! 洋服は買うまい! と思っていたのですが、先日通りがかったお店で、どうも気になるお洋服があり、気になるとどうしても気になり、とうとう買ってしまいました。
何が気になったかというと、今回はそのお洋服の素材と色でした。何色かと言われればアイボリーなのですが、ベージュも少し混じったグレー系のアイボリー。私の大好きな色です。そして縦じまの地模様が入っています。素材は少し着込んだ感じの綿。パリッとしたいかにも新品というのではなくこなれた柔らかい風合いです。最近こういう素材がよく使われますね。手持ちのジャケットはほかにもあるし、不必要とも思ったのですが、この素材感、この色合い、もう二度と会えないような気がして、「今年はこれだけね」と自分に言い聞かせ(ほんとか?)購入してしまいました。見つけてから3日後にお店に戻ったときまだ残っていてすごくうれしかった。洋服を手に入れて「うれしい!」と思ったのは久しぶりです。こんなの。第一ボタンと第二ボタンがデザインも違えば留めている糸の色も違うって、お・しゃ・れ~~(なのか?)
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このお洋服のブランド名は「45rpm」です。
このブランド、私が20代の頃からありましたね。その頃はもっとデニム素材のお洋服が主流だった気がしますが、今はもっと色も素材もデザインも種類が多く、それでていて自然志向な雰囲気は昔のままで、おしゃれでいて着心地のよいブランドに成長しているように感じました。自分で洋服を選ぶようになったのは大学生の頃からですが(高校生のときまでは母が買ってきた洋服を着ていた)、そういえばブランドの推移も激しいですよね。昔はあって今はないブランドもたくさんあるような気がします。ROPEなんてブランドがあって、わりとよく買いました。男性版がDOMONと言ったような。今はないですよね(あったらごめんなさい)。

そういう意味で 「45rpm」が今もあるというのは私としてはちょっと、へ~というかんじなんです。名前も変わっていないしね。昔「鈴屋」という名前の洋服やさんが今は「ベル・ブードワァ」という名前に変わりました。「鈴屋」と同じような雰囲気の「三愛」ってお店もあったけれどいまもあるのかなあ。

当時は、この45rpmの意味がわからなくて。まあ、聞こうとも思わなかったけれど。意味を知ったのはエルヴィスのファンになってからですよ(おそすぎ)。いやあ、エルヴィスはいろんなことを教えてくれますわ。rpm はレコードの回転数のことですね。で、rpmが何の省略かというと、今調べました。revolutions per minute です。つまり1分間の回転数なのですね。でもなぜこれを洋服のブランド名にしたか、、、それは今もなぞです。 レコードについてはこんなサイトがありました。これ

ここのお洋服、おしゃれなのですが、カジュアルなわりには結構お値段がよいのです。でも、だからこそブランドイメージが保たれ長生きしているのかもしれません。だって、ジーンズが2万円から3万円しますから。私としてはジーンズは高くても14800円くらいまででないと。

さて、今年の秋はこのお洋服を着まくるぞ~。でも涼しくなったと思ったらすぐ寒くなっちゃう、日本の気候なのでぼやぼやしていると時機を逸するぞ~。どんどん着ればきるほど風合いが増しますよ、とこのお店のおしゃれなお姉さんが言っていたし。楽しみだわん♪

by oakpark | 2008-09-08 22:35 | ファッション | Comments(4)

8月見た映画は3つだけ   

さて、久しぶりに映画レビュー行きます。
今年の夏はぜんぜん映画を見ることができませんでした! オリンピックと高校野球を見るのに忙しかったせいもあるし、子供たちが小、中、高 に分かれてしまったので生活がばらばらで私がひとりになれる時間が少なかったというのもあります。とにもかくにも8月に観た映画はなんと3本でした。すくなっ。 でも、一応、感想書きます。

*「サン・ジャックへの道」(2005年 フランス) コリーヌ・セロー監督
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お友達がとてもほめていたのでレンタルしてみました。
仲の悪い兄弟3人が、母の死後、遺産を相続するために、母の遺言に従って巡礼の旅に出かける物語。一緒に旅するメンバーは老若男女さまざまで、それぞれ悩みを抱えている。旅をしながらぶつかり合ったり、恋心を抱いたり、助け合ったりしながら、徐々に結束を固めていきます。
いわゆるフランス版ロード・ムーヴィーです。面白かったけれど、私は、少し前に見た「リトル・ミス・サンシャシン」のほうがよかったかなあ。

*「魔法にかけられて」 (Enchanted 2007)  ケヴィン・リマ監督  エイミー・アダムズ、パトリック・デンプシニ、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン
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ディズニーらしく夢があってきれいで楽しい映画でした。
この映画、我が家の16歳の長女は劇場で3回見て(違うお友達と行ったらしい)、私がレンタルしていると知るや一緒に観たがり(私はいやだったが)、よほどお気に入りの様子です。彼女、以外にミュージカルが好きなのかしら。そういえば「雨に唄えば」「ウエストサイド・ストーリー」「ヘア・スプレイ」も喜んでみていたわ。でも「ブルー・ハワイ」は見なかったし。なぜだああ。
ともあれ、この映画、私の知っている10代の女の子は全員好きだと言っています。ディズニー好きにはたまらん映画らしい。いろんなシーンが過去のディズニー作品のオマージュになっているそうです(わたしはよくわからない)。 私は、主演のお姫様エイミー・アダムズが「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」でディカプリオと結婚する役で世に出た女優さんであるということや、王子様役のジェームズ・マースデンが「ヘア・スプレイ」でTV番組司会者役のハンサムな人(ちょっと目をつけてたわん)だったということを知ってへ~~~、と思いました。 それと、魔女役のスーザン・サランドンがなんかおかしい。出てきた瞬間に、ぷっと吹き出してしまいました。
ストーリーは、おとぎの国のお姫様が、魔女にだまされて現実世界に送り込まれて騒動を起こす物語(はしょりすぎ?)
最近の映画って、男の子が喜ぶ映画はあっても女の子が喜ぶ映画が少ないような気がするので、そういう意味ではなかなかよい映画だと思いました。 監督を含んだ映画人に男性が多いからどんぱちもののハードな映画が多くなるのかなあ。女性が見て楽しい映画もたくさん世に出てきてほしいっす。

*「時計じかけのオレンジ」(Clockwork Orange 1971) スタンリー・キューブリック監督 マルコム・マクダウェル パトリック・マギー 
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カルチャーセンターの宿題で見た映画です。今回のテーマはキューブリックなので。
いやあ、ハードな映画でした。。。 女性、特に子を産んだ女性はは絶対作らない映画だと思われます。レイプシーンがこれでもか、というほど出てくるのですから。。。。
舞台は近未来、暴力とセックスにおぼれる若者が仲間の裏切りで投獄され、当局によって 治療」の名の元に洗脳されていきます。暴力という悪、洗脳という悪、裏切りという悪、いろんな「悪」が次から次へと出てきて気分が悪くなってしまいそうになる映画でもあります。「ロボコップ」でもそうでしたが、ユートピアの反対のディストピアを描いた映画というのは観るのがきついです。最後よい方向に収束してくれればまだ救われるのですが、そうは、天下のキューブリックさん、簡単には終わらせてくれません。最後もよおわからん終わり方でした。。。
それにしても私が驚いたのは、講座のメンバーの皆さんの熱心さです。皆さん、映画が大好きで、さまざまなことを学ぼうとする意欲がすばらしいと思いました。私と同世代か少し上くらいの世代の方々ですが、何でも受け入れようとする前向きな姿勢があります。わたしもがんばねば~。

by oakpark | 2008-09-07 00:40 | 映画 | Comments(9)

2008年夏休みの思い出 ~宝塚・その他編~   

9月になってしまいました。はやく「夏休みの思い出」シリーズを終わらせなければ。

で、ラストは、宝塚沿線編です。

少し前に、「阪急電車」という本を読んだとき、宝塚ファミリーランドあとに「ドッグ・ガーデン」というのができていると書いてあり、ついつい、このことを次女に言ってしまいました。案の定、次女はすぐさま反応し、絶対に行きたい、とその日以来言い続けていました。日程的にきついから行けないかもと説得しようとしましたが、当然ながら聞いてくれません。仕方なく私と次女だけが滞在を一泊伸ばすことにして、宝塚まで行ってきました。

私が子供のころ、今で言う東京ディズニーランドのような存在だった(?) 宝塚ファミリーランドは今はなく、その跡地が「宝塚ガーデン・フィールズ」というものになっていました。園内にはさまざまな小動物が飼育されていて、触れ合いコーナーもあります。次女のお目当ては「ドッグ・ラン・ド」というところで、ここでは指定された犬を散歩させることができます。犬好きの次女ですがマンション住まいのため飼うことができず、「犬の散歩」が彼女の長年の夢だったのです。もう、期待に胸を膨らませ、勇んで出かけました!

ところが。。。。
次女が散歩に選んだ犬(柴犬)は、おとなしすぎてぜんぜん散歩してくれない。 自己紹介カードに「おとなしくて、おやつが大好き」とあったけれど、まさにそのとおり。始まってすぐに「シット(おすわり」ができたごほうびにおやつをあげてしまったものだから、ちょっと歩いてはすぐ座り込んじゃって、散歩にならない。散歩させるのに入園料以外に800円必要だったと言うのに、800円でずっとリードを握っていただけだったような。。。しかも、私はというと、子供が犬を散歩させる間ベンチに座って休んでいられると思っていたのに、担当の方の「ワンちゃんは時に大変力持ちなので、お母さんもリードをしっかり握っていてくださいね」という説明にどっと疲れが出てしまいました。本当にこの日は暑かった!

おとなしくておやつが大好き、こゆきちゃん♪
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そのあと、お隣の「手塚治記念館」にも行きました。ここがなかなかよかった!
手塚治といえば、私が生まれてはじめて見たTVアニメが「鉄腕アトム」だったらしい。3歳くらいのときですね。でも当時我が家にはテレビがなかったので近所のお友達のうちまで見に行っていたそうです。そのころのことはあまり覚えていないなあ。覚えている中で、私が一番好きだったのが「リボンの騎士」ですね~。テレビ版だけれど。日曜日の放送だったな。続きの時間帯に「ジャングル大帝」もあって、日曜の午前は至福のときでした。「リボンの騎士」のテーマソングも良かったですね~。これ。 あまり上手に写真が撮れなかったけれど、建物の壁に手塚作品のキャラクターのレリーフがたくさん埋め込まれていました。

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館内に展示されている品々が紹介されている冊子を購入しました。
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それにしても、宝塚も変わりましたね~。 震災でかなり被害を受けたとか。 その後きれいに改修されたようですが、昔の風景に思い入れのある方は淋しく感じるのかもとも思いました。ら宝塚大劇場に向かう道は「花のみち」と呼ばれていて、『ベルサイユのバラ』の像がありました。
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中学生くらいのころ友達と一緒に買い物に行ったことがある(おぼえのある)、宝塚南口の『サンビオラ』もすっかり廃れてしまって昔の面影はなかったです。
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懐かしいついでに、帰りに私が卒業した大学にも寄ってみました。私も次女も暑さと疲れでへとへとでしたが、私としてはこれを逃したら次何年後に来られるわからないと言う思いでがんばって行ってきました。大学に入るのはまさにほぼ20年ぶり。緩やかな勾配の坂道を上がっていきますが、あたりの景色は昔の面影があるものの、お店などはすっかり変わってしまっています。まあ、これは当たり前かな、と思いましたが、大学構内に入っても、自分が覚えている校舎の位置と変わってしまっている。20年も経てばこうも変わってしまうのでしょうか。昔懐かしい風景を求めてうろうろしたい気もあったのですが、もう体は限界。次女の機嫌も限界、であきらめまして、学校内散策は次の機会に廻すことにしました。 帰り道、こんな古ぼけたお店がありました。このお店、私が学生だったころにあった記憶があるのですが。。。 でも、自信がない。 このお店の向かい当たりに「You & 愛」というレンタルレコードやさんが昔ありましたっけ。レンタルレコード店の黎明期とでもいいましょうか。まだ珍しかったころです。
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そうそう、そういえば、今年の夏、大学卒業後25年ぶりに同窓会をしました。私が所属していたテニス同好会の同窓会です。男性9人、女性9人の総勢18人が集まり大盛会でした! 会うまではどきどきでしたが、会った瞬間に昔の気分にフラッシュバックして、ジョークを飛ばしながら話が弾みました。やはり大阪弁はいいなあ~。大阪ののりはいいなあ~と思えた一日でした。

今年の夏休みは充実した良い夏休みでした!! お・わ・り

by oakpark | 2008-09-01 20:30 | 雑感 | Comments(4)