映画「ブレードランナー2049」   

昨日は、全く私の専門外の映画を観て来た。
数日前、いつもよく一緒に映画を観に行く友人から誘いがあった。
「また町山さん(映画評論家の町山智浩」の、映画➕解説イベントがあるから行かない?」
その少し前にも、町山さんの映画➕解説イベントがあり2人で行った。その時の映画は「500日のサマー」だった。私はすでに一度観ていたが、実体験に照らし合わせて感慨深い思いを抱いた、わりと気に入っていた映画だったので、町山さんの解説も聞いてみたいなと思い、スケジュールを調節して出かけて行った。でも町山さんの解説の感想は、男と女で感じ方違うのね、だった(当たり前だが)。
その前回イベントでは、町山さんのファン度合いでは私より上の友達が頑張ってインターネットで申し込み、なんと、申し込み番号1番だったのだ。最初に会場に入って好きな場所に座れるのはずだった。やらしかし、おばさん2人、ゆったりとランチをいただいてしまい、気づいて会場に慌てて駆け込んだ時には、もうすでに番号が呼ばれ始めていた。

その時の罪滅ぼしの気持ちからなのか、今度の「ブレードランナー2049」も友達頑張った。そして前から10番目の席だった。すごい。

ところがですよ。今回の映画は全く私の好みではない激しい系。元来大きい音が苦手で、それゆえに映画館が苦手なのに、前から10番目よー。しかも、新宿ピカデリーの1番のお部屋。立派な音響の箱だった。友達頑張らなくてもよかったよー。
始まって数分で、私は後悔した。
音はとてつもなく大きいし、振動さえあるくらい。ジェットコースターに乗ってるような衝撃。(当然ジェットコースターも苦手です)

もう出て行きたくなった。でも私は決めた。目をつぶっておこうと。激しい戦いシーンや、一作目にあったような(前日頑張って鑑賞)、目玉をぐちゃっと潰すようなシーンは絶対見ないもんね。静かな時だけ目を開く作戦でいくもんね。

というわけで、後半の対決シーンで、またしっかりと目をつぶっていたのです。するとなぜか隣の友人が私のことを肘でつつく。え、なんで、なんで?と思いつつ目を開けると、なんと目の前の大画面にエルヴィス様のお姿が!しかも、オンステで歌う、かっこいいエルヴィスが、かなり長い間スクリーン上に!普通の観客にとっては、なんてことないことだろうけど、私(やエルヴィスファン)にとっては大事件!
すぐに、エルヴィスファンの友達に連絡したのはいうまでもありません。

ファンの間でも、事前に公表されていたサントラ盤CDのセットリストに「サスピシャスマインド」と「好きにならずにいられない」の2曲が入っていたので話題にはなっていたようなのですが、こんなに、こんなにフィーチャーされているとは〜〜。
ファン方、是非楽しみに見に行ってくださいね。

年配の女性エルヴィスファンにはちょっときつい映画かもしれませんが。

半分くらい目を開けて観た感想は、スケールの大きい、画面の絵が独特で、迫力のある映画でした。最後、ちょっと切ないです。

イベントのあと、近くの本屋で、町山さんの新刊本(旧作を今回の映画に合わせて再発行)友達と一緒に購入。平積みが結構減っててニンマリでした。
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# by oakpark | 2017-10-28 21:51 | Comments(1)

本『風と共にゆとりぬ』 『時をかけるゆとり』   

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最近、笑いに笑ったエッセイ本です。
朝井リョウさんといえば、早稲田大学在学中に『桐島部活やめるってよ』で直木賞を受賞した若手作家。少し前に好きでよく見ていた深夜番組「ご本出しときますね」というオードリーの若林さんが司会をしていた番組によくゲスト出演されていて、ひょうひょうとした印象でした。

本屋で、まず左側の本に目をひかれました。百科事典ではなくて、本当にこれ本?という豪華な装丁。そして私の大好きな小説「風と共に去りぬ」をもじったタイトル。これは買わないわけにはいかないでしょう、と思い即購入。すると、これが面白くって。電車の中では読めないレベルで吹き出してしまうこと数回。遅読の私があっという間に読み終わり、このエッセイ集が2冊目だということに小躍りして、すぐに1冊目の「時をかけるゆとり」を購入。これも期待を裏切らない面白さで、すっかり朝井リョウさんのファンになってしまった。

3冊目のエッセイ集が待ち遠しい。



# by oakpark | 2017-10-01 09:16 | Comments(0)

映画「マダム フローレンス! 夢見るふたり」   

とても素敵な映画でした。3月のアカデミー賞で、主演のメリル ストリープがノミネートされ、「またあ?」と思ってしまったし、ヒューグラントと夫婦なんて変なの、と思ったし(メリル のほうが11歳年上)、きっと、この二人が芝居がかったプロフェッショナルな演技をするんだろうなあ、と思った。新鮮味がないだろうな、と思ってしまった。 ところが、ところが、すごくよかったのです。メリル ストリープがさすがの、でも嫌みのない演技で、ヒューグラントが、え、こんな渋い演技もできるの?という円熟の味を出していた。そして、さらにうれしいことは、お気に入りの米ドラマ「ビッグ バン セオリー」で主演4人のうちの一人、ハワードを演じているサイモン ヘルバーグ がとても重要な役でこの映画に出ていること。出世したのね! と感動したと同時に、やっぱりね、と思った。「ビッグ バン セオリー」でも、素晴らしいコメディセンスで演技力を発揮していたもの。そのほかのキャラクターもみんなドラマの中で重要な持ち味を出していて、とてもよくできたドラマでもあると思った。
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「マダム フローレンス! 夢見るふたり」(Florennce Foster Jenkins, 2016)
監督: スティーブン・フリアーズ 出演:メリル・ストリープ、 ヒュー・グラント、サイモン・ヘルバーグ、 レベッカ・ファーガソン、ニナ・アリアンダ


以下 ネタばれあります。

実話を基にしたストーリーで、とっても音痴なのに音楽を愛するお金持ちの女性が、病に負けじと、周りの人を巻き込みながら、自分の夢を追い続けるお話。夫であるシンクレアもオーディションで選ばれたピアノ伴奏者のコズメも、ボーカルコーチも、きっと最初はお金につられてマダムフローレンスと付き合うことになったのでしょう。でも、ボーカルコーチはさておき、シンクレアとコズメの場合、その不純な動機が本当の愛へと変化していく。こういう愛の形もあるんだなと考えさせられる。なぜ、シンクレアがこれほどまでにフローレンスのことを愛するに至ったかはよくわからないが(映画ではすでに確立した愛が描かれている)、フローレンスの魅力はコズメの心境の変化からうかがい知れるのだ。最初は、「なんでこんなに歌の下手な人の伴奏をしなくちゃいけないんだ?」という気持ちが表情にありありと出ていて、なんとかお金の力で引き止められていたのだが、フローレンスが、自分の歌をレコードにし、寸分の疑いもなく完全なる良心から、そのレコードをコズメの自宅にもっていくシーンで状況が変わってくる。フローレンスは、散らかった部屋を見るなり、洗い物をしてあげようと申し出、自分の子供のころの夢、ピアニストになりたかった夢を語りはじめる。梅毒で不自由になった手で、ぽろりぽろりと鍵盤をたたき始めると、静かに自然にコズメが伴奏に加わる、、、、このシーンはとても感動的だった。フローレンスの音楽への愛、純粋さ、人を引き付ける魅力を表現しているシーンだった。ほかにも素晴らしかったのが、実業家スタークの、一見軽そうに見える若い妻。小難しい音楽の理論なんて何も知らない、音楽素人だけれど、人間として素晴らしい資質を持っている女性として描かれていた。

観終わって、勇気づけられた。
最近、自分には何のとりえもないなあ、小学生のころはなんにでもなれそうな気がしていたのに、とちょっと落ち込んでいたが、好きなことを突き進めばいいんだ、と背中を押された気がした。うまくできなくても、「やった」という事実が重要なんだ。最後のフローレンスのセリフがこんな感じだった(正確には聞きとれていません)
Though everyone said I couldn't sing, no one could deny I sang.

あしたからもがんばろう。

# by oakpark | 2017-09-15 21:14 | 映画 | Comments(0)

この秋のファッション〜私の場合   

今日は8月31日。
明日から9月だ。まずい、今月は全然記事を書いてなかった。この夏はですねえ、珍しく息子と2人で大三島の両親に会いに行きました。こんなこと二度とあるかどうか。(無理やりだけど)、一緒にテニスもできて楽しかったです。弟も加わり、ABがた3月生まれ男子が2人。会話は全く弾まないが、いるだけでほんわかする2人でした。、

さて、今日、ファッションの話。イヤー、世の中ガウチョ全盛ですね。右を見ても、左を見ても、若者も中年も、ファッショフリークの人も普通にファッション好きな人もみんな着てますねえ。だって動きやすくておしゃれですから。

私はガウチョ(私世代はやはりキュロットだ)もロングスカートも大好きで、今年の流行に喜び、昔のスカートを押入れから出して、嬉しそうに着ていたのだが、こうもみんなロングフワフワスカート(だったり、ガウチョだったり)だと、私の貧弱ではあるが、50代後半にしては割と旺盛なおしゃれ心が黙っていられない。
みんなと一緒じゃやだ!

というわけで、今年の秋以降、私はロングタイトスカートをはくぞ!
昔からタイトも好きだった。昔、ハーフムーンというブランドがあって、そこの冬物の分厚いウールの黄土色みたいなタイトスカートを大事に履いていた。でもその頃ヒールが苦手で。
タイトスカートにはやはりヒールが似合う。しかも7センチくらいの。

おばさん頑張っちゃおうかなと、さっそく買ってしまったの。長女が待ってて良さげだったブランドのパンプスをネットで。お店行くのめんどくさいし。ネットが好き。どうか足に合いますように。
そして肝心のタイトスカートはすでにいろいろ持ってたが、少し買い足した。高くないのをね。だってすぐこれも飽きるかもしれないから。

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# by oakpark | 2017-08-31 12:56 | Comments(0)

映画「エブリバディ ウォンツ サム」   

とっても愉快な青春映画を観た。 リチャード・リンクレイター監督の「エブリバディ ウォンツ サム」
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「エブリバディ ウォンツ サム (Everybody Wants Some,2016) 」 監督:リチャード リンクレイター 出演:ブレイク ジェナー ゾーイ ドゥイッチ 他

リチャード リンクレイター監督は「6歳の僕がおとなになるまで」で有名だけれど、私は、映画ファンになりたての頃にビデオで観た「恋人までの距離(Before Sunrise)]が大好きだった。 自分の若いころを思い出し、こんな経験ができたらよかったなあ、でも、これに近いことはあったかも?なんてほっこりしながら観たものだ。今回の映画も、それに近い感覚で観た。 1980年が舞台で、大学の野球チームの新入生たちが、新学期までの3日をあほなことをして過ごすお話。ほんと、男の子ってばかよねえ、と思わずつぶやかずにはいられない数々のエピソード。 女の子をひっかけたいがために、普通のディスコ、カントリー系のディスコ、パンク系のディスコを節操なく渡り歩き、全く野球とは縁遠そうな、演劇系のパーティに行ったりもする。いったい、野球をやるシーンっていつ出てくるんだ?と画面に対してつっこみたくなりましたよ。リチャード リンクレイター監督が1960年生まれで、実は、私と同い年。だから、1980年の描き方がドンピシャで、自分の記憶の中に残っているイメージと合ってしまったのね。 流れる音楽もゴキゲンなものばかり。マイシャローナから始まり、インベーダーゲームをしているシーンでブロンディの「ハート オブ グラス」が流れた時は、きゃー!という感じになりました。

大学時代、よかったなあ。だら~っと過ごした月日だったけれど、楽しかった。 勉強もあまりしなかったし、テニスに打ち込んだわけでも、バイトに打ち込んだわけでもないけれど、ふわ~~と楽しい時を過ごして、それが今の自分の励みにもなっている。ああいう時代も必要なんだな、と思うことにしたい。


# by oakpark | 2017-07-20 22:47 | 映画 | Comments(0)

いつか行ってみたいウインブルドン   

今年のウインブルドンは、女子がスペインのムグルサ選手、男子がスイスのフェデラー選手の優勝で終わった。35歳のフェデラー、強かった! 私は特にフェデラー選手のファンというわけではなかったが(私の周りのテニスファンには多い)、最近、お母様が南アフリカ出身という関係からアフリカのために基金を設立したり慈善事業をしているということを知り、一気に好感度が上がった。家族思いであるということも昨日のテレビ放送で知った。二組の双子のお父さんで、8歳の女の子たち、3歳の男の子たちが、何度もテレビ画面に映っていたが、きれいなお洋服を着せられているものの、その振る舞いは、どこにでもいる無邪気な子供たちそのもので(お行儀が特に良いというわけではない)、それがまた好印象だった。そもそも、3歳年上の奥さん、ミルカさんが、いつも試合観戦をしているのが素晴らしい。とっても仲が良いし、奥さんもテニスが大好きで、それは、フェデラー氏にとってもとても良いことなのだと思う。我が家なんて、夫がしょっちゅうシニアの水泳の大会にでているが一度も見に行ったことがない。一回くらい見に行こうかしら。

一方、女子のムグルサ選手は、スマートで攻撃的なテニスをしていた。第一セットはビーナスと拮抗していたが、第2セットはあっさりととったようだ。「ようだ」というのは、その時間、長女と次女から時間差で駅に迎えに来てほしいと連絡があり、20分くらい離れていた間に勝負が決まってしまっていたのだ! せっかく集中して観戦していたのに~

テニスと私の関係は今が一番いい感じかも? いろんなスポーツを見るのが好きで、スポーツ全般何でも好きだが、やはり、中学の時に出会ったテニスが一番自分に近いと思える。振り返ってみると、なぜあの時テニスだったのか。 小学生のときはバレーボールが大好きだった。バレーボール漫画が隆盛だったし、よく友達とバレーボールで遊んでいた。中学生になったらバレーボール部に入ろうと思っていた。でもある時、おぼろげな記憶ではあるが、近所に住む、やすこちゃんという大好きな友達が、テニスの話をして、がぜん興味を持った。父が英語が好きで、洋物が好きだったことも影響があるかも。日本人のテニス選手なんて誰ひとり知らなかったし、テニスというスポーツがどういうものかも一切知らなかったが、なんとなくかっこよさげだと思った記憶がある。女子のウェアもいいなあと思ったし。うん、それが原点かも。結局そこだな、きっと。 中学に入って部活でテニスを始めても、練習はブルマーと体操着、ラケットなんて触らせてもらえず、球拾いばかり。初めてラケットを持った時もうれしかったが、それ以上に初めてテニスウエアを買いに行ったときはもっと嬉しかったもの。芦屋のテニスショップでしたね。何人かの友達と一緒に行ったな。

なるほど。記憶を掘り起こしてみれは、そういうミーハーな動機だったから、いつまでたっても上手にならなかったのね。でも、まあ、それでいいじゃん。ここまでまだ続けているのだから。この前も、テニスのレッスンで、同じクラスの知らないおばさまから(自分もおばさんだが)、「あなた足長いね」と言われて、うれしかった。おニューのナイキの紫のスコートが足長効果だったのかも。これからも、ウェアを楽しみながら、体調に気を付けながら、ぼちぼちテニスを続けていこうと思ってます。テニス万歳!

ところで、ふと思ったのですが、ムグルサ選手って、少し錦織選手に似てませんか? この写真とか。
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あー、いつかウインブルドンに行ってみたいなあ。緑の芝、白いウエアがノスタルジーも掻き立てていいなあと思う。ただ、ぼーっと見てるとかどっちがどっちかわからなくなるけどね。

# by oakpark | 2017-07-17 08:55 | テニス! | Comments(0)

本「あの頃早稲田で」   

最近読んだ本です。

昔から中野翠さんのエッセイや映画評が好きでした。平凡な自分には真似できないようなものの見方ができ、ユーモアもあって、頭の良い方だなあと思っていました。

この本で、中野翠さんの学生時代のことを知り、やはり自分とは全然違うと思いました。大学に、しかも共学の大学に入ったことが嬉しくて(中高は女子校)、浮かれていたあの頃。向上心などなかったなあ。その点、中野翠さんは知的探究心にあふれ、男子とも適度に知的に交流しながら今の活躍の素地を作ってらっしゃる。

大学紛争のこともたくさん書かれていて、私としてはとても興味深かった。若い血潮が、その勢いの頂点を極め、自由な時間と立場を得たとき、何が起こりどんな事態になるのか。時代の変化とともに、いろんなバージョンが生まれていく。今年大学生になった、我が家の末っ子の次女は、どんな4年間をすごすのかしら。

今日はカラオケオールらしい。
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# by oakpark | 2017-06-30 23:03 | Comments(0)

映画 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」   

ふい、と思い立って、車に乗ってひとりで映画を観てきた。主演のケーシー・アフレックがアカデミー賞主演男優賞をとった映画。ひとりでしみじみと観たいなあと思っていた。

良かった。リアルで繊細で丁寧で。こんな映画が私は実は好き。嘘っぽくない真実の人間の営みが描かれている映画。夫は、映画だからこそ、うその虚構の世界を堪能できるんじゃん!というけれど、まあそれもわかるが、私の場合、本当に感動できて、観終わって良かったあ、と思えるのは、こういう映画だ。真実の映画が好き,と言っても、ドキュメンタリーはそれほど好きでもなかったりする。真実すぎてつらくなることがあるから。

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「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(Manchester By the Sea,2016) 監督:ケネス・ローガン 出演:ケイシー・アフレック、ミッシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジス

今回、ケイシー・アフレックがすい星のごとく現れて、主演男優賞をかっさらったかのように言われるが(じゃないかもしれないけれど)、私はこの人、前からすごいなあと思っていた。すべての映画を見ているわけではないが、たまたま観た「ジェシー・ジェイムズの暗殺(2007)」「キラー・インサイド・ミー(2010)」で、一見善良そうに見えるが実は内面に闇を抱える人物というのを不気味に演じていて、一足先に表舞台に出ていた兄のベン・アフレックよりも深みのある演技ができるなあと思っていた。今回も、良い人なのか悪い人なのかわからない感じの微妙なところをとても繊細に演じていたと思う。

ほかにもケイシー・アフレックを応援したい理由がある。ケイシーは、私が映画好きになるきっかけを与えてくれた,リヴァー・フェニックスの弟のホアキン・フェニックスの親友なのだ。そして、リヴァーの妹のサマーと結婚していたのだ。でも、最新情報によると、別居してしまっているようなので、ホアキンとの関係もどうなのかしら。ちょっと心配だ。ホアキンも、ケイシーも、華のある兄がいるという点で共通していて、相通じるところがあるのかもしれない。

お話の内容としては、つらい過去を背負った便利屋の男(ケイシー アフレック)が、兄の息子の面倒を観ることになり、最初はちぐはぐしていたが、徐々に分かり合えるようになるという話。

と書くとありふれた話のように聞こえるが、細部の描き方が絶妙。とても素晴らしい脚本と演出と演技だと思う。これまた昔から目をつけていたと私が自負する(!)ミッシェル ウィリアムズのさすがの貫禄の演技です。もう後半,泣けてなけて。映画館だったので何とか号泣にならないようにこらえたが、もし家で観ていたらティッシュひと箱使ったかも?

おすすめの映画です。

# by oakpark | 2017-05-27 22:50 | 映画 | Comments(0)

エルヴィス映画祭!   


今日は、私の年中行事でもあるエルヴィス映画祭に行ってきました! エルヴィスのファンになってから10年半、年に3~4回行われてきたこの映画祭にほぼ毎回出席しています。 最初のころは、エルヴィス出演映画2本と「オンステージ」(1970年ラスベガスで行われたコンサートのライブ映像映画) みたいな組み合わせが多く、一本90分くらいの映画を3本立て続けに観るのは結構ハードでした。観客のほとんどが私より年上の高齢者のため、やはりきつかったのか、最近はエルヴィス出演映画1本とコンサート映像,という組み合わせになっています。

そして今日のプログラムは、エルヴィス最後の主演映画(31本目!)の「チェンジ オブ ハビット」(Change of Habit,1969)と、「エルヴィス オンツアー」(1972)でした。出かける前は、今回は地味な組み合わせだなあ。年代も同じくらいの2本だし、映画のほうもいまいちだった気がするなあ、などど思っていたのです。実際会場も、いつもよりお客さんが少なく感じました。皆さん、同じように感じていたのではないかしら。

ところが、これが予想外によかったのです、どちらも。

まず、「チェンジ オブ ハビット」のほうですが、私はファンになりたてのころ、短期間に当時手に入る限りのエルヴィス情報を仕入れたので、あまり吟味せずにとりあえず観た,聴いた,というものもかなりたくさんあります。この映画も急ぎ足で私の情報網にインプットされた映画の一本です。確か、どなたかにビデオ(まだVHSしかなかった)をダビングさせていただいて、画質の悪い映像でさささっと観たのではないかなあ。なので、ストーリーもあまり覚えておらず、看護婦さんが出てきたなあとか、エルヴィスの髪型が前髪を垂らしていてめずらしかったなあとか、そのくらいしか記憶がなかったのです。なので、今回映画を見て、エルヴィスがお医者さんだったんだ!(なんと)とか、いろんな社会問題を提起している(でも解決はできず中途半端だが)、奥の深いまじめな映画だったんだ、とびっくり。しかも、最後ハッピーエンドじゃない。エルヴィスと,ヒロインのメアリー・タイラー・ムーアとのキスシーンもなければ、恋人同士にもならない。だって、メアリーは、尼僧だから。きれいな女の子がたくさん出てきて楽しげに踊ったり唄ったりする典型的な後期エルヴィス映画と全然違うことに驚いてしまった。だから、エルヴィスが歌うシーンをなくして(医者が歌うという設定はかなり無理がある)、もっとテーマの的を絞って完成度をあげたら、「普通の映画」としてもかなりいけたんじゃないかと思える映画だったのです。この映画を最後にエルヴィスは、ハリウッドに別れを告げ、ライブ活動のほうに移行していくので、演技そのものへの情熱は薄れていたかもしれないし、実際そんな感じの演技だったけれど、メアリー以外の二人の尼僧役の女優さん(バーバラ マックネア、ジェーン エリオット)の演技もなかなかよかったので、エルヴィスもそれに触発されてもっと初期のころのように演技にも力を入れたら、もっと良い映画にもできたかもしれないなあと思ったのです。貧困街で奮闘する医者と尼僧の看護師,みたいな感じで。でも、映画祭のおかげで、久々に観ることができてよかったです。
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2本目は「オンツアー」。1972年のツアー映像で、伝説の?ファンの間でダントツに人気の高い1970年のライブ映像である「オンステージ」や、華やかにハワイで行われた「アロハ フロム ハワイ」に比べると、地味めの映像だったなあという印象を私は持っていました。しかも、当時はやりだったのかもしれないけれど、3分割とか2分割の映像が多く、ファンになりたての頃の私はエルヴィスだけを大きく映してよ~と思ったものです。 しかし、今回ファンとしても円熟の域に達した私の目には、この分割で観させられる、エルヴィスを支えた人たち、コーラス隊だったり、メンフィスマフィアと呼ばれたエルヴィスのお世話をした取り巻きの仲間たちがいたからこそ、エルヴィスのエルヴィスたる活動ができたんだなあと、感慨深かったのです。私も成長したなあ。「オンステージ」が前半、ずっとリハーサルで後半になってやっとライブが始まる構成と違い、この「オンツアー」はエルヴィスのコンサートでの歌唱の合間にさまざままな場面の映像が挿入されていて、それがいい感じで当時のエルヴィスのツアーをリアルに体感できる気がしました。でも、インタビュアーの人がひとりのおじさんに「エルヴィスはどのドアから入って来るのですか?」としつこく聞いている映像はなんで入れたのかなあ、なんて思ったり。楽屋でバックコーラス隊とゴスペルセッションをしたり、ステージでバックコーラス隊だけに歌わせて、それを聞き入ったり、なんていうシーンは、人間エルヴィスが出ていてよかったなあと思ったけど。途中昔を振り返り、50年代のエルヴィスの映像が流れるシーンが少しだけあるのですが、この映画が公開された1972年には、日本のファンはこの映像でしか若きエルヴィスを知ることはできなかったそうです。当時はきっと、へ~!なんて驚きがあったのでしょうねえ。 そして、今回特によかったと思った曲が、「アメリカの祈り」。 前から好きな曲だったけど、特に今回はトランプ政権でいろいろな価値観に揺れ動いている今のアメリカを思い、これを聴いて、建国のころのピュアな精神を思い出し、懐の深いグレートなアメリカとしてまとまっていってほしいなあなんて思ったりもしたのですが、そう簡単にはいかないですよね。

3分割はこんな感じ。
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「オンツアー」の「アメリカの祈り」 壮大で素晴らしいメロディーと、エルヴィスと演奏隊,バックコーラスとの一体感が素晴らしい!



# by oakpark | 2017-05-21 23:36 | ELVIS | Comments(3)

女性がおしゃれ、うれしいな。   

今年の流行はロングスカート&ガウチョ、またバギーパンツ。街が華やかになってうれしい。
自分の好みのファンションだから嬉しいのかな、と思っていたら、今日気がついた!
周りの人たちも自分の好みのファッションで頑張っているのが嬉しいんだ、と思った。

今朝、子どもを駅まで車で送っていると、すごく軽くて可愛いピンクのロングギャザー(か、細かいプリーツ)のスカートをはいて信号待ちをしている女性がいて、思わず首をぐるっと回して見入ってしまった。そして先ほども、蛍光黄色のロングスカートを見て感動。これらのスカート、自分で着ることができるか?というと無理なのだが、そうやっておしゃれを頑張っている女性を見ると嬉しくなるのは私だけ?

ロングスカートって、必ずしも心地がいいわけじゃない。階段登るとき擦りそうになるし、足にまとわりついてうっとおしい時もある。「がんばろう!」という気持ちがないと着こなせないアイテム。 私は日本の女性におしゃれ頑張って欲しい。頑張っている人をたくさん見つけると嬉しくなる。逆に、冬に、周りを見渡すとみんな暗い色のダウンジャケット、なんて日はがっくりくる。そんなに暖かくないかもそれないけどウールとかでおしゃれしようよ、と思うのだ。

自分だけでなく、周りの状況に気分が左右されてるなんて初めて気づいた。

さて、私も頑張るぞ。今年はすでに何度か着た昔のスカートです。黒のは20年前くらい、オレンジのは30年くらい前、まだキュロットスカートと呼ばれていた頃の今で言うガウチョ?。どちらもくるぶしくらいまで丈があります!
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# by oakpark | 2017-05-11 13:14 | ファッション | Comments(0)