映画「ガラスの中の少女」(1960)   

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たまたまテレビをつけたら、ちょうど若き吉永小百合のアップが映っているところで、あまりのかわいらしさにチャンネルを変えることができず、そのまま最後まで見てしまった。前半部分を見られなくて残念。いつか再放送してほしいな。

それにしても、吉永小百合がなんと、かわいいいことよ。
私は目元と口元が好き。あまりパッチリしすぎていなくて、ちょっとつりあがった感じでもあるけれど、やわらかく、ぷっくりとしたかんじで、すごく魅力的。これは、どんな美形の欧米人にも負けない、アジア人の美しさだと思った。また、口元がほんと、愛らしい。きりっと奥に引っ込んでいて、笑ったら口角が上がり、美しい形。前から見ても横から見ても完璧。

ボレロタイプのような制服姿がシンプルでよかった。彼女はセーラー服より、こういうシンプルなほうが、お顔の美しさが引き立つように思う。セーラー服は誰でも似合うもんね。きゅっと小さく結んだポニーテールがかわいい。ラストシーンに着ている、白い大きな襟のついた、チェックのジャンパースカートもかわいかったな。

相手役は浜田光夫。こういう顔の人だったんだ。吉永小百合の相手役ということで名前はよく聞くけれど、見たことはなかったのです。取り立てて男前というわけでもない。しいて言えば、目元がきりっと魅力的かも? でもなぜこの人が何度も吉永小百合の相手役をつとめたのかわからない。きっと、男前過ぎないところがいいんだろうな。 純粋そうな、まっすぐそうな、ところがいいんだろうな。男前過ぎると、なんというか、クールというか冷たいというか、ひねているというか、そんな雰囲気までかもし出してしまうもんな(アラン・ドロンみたいに)。

いや~、なんども「かわいい!」「かわいい!」とつぶやきながら見てしまいましたよ~。
当時の日本の貧乏具合にも驚かされます。1960年(私の生まれた年だ)当時の庶民の生活はこんなんな具合だったのでしょうね。うちもかなり貧しかったらしいから。母がジャガイモをひとつだけ買いに行ったりしてえらかった、と父が言っていたことがある。

前半部分を見ていないのですが、大体のストーリーは、中学が同じだった靖代(吉永小百合)と陽一(浜田光夫)は、何かがきっかけで(ここんとこ見たかったなあ)、再会し、お互い忘れられない存在となる。ところが、靖代の父は厳格な大学教授で、結婚まで純潔を守ることが良家の子女のあるべき姿と靖代に説く。実はこの父は継父で靖代を、形の上で(つまり純潔うんぬん?)立派に育てることが親のつとめだと思っていたのだ。靖代のことをわかっていてくれそうな母親でさえ、「女は一人では生きていけないのよ」と言い、靖代の実父の元上司であった、現在の夫の考えに倣い、体裁を重んじる人だった。一方、陽一の家では飲んだくれで働かない父のせいで苦しい生活を母のわずかな稼ぎで支えていた。陽一も高校に通えなくなり、町工場で辛い労働に終われる毎日。 靖代と陽一は、お互いの環境を考え、結ばれないと知りながら、惹かれあう。親の目、親方の目を盗み逢引をする二人。このときの会話がいいなあ。 なんだか、明るくて、表面的な会話。「陽一君、仕事楽しい?」なんて、わかりきったような質問をする靖代。深刻な状況なのに、二人でいるときは別世界。 当たり障りのない会話が楽しそう。

二人で湖に行き、ボートに乗って沖合いに行き、薬を飲んで心中するシーンも、とっても明るいの。「陽一君、薬飲む?」「僕はいつでも飲むよ」「別々に死んで、一緒に死んでも心中っていうのかしら?」「言わないんじゃないかな」「そうよね、私、勘違いしちゃった、あははははは~」
この小百合の笑顔が屈託なくて、ほんとかわいいの。15歳の吉永小百合、演技力も確かなものですね。

ところで、この「別々に死んで~」というのは「肉体的に結ばれないで」ということなのかなあ。
よくわかりませんでした。もしそうなら、当時の15歳ってませていたんだなあ、と思います。

それと、吉永小百合のお母さん役の轟夕紀子という女優さんが、ちょっと気になりました。
目元がかわいいのですよ。若い頃、さぞかしきれいだったのではないかと思ったのです。ネットで調べましたがわかりませんでした。どこで調べたらいいかしら~。

by oakpark | 2008-10-20 19:43 | 映画 | Comments(15)

Commented by nandakanda46 at 2008-10-20 21:21 x
へぇーっ、吉永小百合ですか、何かここではイメージが違うような。
☆私は彼女の映画はほとんど観ていませんが一時はかなりお熱に。
★「紅白」で橋幸夫と「いつでも夢を」を唄った時は(将来の大スターなのに)、かなりあがったらしく天井の一点ばかりを見ておりましたな~。観ているこちらも、もう始めてリアル・タイムだからドキドキ。懐かしい昭和の良き時代かなっ。
Commented by June at 2008-10-20 21:47 x
★ nandakanda 46 さん

そうですか?(笑)>何かここではイメージが違うような
あまりにもかわいかったので書いてしまいました~。

>橋幸夫と「いつでも夢を」
わ~、またきました!
大好きなんです、この歌。これを聞くと、子供の頃を思い出し、胸がきゅんとします。
そして、前回「尾崎紀世彦」が初恋の人と書きましたが、実は、もっと前 「橋幸夫」が本当の初恋の人なんです。わたし、3歳くらいだったと思います。 男性の好みがまちまちすぎで、自分でも戸惑ってしまいますね。
>天井の一点ばかりを見ておりましたな
へ~、そうなのですね。 そういうことを覚えてらっしゃるなんてすごいです!
Commented by nandakanda46 at 2008-10-20 22:24 x
潮来の伊太郎、キーヨ、エルヴィス、リヴァー、ニコルソン、そのうち、渥美清。
Q.共通項を求めよ
A.june

天井の一点、もしかしたらコンタクト・レンズの眼差し。
「夜ごとの美女」のnightlyさんに確認すんべぇ。
Commented by alisonm at 2008-10-20 23:10
なんか、なんか・・・興味深いコメント欄ですっ。
そうですか!「橋幸夫」が本当の初恋の人なんです・・・かっ?
御三家の一人を選ぶ三歳児!・・・さすがです。

あっ、映画のほうは、観たことないんですが・・・
このゴールデンコンビは好きです。
「美しい暦」っていうのをまた観たい。

高橋英樹と共演の「伊豆の踊り子」「エデンの海」
も好きでした。
「伊豆の踊り子」は吉永小百合のが一番好きです。(勝手に語るーー;)
Commented by alisonm at 2008-10-20 23:15
訂正:エデンの海は、吉永小百合ではなかった・・・ような?
え~っと、和泉雅子です。失礼しました。
Commented by nightly at 2008-10-21 00:05
ここで小百合さまのお噂を耳にするとは思ってもいませんでした!って、実は我が「夜ご美」のご意見番某氏よりの耳寄り情報でした。さて「夜ご美」でも1960年に公開された小百合さま出演の映画を4本紹介していますが、その内3本は赤木圭一郎が主演で、「霧笛が俺を呼んでいる」「拳銃無頼帖 電光石火の男」「拳銃無頼帖 不敵に笑う男」と言うタイトルです。もう1本は川地民夫主演の「すべてが狂ってる」で、殆どむりくり小百合さまを出演させたような映画で、ストーリーには一切絡まない天晴れな小百合さまの演技であります!?でもはっきり言ってこの頃の小百合さまのかあいさは尋常ではありません(きっぱり!!)。と言うわけで「ガラスの中の少女」はアップするの、忘れてました!
Commented by nightly at 2008-10-21 00:12
追伸:轟夕起子(1917〜1967)は宝塚歌劇団から映画に入った方で、黒澤明の「姿三四郎」、溝口健二の「武蔵野夫人」、川島雄三の「洲崎パラダイス・赤信号」なんかがDVDでご覧いただけますよ。
Commented by nandakanda46 at 2008-10-21 02:22 x
★丁度今のこの時間はBSでエルヴィスをやっているからご覧になっているかも?。
☆ところで轟由紀子はネットで写真が全くないですね。そして今知りましたが50で亡くなっているとは。
私がはっきり覚えているのは1962位のNHK大河の長谷川一夫の「赤穂浪士」だったか「赤穂義士」。大物の揃い踏みで隔世の感。林与一のデビュー作でもあります。
Commented by ユッキー at 2008-10-21 09:06 x
えへ、わたし、吉永小百合と、同じ歳なんです。すみませ~ん!
だから、小百合さんも、64歳だわよ・・・。
轟由紀子・・・・もちろん、知ってたわけなんだけど・・・忘れちゃってる。50歳で亡くなってましたかァ・・・・。
昔は、映画館に行かないと、そういうスターのは観られなかったからね、わたし、あんまし、知らないですよ。
恋愛が実らないと、心中するって設定が多かったのかしら、他にも、そういうストーリーがあったような・・・。
Commented by nandakanda46 at 2008-10-21 09:44 x
なーんだ、明日もBSで「小百合」、「由紀子」お二人が出るのではないですか。おまけに「田代みどり」までが。さすが国営放送!。
Commented by June at 2008-10-21 11:59 x
★ nandakanda 46 さん

ニコルソンはちがいます!(きっぱり) 思っていたのと違う面もあるな~
と思っただけで。 あとですね、阪神の掛布選手が好きだったこともありました。野球関係では、高校球児時代の江川、定岡のファンでした。渥美清はない気がしますね~(笑)
Commented by June at 2008-10-21 12:05 x
★ alisonm さん

舟木一夫、西郷輝彦を含めて御三家でしたね~。
でも、なぜ橋幸夫だったのか、自分でもわかりません。 でも、このお兄さんが出てくるのが好き、と思っていたことをはっきり覚えているのです。

この映画の吉永小百合に、あまりにも感心したので、昨日検索していたら、「伊豆の踊り子」に出ていますね。高橋英樹と共演ですか!それは見たいなあ~。だって、今でもあんなにかっこいいんだもの。若い頃はどんなだったのかなあ~。 「伊豆の踊り子」ってたくさんあるのですかね。私は山口百恵しかしらない。大きな声では言えないのですが、山口百恵ってどうしてあんなに騒がれるのか私にはよくわからないのですよ。しかし、この映画の小百合さんは、かわいいなんてもんじゃないですから~。

>「美しい暦」
1963年の作品みたいですね。それにしても、ものすごい量の映画に出ていますね。大変な毎日だっただろうな~。
Commented by June at 2008-10-21 12:12 x
★ nightly さん

お越しくださってありがとうございます。
ほんと、ほんと、尋常じゃないです! 途中までしか見ていなかったDVDを見ようと思ってTVをつけたら、たまたまNHKBSが映って、たまたま小百合さんのアップのシーンで、もう目が釘付けでした~。 「美人」という言葉では表現できないのです。「かわいいもの」「愛らしいもの」を見たときのなんともいえない高揚感が沸いてきたのですよ。かわいいしぐさの赤ん坊を見たとき、自分も思わず微笑んでしまうような、そんな感じでした。いや、ほんと、すごいわ、小百合。
ほかの作品も見てみたくなりました。
あとでゆっくり、nightlyさんのサイトを見させてもらいます。そしてこの「ガラスの中の少女」もぜひアップしてくださいませ!

轟夕紀子さんは、nightlyさんてきにはどうですか? 昨晩調べると「・・・・で活躍したが、太ってしまい脇役に回ることが多くなった。私生活も恵まれているとはいえなかった」というようなことが書かれていました。「姿三四郎」あたりだと見れるかも。
Commented by June at 2008-10-21 12:19 x
★ ユッキーさん

そうですか!小百合さんと同い年!
同い年のタレントさんって、気になりますよね。がんばってくれているとうれしくなります。 私と同い年のタレントさんは、黒木瞳、浅野ゆう子、山田邦子、久本雅美、など。皆さん、まだまだがんばっているみたい。

轟夕紀子さんって、早く亡くなっているようですね。私ははじめて聞く名前だったのですが、やはり有名な女優さんなのですね。宝塚歌劇から女優になった人って、今も昔も多いのですね。関西出身の私は、宝塚は身近でした。(というか回りにファンの人が多かった)

「心中する」という行為、昔の方が多かったように思いますね。言葉は悪いけれど、昔の人のほうがロマンティストだったのではないかしら。今は、一人か、集団か、ですね。色恋沙汰でというのは、聞かなくなりました。
Commented by June at 2008-10-21 12:23 x
★ nandakanda さん

昨晩は2時までがんばりました!昨日は、テニススクールの初日だったので、いつも以上に眠くてそれ以上は無理でした~。

NHKBSのこと、教えてくださってありがとうございます。録画セットしました! でも、本当は、白黒の映画がいいなあ~。 

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