映画「美しき冒険旅行」   

ジェフ先生の映画講座で次回取り上げられる映画「美しき冒険旅行」(Walkabout)
を見ました。

いや~、奇怪な映画でした~。どこが「美しき」やねん!まあ、主演の少女〈ジェニー・アガター」は美しかったけど。

ジェフ先生、こういう映画がお好きなようで。「レンタルショップにおいていないかもしれないけれど、good movieだからぜひ探してね」とのことで、ものすごく期待していたのに。
あ、でも Internet Movie Data baseの星は10中8になっております。やはり良い映画なのでしょうねえ。まあ、この星の数って、賛成できないことも多いのですけれど。〈エルヴィス映画は大体6くらい。4なんてのもあるのよ~・泣 まあわからんでもないが)

地質学者の父が娘〈17歳くらい)と息子〈10歳くらい)をつれて、オーストラリアの砂漠地帯に車でやってきます。そしてそこで、なんとあろうことか父が焼身自殺してしまうのです。
砂漠に放り出された少年と少女は、ラジオと少量の食料だけを持って、歩き出します。どこまでもどこまでも広大な砂漠地帯。その中を、文明社会への帰還を目指して、ただひたすら歩き続ける二人。途中、アボリジニの少年と出会い、助けてもらいますが、少女との間に微妙な緊張感が生まれ。。。

「少年少女の成長」をテーマにしている映画なのでしょうけれど、ここまでエキセントリックは環境を用意せんでもええんちゃう?と突っ込みたくなりました~。文明と自然の対比、白い美しい少女と真っ黒なアボリジニの少年との対比、男女間の緊張感などなど、確かに見所はあり、なんとなく最後まで一気に見てしまいましたが、獲物を捕らえて内臓を取り出すシーンとか、リアルすぎるよお。ジェフ先生の授業で以前取り上げられた「デッドマン」と「青いサンゴ礁」を足したような感じ。不思議な映画だったあ。登場人物に名前すらついていないのですから。girl, white boy ,black boy これだけですからね~。

授業でジェフ先生がどのように料理してくださるか楽しみでもあります。
しかし、いろんな映画があるのですねえ。

<付記>
こちらにものすごく良い解説が載っていましたのでリンクさせていただきます。
アボリジニの少年、役者ではなく、現地の人そのものに見えましたが、当たり前のことですが役者さんだったのですね。「オーストラリアが誇るアボリジニ俳優」とあります。だまされそうですね~。これって「ギルバート・グレイプ」のディカプリオを見たときのような感覚(ちがうか。。)

by oakpark | 2008-02-25 12:05 | 映画

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