明けましておめでとうございます & 「女性の品格」   

2008年が明けました。
今年はどんな年になるのでしょうか。
年女の私、良い年にしたいですね。
オリンピックが来るたびに年齢を強く意識してしまいます。
アテネオリンピックの時も4年後の自分の年齢を考えるとぞっとしていましたがついにきましたよ~。これからは特に健康に留意して、家族のため自分のため、楽しく毎日を送りたいものです。

こちらのブログを始めて半年です。
読んだ本や、見た映画の感想、今や私の生活に欠かせなくなったエルヴィスのことや、ファッションのこと、家族のこと、日々の雑感などを書き綴っています。
ブログで文章にすると、なんだか、生活にメリハリがつくような気がしますね。
ただ流れて行っている日々のいろんな経験を言葉に表すことによって、意味合いがでてくるというか、明日への活力になるというか、、、上手く言えませんが、何もしないよりよい気がします。
今年もいろいろ書けたらいいなと思っています。

人生後半戦に入ったわたしは、「できるだけ本を読もう、できるだけ映画を見よう」ということを自分に課しているのですが、去年観た映画は82本、読んだ本は35冊でした。 映画のほうはこんなものかな、と思いますが、本のほうはもう少し読めたらよかったと思います。
今年はもっとがんばるぞ~~~!

さて、今年第一弾の日記は去年最後に読んだ本の紹介です。
坂東眞理子著「女性の品格」です。

この本は、数ヶ月前、実家の父が送ってくれました。頼んだわけではないのに。読め!ということでしょうか。タイトルからしてなんだか説教くさくて、数ヶ月寝かせておきました(笑)
だって、「国家の品格」は、客観的に距離を置いて読めるけれど、「女性の品格」は、自分のことだもの。本を読んで、「なんてわたしってば、品格のない女」という事実を突きつけられるのも怖かった。

しかし、読んでみて、よい意味で予想を裏切られました。
奇をてらったような意外な着想はなく、当たり前じゃない?ということばかり書かれているのですが、その当たり前のことをなかなか言葉に表現できないのが、私を含めた凡人なのです。
文章も押し付けがましくなく、優雅で、読み進むうちに、「ここまで同感できる私って、品格のある女性かも~」とまで思わせてくれるような本でした。 以下、印象に残った文章を紹介してみます。

● 私は上司や仕事の関係者や友人や知り合いへのお中元やお歳暮は原則としてしなくてもいいのではないかと思っています(周囲の慣習にもよりますが)。《全く持って同感!!》

● 自分の属している企業の悪口を言うことは、自分自身の悪口を言っているのと同じことです。   《これって 夫の悪口にも当たるのでは。自分で選んだのだもの》

● 友人として信じて付き合っていた相手のことが、どうしても嫌だ、耐えられないと思ったら、当人にその理由を述べたり、批判して改めさせようとしないで、少しずつ遠ざかっていけばよいのです。

● 夫や恋人が会社で昇進したりえらくなると、自分も一緒に「えらくなった」ように思っている人がいます。 妻の「内助の功」で夫が成功したというケースは、サラリーマンの場合、まれです。
仕事の場では夫は夫、自分は自分とけじめをつける気持ちを忘れないのが品格のある女性です。常に自分は自分、夫は夫です。 《いつだったか、夫が最初の昇進をした時、義理母に「あなたの内助の功のおかげよ」といわれ、とても腹が立った経験がある私は、この部分で大いに溜飲が下がった思いだった》

● 男性を選び、育てるのは女性です。
女性たちが男性の品格を見極める目を持ち、品格のある男性を素敵だと思い、恋人や結婚相手として選ぶことがとても重要だと思います。

最後の文章は決して女性が自立していないというわけではなく、社会の価値観を決定付けるのは男性よりむしろ女性のほうが大きな役目を果たすということのようです。 女性がお金ばかり追いかけて中身のない人間を素敵だと思う世の中だと、まさに社会全体の価値観が、お金重視に傾いてしまうこということです。本当のやさしさを持つ人、自分だけでなく、周りに人のことを考えられる人を素敵だと思う女性が増えると、社会全体ももっとよくなるのではないか、という部分に、大いに納得しました。

さて、先日、本屋で、同じ著者の「親の品格」という本があったのですが、どうも、こちらは手にとる気がしませんでした。 「お前は悪い親だ~~」と今度こそ言われそうな気がする。。。

by oakpark | 2008-01-02 18:23 |

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