気になる英語表現③ 日本語の考え方と似てる?   

映画やドラマから、面白い英語の表現をピックアップするシリーズの第3回目です~。

今回は、これって日本語の考え方と似てるかな?という英語表現を捜してみます。

数年前、確か映画を見ていて出会った表現に out of the blue というのがあります。そのとき辞書を引いて意味を知ったとき、へ~~、日本語の「晴天の霹靂」と似てる!と思いました。晴天といえば青い空ですものねえ。 でも、本当に似ているのかな。 

out of the blue -------「だしぬけに、思いがけなく」 (ランダムハウス英和大辞典)
           without warning、unexpectedly (オックスフォード現代英英辞典)

青天の霹靂------------思いがけずおこる突発的事変
                   (青くはれた空に突然起こるかみなりの意から)

やっぱり発想は似ていますねえ。 でも、私の感覚だと、遣い方はちょっと違うように思います。「青天の霹靂」のほうが良くも悪くも大ごとが起こるときに使うような。out of the blue はもっとカジュアルな感じ。どうでしょうねか。


次に、ドラマを観ていてよく出てくる表現で lifesaver というのがあります。You're a lifesaver. みたいに使ってます。 文字通り訳すと、「あなたは命を助ける人」。そうです。日本語の「命の恩人」ととっても似てませんか~。「あなたは命の恩人だわ~」のように使いますね。 英語のほうはよく女の人が使っているように思います。そして、もっと「ちょっとしたこと」にもこのlifesaverを使っていますね。 私のお気に入りのドラマ「ホワイト・カラー」でも出てきましたね。美術館に潜入するのに受付の人の目をそらすために、女の子がわざとジュースを自分の服にこぼし、そばにいた男性にタオルで隠してもらってお着替えをするシーン。手伝ってくれた男性に女の子が Thank you. You're a life saver. と言ってました。「命の恩人」ってほどでもないですよね。もちろん日本語も、本当の意味での「命の恩人」という場合じゃないときも使いますが、lifesaver のほうが軽い感じはします。「ありがとう。助かったわ」ぐらいのニュアンスじゃないかな。

そしてもう一つ。これも「ホワイト・カラー」で知ったのですが、ballparkという単語。「ホワイト・カラー」ではBallpark it for me. で「概算で言ってくれ」と字幕がついていました。近くに住むアメリカ人のDさんに聞くと、ballparkは野球場でしょ?野球場は大きいから「大体」という意味になるのよ、ですって。たとえば、甲子園球場には何人はいるか、という質問に対して、甲子園のことを全然知らない人が「1000人?」「ちがう」「2000人?」「ちがう」「4000人?」「ちがう」となり、「じゃあ、ballpark figure(大体の数字)を言って!」となるかんじ。(*甲子園球場の収容人数は47808人) Am I in the ballpark? というと、「私、大体のところにいる?」と聞いていることになる。私は、その説明を聞いたとき「どんぶり勘定」という言葉を思いつきました!

どんぶり勘定・・・・・・職人などが、どんぶりの中に金を入れておいて無造作に出し入れして使ったところから、手元にあるに任せて帳面もつけないで気ままに支払いをすること。大まかな金の出し入れをすること。

ということで、これはちょっと意味が違うみたい。でも、「球場」と「どんぶり」って雰囲気が似てません?

言葉っておもしろいなあ。

また、面白い英語の表現を探そうと思います!

by oakpark | 2013-05-21 23:06 | 気になる英語表現 | Comments(2)

Commented by hiromi at 2013-05-22 18:01 x
こんにちは
私はNHKのラジオ講座
英語で読む村上春樹 というテキストを見つけて
5月から聞き始めました。
久しぶりの英語です。

テキストには春樹の短編を見開きで
日本語原文と英語翻訳を載せてくれているので
日本語がどのように英語になったのかを比べることができます。
文化の違いによって、翻訳の方で説明を増やしているところなども
解説されてるのでなかなか興味深いです。

そして、ラジオ講座では日本語も英文も両方朗読されるのですが
その朗読の感じが私がイメージしていた雰囲気と全然違うところも面白いです。
ちゃう!そんなんちゃう!と毎回半怒り気分になります。(笑
小説も人の脳みそ内でそれぞれ違った声で読んでるんでしょうね。
Commented by June at 2013-05-22 20:52 x
こんにちは~。
なんと、私もそれ、5月から聞き始めたのよ。で、4月のテキストはネットで取り寄せました。このブログで紹介しようと思っていたところ。村上春樹訳の「グレート・ギャツビー」も読まなきゃいけないし、忙しいわ(笑)。

日本語の朗読、おもしろいよね。NHKのアナウンサーみたいだけれど、わりと、軽妙な感じで、色をつけて読んでるよね。これが役者さんだとどうなるのかな。もっと「演技」するのかしら。 「象の消滅」って本、よんだことないけれど、会話が出てきたらどんな感じになるのかなあ~。

さすがNHKってすごいね。沼野さんの語り口もいいわ。

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