「エレンの部屋」
2012年 11月 22日
今日も書いちゃいます。
海外ドラマではないのですが、このジャンルに入れてしまいましたが、「エレンの部屋」という番組も録画して観ています。いわゆる、トークショーなのですが、司会のエレン・デジェネレスという人が、ほんとすごいわ。ウィキペディアによると、スタンダップ・コメディアンとしてキャリアをスタートさせ、女優、脚本家、プロデューサーなんかもしているみたい。女性のコメディアンで、メインの司会をしている人って、日本ではいないような気がする。しゃべりのスタイル的に、上沼恵美子が少し近いくらいか。。。
日本ではあまり知名度が高くないですよね。どうですか?私が知らないだけ?オプラ・ウィンフリーは知っていたけれど。 オプラのショーも観たことあるけれど、エレンのほうがすごい気がする。
「エレンの部屋」では、まず、大歓声の中エレンが登場し、「つかみ」のような話しをします。最近のニュースのネタや、自分ネタを面白おかしく語り、観客の笑いを取るんです。とっても早口で、オチをつけながら話すので雰囲気的にはひとり漫才みたいな感じ。
先日観たのでは、2歳になった自分の姪っ子の話しをしていました。それがとっても面白かったし、共感できたので紹介すると。 こんな感じでした。
「姪っ子が2歳になるのよ。ついこの前生まれて、あんなにちっちゃかったのに、もう2歳になるなんてねえ。そういえば、2歳といえば、世の人はterrible twoっていうわよね。2歳児は手に負えないほどやっかいって意味だけれど、どういうことか私はわからなかった。けど、この前、知り合いのうちに遊びに行って、そこの子供を見て理由がわかったわ。でもさあ、terrible two なんて、母親のいいわけじゃない? レストランで子供が泣いたり騒いだりしたら、terrible twoだから仕方ないのよっていえるじゃない。大人にもこいうのがあったらいいのにねえ。レストランで夫婦喧嘩して、大騒ぎしても、fussy forty-eight(うるさい48歳)だから許してね、なんてね」
ここで、大笑いをとる。そしてつぎに
「そういえば、ほかにも、こういうキャッチフレーズみたいの、あるわねえ。sweet sixteenとか。(観客に語りかけて)この中にティーンの子を持つ人いる?(手を挙げさせる) その人たちに聞くけれど sweet sixteen なんて本当かしらねえ。 メールやツィッターばかりして、話しかけても顔も上げず、顔を上げたと思ったら「車使っていい?ついでにガソリン代もお願い なsixtteenじゃない?」
と、またまた大笑い。 最後に
「でも、いくつになってもいい人でいたいわよね。私は明るく元気な52歳をめざすわ」
と、しめる。 うまいなあ~と思いました。日本語で書くといまひとつリズム感がないけれど、これをよどみなく一気に、しゃべりきってしまう、その迫力がすばらしい。
そういえば、長女が4ヶ月から1歳半までアメリカに滞在していたときに、terrible twoという表現を何度か聞きました。 「もうすぐ terrible twoね」とかそんな感じで。 よほどよく言われるフレーズなのですね。懐かしく思い出した。
ちなみに、お気づきだと思いますが、これらのフレーズは全部頭韻を踏んでいます。なので、エレンが最後に「~~な52歳」っていうのもfで始まる単語だったはずなんですが、忘れちゃいました。
ゲストに対する接し方も公平でフレンドリーで、好感が持てるんです。まず最初に必ずハグをして、時には軽く口にチュッとすることもあります。対等の立場で、リラックスした雰囲気でトークが進みます。日本の「徹子の部屋」なんかとは全然違います。お国柄、文化の違いでしょうね。そのあたりを観察するのも面白いです。映画でシリアスな演技を見せる俳優たちが、普段はどんなしゃべり方なのかも興味深いです。 最近では、ナタリー・ポートマン、アン・ハサウェイ、コリン・ファレル、クライヴ・オーエン、マシュー・マコノヒー、テイラー・スィフト、ジャスティン・ビーバー、セリーナ・ゴメスなんかを観ました。
同じくらいの年齢の女性ががんばっている姿を見るのはいいモンです。私も、エレンのようにいくつになってもよい人を目指したいです~。でも、ヴィーガンとか無理だけど。
もし、Dlifeが映るようでしたら「エレンの部屋」も観てみてくださいね。
by oakpark | 2012-11-22 00:30 | 海外テレビドラマ