マイブーム♪   

クリスマスです。
サンタをやめて2年経ちました。まあ楽ですが、やはりちょっと淋しくもありますね。
受験生の長女、部活に忙しい(陸上と合唱)長男は何も言いませんでしたが、6年生の次女だけは、「おかあさん、サンタは来なくていいけど、25日の朝に何もないのは淋しいから、何か買っておいて」と言いました。
なので、学校で「ミッフィー」というあだ名がついている長女にはミッフィーの、次女にはスヌーピーのタオルハンカチ、長男にはラルフ・ローレンのタオルハンカチを買いました。

クリスマスプレゼントに安いタオルハンカチなの?と思った方。 次女には2ヶ月前にipodを買っています。「クリスマスには何もいらないから今買って!」とあのときは言ったのよね、たしか。 

さて、相変わらず、映画もあまり観ていません。今年は映画日記をつけはじめて最低の本数かも。なにやかにやと忙しいことに加えて、テレビが新しくなったことにその原因があるかもしれません。つまり、テレビ番組の録画操作が簡単になったため、家族がそれぞれいろんな番組をどんどん録画し、それらを見るためにテレビの前に陣取る時間が増えたのです。 特に夫。 こんなにテレビが好きだったかなあ~と思うほど観ています。「スペック」やら「ドリトル先生」といったドラマにとどまらず、「メジャー」や「巨人の星」も欠かさず観るなんて、どうよ。 最近急に大人びてきた長男が、アニメを観ているお父さんを冷ややかな目で見ているのが気になるなあ。

でもまあ、そんな夫の録画癖のせいで、今回の日記に「マイブーム」が生まれたわけでもありますが。

はい。私の今の「マイブーム」は、ずばり『刑事コロンボ』を観る事なのです。一応英語音声にして、英語の勉強ということで観ていますが、謎解きの核心部分あたりになるとついつい日本語音声にしてしまいます。最近は韓流も含めて海外ドラマが流行っているようですが、もともとテレビドラマにはあまり興味がありませんでした。何度か観ようとしたこともあるのですが、その場ではおもしろいけれど、そんなに惹かれないというか、すぐに飽きちゃうのですよね。 映画に劣らない迫力のある映像と精巧な作り、とか言われても、それなら映画を見ればいいじゃないかと思うし、もともと、迫力を売りにしているような映画はそれほど好きでもない。 きらびやかな洋服を身にまとった女の子たち(主婦たち)が本音をしゃべるのを売りにしているドラマにも魅力を感じない。あまりあけすけ過ぎて遠慮がないのはどうも好きではない。言いたいことが言えないとか、したいことができないとか、そんな状況のほうがよほどわくわくする。ベールに包まれた神秘性があったほうが魅力的だと思うなあ。

もちろん、『刑事コロンボ』にも神秘性はないけれど、別の楽しみがあるのです。 
大好きな70年代が見られるってこと。 だから、コロンボシリーズも70年代もの限定ですかね。
70年代って、なんか素敵。 エネルギーがあって、混沌としていて、華やかで、ちょっと悪趣味でもあり、目に楽しい時代だと思う。ちょうどプラスティックが出現した頃で、ビビッドな色合いのものがもてはやされた時代でもありますよね。その後、プラスティックの盛り上がりは静まり、社会全体が自然志向に戻ってきているけれど、あの華やかな時代が懐かしくもあります。私にとって、70年代は学生時代、80年代は社会人時代。そして90年代は主婦時代です。自分が一番自由でわがままだった70年代に魅力を感じてしまうのかもしれないです。

それにしても『刑事コロンボ』に見る70年代のアメリカは超金持ちですね~。主役がいつも金持ちだというのもあるけれど、出てくる家、家具、調度品、車、全てが豪華ででっかい。女性たちの洋服はカラフルでかわいい。普段からこんな服装をしていたのか?という独創的な着こなしもあって、見ていて楽しい。ストーリー展開はいつも大体同じで、しかも、英語音声で聞くと、コロンボ役のピーター・フォークってワンパターンだなあ、と思うのですが(小池朝雄さんはすごい)、なぜかこのワンパターンに惹かれてしまう。 犯人役の演技力、存在感が番組の出来を左右しているようです。 今まで見たのはこんなの。

①「攻撃命令」  犬がある言葉を聞くと人間に襲い掛かるように調教して殺人を犯す。
②「狂ったシナリオ」  ユニバーサル・スタジオが舞台。これは80年代ものかな。
③「殺人処方箋」   第一弾。 いかにも~という展開で一番好きかも。
④「死者の身代金」  女優、リー・グラントが犯人。迫力のある演技。
⑤「構想の死角」 スピルバーグが監督
⑥「指輪の爪あと」 めがねの中で殺人現場が展開するという演出
⑦「ホリスター将軍のコレクション」 犯人役の気難しい顔をした役者が『ローマの休日の』のカメラマンとは。
⑧「二枚のドガの絵」 恋人を利用して犯罪を犯すなんてひどすぎる~。
⑨「もう一つの鍵」 幻想シーン、アップが多い、昔っぽい演出
⑩「死の方程式」 犯人役は『わが谷は緑なりき』の子役。軽々しい悪人を好演していたと思った。
⑪「パイルD-3の壁」 クラシックとカントリーの好みの違いがキーに。 日本人のメイドがでてきた。
⑫「黒のエチュード」 ここでも日本人の使用人が出てきた。当事の日本の位置づけがわかる。

まだ、飽きないので、今後も70年代ものを中心に観ていきたいと思っています。

by oakpark | 2010-12-25 16:39 | 雑感

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